最新更新日:2024/04/26 | |
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式辞
先週の今、まさか日本がこんなことになるなんてだれも思っていませんでした。毎日ニュースで悲しいニュースが流されています。悲しくてたまりません。
一瞬にして大切な家族や家を失った人、いまだ行方のわからない人。たまたま、あそこに生まれて暮らしているというだけで、こんな悲しいことに会わなければならないなんて、悲しすぎます。いつどこで、どうなるかなんて誰にもわかりません。 でも、そんな中で一生懸命がんばっている人たちがたくさんいます。なぜがんばれるのでしょうか。 一人1個ずつもらったおにぎりを黙ってとっておいて、万が一のために、子供に食べさせようと自分は我慢するお母さん。 たった一つのおにぎりでも「ありがとうございます。」と泣きながら感謝の気持ちを忘れない人。 何日ぶりかで救出されたのに、まずお礼を言って、私よりも、まだ見つからない人たちが心配し、その人たちを助けてください。と気遣うやさしさ。 命の危機に直面し、忘れかけていた人を思う気持ちで、お互いに人を思いやっているのです。 学校があって、みんながいて、卒業式を迎えられること、たくさんの人たちに祝福されていることが、こんなに幸せなだなんて、今まで考えたこともなかったと思います。当たり前のことが実は当たり前ではなかったのです。普段の日常生活のありがたさをかみしめて、すごしていかなければならないと思います。今ここに生きていることが幸せなのです。いいえ、生きているのではありません。たくさんの人たちのおかげで、生かされているのです。だからこそ、いただいた命を大切にし、助け合っていかなければいけないのでしょう。そんなやさしい人になってください。優しさが人を勇気付けます。優しさが人を強くします。 今日までの卒業式の練習を見ていて、卒業の言葉で、友達の分まで、大きな声を出している子、綺麗な声で一生懸命歌う子。みんなの助け合う姿を見てうれしかったです。 そんな6年生に出会えて、私はとっても幸せでした。ありがとね6年生。卒業おめでとう。 |
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