携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【春日井・南城中】携帯電話講話会を通して

 6月に愛知県警察本部サイバー犯罪対策室から講師をお招きし、全校生徒627名を対象にした携帯電話講話会を開催しました。インターネットや携帯電話に関する様々なトラブルについてのビデオを視聴し、インターネットの問題点・犯罪に巻き込まれないための予防法について、詳しくお話を聞きました。生徒にとって、身近な内容であるだけでなく、命に関わるような事例もあり、真剣に話を聞く生徒の姿がたくさん見られました。
 生徒の意識が高まってきた今後は、各学級の道徳や技術科の授業において、情報モラルについて学習していきたいと思います。また、家庭でも情報モラルについて話し合えるよう、学年通信でも、携帯講話の内容を保護者に紹介しました。

画像1 画像1 画像2 画像2

【豊川・代田中】携帯電話の安全な使い方を考える

 本校は全校生徒382名の中規模校である。携帯電話に興味を持っている生徒が多く、携帯電話を所有している生徒は2〜3割いる。携帯電話は便利な道具であり、現在所有していない生徒も当然これから所有していくだろうと考え、NTTドコモの方を招いて全校生徒を対象にした「携帯電話安全教室」を実施した。
 メールがきっかけで起こるトラブル、ワンクリックでの不当請求、出会い系サイトでの事件、インターネット掲示板の悪用など、携帯電話で実際に起こっている事例をあげながらの説明は説得力があった。生徒達に印象強かったのが短編ドラマであった。登場人物がネットゲームで知り合った人物と実際に会う約束をし、トラブルに巻き込まれた実例を題材にしたものだった。
 安全教室を終えた生徒の感想に「携帯電話は便利な道具だけれども、これほど多くのトラブルを起こす道具でもあることを知った。」「使い方を間違えると人に迷惑をかけることもある。モラルをしっかり守ろうと思った。」などがあった。
 今回の安全教室を通して、多くの生徒がモラル意識をもったのではないかと考える。今後も携帯電話に限らず、公共のマナーを考えられる生徒を育てていきたい。
画像1 画像1

【安城・桜町小】資料を生かし、校内に広める情報モラル学習

<5年生での実践>
 携帯電話を持った時、トラブルに巻き込まれないために、チェーンメールについての授業を行った。ペットの引き取り手を探すチェーンメールの文面を児童に配り、このメールは嘘の内容のチェーンメールであることを教え、他にも脅迫する内容のものや、部活を応援する内容のチェーンメールを紹介して、送られてきたらどうするかを話し合った。
 次に、どうしてチェーンメールが作られるかを考え、なぜチェーンメールはいけないかを全体で話し合った。最後にメールの仕組みについて話をして、一度に大量のメールが送信されることで起こるネットワークの混乱について話し、内容ではなくチェーンメールを送る行為自体がいけないことを説明した。
 授業の感想では、「送られてきたら回さないで消すようにする。」「どんな内容でも、○人に回してくださいと書いてあったらチェーンメールであるということが分かった。」という記述が多く見られた。

<6年生での実践>
 携帯電話の機能やマナーについて学習した後に、携帯電話にはたくさんの個人情報が含まれていることを確認した。そして、どうしたら個人情報を守れるか、気をつけなくてはいけない点は何かをDVD教材を視聴して話し合った。気をつけなければならない点が分かりやすい映像だったので、「知らない人にメールアドレスを気軽に教えない。」「なくさないように気をつける。」「パスワードなどでロックをしておく。」という意見が多く出された。
 また、チェーンメールなどの問題についても、映像の中で触れられており、どのような内容でも送ってはいけないことを確認した。授業後の感想では、「携帯電話は、個人情報のかたまりだから気をつけなくてはいけない。」「パスワードやロックの機能を使っていこうと思う。」といった意見が多く見られた。
画像1 画像1

