携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【北名古屋・白木中】「携帯電話安全教室」による情報モラル学習

 本校では、今年度も3年生を対象に、携帯安全教室を情報モラル教育の一つとして実施した。まず、「プロフ、ブログなどの自己紹介サイト、グリーなどの携帯ゲームサイトの掲示板で交流できるようになっているものが多く、利用者同士のメッセージのやりとりが、異性との出会い目的で悪用され、18歳未満の中高生を含む児童生徒が被害に遭うケースが増えている。」という新聞記事を引用して、生徒にとって身近なブログやプロフ、チェーンメールなどの実際にあった被害について理解させた。そして、自分が携帯電話で被害者や加害者にならないための知識や、携帯電話の使用にあたってのルールやマナーについて話をし、本人が知らない間に被害に遭う情報社会の恐ろしさについて説明した。
 次に、本校生徒の携帯電話に関するアンケートでは、本校の生徒の携帯所有は50%でそのうち48%の生徒が毎日メールをしており、中には1日50件以上という生徒もいた。また、いたずらメールを受け取ったことがある生徒は29名、脅迫メール8名、チェーンメール62名、なりすましメール4名、有料サイトを使用した生徒67名、その他にもコミュニケーションの有料サイトを使用した生徒67名、ブログやプロフを利用している生徒も29名おり、中には誹謗中傷の内容を実際に読んだ生徒が14名と非常に心配な結果だった。
 その後、NTTdocomoから提供されているDVD「ケータイ安全教室」を視聴し、最後に、携帯電話を利用するにあたって、身に着けておくべきポイントをまとめた。これからも、技術の情報分野での情報モラル教育を含め、今後も生徒が危険に遭わないような教材を考えていきたい。

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【豊橋・谷川小】「事例で学ぶNetモラル」を使って授業をしました

 谷川小学校では、「事例で学ぶ Netモラル」の教材を使って、情報モラル教育を行ってきました。
 4年生では、社会や総合などの教科・領域で調べ学習をする機会が多くなってきました。また、昨年度、国語でローマ字を学習し、ほとんどの子がコンピュータを利用するときにローマ字入力をすることに慣れてきました。

 事前にインターネットや携帯電話に関するアンケートをした結果、以下のような傾向が出てきました。
・ほとんどの家庭でインターネットができ、7割弱の子が、主に調べものや、音楽を聴いたり動画を見たりして利用している。
・8割の子が携帯電話に何らかの形で触れている。(家族のもの・自分のもの)
・ほとんどの子が「携帯電話を持ちたい」と思っている。
・ネット社会に関する言葉をあまり知らない。
 普段何気なく利用しているネットについて、何の恐怖も感じたことがないと回答した子が約半数いました。ネットで起きる問題について、あまり知らない子が多いようです。そこで、「事例で学ぶ Netモラル」での学習を進めました。

 学習を通して、子どもたちは以下のようなことが大切であるとわかりました。
・困ったWEDページにたどり着くのは、ふざけて次々とクリックしてしまうからだと思った。ちゃんと見て、クリックをしていきたい。
・個人情報を守るためには、知らない人からの電話に出ないようにする。また、名前や電話番号を聞かれても言わないようにする。
・パスワードの大切さがわかった。パスワードを覚えていないと、自分が保存しておいたものがみられなくなってしまうことがわかった。
・ゲームをやりすぎると、健康によくないので、注意していきたい。

 全体の感想としては、以下のようでした。
・ネットモラルの基本がわかりました。
・パソコンを使うときは、やっぱり大人の人と一緒に使わないといけないなあと思いました。
・しっかりとルールを守ってやらないと、失敗することがあるとわかりました。
・インターネットは、とても便利な道具でもあり、とてもこわいものでもあると思いました。

 インターネットや携帯電話を扱うときの考え方が変わった子が多くいました。この学習を通して、ほとんどの児童が、より身近な問題としてとらえられるようになったと思います。今後も、情報化社会の中で、このような機器を正しく安全に使っていけるように、定期的に指導を行っていきたいです。そして、少しでもネットモラルに関心をもっていくことを期待しています。

