携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【みよし・黒笹小】『メール!携帯! 知らないってこわい…』

 高学年になると、携帯電話を持つ子どもが増える。また、中学進学を機会に携帯電話を買ってもらう予定の子どもも多い。メールやインターネットの安全で正しい使い方を指導する必要性が高まってきた。また、携帯電話を持たないうちから、気を付けることをよく理解したり、携帯電話を使うときの約束やルールを家庭で決めて、それを守るようにしたりすることが大切だと考え、日々の指導をしている。
 今年度は、6年生、5年生を対象に、携帯電話に潜む危険について具体的に学習することにした。子どもたちは、携帯電話の利用についてさまざまなリスクが伴うことを多少知っているが、具体的にどのような危険があるのかを知っている子どもは少ない。そこで、講義を聴くだけでなく、映像を見て考えたり、クイズ形式を取り入れ自分なりの答えを出したりして、子どもたち自身にルールを考えさせたりした。
 「携帯電話を使用してはいけない場所」、「正しい使用の仕方」があることを知り、間違っている映像を視聴した。電車の中では使用してはいけない理由を子どもたちは口々に迷惑だからと話し、周りの人に配慮して使用しなくてはならないという意識があった。メールの文章表現で誤解が生まれる心配があるという事例紹介では、うなずいて聞いていた。チェーンメールをやめようという動画を視聴しているときは、「すぐ消去だ」とつぶやいたり、「お母さんに相談する」とあちこちから声が上がったりした。その後、携帯電話を安全に使用するために、どんなルールを作ればよいのかを考え、話し合った。
 今回の授業を受けて、「携帯電話は、便利だけど、気をつけないといけないことがいろいろあることが分かりました。」、「注意しないと、人に迷惑をかけるということが分かったので、お父さんやお母さんと使うときのきまりを決めたい」などと感想を話していた。

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【みよし・北部小】親子で電子メール、インターネットの危険性について学習しました

 みよし市立北部小学校では、3年生の子どもたちが情報モラル教材を使いダウンロードの危険や、電子メール、インターネットの危険性について、親子一緒に学習を行いました。 
 また、コンピュータだけでなく、ゲームをする時間や家でのパソコンの使い方についてルールを決めることが大事であることも学びました。児童の感想では、「ゲームをする時間を考えたい。」「なにかあったら、お父さんやお母さんに教えたい。」「インターネットにつなぐことはあぶないこともある。」といった意見がありました。インターネットは、情報を瞬時に得ることができるたいへん便利なツールです。しかし、使い方を誤ると有害な情報に触れることになったり、思わぬ犯罪に巻き込まれたりすることさえあります。学校のコンピュータでは、このような危険を回避するために高度なフィルタリングがかけられていますが、家庭のパソコンでは不十分なものもあります。したがって、本校では、情報モラルに関する教育を計画的におこなっていきたいと考えています。

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【稲沢・清水小】これから携帯電話を持つあなたたちへ

 学校公開日(授業参観)に6年生で、携帯電話を利用する上での約束について授業を行った。事前アンケートでは、今持っているか、すぐに持ちたいと答える児童がほとんどだった。携帯電話を持つことで、接続する機会が増えるインターネットの危険性を、これからもいろいろな形で伝えていかなければならないと痛感した。     

1 懸賞サイトにみんなで応募して、卒業記念品を買おうと持ちかける。
 スズキ教育ソフト「あんしん・あんぜん情報モラルオンライン」を利用して、個人情報をだまし取るための偽の懸賞サイトを各パソコンに立ち上げておく。
 3分の2の児童がサイトを信じ、自分の名前や住所を打ち込んだ。「いけないんだよ。」という声も上がったが少数で、児童の現状に危機感を覚えた。

2 サイトが嘘であることを知らせ、最近は携帯電話でもパソコンと同様の使い方ができるため、たくさんの危険が身のまわりにあることを知らせる。
 サイトによっては、空き巣に入ることができてしまうような情報(家族の勤務先、帰宅時間など)まで要求するものもあることを紹介した。

