携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【美浜・上野間小】チャットにひそむ危険(5年)

 学校公開日に、5年生がインターネットやチャットの正しい使い方について学習しました。上野間小の児童は家庭でインターネットを使ったり、チャットで会話をしたりと、パソコンに日ごろから触れている児童が多くいます。そこで、インターネットを使うときの注意点をチャットを使って学びました。
 今回の授業では、「チャットは匿名性があり、やさしいと思って会話をしていた相手と実際に会ってしまうと、危険な目に遭う可能性がある」ということを動画を通じて学習しました。児童からは、「知らない人とも会話ができて便利だけど、危険な面もあるんだ。」という発言があり、より安全に使おうという意識をもつことができたと感じます。
 情報を得たいときにインターネット等は大変便利ですが、使い方を誤ると自分が危険な目に遭ってしまいます。今後も授業や学級だよりなどで呼び掛け、安全にインターネット等が使えるような児童を育てていきます。

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【武豊・富貴小】6年「ケータイ安全教室」

 小学校高学年の携帯電話所有率は20%を超えていると言われており、安全な使い方について学習しておくことが必要になってきました。本校では、町情報教育研究会で作成した情報モラル指導案集をもとに、学年に応じた情報モラルの授業を実施すると共に、NTTドコモに講師派遣を依頼し、6年生を対象に「ケータイ安全教室」を行っています。本年度は、9月13日(火)に開催しました。携帯電話を使用する上でのマナーやルール、トラブルへの対処方法などをクイズ形式で分かりやすく学ぶことができました。当日は,学校公開日でもあり、保護者の方々にも、参観していただくことができました。
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【武豊・武豊小】チェーンメールが届いたときの対処法

 高学年になると、家庭でパソコンや携帯電話で友達とメールのやり取りをする児童が増えている。また、今は携帯電話を持っていなくても、中学校になったら持ちたいと考えている児童も多い。
 メールはコミュニケーションツールとして便利だが、送られてくるメールの中には、迷惑や混乱を招く恐れがあるものもある。そこで、財団法人 日本データ通信協会の「撃退チェーンメールスライド資料」を活用し、チェーンメールが届いたときの対処法についての授業を行った。
 授業では、「転送しないと不幸になる」「献血のお願い」などチェーンメールの例を一つずつ提示し、自分にそのメールが届いたら、転送するかしないか選び、その理由をワークシートに書き込ませた。内容に関わらず、「転送させることを目的としたメール」は相手にとって迷惑となる恐れがあり、内容に責任をもてないメールを転送してはならないことを押さえた。また、転送しなくても他の人から分かることはないということや、チェーンメール転送用のアドレスがあることも紹介した。
 授業後の児童の感想には「メールを転送したら自分が加害者になるとは思わなかった。」「チェーンメールが来ても止める勇気をもとうと思った。」「チェーンメールに載っているアドレスは、怖いから絶対アクセスしないようにしたい。」などと書かれていた。チェーンメールについて知り、その対処法について学ぶことができた。

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【豊橋・牛川小】個人情報の漏えい防止について学習しました

 6年生でネットモラルについての学習を行う前に、児童のネット環境について下調べを行った。その結果、学級29名中、家で自由にインターネットができる(16名)、自分のブログを持っている(4名)、自分の携帯電話を持っている(4名)、無料ゲームサイトで遊ぶ(0名)ということが分かった。多くの児童はまだ、ネット社会の入り口付近に立っているようである。そこで、ネット社会で最も基本的でかつ身につけておかなければならない「個人情報の漏えい防止」について学習し、被害防止を図ることにした。
 豊橋市の児童用コンピュータにはネットモラルの教材がある。学習には、その中の「個人情報を奪うWebサイトを見抜く」というフラッシュ教材を使った。教材は、無料で景品をくれるというWebページのあて先に、自分の個人情報を入力するものである。児童は動画のアニメを食い入るように見ていた。視聴後、感想の交流をした。「ただで、欲しいものがもらえるなら、プレゼントが届くように自分の住所を教えちゃうかもしれない。」「もしプレステくれるなんていったら、絶対だまされる。」などの意見が出た。そこで、こういうWebサイトはどういう会社がやっているか調べたり、自分のことを書く前に、家の人や大人に相談したりすることが大切だということを教えた。また、プレゼントのサイトだけでなく、他にも姓名判断や占いのサイトでも個人情報を書き込んでしまうことがあることを教えた。

