携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【岩倉・曽野小】メディアリテラシー

 岩倉市立曽野小学校では、5年生を対象に社会科「情報化した社会と私たちの生活」の一環として、情報化社会の中で生きていくために必要な力「メディアリテラシー」について考える授業を行いました。
 単元を学習する前に児童にアンケート調査を行った結果、家庭でインターネットを利用していると答えた児童は全体の85%を超えました。詳しく聞いてみると、インターネットを利用して何かを調べたことのある児童は60%、インターネットを通してオンラインゲームをしたことがあると答えた児童は40%を超えました。携帯電話や携帯ゲーム機の普及によって、児童にとってもインターネットは馴染みのものとなっているように思われました。
 そこで、これからの情報社会を生き抜くためにはどんな能力が必要かについて、児童自らが考える授業を行いました。話し合いの結果、児童から、「様々な情報を集める力」、「本や新聞からも情報を得る力」、「情報が正しいのか確かめて判断する力」、「正しい情報を伝える力」、「マナーを守ってインターネットを活用する力」という5つが出されました。そして、話し合いの後、実際にインターネットを通して、「原発事故」について調べ学習を行い、発表会を行いました。あふれる情報の中から取捨選択する力と、責任をもって発信する力の大切さを学びました。

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【蒲郡・西浦小】基本的なネチケットを学ぼう!

 現在大きな問題は抱えていないが、これからコンピュータを使う機会が増えていく年代だと考えられる2年生を対象に、基本的なネチケットマナーについて学ぶ機会を設けた。
 はじめに、コンピュータを使うときの学校での約束を確認した。子どもたちは、初めて入るコンピューター室に、ドキドキわくわくしながら話を聞くことができた。コンピューター室では、『ディズニー ネチケットを学ぼう!http://www.disney.co.jp/netiquette/』を視聴させ、使用する上で気をつけなくてはならないことを、ネチケットアドベンチャーのクイズに答えながら学習した。

<学習後の子どもたちの感想>
・インターネットをやるときには、変なボタンを押さないようによく見て考えてからやるようにしたい。わからなくなったら、うちの人に聞くようにする。
・インターネットって、こわいこともあるって初めて知りました。
・ボタンを押しちゃって、ウイルスに感染するなんて知らなかったから、家に帰ったらお母さんに教えてあげようと思いました。

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【安城・梨の里小】文字だけで思いを伝える難しさ

 本校に、ソフト「ジャストスマイル」が導入されており、主に学級活動や道徳の授業で情報モラルの学習を行っている。情報教育の年間指導計画を立て、低学年では「知らない人に、連絡先を教えない」「日常生活でのマナー・コミュニケーション」「写真と肖像権」「情報機器の活用方法」、中学年では「不適切なWebに遭遇したときの対処法」「文字だけで思いを伝える難しさ」「著作権の概念を知る」「なりすまし」「著作物の利用」、高学年では「ケータイと私たちの生活」「チェーンメールへの対処」「ネット依存症」「ネット上で知り合った人との約束は危険」「情報を発信するときの責任」「個人情報を奪うWebサイトを見抜く」「ネット上での情報が広がる仕組み」の学習を進めている。
 また、理科や社会科、総合的な学習などでインターネットを使って調べる際にも、インターネットに掲載されている情報は全て真実とは限らないこと、有害サイトにアクセスしないことなどに触れることで、教科と合わせて情報モラルの学習ができるようにしている。
 4年生ではジャストスマイルを活用してパソコンでメールを体験させた。「文字だけで思いを伝える難しさ」について、考えさせるために教師側から「あれ」や「これ」といった代名詞を多く使ったメールを送り、わかりやすいかわかりにくいかを尋ねたところ、わかりにくいという児童がほとんどであった。そこで、どのような文を送れば相手に伝えることができるかを発表させたところ、「具体的な内容を書く」「わかりやすい言葉を使う」などの意見が出た。その後、個人でメールのやりとりを行わせたところ、具体的な内容のものが多く、相手にとってわかりやすいメールを作ることができていた。
 今後も、コンピュータに触れ、操作することを通じて、児童にとってわかりやすい学習ができる授業を実践していきたい。
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【岡崎・梅園小】インターネットを利用して困ったときには