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【春日井・坂下小】「不適切なWebページに遭遇したときの対処法」の学習

 先日、「インターネットの利用により、被害にあっている小学生が増えている」という報告を受け、本校では3年生以上の児童を対象にパソコン・携帯電話利用調査を行いました。その結果、多くの児童がインターネットを利用しており、その中には一部ですが「料金を請求されたことがある」という状況がわかりました。
 そこで、4年生を対象に「不適切なWebページに遭遇したときの対処法」を主題に学習を進めることにしました。インターネットには知りたい情報をすぐにみることができるプラス面と自分たちを危険に巻き込んでしまうマイナス面が共存しています。本時では、児童が不適切なWebページに遭遇したとき、適切に対処する能力を養うことをねらいとしました。
 実際の授業では、まず「安全なネットの使い方」の映像を見て、インターネットの危険な場合を児童に知らせました。次に「困ったWebページにたどりついたときどうするの?」を見せ、危険なページに出会ったときの登場人物の気持ちを考えさせました。その中で、「軽はずみな気持ちで見ないこと」「まわりの言動が大きく影響すること」を感じさせるとともに、もし見つけた時には「大人にきちんと相談する」「子どもだけで勝手に行動しない」ことを確認させました。また、危険なページとして「デマ情報」「有料」「ワンクリック」「フィッシング」などを紹介し、危険に対する意識を高めさせました。
 児童の感想には「インターネットには危ないページがあることを知りました」「おかしなページが出たら、すぐに消します」「変なページにあったら、家の人に相談します」といったものがあり、児童にも危険に対する意識が高まったようです。今後も、インターネットをはじめとした情報機器を安全に有効利用できる児童を育てていきたいと思います。

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【春日井・岩成台中】

 岩成台中学校では、2年生で情報モラルに関する授業を行いました。ブログを使って情報発信する場合に注意することを学びました。
 はじめにブログでのトラブルの例をアニメーションで視聴しました。生徒の感想を見ると、ブログで情報発信する場合の危険性を理解できたようです。ブログは不特定多数の人に見られることを前提にして、書き込む内容に気をつける必要があることを理解できました。書き込む側だけでなく、見る側の状況を考えさせることで住所や電話番号などの個人情報をブログに書かない必要性に気づくことができました。
 自分でブログを作成している生徒にとっては、様々な状況を考える中で、危険性を実感できたようです。今後、自分でブログに書き込みをする場合に、「他の人の迷惑にならないようにする。」「トラブルになったら親に相談する」などの意見が出ていました。
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【春日井・鳥居松小】情報を吟味し、毅然とした態度で断る勇気

 本校では、毎年、6年生を対象に「薬物乱用防止教室」を行っている。この授業は、将来を担う子どもたちを「薬物」から守り、心と体が健全に成長していくことを願って行われている。
 授業では、心のすきまに入り込む「悪の誘い」は、まことしやかな「情報」として、子どもたちの周囲にあるという実態をお話していただいた。子どもたちは、改めて「薬物」の恐ろしさ、取り返しがつかなくなることを学び、そのためには、情報に対して常に吟味をし、毅然とした態度で断る勇気をもつことが大切であることを確認した。

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【豊橋・岩田小】インターネットショッピングについて学習しました。

 岩田小5年生では、社会科の授業において、インターネットショッピング(ネットスーパー)について学びました。インターネットショッピングはこれからの時代、利用する機会が増えてくると考えられ、インターネットショッピングの問題点について知ることが重要であると考えました。
 インターネットショッピングの画面を見ると「なにこれ安い」「家にいながら買い物ができて便利」「あれもこれもほしくなる」といった多数の意見がでました。しかし、安易にクレジットカードの番号を送信し、悪用される危険があることを伝えると、「怖いなあ」「逆に損することになるね」と不安な様子でした。
 今回の学習を通して、「すごい便利」「妊娠中の主婦は助かる」というようにネットショッピングの利便性に興味を示した児童もいれば、「個人情報をやってはいけない」というように危険性を察知したり、「情報を選んで活用したい」というように、メディアリテラシーについて理解したりすることができた児童もいました。

