今日は進路説明会の日。5限は子どもたち、6限は保護者の方々を対象として行いました。
　人生の主人公は自分自身です。そして、これからの人生は自分自身のものです。主人公としてどんな自分でありたいか、どんな人生でありたいか、しっかりと考えてほしいと思います。単に卒業後の進路先を決めるのではなく、「自分の人生、何に使おうか」という視点をもって、自分の進むべき道をしっかりと考えください。先生たちはいつでも相談に乗ります。一緒に考えていきましょう。

　人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける（紀貫之）

　3年生の国語の授業。今日は、紀貫之の有名な歌について学びました。この歌には、詠まれたときの状況を示す詞書があります。それによれば、昔は初瀬の長谷寺へお参りに行くたびに泊まっていた宿にしばらく行かなくなっていて、何年か後に訪れてみたら、宿の主人が「このように確かに宿は昔のままでございますのに」（あなたは心変わりされて、ずいぶんおいでにならなかったですね）と言ったそうです。そこで、その辺りの梅の枝をひとさし折ってこの歌を詠んだのだそうです。5・7・5・7・7の31音の中に、ドラマや思いが詰まっています。

　3年生の社会の授業。「直接請求権」や「住民投票」等を学ぶ中で、都構想やリコール等といった事例が取り上げられていました。地方自治のこれからの担い手はあなたたちです。地域や社会の様子にこれからも関心をもち続けてください。

「テスト、頑張れよ！」
「はぁ…。」
「今日頑張って、明日は休みだよ。」
「明日もテストなんです。」
「塾もテストなの？」
「あぁ、校長先生に朝から（現実を）突きつけられた…。」

　3年女子生徒との朝のやりとりです。今日は3年生の実力テストの日。進路選択に向けてがんばっていこう。まだまだ伸びる！