 4年生を対象にして、「インターネットを利用して困ったときには」の授業を行いました。4年生から社会科の調べ学習でインターネットを利用する機会が増えました。また、アンケートによると家庭では娯楽の一部としてのインターネット閲覧が定着しつつあることがわかりました。児童の発言から、インターネットの利便性をよく知っていることがうかがえました。そこで、「事例で学ぶNetモラル」から、インターネットのリンクをたどっているうちに大人向けのページを開いてしまう動画クリップを視聴しました。
 大人向けのページを開いてしまった場合どうしたらいいかを話し合い、「すぐに大人の人に相談する」「前のページに戻る」などの対処法を確認しました。授業後の感想文に「インターネットは便利だけど、気を付けなければならないことがあることがよくわかりました」と書かれてあり、児童はインターネットの正しい使い方をよく理解したようでした。
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【岩倉・南部中】技術・家庭科における情報モラル実践への取組み

 本校では技術・家庭科の技術分野の情報領域は1年生の1学期に履修している。画像は「スタディーノート」というグループウェアを使って、電子メールを送受信している授業風景を本校のブログに掲載したものである。
 電子メールの送受信はメールアドレスを生徒に賦与して行う方法も考えられるが、学校内のメールの送受信を体験させるだけなら、学年・組・番号を選択すればメールアドレスを入力しなくても簡単に電子メールの送受信を行うことができる「スタディーノート」を使うほうが良いと考え、毎年このように授業を実践している。
 実際に生徒同士で電子メールを交換しあうことで、無意味なことを書いて送ったり、不適切な内容を送って相手に不愉快な思いをさせるなどを実体験できるので、電子メールのルールやマナーを知る上で有効であった。電子メールを活用してコミュニケーションを図ることに慣れさせるには、もう少し時間がほしいところであるが、技術・家庭科の技術分野の授業時数が少なく、1時間程度しか時間がとれないのが現状である。

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【幸田・幸田中】著作権法についての学習

 幸田中学校では、幸田町が平成21年度に作成した「情報モラル・学習指導案例」をもとにインターネットや携帯電話の使い方についての授業を行いました。
 2年生のあるクラスでは、個人情報を守る大切さや著作権について学習をしました。ビデオを視聴し、その教材の中に隠れている著作権違反やモラル違反を、クラスで話し合い、見つけていきました。この活動を通して、普段の生活の中にも気をつけなければならないことがたくさんあることに気づくことができました。
 授業の感想では「インターネットから音楽をダウンロードすることがいけないということが分かった。」や「インターネットでテレビ番組をみたりしていたけれど、これからはやめようと思った。」などの発言が聞かれました。
 幸田中学校では、今後もパソコンやインターネットを便利で安全に使えるように学習を進めていきたいと思います。

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【春日井・西尾小】 「情報社会と情報モラル」(5年)

 春日井市主催の生徒指導連絡会(1月)で携帯ゲームの「なりすまし」といわれる被害の報告例が紹介されました。それを受けて児童の携帯等の利用の実態調査を行うことにしました。本校は里山という地域性からか携帯を持っている児童は少ないのですが、携帯ゲームの認知度は高く、実際ネットショッピングが絡んだ児童間のトラブルもありました。そこで、情報社会のルールとマナーをしっかり確認するとともに、ネット社会の功罪を考え、どのように利用すればよいかを「ネットでの買い物について考えよう」というテーマで学習しました。
 ネットでの買い物について「実際にお店に行かなくてもいいから便利」「安い」「品数が多い」などのよい点がある一方、「実際に商品が届くか分からない」「手軽に買えるので買い過ぎてしまう」「個人情報が漏れるかもしれない」などの不安な点も多いことを確認しました。あわせて個人情報の大切さについても考え、ネットを利用して買い物をするときは、必ず保護者と一緒に行うこと、信用できるサイトかどうか確かめること等を全員で約束しました。

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【春日井・南城中】携帯電話講話会を通して

 6月に愛知県警察本部サイバー犯罪対策室から講師をお招きし、全校生徒627名を対象にした携帯電話講話会を開催しました。インターネットや携帯電話に関する様々なトラブルについてのビデオを視聴し、インターネットの問題点・犯罪に巻き込まれないための予防法について、詳しくお話を聞きました。生徒にとって、身近な内容であるだけでなく、命に関わるような事例もあり、真剣に話を聞く生徒の姿がたくさん見られました。
 生徒の意識が高まってきた今後は、各学級の道徳や技術科の授業において、情報モラルについて学習していきたいと思います。また、家庭でも情報モラルについて話し合えるよう、学年通信でも、携帯講話の内容を保護者に紹介しました。