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【岩倉・岩倉北小】正しい情報マナーを身につけよう

 〜掲示板を使うときに気をつけること〜

 4年生児童を対象に、「正しい情報マナーを身につけよう〜掲示板を使うときに気をつけること〜」と題して、インターネット掲示板は大勢の人が見ていることや、書き込みをするときに注意しなければいけないことについての授業を行いました。
 インターネットや携帯電話を使う機会がある児童は過半数を超え、電子メールやインターネットを活用したがっているようです。児童は、電子掲示板(BBS)には悪意のある書き込みや「なりすまし」などがあることについて事例を通して学びました。そして、書き込まれている情報を鵜呑みにせず、いくつかの情報で確かめ、本当にその情報が正しいかどうか調べることの大切さについて考えました。
 児童の感想には、「掲示板に書き込む人は責任をもって書き込まなければいけないと思いました。」、「書き込んでいいことと悪いことがあって、悪いことを書き込むと人に嫌な思いをさせてしまうことが分かりました。」、「これから掲示板に書き込むときは、書いた文を読み返したい。」など、安全に正しく使おうとする姿勢が見られました。

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【春日井・牛山小】授業において、有効であった取り組み

 ― 親子のためのネット社会の歩き方 ―

 5年生66名中20名の児童が自分専用の携帯電話を所有している。また、自宅でインターネットを使ってネットを利用している児童も16名いる。そんな児童に「ネット社会の歩き方」を利用し子供同士話し合いをさせながらネット社会で注意すること、ネット社会で生きていく上で大切なことに気づかせることができた。
 「不幸のメールが届いたらどうするか」という話し合いでは、「大人の人にメールが届いたことを知らせる」「送らず削除する」「とりあえず送る」等の意見が出され、全体の話し合いを通して、発信してしまうと自分もその時点で加害者になってしまうことに気づくことができた。
 また「ブログに悪口を書き込んだり、悪口を送信したりすることについて」の話し合いでは「人を傷つけてしまう」「自殺するかもしれないので人の命にかかわる」「直接会って気持ちを伝える」「一度送ってしまうと仲直りしてもそのことが他の人には伝わらない」などの意見が出て直接顔の見える関係を大切にしていくことが大切なことに気づくことができた。
 社会科では「情報化した社会とわたしたちの生活」国語科では「ゆるやかにつながるインターネット」と情報を取り扱った授業があり、子供たちの興味関心も高く、本時の目標である「情報社会と情報モラルの正しいあり方について考える」ことが十分達成されたと考えられる。
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【春日井・東部中】技術の授業における情報教育

 本校では,情報モラル教育を毎年,技術の授業で行っています。

○ はじめに「情報社会で生きてはたらく力を身につけるために」として,次の内容を説明します。
・情報社会での適正な活動を行うための基になる考え方と態度について
・ネットワークを介することで匿名性を悪用すること,相手の存在を忘れ配慮を欠くことについて
・基本は「人と人との間のコミュニケーション」であること
・画面の向こうには人がいることを意識した行動が必要であること
○ 次に,以下の項目について説明し,その後生徒からの質問やその年に話題になったことなどを詳しく説明しています。
・不正アクセス コンピュータウィルス なりすまし詐欺 インターネット中毒
 プライバシーの保護 個人情報の流出 いたずらメール メールバトル
 誹謗中傷 迷惑メール チェーンメール 不正料金請求 出会い系サイト
 有害サイト 著作権問題 デマ,ウソの情報