3 上記ソフトを活用して、携帯電話を使う上での約束について確認する。
(1) あっという間の使いすぎに注意しよう
 月の請求額が10万円を超えた実際の事例について紹介した上で、定額制度を利用したとしても、携帯電話はお金がかかるものであることを理解させた。また、ページを開いただけでお金を要求するサイトもあるが、支払う義務がないことを知らせた。
(2) いやなメールは書かない、受け取らない
 メールでは悪口を書きやすいことや、実際に今はやっている迷惑メール、チェーンメールを紹介したことで、児童はいやなメールを実感できたようだった。
(3) うつすとき、肖像権に気をつけて
 社会科で学習した人権と関連させて、情報端末は容易に人権(肖像権)を侵害できるものであることを考えさせた。
(4) えらぼうね。使ってよいとき、よいところ
 基本的なマナーについて、児童の知っていることを出し合って、確認をした。
(5) おかしいな?と思ったらすぐ相談
 大人と相談することが一番大切なことであり、恥ずかしくてもすぐに相談することが解決の近道であることを知らせた。

【稲沢・清水小】資料
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【蒲郡・竹島小】「みんなが使うもの、大切にしなくっちゃ」

−コンピュータの使い方−   〜1年 学活〜
 
 1年生の子どもたちは、コンピュータを使うことが大好きで、週に1回程度のコンピュータを活用した学習をとても楽しみにしています。4月当初、コンピュータを触ったこともなかった子どもたちが、今では、マウスを上手に使って絵を描くことができるようになりました。また、最近では、インターネットを使って、校外学習(豊橋市動植物公園見学)の調べ学習もできるようになりました。インターネットを活用した学習では、担任が検索キーワードを入力し、指定したサイトを閲覧させています。
 しかし、コンピュータを上手に使うことができるようになった一方で、マウスやキーボードを粗末に扱う子が目立つようになってきました。コンピュータや周辺機器は精密機械であり、力を入れてクリックしたり、キーを押したりするとすぐに壊れてしまいます。実際に、昨年の夏に新しくなったコンピュータのマウスボールが取れてしまったことがありました。みんなの物を大切に使う意識が低下していると感じました。
 そこで本実践を通して、コンピュータを自分が楽しく使うだけでなく、学校のみんなが気持ちよく使うことができるよう、大切に使う態度を1年生のうちから育てたいと考えました。
 問題点に気づかせるために、これまでに楽しくコンピュータを使っている時のビデオを流したあとで、壊れてしまったマウスを見せ、どんな使い方をしたら壊れるのか考えさせました。そして、コンピュータをみんなが気持ちく使うために、どんなことを大切にしたらよいのか、みんなで意見を出し合いました。その後、2人で1台のコンピュータを使い絵を描き、大切に使えたか、相互評価しました。「マウスはごしごしこすらないようにしないとね」など、みんなの物を大切にしようとする態度が育ちました。

【蒲郡・竹島小】資料
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【高浜・港小】携帯電話の使い方について学習しました

 本校では1月に、NTTドコモから講師を迎え、6年生児童を対象に「ケータイ安全教室」を行いました。事前のアンケートでは、携帯電話を持っている児童の割合は3割程度でした。その使い道としては、家族との連絡、友達とのメール、友達との電話の順に多く、ゲームで使用している児童はいませんでした。しかし、中学校への進学を機に携帯電話を持つという児童が多くいます。そして、携帯電話の使い方も多様化することは想像できます。
 「ケータイ安全教室」では、携帯のルールやマナー、著作権、メール、個人情報や携帯の使い方などについて、スライドでを使って分かりやすくお話ししてくださいました。児童の感想には「携帯は、使い方を間違えるとこわいから正しく使いたい。」「友達にメールを送る時は、言葉に気をつけたいと思った。」「携帯を持つようになったら、気をつけたい。」など、すでに携帯電話を持っている児童も、持っていない児童も携帯電話の正しい使い方について理解を深めることができました。