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【田原・大草小】「事例で学ぶNetモラル」を活用して授業を行いました

 本校の家庭でのインターネット利用率(パソコン、携帯等)は4、5、6年生で7割を超えています。ほとんどの児童が検索サイトを通して、好きな番組やゲームなどの情報を得ることに利用しているようです。学校でも、社会科や総合的な学習の授業等で調べ学習を行うときに、インターネットを使用することがあります。しかし、正しいネット利用の仕方や危険性について理解している児童は多くはありません。そのような実態から児童のメディアリテラシーの必要性を感じています。
 そこで、『事例で学ぶNetモラル』にある「安全なネットの使い方」「不適切なWebに遭遇したときの対処法」「個人情報を奪うWebサイトを見ぬく」「ケータイのフィルタリング」などを教材として取り上げ、学年の実態に合わせて授業に活用しました。児童にとって身近な内容であったことから、携帯やインターネット利用の利便性と危険性の理解につながりました。授業後の感想では、「ふつうに使っていたけど危険なことがあると知ってびっくりした。気をつけようと思う」「変なところをクリックしないようにしたい」「困ったらすぐに家の人に相談しよう」などの内容が多くありました。今後も情報メディアを効果的に活用していきたいと思います。

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【春日井・西山小】インターネットとより良く関わっていこう

 高学年の児童の会話の中に、ユーチューブで見た動画のことが話題になることをよく耳にする。そこで5年生21人にアンケートをした。その結果、8割の児童は家でインターネットをやり、一度インターネットをやり始めると、6割以上が1〜3時間以上やっているということが分かった。また、インターネットを使って、どんなことをしているのかという質問では、ホームページや動画を見るという回答が多かった。なかには、ネット上のゲームで使うアイテムを実際に現金で買ったことがあるという回答もあった。
 5年生の国語の単元「ゆるやかにつながるインターネット」と関連させて、インターネットとより良く関わっていけるようになることをねらいとして、情報モラル教育を実践した。まず、一人一人の児童がインターネットを使って、便利だと思ったことや困ったと思ったことをふり返り、意見交換をさせた。次に、「事例で学ぶNetモラル」を用いて「ネット依存症になっちゃうかも」や「個人情報を奪うWebサイトを見抜く」という内容の動画を見せた。学習のまとめとして、今後インターネットをどのように使っていきたいかということを書かせた。その時の児童の感想の中には、「時間を決めてインターネットをする。」「ダウンロードや登録は大人の人とする。」「本当に必要かどうか考えてから登録する。」「自分の個人情報は書き込まない。」などが出た。今回の情報教育によって、インターネットは手軽である反面、危険と隣り合わせであることを知り、安全に情報を活用しなければならないことに気付くことができた。

【春日井・西山小】資料
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【豊川・牛久保小】インターネットや携帯電話利用で気をつけること

 インターネットや携帯電話での各種サービスで、私たちの生活はとても豊かで便利なものになってきている。しかしその反面、長時間の通話やインターネットの利用による高額な料金請求、架空請求、ワンクリック詐欺、チェーンメール、掲示板への悪質な書き込み等、様々な問題も多く発生している。そこで、本校の子どもたちがこのような被害に出会う前に、情報モラル教育として、インターネットや携帯電話利用における注意点を学習することにした。
 授業では、まず子どもたちとどのような場面でインターネット(パソコン)や携帯電話を利用するか話し合った。学習でよく使う調べものをはじめ、各家庭で行われている通話やメール、買い物、ネットオークション、ネットゲームなどが発表された。本校の子どもたちにとって、これらを利用することでの被害はまだ未知の世界のことであり、理解しにくいことであると考えられたため、市の「東京書籍学習コンテンツメニュー豊川市版・小学校総合情報モラルとコンピューター」を利用することにした。様々なトラブルを分りやすく説明したアニメーションを視聴した後、確かめのクイズに取り組ませた。
 その後、この教材上でのトラブルに対処することを体験することで、インターネットや携帯電話の隠れた危険性への認識が深まったと思う。