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【豊橋市・細谷小】個人情報の守り方について学習しました

 5年生の社会科の学習で、「情報を生かすわたしたち」という単元があります。この単元の中では携帯電話やインターネットが取り上げられています。そこで、学級の子どもたちにアンケート調査をしたところ、家庭でのインターネットや電子メールを経験した子が、実に4割ほどいました。この割合は今後6年生あるいは中学生になるとさらに増えてくると予想されます。
 教科書にも述べられているように、携帯電話やインターネットは、相手が見えなくても自由に交流ができるコミュニケーションツールとして便利ですが、使い方を間違うとトラブルや事件に巻き込まれる可能性があります。そこで、社会科学習と関連させて、『個人情報』がネットに流れてしまった場合、どのような被害を被る危険性があるのか、また身につけなければならないメディアリテラシーについて授業を行いました。
 今回は『事例で学ぶNetモラル』の資料A−11「個人情報を守る」を取り上げて学習することにしました。まずクラスの友達の名前や電話番号を知らない相手に教えてしまった場面をコンテンツで見せ、なぜ教えてしまったのかを考えさせました。そして個人情報を守るためにはどうすればよいのかをワークシートに書きこませ、話し合わせました。
 この授業を通して子どもたちは、「知らない人に聞かれても、絶対に個人情報は教えない」「変だな、と思ったらすぐに親や大人に相談する。」「不用意にサイトの掲示板などに書き込みをしない」ことに気づくことができました。
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【豊橋・東陽中】情報モラルについて学習しました

 東陽中学校では、2年生の後期に技術・家庭【技術分野】の授業で情報モラルについて学習しています。情報モラルについて自分で調べ、学んだことを文書処理ソフトウェアを利用してまとめる授業です。はじめは「情報モラル」という言葉を知らない生徒もたくさんいました。生徒は調べていくうちに、とても身近な問題であることを実感していきました。
 レポートを作成するときのポイントは「教科書、インターネットを使って調べること」「調べた言葉を、ただ単に書き写すのではなく、自分の言葉で表現すること」「誰が見てもわかりやすく見やすい資料を作ること」です。
 生徒は、著作権、個人情報の保護やコンピュータウイルスなどについてまとめました。「インターネットを利用するには、気をつけるべきことがたくさんある。」、「掲示板やブログを使うときには、責任をもって情報を発信しなくてはいけない。」などの感想がたくさんありました。この題材をとおして、情報モラルについての知識を身につけるとともに、情報の収集、判断、処理、発信の学習をすることができました。

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【豊橋・本郷中】ネット依存・メール依存について学習しました

 本校の生徒の会話を聞いていると、学校からの帰宅後や、休日にインターネットや携帯電話を使用して過ごしている生徒が多いことを強く感じる。その使用時間はさまざまであるが、多いときには1日に6時間以上使用している生徒もいることが分かった。また使用内容は、ネットゲームやチャットや掲示板など、友人同士のコミュニケーションを取ることができる内容が多いことも感じた。そこで、今回はネット依存・メール依存の危険性についての授業を行うことにした。
 今回の実践では道徳の時間に「Netモラル ネット依存・メール依存」についてのアニメーションを視聴した後で、自分が依存傾向にあると思う場面や、依存にならないためにはどうしたら良いのかを考えた。また、グループでの話し合いを行い、意見を発表した。
 授業中の生徒の様子やワークシートから、「依存になると大変そう」「ケータイを持ったら気をつけたい」などの意見が多数あった。このことから、ネット依存やメール依存の危険性について認識させることができたと考える。また、グループでの話し合いでは意見を積極的に出し合っている姿が多く見られた。このことは、生徒達の身近な話題ということもあり、意欲的な学習をすることができたのではないかと思う。

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【豊川・御津南部小】携帯電話安心・安全講座の開催

 高学年になると携帯電話に関心をもつようになります。そこで、児童が携帯電話の使い方を正しく理解してほしいと思い、1学期に電話会社の方を講師に招いて、6年生を対象に携帯電話安心・安全講座を開催しました。
 講師の方から携帯電話でできることや料金について、また基本的なマナーや注意することについて話していただきました。特に、児童が興味をもつメールやインターネットについては、使い方を誤らないように話しをしていただきました。これらは、人を傷つける原因になったり、思わぬところでお金がかかってしまうということを教えていただきました。スライドを利用したわかりやすいお話で、児童は「携帯電話は、便利なだけではなく、その使い方に気をつけなければならない」ことを理解したようです。携帯電話のマナーやモラルを聞いたことがなかった児童にとって、専門の人に話を聞くよい機会となりました。
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【豊川・小坂井西小】インターネットの危険性について考える