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【高浜・高浜中】携帯電話安全教室

 本年も一年生を対象に携帯電話安全教室を行いました。現在、本校の一年生は三割程度の生徒が自分用の携帯電話を持ち、さらに半分以上の生徒が携帯電話を使用しています。また、パソコンを使ってブログを使用したり、動画のアップロードをしたりする生徒もいます。そのような状況の中で、適切な携帯電話の使い方を知り、便利な中に潜む危険性に気づくためにNTTdocomoの協力を得て、安全教室を行いました。
 安全教室では、迷惑メール、チェーンメール、架空請求や出会い系サイトでのトラブルなどの受動的な問題とインターネットへの書き込みや動画投稿から起きる能動的な問題を取り扱いました。特に能動的な問題については、実際にブログや動画のアップロードをしている生徒がいる点を考えると、生徒達がそこに潜む危険性を正確に知る必要があると思われます。安全教室では実際にあった例を示し、生徒がより身近に危険を感じることができるようになっていました。
 その後、携帯電話のサービスを利用することによってトラブルから身を守ることができることを伝え、生徒達に活用を呼びかけました。
 現時点では、携帯電話に端を発する大きな問題は本校では起きていませんが、書き込みをもとにした生徒同士のいざこざは数件、見受けられます。今後、生徒達が携帯電話の使用に潜む危険性をしっかりと知り、その上で便利な道具として使っていけられるよう、これからも指導していきます。

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【瀬戸・幡山西小】書き込みが読み手にどう伝わるか考えよう

 瀬戸市立幡山西小学校では『あんしん あんぜん 情報モラル』を活用し「情報社会の倫理」についての学習を行いました。
 今回の授業では「相手への影響を考えて行動する」ことについて「その書きこみ、読み手にどう伝わるかな?」という教材を用いました。インターネット上でのコミュニケーションと、直接会って話をするコミュニケーションとの違いを知ることで、書き込みをする際には文字のみのやり取りになるために誤解をまねく表現があることを理解していきました。また、公開されている場に書かれた情報は、たくさんの人の目に触れてしまうことを知り、自分の書き込みに責任を持たなくてはならないという意識を持つことができました。
 さらに、児童自身にどのような配慮が必要なのかについて考えさせることで、その文章を読む人の立場にならなければいけないことや、その文章を読んで嫌な思いをする人がいないような適切な表現を用いなければならないことについても考えを深めることができました。

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【知多・知多中】携帯電話を利用するときのルールやマナー

 今年度は、中学校1年生の各学級において、携帯電話を利用するときのルールやマナーについて学習することを中心に取り組んできた。知多市のコンピュータ部会から配布されたDVD教材を用いて、「個人情報を狙う悪質なサイト」、「巧みに忍び寄る犯罪者たち」、「加害者になる子どもたち」について、その実態や対応の仕方について学習を深めた。

○ 生徒の実態
 携帯電話を持っている生徒はまだ少なく、意識の中で自分にはまだ関係がないと思っている生徒が多い。また、生徒たちに携帯電話について知っていることを聞くと、電話がかけられることはもちろん、メールができる、写真や動画が撮れる、ゲームができる、インターネットでいろいろなことが調べられる、音楽が聴ける、などと答えた。
 次に、携帯電話の危険性を確認すると、チェーンメールが来る、電話代が高くなる、夜遅くまでメールやゲームをやってしまい生活が不規則になる、ことなどをあげた。携帯電話を利用することの陰の部分に対する知識は不十分で、知らないところで、もっと危険な罠が潜んでいることを教える必要性を感じた。

