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平成25年度 鬼崎中学校入学式・始業式 式辞

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平成25年度 鬼崎中学校入学式・始業式 式辞
 
 本日、常滑市立鬼崎中学校の生徒となった146名の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんの入学を私たちは心待ちにしておりました。
 また、保護者の皆様におかれましては、本日入学したお子様の姿から、心や身体にまだ幼さを感じながらも、どこか大人へと成長していく萌芽が感じられ、複雑な心境の中にも大きな喜びを味わっておられることと拝察申し上げます。お子様のご入学、まことにおめでとうございます。この3年間、お子さまを大切に導いて参りたいと思いますが、学校は万能ではありません。保護者の皆様のご協力が不可欠です。どうかよろしくお願い申し上げます。
 さて、新入生の皆さん、中学校生活の始まりとなる記念すべき日に一度考えてもらいたいことがあります。新2年生、新3年生の皆さんもこの機会に考えてみてください。
 それは「小学校と中学校での生活を比べて、一番大きな違いは何か」ということです。
 授業の教科によって教える先生が違うとか、部活動が盛んであるというのも小学校と中学校の違いです。でもその程度のことであるならば、小学校を卒業することなく、小学校7年生になればよいと私は考えます。
 私は、小学校と中学校での生活の一番大きな違いは「校則の厳しさ」だと考えます。
 今、君たちは、男子は学生服を、女子はセーラー服を着用しています。これも校則です。小学校は自由な服を着てよかったと思いますが、中学校にはその自由がありません。そのほかにも、髪型やかばん、運動靴なども校則で決められています。厳しい校則がいくつもあります。
 3年間の中学校教育の大きな目標は大きく二つあります。一つは学力の向上です。わかりきったことですが、高校進学、将来にも影響する非常に大切な目標です。
 二つ目の目標は社会性を身に付けることです。社会性とは、簡単に言えば、集団の中できちんと生活できる力、他人と協力しながら仲良くできる力、自分のわがままを抑えてがまんできる力のことだと思いますが、この社会性を身に付けることは、ひょっとしたら学力を向上させること以上に大切なことかもしれません。
 この社会性を身に付けるために、鬼崎中学校をはじめ全国多くの中学校では、厳しい校則が決められています。厳しい校則をきちんと守りながら鬼中生活を過ごすことで、君たちの社会性はさらに向上していくと私は考えています。
 どんな服を着てきてもいい、髪型は自由、ピアスをつけてもいい、携帯電話を持ち込んでもいいという自由な中学校生活では、忍耐力を含んだ社会性を身に付けることはできません。
 どうか、新入生の皆さん、そして、新2・3年生の皆さん、厳しい校則をきちんと守り、学力だけでなく、社会性も身に付けてください。私の切実な願いです。
 このように、中学校には厳しい校則が存在します。でも、鬼中を卒業したほとんどの生徒が「鬼中で楽しい思い出がたくさんできた」「鬼中生でよかった」「いい先生に出会えた」と言います。鬼中を卒業したことに誇りを持っている卒業生がたくさんいます。鬼中生活には数多くの感動があります。お金では手に入れることのできないものがたくさんあります。一緒にがんばって手に入れていきましょう。
 最後に、ご多用の中、本日、本校に入学する146名の新入生のために、区長様をはじめ、地域から多数のご来賓の方々のご臨席を賜りましたことを御礼申し上げます。
 そして、地域の皆様方からも鬼中教育へのご理解とご協力をお願い申し上げ、式辞といたします。

  平成25年4月5日
  常滑市立鬼崎中学校長  土 方 宗 広

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