【田原・野田小】 「コミュニケーションと掲示板」

 田原市野田小学校では、5年生を対象に「コミュニケーションと掲示板」について学習を行った。今回の情報モラル学習では、コンピュータ室で「あんしん・あんぜん情報モラル」というソフトを利用して、掲示板でのコミュニケーションの危険性と注意すべきことを考えた。
 本校の5年生は、家でインターネットの掲示板や携帯電話のメールを使ったことがある子どもは数人だったが、将来的には大半が携帯電話やインターネットを使用することが予想される。そのために、文字でのコミュニケーションのプラス面(世界中の人と瞬時にコミュニケーションがとれる)とマイナス面(感情が伝わりにくい、誤解が生じやすい、情報が多くの人の目に触れてしまう)を知っておくことは非常に大切である。
 主人公の軽い気持ちで掲示板に書いた「ドジでおかしいよね。」「親友なのに冷たいよね。」という言葉から周りの人へ誤解がおこったストーリーから、文字でのコミュニケーションの難しさを学ぶことができた。誤解の原因について子ども達は「会っていないので、冗談だと伝わらなかった。」「たくさんの人が見て誤解が広がった。」という意見が出された。
 今後も情報教育を行い、情報モラルを高めていきたい。

画像1 画像1

【西尾・一色南部小】携帯安全教室の実践

 6年生を対象にして、「ケータイを安全に使うにはどうすればいいの?」(学級活動)という授業を行いました。実際に携帯電話を利用している子はまだ少ないのですが、多くの子が個人の携帯を持ちたいと思っており、関心の高さを感じました。
 外部講師を招いての「携帯安全教室」では、携帯電話の使い方のルールやマナー、メールやインターネットへの書き込みについての注意、チェーンメールにおけるなりすましなどのトラブルに対する注意について、DVDやクイズを使って教えてもらいました。
 子どもたちからは、「ブログで個人情報を流してはいけないことがよく分かりました。」「ケータイは危ないことがあるので、もっと大きくなってから使うといいことが分かりました。でも対策があるのでちょっと安心しました。これから気をつけます。」「ケータイなんてかんたんに使えると思っていたけど、話を聞いてみるとむずかしいと思いました。」「無料ゲームにも、お金がかかることがわかった。」という意見が出されるなど、安全意識を高めるきっかけづくりになりました。コンピュータによるチャットやメールを利用している子もいるので、トラブルに巻きこまれないように、情報モラルについて今後も学習の機会を設けていきたいと思います。
画像1 画像1 画像2 画像2

【岡崎・緑丘小】情報モラルについての校内研修会

 夏休みに、外部講師を招いて情報モラルについて校内研修会を行いました。子供たちが現在の情報化社会においてどのような状況に置かれているのかということの解説を受け、何を具体的に情報モラル教育で育てていかなくてはならないかを学びました。ゲーム機や携帯電話など大人が気づきにくいデバイスを使って子供たちが知らない人と通信できる環境にあることを初めて知ったという参加者の声もあり、子供たちの現状を把握することの大切さとネットモラル教育が喫緊の課題であることを再確認しました。
 その後、ネットモラルについて本校に導入されている教材を利用して、授業での学習の進め方を具体的に学びました。
 携帯電話のフィルタリング率向上と合わせ、この研修会を2学期からの授業に生かしていきます。

画像1 画像1

【清須市教育委員会】安心ネットインストラクターによる情報モラル講習会を開催しました。

 8月30日に清須市採用講師に対して、安心ネットインストラクターによる情報モラル講習会を行いました。安心ネットインストラクターは愛知県教育委員会が主催する養成講座を修了した方々です。
 清須市では、市内各小中学校に複数の市採用講師を派遣しています。大学卒業3年以内の若い講師が多いことから、児童・生徒から気軽に相談を受けることが多くあります。相談内容は、携帯電話に関する内容も多くあり、適切な対応について悩むことが多いようです。そこで、今回の講習会を実施することとなりました。
 講習会では、ペアレンタルコントロール(保護者が、携帯電話利用のリスクを知り、見守り、指導すること)の重要性について実際の映像、体験談などを通して具体的に学習しました。参加者からは「携帯電話の適切な利用は保護者との協力が欠かせないことが分かりました。」「保護者の立場から考えることができたことは有意義でした」等の意見が多く聞かれました。
今後も、児童・生徒に関わる全ての立場から情報モラル向上を進めていくことができるように進めていきます。