○ 学習の内容
 DVD教材を試聴して以下のことを学習することができた。
・携帯の利用について、約束事を決めておかないと、友達とトラブルを起こしたり、生活時間帯が不規則になってしまうこと
・プロフに自分の顔写真を載せたり、本名などの個人情報を何気なく書きこんでしまったりすることで、犯罪に巻き込まれてしまうこと
・何気ない書きこみで人を傷つけ、自分が加害者になってしまうこと
・ワンクリック詐欺によって、膨大な架空請求をされてしまうこと

○ 学習の成果 
 生徒の感想をみると「携帯電話は便利だけれど、使い方を間違えると危ないものだと思った」、「掲示板に書き込むということは世界中の人に知らせてしまうことで、誰がみているかわからないし、いい加減なことは書き込めないことがわかった」、「身に覚えがないのに、お金を請求されるメールが来ても、絶対に支払ってはいけないことがわかった」等の感想があげられた。この授業を通して、情報を扱う時は、一人一人がルールやマナーを守ることが大切で、困ったときは一人で抱え込まず、親や先生に相談することが大切であるという意識を高められた。

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【半田・亀崎小】情報モラル教育への取組

 本年度は、6年生情報教育カリキュラム「ネットショッピング・プロフ」について学習した。Web上の疑似体験教材を各自に自由に操作させる中で、安易なクリックや書き込みがどのような危険性をもっているかを指導した。また、個人情報を安易に公開することの危険性や個人情報の保護・著作権について学習した。
また、6年生の児童・保護者を対象にして愛知県警察本部サイバー対策室より講師を招き、近年のサイバー犯罪の事例をもとに事件や犯罪に巻き込まれ、被害者や加害者にならないように学習した。携帯電話やゲーム機が普及して子どもたちの利用も広がってきた今日、使い方を間違えると思わぬ危険に遇うことがある。児童も保護者も十分注意してほしいものである。

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【飛島・小中一貫教育校飛島学園飛島小学校】

 飛島小学校では、2月に5年生を対象としてKDDI株式会社より講師を招き、「ケータイ安全教室」を開催しました。今回は、初級編として携帯電話の安心・安全な使い方と基本的なルールやマナーについて、様々な場面の事例についてビデオを視聴したり、クイズをしたりしながら楽しく学ぶことができました。
 その後、メールのマナーやルールについても事例をもとに学び、犯罪やトラブルへの対処法を教えていただきました。生徒は有料サイトやチェーンメールが引き起こすトラブルに悩む主人公の様子を真剣に見つめ、疑問に思ったことを質問していました。
 携帯電話を持ち始めたばかりの生徒や利用を考えている生徒にとって、トラブルに巻き込まれる前に、このような学習をすることは意義深いことであると考えます。また、5年生はこの時期に社会科で「情報化社会を生きる」という単元を学習しており、学習内容とも関連づけて話を聞くことができました。生徒の携帯電話に関わる状況にはそれぞれ違いがあるため、次年度以降も継続して指導していく必要があると感じました。
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【豊川・赤坂小】携帯電話のマナー

 携帯電話のマナーについて、6年生に授業を行った。使用した教材は、「春野家ケータイ物語」である。教材に含まれているワークシートとDVDを中心に授業を進めた。子どもたちも関心が高い内容と見えて、真剣に考えていた。携帯電話のマナーだけではなく、生活の中のマナーも同時に考えることができて有意義な授業であった。

【豊川・赤坂小】資料
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【豊明・沓掛小】「個人情報をしっかり守る、よくないページが出てきたときの対処法」