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【尾張旭・旭小】ケータイ安全教室

 9月14日(水曜)に、6年生対象で「ケータイ安全教室」を行いました。NTTドコモの方による分かりやすい説明とDVDの映像によって、集中して児童は話を聞いていました。「正しいルール・マナー」「個人情報」「チェーンメール」などについて、分かりやすく学びました。
 また9月16日(金曜)に、保護者対象に「ケータイ安全教室」を行いました。「子どもと携帯の実態」「メール・サイト・ネットで起こるトラブルの具体例とその防御方法」「携帯のマナーとルール」についてNTTドコモの方に話していただきました。
 保護者からは,「とても勉強になりました。今後,子どもに携帯を持たせる時には、参考にしたいと思います。」といった感想が出されました。
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【海部・十四山西部小】疑似体験を取り入れた情報モラルの学習に取り組んでいます

 十四山西部小学校では、校内のコンピュータに導入されている「情報モラル実践教材」というコンテンツ等を利用し、子どもたち自身が実際に疑似体験をしながら情報モラルを育んでいけるよう心がけています。
 今回は、5年生の「Webページについて考えよう」という題材で行った授業を紹介します。最初に子どもたちがよく利用するWEbページやWebページのよさを、アンケート形式で答え、意見を交流し合いました。その後、Webページの特徴や危険性について、コンテンツに沿って、体験しながら確認しました。
 よくないページが出てきた時の対処法や、無料ゲームができるという宣伝文句からクリックしたことで、コンピュータウイルスに感染するという体験から、「よくないページが出てきたら、クリックしたり、個人情報を入力したりしないように気をつけ、すぐにページを閉じたいと思う。」、「コンピュータにもウイルスがあるなんてびっくりした。」、「利用する人が嫌な気持ちにならない使い方が大切だと思った。」等の感想をもっていました。子どもたちはマナーやルール(情報モラル)が必要であることを実感していました。
 今後も、コンピュータ等の情報機器の媒体を通した場合においても、「画面の向こうには人がいる」ことを常に意識でき、よりよいコミュニケーションがとれる子どもの育成を目指していきたいと思っています。
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【岩倉・曽野小】メディアリテラシー

 岩倉市立曽野小学校では、5年生を対象に社会科「情報化した社会と私たちの生活」の一環として、情報化社会の中で生きていくために必要な力「メディアリテラシー」について考える授業を行いました。
 単元を学習する前に児童にアンケート調査を行った結果、家庭でインターネットを利用していると答えた児童は全体の85%を超えました。詳しく聞いてみると、インターネットを利用して何かを調べたことのある児童は60%、インターネットを通してオンラインゲームをしたことがあると答えた児童は40%を超えました。携帯電話や携帯ゲーム機の普及によって、児童にとってもインターネットは馴染みのものとなっているように思われました。
 そこで、これからの情報社会を生き抜くためにはどんな能力が必要かについて、児童自らが考える授業を行いました。話し合いの結果、児童から、「様々な情報を集める力」、「本や新聞からも情報を得る力」、「情報が正しいのか確かめて判断する力」、「正しい情報を伝える力」、「マナーを守ってインターネットを活用する力」という5つが出されました。そして、話し合いの後、実際にインターネットを通して、「原発事故」について調べ学習を行い、発表会を行いました。あふれる情報の中から取捨選択する力と、責任をもって発信する力の大切さを学びました。

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【蒲郡・西浦小】基本的なネチケットを学ぼう!

 現在大きな問題は抱えていないが、これからコンピュータを使う機会が増えていく年代だと考えられる2年生を対象に、基本的なネチケットマナーについて学ぶ機会を設けた。
 はじめに、コンピュータを使うときの学校での約束を確認した。子どもたちは、初めて入るコンピューター室に、ドキドキわくわくしながら話を聞くことができた。コンピューター室では、『ディズニー ネチケットを学ぼう!http://www.disney.co.jp/netiquette/』を視聴させ、使用する上で気をつけなくてはならないことを、ネチケットアドベンチャーのクイズに答えながら学習した。

<学習後の子どもたちの感想>
・インターネットをやるときには、変なボタンを押さないようによく見て考えてからやるようにしたい。わからなくなったら、うちの人に聞くようにする。
・インターネットって、こわいこともあるって初めて知りました。
・ボタンを押しちゃって、ウイルスに感染するなんて知らなかったから、家に帰ったらお母さんに教えてあげようと思いました。