画像1 画像1

【一宮・大徳小】情報モラル教育の実践

 本校では、情報モラル教育を実施するように年間計画を立てて実践しています。1年生は「じぶんやともだち、かぞくをまもる」、2年生は「人のノートを勝手に見たり書いたりしない」、3年生は「インターネットをするときの3つのやくそく」、4年生は「パスワードは財産を守る鍵」、5年生は「ネットでの悪口は罪になる」、6年生は「ホームページを作るときに大切にすること」というテーマで、各学級で1時間ずつ学習します。
 5年生では、パソコン室でウェブサイト「ネットで悪口が罪になる」と「ネットで悪口は要注意」を使用し、ブログや掲示板の正しい使い方について考えていきました。各自がウェブサイトの問題を解き進みながら、相手のことを考えて、相手が嫌な思いをすることを書かないことや、読んでみんなが嫌な感じを持つようなことは書かないことの重要性について理解することができました。
 これから、ブログや掲示板に触れる機会が増えていくことが予想されます。この指導を契機にして、ネットによるトラブルを起こしたり、被害者になったりしないように呼びかけをしていきたいと考えていきます。
画像1 画像1 画像2 画像2

【瀬戸・祖東中】携帯安全教室

 6月24日(金)に瀬戸警察から生活安全係の方を招き、全校生徒を対象として「携帯安全教室」を行いました。講師の先生からは、用意していただいたリーフレットを利用して、具体的な事例を挙げ、携帯電話の光と影について、お話をいただきました。また、持参していただいたセキュリティ対策についてのDVD「アクセスの代償」は大変興味深く視聴しました。
分かりやすく説明していただきました。以下が当日の主な内容です。
・危険なネット犯罪
・ケータイで変わる生活と広がるトラブル ケータイの光と影
・ケータイで変わるコミュニケーション
・インターネットで広がる・残る情報
・トラブルへの対応 トラブルへの対応方法
・ケータイライフとマナー
・相談窓口の紹介
 生徒自身も身近なところで出会い系サイトなどの被害が出たり、ブログやSNSなどから個人情報が簡単に漏れている現実を知ることができました。そして、携帯電話やインターネットは便利なものであるが一つ間違えると重大な事件に巻き込まれたり、自分や他人を傷つけるおそれがあることを学んでいました。
 また、5月には保護者との懇談会で携帯電話について話題にし、望ましい利用方法や家庭でのルール作りについて話し合いました。
 今後は、今回の内容をもとに、家庭でも携帯電話やインターネットを適切に利用できるようさらに啓発を進めてきたいと考えています。
画像1 画像1 画像2 画像2

【東郷・諸輪中】ネットの仕組みとそこに潜む危険性

 7月19日(火)に、技術科担当教師が1年生を対象にして<通信の仕組みとそこに潜む危険性>を、教育課程の「情報を活用して生活に生かす」の時間の中で指導しました。
 ネットワークとは、海底ケーブルなどを利用して全世界のコンピュータ機器が接続される仕組みであること。ネットワークを利用した通信は、より正確に、より早く、より簡単にコミュニケーションをとる手段として発達してきたこと。そこには、現在の科学技術の叡智が集まっていること、そのために一定のルールがあることを指導した後、次のような観点で授業を行いました。
・ネット上では、無知は、加害者にも被害者にもなり得る。
・メールやネットには多くの危険性をはらむ。

 また、以下のように授業を展開しましたが、チェーンメールについては、過去に受信し、送信するか否か迷った生徒も実際におり、現実的な教材となりました。
・大量のメールや、大容量のメールなどはネットワーク全体に迷惑をかけ、チェーンメールもその一つである。
・ウイルス、フィッシング、添付ファイルにはパソコンにウイルスソフトを導入するなど十分注意をする。
・個人情報保護の立場から、安易に個人情報を入力したり公表したりしない。
 