 豊明市内では、国語の時間に「ゆるやかにつながるインターネット」という教材があり(光村図書 1月中旬)、今回情報モラルにおける授業を行う以前に、インターネットを使うにあたっての注意点を学習していたので、授業に対する子どもたちの関心は高かった。
 本時の授業では、最初にeライブラリのネットモラル「インターネットを利用するためのルールとマナー集 こどもばん」というページを印刷して子どもに配り、インターネットを楽しく安心して利用するために身につけること、覚えておくことを説明した。この教材では「自分の身は自分で守る」「相手のことを思いやる」「声や表情は伝わらない」「パスワードは他人に教えない」「個人情報はすぐには答えない」「先生や親などの説明をよく聞く」の6項目をインターネットを利用する上でのルールとして挙げられていた。
 次に、ジャストスマイル4の「個人情報をしっかり守る」「よくないページが出てきたら」という情報モラル実践教材についての学習を行った。これらの教材では、児童用パソコンの受信ボックスに送られてきたメール本文のリンクをクリックすると、ゲーム感覚で自分や友達の個人情報を教えたり、ウイルス感染や駆除の仕方を疑似体験することができる。最初にインターネットを安全に利用するためのルールを押さえていたので、多くの子どもは自分の「本当の個人情報」をパソコンに打ち込んだり、用心せずにメールの本文のリンクをクリックすることはなかった。しかし35名中10名の子どもは自分や友達の「本当の個人情報」を打ち込む結果となった。授業の最後には、教師がスライド教材を用いて、再度、個人情報をしっかりと守る、よくないページが出ても無視する・先生や親などの大人に相談する、ということを確認した。
 今回、eライブラリ、ジャストスマイル4を用いることで、インターネットを使う上で気をつけなければいけないことを視覚的、疑似体験を通してわかりやすく学習することができた。
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【西尾・一色中】身近にある危険性や危険回避の方法を学ぼう

 一色中学校では、3学期に2年生の技術の時間を利用して、情報モラルの授業を行っています。生徒の中には、実際にブログを書き、プロフィールの欄に生年月日など個人情報を載せ、本人の顔がはっきりわかる写真を使っている者が多くいます。そういった生徒に、身近にある危険性を自覚してほしいと願い、毎年行っています。
 また、インターネットサイト『情報モラルを学ぼう(http://www.wmc.gr.jp/security/)』を活用して、ネット詐欺やコンピュータウィルスなどを疑似体験することで、危険性を学ぶ試みもしています。授業後、生徒の感想には「一歩間違えると大変なことになるので、これから気をつけて使って生きたいです。」というものがありました。
 全校での取り組みとしては、6月20日に全校生徒・職員を対象に、「ネットトラブル防止教室」を開催しました。今年は、NTTドコモから2名の方を講師に迎え、情報社会で安全に生活するための危険回避方法やセキュリティの知識・技術、健康への意識を高めることを中心に話をしていただきました。

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【大口・大口南小】インターネット上の情報との上手なつき合い方

 情報モラル教育を実践する前に、学級で携帯電話やパソコンなどの情報ツールの利用状況についてアンケートを実施した。集計結果は以下のようになった(5年生1学級24名で実施)。

・自分の携帯電話を持っている
  はい(1人、4%) いいえ(24人、96%)
・児童が家庭でパソコンを利用するか
  はい(18人、75%) いいえ(6人、25%)
・子供だけで家庭のパソコンを利用するか
(家庭でパソコンを利用する児童のみの回答)
  はい(7人、39%) いいえ(11人、61%)
・子供だけでインターネットを利用する場合の利用目的(複数回答可)
  ニュースを見る(2人) 検索(4人) チャット(2人)

 その他、インターネットを利用することの問題点について知っていることを記入させたところ、「間違った情報がある」、「不当な請求をされることがある」、「個人情報が流出する」、「危険なサイトがる」、「危険な人にかかわってしまうことがある」、「ブログなどで誹謗・中傷されることがある」などの回答があった。
 
 アンケート結果から、携帯電話の所有率が低い反面、家庭で子供だけでパソコンを利用する率が高いことが分かった。また、インターネットの利用上の危険性についての知識がある児童もいたが、ほとんどの児童はその危険性について知らないまま利用していることが分かり、継続的な情報モラル教育の必要性を感じた。
 本時の授業では、DVDを使い「インターネット上の情報との上手なつき合い方」について学んだ。授業後には、「インターネット上の情報がいつも正しいとはかぎらないということを知り驚いた」という児童の感想が多く見られた。今後も、教科の調べ学習などを通して、インターネット上の情報を有効活用していけるような指導を継続していきたい。