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【安城・梨の里小】文字だけで思いを伝える難しさ

 本校に、ソフト「ジャストスマイル」が導入されており、主に学級活動や道徳の授業で情報モラルの学習を行っている。情報教育の年間指導計画を立て、低学年では「知らない人に、連絡先を教えない」「日常生活でのマナー・コミュニケーション」「写真と肖像権」「情報機器の活用方法」、中学年では「不適切なWebに遭遇したときの対処法」「文字だけで思いを伝える難しさ」「著作権の概念を知る」「なりすまし」「著作物の利用」、高学年では「ケータイと私たちの生活」「チェーンメールへの対処」「ネット依存症」「ネット上で知り合った人との約束は危険」「情報を発信するときの責任」「個人情報を奪うWebサイトを見抜く」「ネット上での情報が広がる仕組み」の学習を進めている。
 また、理科や社会科、総合的な学習などでインターネットを使って調べる際にも、インターネットに掲載されている情報は全て真実とは限らないこと、有害サイトにアクセスしないことなどに触れることで、教科と合わせて情報モラルの学習ができるようにしている。
 4年生ではジャストスマイルを活用してパソコンでメールを体験させた。「文字だけで思いを伝える難しさ」について、考えさせるために教師側から「あれ」や「これ」といった代名詞を多く使ったメールを送り、わかりやすいかわかりにくいかを尋ねたところ、わかりにくいという児童がほとんどであった。そこで、どのような文を送れば相手に伝えることができるかを発表させたところ、「具体的な内容を書く」「わかりやすい言葉を使う」などの意見が出た。その後、個人でメールのやりとりを行わせたところ、具体的な内容のものが多く、相手にとってわかりやすいメールを作ることができていた。
 今後も、コンピュータに触れ、操作することを通じて、児童にとってわかりやすい学習ができる授業を実践していきたい。
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【岡崎・梅園小】インターネットを利用して困ったときには

 4年生を対象にして、「インターネットを利用して困ったときには」の授業を行いました。4年生から社会科の調べ学習でインターネットを利用する機会が増えました。また、アンケートによると家庭では娯楽の一部としてのインターネット閲覧が定着しつつあることがわかりました。児童の発言から、インターネットの利便性をよく知っていることがうかがえました。そこで、「事例で学ぶNetモラル」から、インターネットのリンクをたどっているうちに大人向けのページを開いてしまう動画クリップを視聴しました。
 大人向けのページを開いてしまった場合どうしたらいいかを話し合い、「すぐに大人の人に相談する」「前のページに戻る」などの対処法を確認しました。授業後の感想文に「インターネットは便利だけど、気を付けなければならないことがあることがよくわかりました」と書かれてあり、児童はインターネットの正しい使い方をよく理解したようでした。
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【岩倉・南部中】技術・家庭科における情報モラル実践への取組み

 本校では技術・家庭科の技術分野の情報領域は1年生の1学期に履修している。画像は「スタディーノート」というグループウェアを使って、電子メールを送受信している授業風景を本校のブログに掲載したものである。
 電子メールの送受信はメールアドレスを生徒に賦与して行う方法も考えられるが、学校内のメールの送受信を体験させるだけなら、学年・組・番号を選択すればメールアドレスを入力しなくても簡単に電子メールの送受信を行うことができる「スタディーノート」を使うほうが良いと考え、毎年このように授業を実践している。
 実際に生徒同士で電子メールを交換しあうことで、無意味なことを書いて送ったり、不適切な内容を送って相手に不愉快な思いをさせるなどを実体験できるので、電子メールのルールやマナーを知る上で有効であった。電子メールを活用してコミュニケーションを図ることに慣れさせるには、もう少し時間がほしいところであるが、技術・家庭科の技術分野の授業時数が少なく、1時間程度しか時間がとれないのが現状である。