 本校5年生についての実践です。社会科の「情報を生かすわたしたち」の単元の学習後の総合的な学習の時間でインターネットにはどのような危険性があるかを考える活動を行いました。本学年の携帯の普及率はごくわずかではありますが、PCによりインターネットに接続できる環境は整っており、保護者がネットオークションやネットショップを利用することがしばしばあるようです。
 ビデオ教材「危険なアクセス」を視聴して、インターネットオークション詐欺やワンクリック詐欺、また、個人情報を安易に入力することに関する危険性について学習しました。ネットを便利に利用することはあっても、危険について子どもたちが考える機会は少ないようで、多くの子が真剣に視聴していました。子どもたちは、安易に個人情報を入力することの危険性を強く感じ、振り返りにも多くの子が、個人情報に関する記述をしていました。社会科の授業の「発信する情報」についても、振り返ることができ、より理解を深めることができました。

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【豊明・大宮小】本校の情報モラル教育について

 本校では、9月に総務省後援のe−ネットキャラバン「正しく使おう ケータイとゲーム機」という主題で教育講演会を開催した。対象は4〜6年生の児童と保護者である。
 講演を聞いた後、学級でケータイ電話やゲーム機の便利さと恐さについてについて話し合い、携帯電話やゲーム機の安全な利用と各家庭におけるルールづくりの必要性について学習した。 児童からは、「使いすぎない」「よくわからないメールには返信しない」「家で決められたルールを守らなければ、家族に迷惑をかけてしまう」などの意見が出た。
 近年、ケータイによって、子どもたちが犯罪などのトラブルに巻き込まれ、被害者にも加害者にもなってしまうことが心配されているが、トラブルの多くは、ケータイのマナーやルール、正しい使用法などを守ることで防げると考えられる。その前に今回のような授業を行い児童一人ひとりが考える機会をもったことは、意義があると考える。
 今やゲーム機からもインターネット接続ができ、世界とつながることができる時代となった。携帯電話をもつ子供も増え、便利さの裏側にあるケータイやゲーム機の恐ろしさについての正しい知識を得る機会となった。
これからも、子どもたちがトラブルに巻き込まれないように、子どもたちが携帯電話とうまくつきあう力を身につける指導を続けていきたい。

【豊明・大宮小】資料

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【稲沢・明治中】ケータイ安全教室から学ぶ

 5月2日(月)に、NTTドコモ・ケータイ安全教室事務局の野上先生と大野先生を迎えて、全校生徒を対象に携帯安全教室を実施しました。出会い系サイトや架空請求メール、そしてチェーンメールなど携帯電話が招くトラブルに関することを学びました。ショートムービーを織り交ぜながら、わかりやすく説明していただき、真剣に話を聞くことができました。

【 携帯電話を使う際に気をつけてほしいこと 】
☆ 他人の個人情報を流さない。
☆ 世界中の人に見られていることを自覚する。
☆ 人の悪口や迷惑になることを書かない。

生徒の感想
○チェーンメールが来て心配したことがあったけど、この教室でチェーンメール来ても無視をしておけばいいと聞いたので安心しました。
○映像や冊子で実際に起きた事例を見ることができ、とてもわかりやすかったです。
○携帯電話は、便利だけど怖いこともたくさんあるから、気をつけて使おうと思い  ました。
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【常滑・青海中】「ケータイ安全教室」

 本年度、青海中学校では、NTTdocomoに依頼をして、1年生を対象に「ケータイ安全教室」を開催しました。携帯電話には、緊急地震速報を受信できる機能があり、災害時に役に立つことを知ることができました。一方で、携帯電話による犯罪の危険性とその対処法など,多くのことを学ぶことができました。携帯電話を持っている生徒は少ないのですが,生徒は真剣な表情で講師の方の話を聞いていました。
 生徒は、「今までは『ゲームができるからほしい』と思っていたけど,とても危険なものだと知りました。」、「大人になって携帯電話を持ったら,今日の話を覚えておいて,安全に使いたいです。」などの感想を述べていました。

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【設楽・名倉小】「ネット社会の歩き方」を使った情報モラルの学習