<授業感想>
 私は、パソコンが好きでいつもパソコンで遊んでいるけど、初めてパソコンが怖いと思いました。特にびっくりしたのはワンクリック詐欺で、クリックしただけでお金を請求されてしまうのは、だれでもひっかかりやすいと思うので、きちんと気をつけたいと思いました。あと、そういうなんかおかしいサイトや動画を見つけたら、すぐに親に知らせないといけないということが良く分りました。これからは絶対にそういうおかしいサイトや動画に気をつけて、パソコンを楽しく安全に使おうとあらためて思いました。

【豊川・牛久保小】資料1

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【春日井・小野小】「安全と健康への配慮」の授業から

 4年生のあるクラスでは、家にゲーム機がある児童がほとんどである。そして、その多くが下校後友達の家や公園に集まって、ゲームに夢中になった経験をしている。また、家庭のコンピュータを使って、インターネット上でゲームを展開させたことがある子も数名いたことから、ゲームをする時間や場所などの約束を決め、健康に配慮する必要性を学習することにした。
 クラスの子がゲーム感覚で内容が深められる教材「安全と健康への配慮」(Netモラル・広教) を使い、指導を行った。この教材では、4つのキーシーンが提示されているので、それぞれの場面で問題提起をし、どんなことに気をつければよいかを確認していった。6班で4つのキーシーンごとに話し合い、自分たちが問題解決に向けてゲーム機の扱いに判断をさせた。また、他の班の意見にも耳を傾けさせた。「ゲームをするときの約束を決め、その約束を守る。家庭学習がおろそかにならないように行う。」「食事や家庭学習の時間を決め、睡眠を十分にとって規則的な生活を送れるようにする。」ということを各児童に自分のこととして考えさせることができた。
 授業の最後に、学習をふりかえって、ゲームをするときに気をつけなければならないことをチェックシートに記入させて、学習内容の確認をしたところ、ゲーム機の扱いについての知識が深まり、その正しい使い方が理解できるようになったことが確認された。今後も、情報モラルについて継続した授業実践を計画していきたい。

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【春日井・西部中】サイバー犯罪対応教室

 さる9月16日(金) 愛知県警本部生活安全総務課サイバー犯罪対策室から調査官を招いて、インターネット利用に関する講座を開きました。1年生を対象とし、普段何気なく利用しているメールやインターネットの危険性と対応について話していただきました。
 中学生が普段よく目にするインターネットは、正しく扱っているつもりでも知らないうちに被害者になる危険性があることを指摘され、事例も紹介していただきました。対策としては、迷惑メールは見ない・回さない、ブログやプロフには、個人情報や不適切な情報を掲載しない、ネットいじめについては一人で悩まずに、親や教師など信頼できる大人に相談することを説明していただきました。以上の点に留意してインターネットを利用すれば、犯罪に巻き込まれることが少なくなるとわかりました。また、携帯電話やコンピュータを利用して情報をやりとりするときは、機器の向こう側には必ず人がいることを意識すれば、トラブルを未然に防ぐことができることも大切だと思いました。

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【小牧・光ヶ丘中】「電子メールの仕組みを知ろう(1学年技術)」

 本時は、中学校1年生技術・家庭科の技術分野(情報)での学習で行った。電子メールのやりとりを実際の用紙で行うことで、具体物のない情報伝達の仕組みを知り、コミュニケーションツールの利便性と危険性について触れることとした。

 実際の電子メールの送受信の流れを以下に示す。
【自分のPC→自分側のメールサーバ→インターネット→相手側のメールサーバ→相手PC】
 このような流れは、普段電子メールを使用する生徒たちには全く意識ができない。単に便利だから利用するという意識である。また、電子メール利用者は携帯電話も含めると7割前後になっている。

 授業の流れを以下に示す。
1.用紙を使って擬似的に(電子)メールを行うことを知らせる。
2.メールアドレスの構成を伝える。
3.グループごとにドメイン名を、各自にユーザ名を指定し、ドメイン名の有効性を知らせる。
4.送信相手を決めさせ、相手のメールアドレス、件名、本文等を記入させる。
5.用紙を集め(送信する)、ドメインごとに仕分けをする。
6.相手のメールサーバ(各机)に置き、各自取りに来る(メールチェック)