【大口・大口南小】資料1
【大口・大口南小】資料2 
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【新城・東郷中】『インターネットを通じた人との関わり』

 本校では、道徳や学活の時間に、各学年の実態に応じて、情報モラルの学習に取り組んでいます。
 11月の授業公開時に、1年生では、『インターネットを通じた人との関わり』をテーマに保護者と一緒に考えました。最近は、自宅でコンピュータを利用する生徒が多く、掲示板、チャット等も日常的なものとなっている生徒もいます。授業では、ゲームサイトの利用から起きる架空請求や、掲示板を通じた友達とのトラブルについて、自作教材を活用して考える機会にしました。
 また、本校では、年に3回インターネットや携帯電話を中心とする情報機器の利用に関するアンケートを行っています。そのアンケートを通じて、生徒たちは、常に新しいコミュニケーションツールに興味をもち使用していること、またその利用が急激にひろがっていることがわかってきました。大人がその流れについていくことは、難しいですが、アンテナを高くしていきたいと考えています。それ以上に、生徒と話したり、活動する場面を多くして、生徒の変化を感じとれるようにしたいと思います。

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【蟹江・蟹江小】「けいたい電話をなくしたら・・・」

 3年生は、習い事を始めるなどの理由から、自分の携帯電話を持つ子が少しずつ出てきています。また、子どもたちに聞いてみると、携帯電話を使ったことがないという子はおらず、電話やメール、写真、動画、インターネットなど、いずれかは使ったことがあるという実態がありました。しかし、「写真を撮るのが楽しい」「友達とメールを交換するのがおもしろい」といったように、おもちゃ感覚で触れている様子も見られました。
 そこで、「ネット社会の歩き方(http://www.cec.or.jp/net-walk/index.html)」のアニメーションを活用し、「携帯電話をなくしたらどうなるか」ということを考える中で、「携帯電話は個人情報が詰まっており、悪用されることもあるので、使い方に気をつけないといけない」ということを感じさせようと考え、授業を行いました。
 子どもたちは、「携帯電話をなくすと電話ができない」「メールができない」「家族に叱られる」といったように、自分の生活に不都合になるという意見でしたが、「知らない人に電話を使われる」「知り合いに嫌がらせの電話やメールをされる」「なりすまされて携帯電話に登録してある知り合いや親戚が困ることになる」と、周りの人たちにも迷惑がかかるといったように、意見が深まっていきました。
 そして、携帯電話の使い方について、なくさないよう管理をしっかりすることはもちろん、「必要のない情報は入れない」「むやみに写真やビデオなどを撮らない」「人に借さない」といった使い方についても学習することができました。今回の学習を生かして、実際に自分が携帯電話を使う際に、よりよい使い方ができるようになればと思います。

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【春日井・中央台小】人権週間に全校で情報モラルについて学習しました

 本年度は、人権週間(12月4日〜10日)に全校で情報モラルについて取り組みました。学年の実態に応じた指導を心がけ、おもに「Netモラル」を活用して、携帯電話やインターネットなどの正しい使い方について考えさせました。コンピュータ室で個々が学習を進めていく学年もあれば、教室の大型プラズマTVで話し合いを中心に認識を深めていく学年もありました。下に学習した一例を記します。
 なお、この学習した事柄は、事前・事後において学年通信等で各家庭に周知し、保護者の協力を求めました。学校だけでなく、家庭や地域の協力が不可欠であるからです。今回の指導をきっかけに、折あるたびに指導を重ねていきたいと思います。

【学習課題】
1 不適切なWebに遭遇したときの対処法
2 ケータイと私たちの生活
3 ネット上にある”キケン”
4 文字だけで思いを伝える難しさ
5 掲示板を使うときに気をつけること
6 チェーンメールへの対処
7 写真と肖像権
8 著作物の利用
9 架空請求と不当請求