 6年生はインターネットを使っての調べ学習をさかんに行っている。学校でのインターネット利用は制限された環境であり、子どもたちは安全な環境で検索等を行っている。しかし、家庭での利用を考えると、ネット社会のさまざまな問題を理解させることは必要である。CEC「ネット社会の歩き方」を利用して、情報モラルの学習を進めることにした。
 アニメーション形式で事例が展開していく教材を利用して、それぞれの事例に対して意見を出させた。意見を出し合う中で、「有害サイト」「誹謗中傷」「個人情報」などを順に学習した。
 実際に危険なサイトに出会った事例や困ったことなどを発表させ、具体的な話し合いとなった。個人情報など、ネットワークに潜む問題についてはかなり知識を有していたが、ウィルスによる被害などについては理解していなかった。
 インターネットを使うことに便利さを感じ、上手に授業にも活用している6年生であり、楽しそうに情報モラルの教材を見ていた。しかし、個人情報については簡単に入力してしまうという反応が多く、配慮が必要であると強く感じた。
 他の学年についても、計画的に情報モラルの学習を進めて行きたい。

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【長久手・長久手小】5年生情報モラル教育の実践

 平成24年1月20日2時間ずつ、5年生各学級でITチューター(ITサポーター瀬戸)による「携帯電話・インターネットのマナーとセキュリティ」について担任とともに授業を行いました。5・6年担当者によるアンケート結果からの状況や子どもたちが利用するサイトの種類をあらかじめ学習し授業に臨みました。携帯電話のメールの扱いや写真を撮るときの注意点、インターネットの取り扱いについて学習しました。目隠しをしてのやわらかいボールの受け渡しを通して相手の顔が見えないときの配慮すべきエチケットについて学びました。
 平成23年6月2日に保護者対象に「ケータイ安全教室」を実施しました。子どもたちが知らないうちに恐ろしい世界にのめり込んでいく姿を分かりやすく講演していただきました。保護者は、家庭に帰って使い方について話をしたいといっていました。多くのことを学ぶことができました。また、全員にテキストを配り、家庭でも家族と話し合えるようにもしました。

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【長久手市・西小】「ケータイ・インターネット マナーとセキュリティ」

 6月と10月に今年度で4年目となる情報モラル教育を実施しました。毎年、5年生を対象に実施しています。「ケータイ・インターネット マナーとセキュリティ」というテーマで、安全に正しく使う方法について本校のパソコン室で行いました。架空請求・フィッシング詐欺・ワンクリック詐欺といった危険性や、メール拒否の仕方・フィルタリングサービスなどの予防方法、チェーンメールが送られてきたときの対処法などや、メール・掲示板・ブログでの注意点やマナーについても学び、トラブルに巻き込まれないように利用する術についても学習しました。
 今年度は、「ゲームの有料アイテムを他人になりすまして盗み取る犯罪」が、県内で発生したので、どのような行為が犯罪になるか、具体的な話も児童にわかりやすく伝えられました。現在、ケータイ・インターネットを頻繁に利用している児童は少ないですが、将来、ルールやマナーがあることを思い出しながら、安全に使えるようになって欲しいと願っています。

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【田原・神戸小】迷惑メールに気をつけよう

 6年2組で迷惑メールについて、Netモラルを活用して行いました。携帯電話の無料のゲームや占いに登録すると、架空請求などの迷惑メールが届くことについて、児童はびっくりしていました。授業後の感想では「無料って書いてあったのにお金を取られるのは怖い。」「携帯電話を持つようになったら、変なサイトにひっかからないように気をつけたい」といった感想が見られました。携帯を持っている児童が少数なため、実感はまだ感じられてないようでしたが、将来に向けていい体験ができたと思われます。
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【豊橋・中野小】他人が写った写真のデータを使うときに気をつけること

 3年生の児童は、国語や総合的な学習の時間でローマ字入力を練習して、コンピュータで文章を入力することができるようになりました。社会の学習でも、インターネットの写真が掲載してあるホームページを使った調べ学習を行いました。そのような学習をした後、「3年生の思い出」を絵日記にして、ワープロソフトで入力する授業を行いました。そのときは、家から持ってきた写真を絵の部分に使ってよいことを児童に伝えました。
 児童が、絵日記の写真の作業に入る前に、ネットモラル教材「一枚の写真」を活用した「写真と肖像権」の授業を行いました。ネットモラルのアニメを視聴した後、選んだ本人は「一番心に残っている」「かっこよい」と思っても、本人以外は「なんでこの写真を選んだの」「ひどい」と感じることがあることについて話し合うことができました。そして、自分がよいと思って選んだ写真でも、写っている人に必ず許可をとる必要があることを学びました。
 今後、子どもたちは、ますます簡単に写真を撮ることができる時代がやってきます。だからこそ、写真の取扱いを慎重にしなければいけないことを学ぶ必要があります。そして、継続的にこれ以外のいろいろな情報モラル学習を行い、子どもにモラルの意識を育てていきたいと思います。
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【豊橋・老津小】個人情報について学習しました