 これらの流れの中で、メールサーバの管理者は事件性がある場合などには内容を知ることができること、cc(カーボンコピー)を利用すると一斉送信ができるが悪用もできてしまうこと等を知らせた。
 情報は実物ではないので取り扱いが難しい。また情報通信機器を利用していると、仮想現実の世界観と実生活とのずれが生徒の感覚を曖昧にすることがある。それらを解消する意味でも今回の実践は意味があったのではないかと感じた。

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【西尾・佐久島中】道徳「チェーンメールについて考えを深めよう」

 災害が起きた時には、デマや間違った情報が流れがちである。近年、携帯電話の普及と短信配信サイトの発達と共に、短時間のうちに情報が広範に伝わるようになった。そのため、デマや間違った情報のため、多くの人が不安をもつ事態が起こるようになってきた。
 多くの場合、間違った情報を受け取った人は、親切心や義務感のため、他の人に配信してしまう。出来事が重大なほど、多くの人が共感し、配信するため、あっという間に広がってしまう。こうした状況を踏まえ、このようなチェーンメールを知り、チェーンメールを出してしまう気持ちを考えさせて、チェーンメールに対する心構えをもてるように道徳指導を行った。
 資料は、昨年の関東東北大震災で実際に流れたチェーンメールを使用した。

<資料>
・【みなさんに知らせてください】(特に千葉県)
 千葉県庁職員の方からの情報より、コスモ石油の爆発により有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降るので外出の際は傘かカッパなどを持ち歩き、身体が雨に接触しないようにして下さい。

・医師会からのFAXで、「原発火災で有害物質が雲に付着して雨と一緒に降ってくるらしく、体が雨に接触しないように注意して下さい」という至急連絡がきました。なるべく多くの人に教えてあげてください。病院に務めている人からの情報です。

 初めの資料からは、千葉県で遠くのことであるので、傍観的に感じ取ると予想した。次の資料は、直接自分に関わってくるため、より身近な問題として捉えられると考えた。生徒たちは、チェーメールが送られてきた経験のある生徒もあり、無視するとか、送ってきた相手に注意するとか言う意見が出された。
 チェーンメールとは知らずにメールを回してしまうと言う意見は少なく、おかしいと判断してメールを回さないという意見が多かった。そこで、100%メールの内容が否定できるのか聞いてみると、断定できるものではなく、不安に駆られるのは全員であった。しかし、チェーンメールは、不安を煽ってメールが広げられることを楽しむことが目的の行為である。この学習により、引っかかってしまう素地があることを学習することができた。
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【西尾・津平小】情報モラル研修教材「アイドルの○●が来るって!」の活用

 本校は、吉良町の北東部に位置し、小高い丘の上にあります。教職員12名、児童153名の小さな学校ですが、春にはお茶・筍、夏にはクワガタ・カブトムシ、秋には栗と、自然がとても豊かです。行事など教育活動では、一人ひとりが主人公で元気いっぱいに活動しています。 
 本校の教育活動は、「気づき・考え・行動する津平っ子の育成」を目指し、「書く」活動を授業や教育活動の中心に据えた研究実践を続けています。      

 情報モラルの授業を、今年度は1年生(男14名、女11名)を対象に行いました。
「情報モラル研修教材2005」の体験から学ぶの中から、「アイドルの○●が来るって!」を使って、間違った情報を送ると大変なことになることを学習させました。1年生の児童に分かりやすく理解できることばで、「友達にまちがえて『アイドルが○●来るって。』と伝えました。ところが、当日イベント会場に行ったら、アイドルの姿は見られず、友達はかんかんに怒っていました。」という内容を話しました。終末は「情報は間違っていることがあるから、本当かどうか確かめてから、友達に伝えようね。」とまとめました。
 子どもたちは、メールがどんなものかは分からないが、ことばで間違えたことを伝えてはいけないことが理解できたようです。また、情報モラルはコンピュータだけでなく、みんなの生活の中でも言い方や内容によっては勘違いをし、間違えて伝わることがあることにもふれました