 最後に、学校のパソコン室で使用する各個人のログイン名と6桁のパスワードを渡し、実践面で、個人情報管理の大切さを深めました。 

画像1 画像1

【扶桑・扶桑北中】小中の学びのつながりと発達段階を考慮した情報モラル教育

 扶桑町では,平成20年度に情報機器が新しく入れ替えられました。その際,全小中学校に情報モラルを学ぶ教育ソフトとして「事例で学ぶNetモラル教材」(広島教販)が導入されました。これまで,町内各校カリキュラムに位置付け実践を進めてきましたが,同じ教材を小学校でも中学校でも扱うという課題が明らかになりました。そこで,本年度小中の学びのつながりと発達段階を考慮し,授業実践を行う学年を定め,情報モラル教育を進めています。また,中学校では道徳の時間の資料として「春野家のケータイ物語」(独立行政法人メディア教育開発センター)も利用しています。写真は、7月5日に1年生で実践した「相手を思いやるコミュニケーション」の様子です。メールのやりとりに関する内容とともに、日常生活におけるコミュニケーションの在り方について考える授業となりました。
画像1 画像1 画像2 画像2

【豊川・一宮中】ケータイ安全教室を実施しました

 5月19日に生徒指導部主催で全校集会の形で「ケータイ安全教室」を実施しました。講師としてNTTドコモ東海名古屋支店営業部から2名の方をお迎えし、講義形式で実施をしました。保護者の情報モラルに対する関心や意識を高めるため、保護者対象で事前にアンケートをとったり、全保護者に案内を出し、参加を呼びかけたりしました。
 教室を終えた後の生徒の感想に下のようなものがありました。教師や親が携帯電話に対する危険を伝えてもなかなか受け入れられない現状があります。その理由として、子どもたちに実感として伝わっていない点が挙げられます。この教室の中で具体的な事例を通して話をしていただいたことで、まわりから受ける注意に対して納得が得られたことはは成果ではないかと思います。

[生徒感想]
 私は今、自分のケータイを持っていませんが、電話だけならとお父さんのお古を使っています。ゲームとか、ネットとかもやっていいか親に聞いても「ダメ」と言われます。今までは、「何で?ゲームくらいいいじゃん」と思っていました。だけど、今日の話でゲームが危険なことや、違法なことも知り、親がダメと言う理由がよくわかりました。(中2女子)
画像1 画像1 画像2 画像2

【半田・成岩中】Webサイト『ネット社会の歩き方』を活用して

 各家庭にインターネットが普及し、多くの生徒がインターネットを利用するようになり、また、携帯電話を持ち始める生徒も増えています。それとともにメールや掲示板、ブログでのトラブルの話を聞くことが増えてきました。そこで、2年生技術の授業でWebサイト『ネット社会の歩き方』を利用して、インターネットの掲示板やメール、携帯電話で起こるトラブル、正しい使い方について学びました。
 最初にWebサイトにあるアニメーションを視聴して学んだことをワークシートにまとめました。アニメーションを使って説明されているため、具体的な状況が分かりやすく、自分にも起こりうることという思いで真剣に学習に取り組んでいました。
 その後、学んだことから情報モラルに関する問題を生徒がつくりました。「チェーンメールを受け取ったときはどうするか」「ブログを作る際に注意しなければならないことは何か」など、様々な問題を作りました。その後、できた問題を全体で解き合いました。自分の問題が出題されると、喜んだ様子を見せる生徒が多かったです。問題の解答を生徒に発表させ、答え合わせをしました。楽しんで学習することができました。