 6年生を対象に、「i−モラル」を活用して、個人情報について学習した。はじめに、個人情報とは氏名や写真、生年月日、住所、電話番号など個人を特定し、識別できる手がかりと成りうるものであると確認した。
 本人にとっては、自分の氏名や住所などは知っていて当たり前のことであるが、自分や他人の個人情報を知らない人に話してしまうとトラブルに巻き込まれるということを、例を挙げて話した。例えば、知らない人に友達のことを聞かれて、住所や電話番号をこたえてしまい、翌日から友達の家にいたずら電話がかかるようになった話や、個人情報ではないが家の鍵の隠し場所など家族内の秘密を言ってしまい泥棒に入られてしまう話をした。
 また、子どもから個人情報を聞き出して、その子どもの親や近くの大人からお金を取ったり、その個人情報を悪いことに使われたりすることもある。だから、子どもだから関係ないのではなく、子どもでも個人情報をむやみに、知らない人に伝えるようなことはしてはいけないことを指導した。特にインターネットやメールなどは不特定多数の人が見ているので、個人情報を簡単に出してしまうのは危険であることを伝えた。

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【豊川・御津中】「携帯電話教室」

 御津中学校の生徒の携帯電話所持率は高くありません。しかし、携帯電話所持者のプロフ参加率は高く、メールや掲示板に関わるトラブルも発生しています。
 その原因を調べてみると、メールや掲示板での言葉足らずの表現で誤解を生んでいることがトラブルの発端となっていることがほとんどでした。また、実際に生徒が公開しているプロフを見ると、第三者でも生徒個人が特定されそうな個人情報を表記している生徒が複数いました。
 本校では、年に1度、携帯電話に関わるモラルや危険性を学習する「携帯電話教室」を毎年実施しています。しかし、生徒の実態を見ると、携帯電話に関わる危険性は生徒の身近な問題としては捉えられていないのではないかと考えられます。そこで、本年度は、市販ソフトの「SKYMENU Pro 仮想携帯機能」(以下「仮想携帯」)を活用し、身近な問題として捉えさせることを目指しました。
 授業では、「仮想携帯」で、生徒一人一人にプロフを作成させ、生徒が作ったプロフを基に、実際に発生しうる危険性を考える授業を行いました。この授業を行った後の調査では、プロフをやめた生徒が多くいたことや、プロフから個人情報を消すなどの行動が見られ、生徒の身近な問題であることの意識付けができたと思われます。

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【豊川・南部中】パスワードについて考えよう

 本校では3年生の技術・家庭科の授業でWebページの作成に取り組んでいる。Webページを作るなかで、インターネットを利用する際のマナー、悪意のあるプログラム、著作権やパスワードに触れ、情報モラルについて考える機会を設定している。今回は、パスワードが身近で使われていることを知り、パスワードについて理解をし、正しい扱い方について学習した。
 生徒から携帯電話やキャッシュカードの暗証番号、インターネットでサイトにログインしたりWebメールを利用するときに入力したりするパスワードなどが挙げられた。カードを落とした人がどのような被害にあったのか紹介した後、教科書でパスワードを扱う上で気をつけたいことについて学んだ。
 学んだことを踏まえて、6桁のパスワードを自分で考えた。数字やアルファベットを混ぜること、他人に想像されないようなものなど学習したことを踏まえ、生徒はオリジナルのパスワードを作成した。
 パスワードを考えたことのない生徒は、他の人に想像されないパスワードについて考える機会となった。また、普段から利用している生徒には、パスワードの重要性と管理について考え直す機会になった。

<生徒の感想>
○今日はパスワードについてやりましたが、自分はSNSをよく利用するのでパスワードをみられているか少し心配です。そしてそのSNSにログインする時、私はパスワードを意味のわかるものにしているので、人物が特定されると思いとても心配です。だから家に帰ったらパスワードを変えたいと思います。
○今日はネットワークとパスワードについて考えました。ログインする時に使いますが、何かに登録する時も使います。IDとかパスワードを使うのは意外と危険なものだと思います。だから、家のパソコン以外でログインしたりするのはやめようと思いました。
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