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【西尾・八ツ面小】「ネット上での情報」について学ぶ

 「先生、子どもがアメーバピグにはまっているのですが…」「ピグ上で実名での情報が流れてしまって、すぐに消させたのですが…」など、〈6年生の子どもたちの間に「ネット上での情報の取り扱い方」についての危機意識があまりない〉ことが話題にのぼった。
 そのことをきっかけにして、〈ネット上での情報の広がり〉について考える授業に6年生が取り組んだ。教材にしたのは「事例で学ぶ NetモラルWeb版」。その中のB「責任ある情報発信」をもとに学んだ。
 児童の感想では、「情報の間違いに後で気づいても、一度流してしまえば全国、全世界に広がる可能性がある。パソコンの情報の広がりは秒単位なので気をつけないといけない」「情報が正しいか間違っているかもわからないものが多いんだな。それに、どんな人が見るかわからないから、悪口なんて書き込んだら大変なことになってしまうことがある。気をつけないといけない」など、身近に潜む危険についての認識を新たにすることができた。
 6年生は中学校入学を機に携帯電話を持つことが多くなるので、今後は携帯電話の便利さと危険性について伝え、〈携帯の安全な使い方〉を一人一人の児童に知らせたいと考えている。

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【西尾・平坂中】SNSを健全に使うために

 最近中学生が、ネットで知り合った人に、個人情報を教えてしまったり、裸の写真を送ってしまったり、多額の振り込みをしてしまったりと、インターネットによるトラブルがとても多くなっている。その多くが、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)がきっかけとなっていることがわかってきている。そこでは、自分のプロフィールを開示し、見知らぬ人たちとゲームをしたり、チャットをしたりすることができ、若者を中心にとても流行している。また、携帯電話のスマートフォン化が進み、たくさんのSNSのアプリケーションが出てきているのである。そして、知識のない中学生がターゲットとなり、被害の件数がとても多くなってきている。
 実際に、平坂中学校1年生の家でのパソコンによるインターネットの使用率は95%であり、そのうちSNSを利用している生徒は72%にものぼった。また、スマートフォンの所有率は38%であり、SNSのアプリケーションをインストールし、いくつも利用しているようである。
 そこで、SNSを健全に使うためにSNSの怖さを、さまざまな実例を通して学ぶ機会を作った。事件となった新聞の切り抜きを使い、グループ活動を通して話し合いをした。生徒の感想では、「楽しいけれど、使い方を間違えればとても怖いものであると感じた」、「みんな楽しそうに話していて、やってみたかったけれど、怖さを知って、まだ自分たちには早いと感じた」、「すぐに自分のプロフィールを変更したい」などと、SNSの怖さを理解できたと感じている。
 これからも、このような実態に即したネット社会について取り扱っていけるようにしていきたい。

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【長久手・南小】ITチューターによるパソコン操作と情報モラルの学習

 長久手町では「児童の応用性のあるパソコン操作の習得」「教師のパソコン指導技術の向上」等を目的として、ITチューター(ITサポータの専門スタッフ)によるパソコン操作と情報モラルの学習を行っている。5、6年生はそれぞれ年間5時間の指導を受けているが、5年生はその中の1時間で「携帯電話とインターネットのルールやマナー」について学んでいる。
 今年度は5年生の3クラスが、携帯電話に関する架空請求や出会い系サイト、チェーンメール、ブログや掲示板への書き込みなどの被害、カメラ付き携帯電話で写真を撮る際のマナーなどの学習を行った。また、授業後には内容を簡潔にまとめた資料を配付し、情報モラルの啓発を行った。
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【田原・田原中】著作権と情報の信ぴょう性

 インターネットを利用しての調べ学習の際に、著作権と情報の信ぴょう性についての授業を行いました。
 著作権に関しては、Webページ上にあるデータは全て著作権で保護されていることを伝え、実際に引用の仕方などを体験しました。併せて、使用する場合に了解がいる場合といらない場合についても学びました。生徒からは「画像を勝手にコピーして使わないように気をつけたい」「きちんとした手続きで利用することがマナーだとわかった」といった感想があげられた。
 情報の信ぴょう性については、教師の用意したいくつかのデータを見せ、インターネットの情報には信ぴょう性が低いものもあることを示しました。その上で、正しくないデータが出てしまう原因や、どう対処するべきかについて考えさせました。生徒からは「インターネットに書いてあることはつい信じてしまう」「調べたことを自分で正しく判断したい」などの感想があげられました。
 情報化が一層進む社会において、生徒達がインターネットを正しく活用できる力を身につけてほしいと願っています。

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