画像1 画像1

【尾張旭・城山小】 携帯電話の使用について

 本校では、夏休みを迎えるにあたって、1学期末に行われる学級懇談会で、高学年を対象に「携帯電話の使用について」の項目を懇談内容に設け、保護者への理解を求めた。
 市内の中学校1年生を対象に行われたアンケートや文部科学省が出している資料を基に本校で作成した『携帯電話の使用についてのお願い』を利用し、和気あいあいとした雰囲気の中、話し合いが進んだ。
 『携帯電話の使用についてのお願い』には、「携帯電話とコミュニケーションの現状について」と、「ネット上のいじめについて」がまとめられている。子どもたちへの指導ももちろん大切なことで、機会があるたびに行っていかなければならないが、保護者への理解はそれ以上に大切なことであると考えている。今回、学級懇談会で話題にできたことを一つの成果とし、今後も、子どもたちがトラブルに巻き込まれることのないよう、あらゆる機会をとらえて、家庭とも連携しながら進めていきたいと考えている。

画像1 画像1 画像2 画像2

【新城・作手中】よりよい情報の発信・受信のために

 本校でも多くの生徒が携帯電話を所持し、チェーンメールや非出会い系サイトなどのトラブルにも巻き込まれそうになったという話も聞きます。そこで、よりよい情報の発信や受信のために、電話会社から2名の講師をお招きし、携帯電話の安全な使い方に関する講話をしていただきました。
 携帯電話を安易に利用しているうちに、トラブルに巻き込まれたり、サイトに接続したことがいじめにまで発展したりしてしまうこともあるということや、携帯電話料金のかかり方、また、有害な情報が入らないようにするフィルタリングサービスやメールの拒否設定、チェーンメールが来た時の対処の仕方など、具体的に分かりやすく教えていただきました。
 その後、各教室でグループに分かれて感想を話し合い、私たちがやらなければいけないことを発表しました。「曲を入れるのは高いので知った上で取り込みたい」「個人情報をのせない」「フィルタリングサービスを利用する」「ケータイ依存にならないように気をつけたい」等の意見が出ました。安全に利用すれば便利な携帯電話。危険であることを踏まえて使うことが大切であると理解できたと思います。
 
画像1 画像1 画像2 画像2

【稲沢・小正小】情報モラルの学習

1 年間計画
 本校では,総合的な学習の時間や学校裁量の時間に,低学年は 年間1時間,高学年は2時間ずつ,コンピュータ室の児童用PCにインストールされているキューブきっず3の「あんしん・あんぜん情報モラルオンライン」を使い,以下のような内容で情報モラルについて学習しています。
  1年生…「コンピュータを使うときの約束や決まり」
  2年生…「約束や決まりを守って情報を扱うことを知る」
  3年生…「電子掲示板のルールやマナーを知る」
  4年生…「インターネット利用のルールやマナーを知る」
     …「情報社会の危険と安全なインターネットの使い方」
  5年生…「情報社会でのルール・マナーを考える」
  6年生…「情報社会の危険と不適切な情報への対応の仕方」
     …「情報セキュリティの確保のための適切な対応」
2 1学期の5年生の授業から
(1) 授業について
 5年生では,「プロフって誰が見てる?」「ダウンロードの落とし穴」などの学習を行いました。
(2) 流れ
 ・インターネットの危険性を知る。
 ・ムービーを見て,どんな危険が潜んでいるのか考え,各自まとめる。
 ・まとめたことを発表し,こんな時はどうしたらよいか,みんなで考える。
(3) 児童の感想
 「インターネットは楽しいけれど,気をつけることがいっぱいある。」「これから,自分も気をつけていきたい。」などの感想が聞かれました。
画像1 画像1 画像2 画像2

【半田・半田中】<道徳>チェーンメールを考える

 東日本大震災が発生してからいくつかのチェーンメールが発信され、生徒の間でも話題になった。
 チェーンメールは情報の発信源がわからないだけでなく、それを受けた人も発信した人も被害者にも加害者にもなり得る危険性をもっている。さらに真実でないものが、あたかも真実のように広まってしまう恐れもあり、大きな問題となる場合もある。特に最近では生徒の多くが携帯を持つようになり、情報モラルの向上を図ることが課題となっている。そこで、本校2年生の道徳の授業で情報モラルの向上をねらいに東日本大震災後に発信された実際のメールを基に、チェーンメールの是非について話し合った。
 授業では、メールの内容について考え、対処法について話し合った。身近に起きた災害を基にしていたこともあり、メールをすぐに友達に送る、無視をする、他の人と相談するなどの意見が出た。授業の中では、生徒から出た意見を基にメールを送ることによる迷惑について焦点をしぼって考えさせた。
 生徒は、チェーンメールがまわることで多くの人が迷惑する危険性があることを学び、情報モラルとして情報を適切に判断することが大切であることを理解した。