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【幸田・幸田中】著作権法についての学習

 幸田中学校では、幸田町が平成21年度に作成した「情報モラル・学習指導案例」をもとにインターネットや携帯電話の使い方についての授業を行いました。
 2年生のあるクラスでは、個人情報を守る大切さや著作権について学習をしました。ビデオを視聴し、その教材の中に隠れている著作権違反やモラル違反を、クラスで話し合い、見つけていきました。この活動を通して、普段の生活の中にも気をつけなければならないことがたくさんあることに気づくことができました。
 授業の感想では「インターネットから音楽をダウンロードすることがいけないということが分かった。」や「インターネットでテレビ番組をみたりしていたけれど、これからはやめようと思った。」などの発言が聞かれました。
 幸田中学校では、今後もパソコンやインターネットを便利で安全に使えるように学習を進めていきたいと思います。

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【春日井・西尾小】 「情報社会と情報モラル」(5年)

 春日井市主催の生徒指導連絡会(1月)で携帯ゲームの「なりすまし」といわれる被害の報告例が紹介されました。それを受けて児童の携帯等の利用の実態調査を行うことにしました。本校は里山という地域性からか携帯を持っている児童は少ないのですが、携帯ゲームの認知度は高く、実際ネットショッピングが絡んだ児童間のトラブルもありました。そこで、情報社会のルールとマナーをしっかり確認するとともに、ネット社会の功罪を考え、どのように利用すればよいかを「ネットでの買い物について考えよう」というテーマで学習しました。
 ネットでの買い物について「実際にお店に行かなくてもいいから便利」「安い」「品数が多い」などのよい点がある一方、「実際に商品が届くか分からない」「手軽に買えるので買い過ぎてしまう」「個人情報が漏れるかもしれない」などの不安な点も多いことを確認しました。あわせて個人情報の大切さについても考え、ネットを利用して買い物をするときは、必ず保護者と一緒に行うこと、信用できるサイトかどうか確かめること等を全員で約束しました。

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【春日井・南城中】携帯電話講話会を通して

 6月に愛知県警察本部サイバー犯罪対策室から講師をお招きし、全校生徒627名を対象にした携帯電話講話会を開催しました。インターネットや携帯電話に関する様々なトラブルについてのビデオを視聴し、インターネットの問題点・犯罪に巻き込まれないための予防法について、詳しくお話を聞きました。生徒にとって、身近な内容であるだけでなく、命に関わるような事例もあり、真剣に話を聞く生徒の姿がたくさん見られました。
 生徒の意識が高まってきた今後は、各学級の道徳や技術科の授業において、情報モラルについて学習していきたいと思います。また、家庭でも情報モラルについて話し合えるよう、学年通信でも、携帯講話の内容を保護者に紹介しました。

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【田原・大草小】「事例で学ぶNetモラル」を活用して授業を行いました

 本校の家庭でのインターネット利用率(パソコン、携帯等)は4、5、6年生で7割を超えています。ほとんどの児童が検索サイトを通して、好きな番組やゲームなどの情報を得ることに利用しているようです。学校でも、社会科や総合的な学習の授業等で調べ学習を行うときに、インターネットを使用することがあります。しかし、正しいネット利用の仕方や危険性について理解している児童は多くはありません。そのような実態から児童のメディアリテラシーの必要性を感じています。
 そこで、『事例で学ぶNetモラル』にある「安全なネットの使い方」「不適切なWebに遭遇したときの対処法」「個人情報を奪うWebサイトを見ぬく」「ケータイのフィルタリング」などを教材として取り上げ、学年の実態に合わせて授業に活用しました。児童にとって身近な内容であったことから、携帯やインターネット利用の利便性と危険性の理解につながりました。授業後の感想では、「ふつうに使っていたけど危険なことがあると知ってびっくりした。気をつけようと思う」「変なところをクリックしないようにしたい」「困ったらすぐに家の人に相談しよう」などの内容が多くありました。今後も情報メディアを効果的に活用していきたいと思います。

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