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【岡崎・美川中】人権啓発ビデオを利用した学習

 本校では、12月上旬に「インターネットの向こう側」という人権侵害をテーマにした人権啓発ビデオを視聴し、ネット社会の落とし穴や注意しなければならない点について話し合う授業を行った。生徒たちにとって身近な携帯電話やインターネットでのちょっとした誹謗中傷や個人情報の掲載が、人間関係の大きなトラブルとなり、自分や相手を追いつめていくことなどを学んだ。
 生徒たちの感想からは、「便利な手段だからこそ、気を付けなければいけないことが多いと思った」、「ネットの怖さをきちんと理解して利用しないといけない」、「自分の考えが甘かったところもあるので、注意していきたい」などの意見が見られ、生徒の意識が一段と高まったと感じられた。
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【稲沢・稲沢西小】「個人情報を守るために」

 1月17日に、5年生の児童(35名)を対象に、「情報モラル教育推進の手引」を活用して、「個人情報の公開」についての授業を行いました。
 授業の最初に、ネットワークの仕組みや掲示板について説明しました。その後「えっ!どうしよう!」という話に沿って、主人公の気持ちに寄り添いながら、インターネットの魅力や危険性について考えさせました。
 多くの児童は当初、「掲示板で交流している相手(しゅんさん)は、どこの誰か分からない」ということや、「掲示板に個人情報を載せてはいけない」ということを分かっていました。しかし、掲示板を通してやっと気の合う話し相手ができたという主人公の気持ちを考えさせると、途端に「しゅんさん」が信頼できる人のように感じ、何とかして「しゅんさん」にだけ個人情報を教える方法はないか考えはじめました。掲示板に個人情報を書き込むことの危険性を知識としてもっていても、心に不安を抱えていたり、言葉巧みに語りかけられたりすると、危険性があるという認識もついどこかへいってしまうことがよく分かりました。
 情報モラル教育を継続的に行うことで、情報モラルに関する知識を確固たるものにして、「分かっているのに」「つい」といった判断の誤りを、自分で修正していけるようにする必要があると実感しました。
 最後に、「インターネットで知らない人と交流するとき、どんなことに気を付けたらよいでしょう」という問いかけをしたところ、「家の人に相談してからやる」「仲良くなっても、個人情報を教えない」という意見が出ました。
 今後もインターネットの光と闇の両面に焦点を当てながら、児童が安全に留意しながら、インターネットを活用できるようにしていきたいと思います。

【稲沢・稲沢西小】資料
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【北名古屋・熊野中】携帯安全教室・技術科の授業

本校は、情報モラル教育について、今年度以下の事柄を実施した。

1.携帯安全教室
 12月5日に、1年生を対象に携帯安全教室を開いた。今回は、総務省e‐ネットキャラバンの講師を招き、DVDの映像を交えながら講義をしていただいた。生徒はDVDの映像を興味深く視聴しながら、携帯電話の危険性について学ぶことができた。

2.技術科の授業
 11月〜12月に技術科で、3年生が情報モラルに関する授業を行った。これは、教科書の「情報通信ネットワークの利用」という単元中の「4 情報伝達の安全性とマナーを考えよう」という授業で、授業の最後にはチェックシートを利用し、生徒が自己チェックを行った。
 生徒は、教師の話を真剣に聞きながらノートをまとめ、チェックシートの記入をしながら、「この前、こういうことがあったよ。」「えっ、これってだめなんだね。知らなかった。」などとお互いに話をしていた。

3.その他
 上記のほかにも、生徒たちの間でアドレス交換が流行る年度初めの時期やチェーンメールなどの携帯電話にまつわるトラブルなどが発生した場合には、各学年、クラスで啓発と適切な対処法について話をしている。

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県教委