【半田・半田中】資料

【春日井・知多中】ことばについて考えよう

知多中学校では毎年、学期ごとに道徳指導のテーマを決めて授業に取り組んでいます。1学期のテーマは「ことばについて考えよう〜いろいろな場面でのことばの伝わり方を学ぼう〜」です。同じ資料を使って、全クラス情報ツール(主に携帯電話でのメール)を使った場合の「ことば」について考えました。携帯メールは相手といつでもどこでもやりとりができて便利な反面、相手の顔を見て話すわけではないので、自分の伝えたいことが正しく伝わらないという問題点があります。
授業後の生徒の感想には「顔を見て伝える『話しことば』なら伝わるが、メールのような『書きことば』では伝わらないこともあるのでこれからは気をつけたい」「メールでは相手の表情を見てことばを選ぶことができない」「内容によって直接伝えた方がいいことと、メールですませてもかまわないことを使い分けるべき」などの意見が見られました。普段、便利さだけで多用している携帯メールについて考えるよいきっかけになったようです。

【岡崎・男川小】「著作権の基本を知ろう!」

 映画を見に行ったり、DVD・CDを借りたりすることが多い子どもたちであるが、「著作権」「著作物」という言葉をほとんどの子どもが聞いたことがない。そこで、広島教販のショート教材「著作権の基本を知ろう!」という資料を使って、道徳の授業を行った。
 始めに問題にチャレンジしたのだが、図書館で借りた本をコピーしてもよいのか、学校放送で市販のCDを音楽を流してもいいのか…改めて聞かれると、子どもたちはいいのか悪いの戸惑っていた。しかし、問題に解答した後に解説の映像を見ることで、子どもたちはその理由を理解することができた。子どもたちからは、「著作権というものを初めて知った。利用する時には、引用・出典をきちんと書きたい」「こんなに身近に著作権があるなんて驚いた」「インターネットにあった文をそのまま写していたこともあったので、これから気をつけていきたい」という意見が出た。
 今後は、調べ学習のまとめや夏休みの自由研究などにも、生かしていってほしい。また、これからも、実際に児童に起こりうる場面をより具体的に挙げて、情報モラルについて指導を続けていきたい。
画像1 画像1

【江南・古知野北小】「携帯電話を安全に使うために」

 本校は、全校児童461名(8月1日現在)の中規模校である。名古屋までは、快速特急を利用すると、最寄りの駅から20分足らずで行ける場所にある。現在のところ、携帯電話によるトラブルの報告はないが、将来的にはトラブルの心配が予想される。
 本校では、前述のような状況を踏まえ、5年生の児童を対象に携帯電話の安全な使い方について授業を行った。今回は、NTTドコモから提供された「ケータイ安全教室 映像教材」を活用し、授業を展開することにした。児童は、まず映像を見ながら、携帯電話を使用する際の様々なルールやマナーについて学習した。途中にクイズがあり、楽しみながら学ぶことができた。次にグループ活動で、今回の授業についての感想や分かったことをまとめた。最後に、グループの代表者が、まとめたことをもとに感想発表を行い振り返った。
 5年生73名のうち3名は、すでに自分専用の携帯電話を所持し、塾の帰りなど親と連絡を取るために使っている。また、半数以上の児童が、親の携帯電話を使って電話をかけたりメールをしたりした経験がある。今回の授業によって、携帯電話は大変便利な情報手段である反面、その使い方次第では危険性があることを認識することができた。今後も、携帯電話を正しく使うことができる児童を育てていきたい。 
画像1 画像1
画像2 画像2
画像3 画像3
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

県教委