十三汁(12/13)
今日のお汁は,「十三汁」という名前です。なぜこのような名前かというと,13種類の食材が使われているからです。13をかんじで書くと十と三になり,「とみ」と読みます。牛肉,あぶらあげ,えのきたけ,まいたけ,ほししいたけ,こまつな,ねぎ,にんじん,ごぼう,さといも,ぜんまい,つきこんにゃく,くるまふです。あか,き,みどりの食品がすべて入っていて栄養まんてんで,具だくさんのお汁は体が温まります。食物せんいが豊富な食材がたくさん入っているので,おなかのちょうしもととのえてくれます。ぜひ残さず食べてくださいね。
文責:栄養士 六間口真知子 バランスよく!(12/12)
今日の給食は,ふだん不足しがちな丈夫な骨や歯を作るカルシウム,からだを疲れにくくする鉄,おなかのちょうしをととのえる食物せんいが豊富な給食です。このような栄養素は,からだにとってとても大切なのですが,普段の食事からとるのはなかなか大変です。でも,ごはんを中心として主食,主菜,副菜をそろえると栄養バランスがとれやすくなり,不足しがちな栄養素もとれます。今日も残さず食べて,健康に過ごしましょう。
文責:栄養士 六間口真知子 麻婆豆腐(12/11)
今日のマーボー豆腐には,4種類の野菜が入っています。ねぎ,にら,しょうが,にんにくの4種類です。にら,にんにく,ねぎには,豚肉にたくさんふくまれているビタミンB1の吸収を助ける成分があります。マーボ豆腐には豚肉が使われているので一緒に食べるととても効果的です。そして,しょうがには,からだをあたためる成分があります。寒い日は,しょうがを食べて,からだのなかから温まりたいですね。
文責:栄養士 六間口真知子 はたはたの唐揚げ(12/10)
はたはたはスズキ目に属する魚で「カミナリウオ」とも呼ばれています。
これは、はたはたが産卵のため11月から12月の晩秋から冬にかけて雷がたくさん起きる時期に海岸にやってくることからこのように呼ばれているそうです。体長は20cm程度の魚で、普段は水深500m以上の海底に生息しています。秋田県の特産と知られ、「しょっつる」と呼ばれる魚醤に加工されます。 この醤油を利用した「しょっつる鍋」にはたはたを入れて食されています。今日は,はたはたのから揚げです。しっかりよくかんでいただきましょう。 文責:栄養士 六間口真知子 みかんのビタミンC(12/9)
きょうは、みかんが出ていますね。みかんにはビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは,熱に弱く,こわれやすいのですが,果物は火を通さずにたべることができるので,ビタミンCをとるには最適な食べ物です。ビタミンCは、ウイルスの活動をおさえたり、ストレスへの抵抗力を高める効果があります。不足するとかぜをひきやすくなるので、果物や野菜、いも類をしっかり食べてビタミンCをとりましょう。
文責:栄養士 六間口真知子 はるさめ(12/6)
今日は,春雨スープが出ています。春雨は,春に降るしとしとした雨に似ているので「春雨」と名付けられました。『はるさめ』には、大きく分けて2種類あり、『でんぷんはるさめ』と『緑豆はるさめ』に分けられます。
でんぷんはるさめは、主にじゃがいもでんぷんやさつまいもでんぷんから作られ、伸びやすいですが、とろりとした食感があります。 緑豆はるさめはの『りょくとう』というのは、漢字で『緑の豆』と書くように種が緑で、芽を出すと『緑豆もやし』になります。緑豆はるさめは、その緑豆のでんぷんから作られ、でんぷんはるさめよりコシがあり、つるりとした食感が特徴です。今日も残さずいただきましょう。 文責:栄養士 六間口真知子 江戸時代は1個500円!?(12/5)
今日は,「ゆでたまご」が出ています。からをむいて,塩をつけながら食べてください。
みなさんがおうちでゆで卵を作るときは,鍋に入れてゆでて作ると思いますが,今日は,蒸して作りました。なので,正確にいうと「蒸し卵」ですね。ゆでた卵と蒸した卵,違いがあるかどうか味わってみてください。日本では,卵を使った料理がたくさんあり,おうちでもよく食べるのではないかと思います。ある調査によると,日本人の卵消費量は,世界で第2位です。第1位はメキシコ,3位は中国となっています。卵はいろいろな栄養素が含まれているすばらしい食品であるにもかかわらず,価格も1個20円程度という安さの,ありがたい食品です。江戸時代は,現代の換算で卵1個500円近くしたそうです。卵1個にはかぜを予防するビタミンCやおなかの調子をととのえる食物繊維以外のいろいろな栄養素がふくまれています。また,学習能力を向上させたり,アルツハイマーを予防したりする成分もふくまれています。今日も残さずいただきましょう。 文責:栄養士 六間口真知子 春巻き(12/4)
今日は,中華メニューです。今日の春巻きは,豚肉,たけのこ,たまねぎ,キャベツ,にんじん,はるさめが入っています。春巻きという名前の由来は,立春のころ,新芽が出た野菜を具として作られたことから「春巻き」と呼ばれるようになりました。中華料理には,よく「ごま油」を使います。今日の給食の混ぜご飯,春巻き,中華サラダに「ごま油」が使われています。日本では,縄文時代の遺跡からごまの種子が発見されていますが,食用とされたのは平安時代からと言われています。ごま油は,奈良時代,仏教の伝来とともに中国から伝わったと言われています。
今日もよくかんで残さずいただきましょう。 文責:栄養士 六間口真知子 給食クイズ(12/3)
給食クイズ
今日は,カシューナッツが出ていますね。カシューナッツの木に花が咲いた後,実の部分が大きく成長すると,ある果物の香りがします。次のうち,どの果物の香りがするでしょうか? 1.いちご 2.みかん 3.りんご 12月の給食目標(12/2)
今年もあと一月となりました。寒い日が続きますが,みなさんの体調はいかがでしょうか。かぜをひいている人はいませんか?今月の目標は,「かぜを予防する食事をしよう」と「寒さに負けない食事をしよう」です。食事においてかぜを予防するには,まずは,バランスのとれた食事をしっかり食べることです。毎日の給食を残さず食べていますか?実際に昨年,給食の残量が少ないクラスは,学級閉鎖にならなかったということがありました。みなさんもぜひ,給食を残さず食べてかぜを予防しましょう。食事だけでなく,しっかり睡眠をとり,運動も行い健康的な生活を送りましょう。
文責:栄養士 六間口真知子 食欲の秋(11/29)
食欲の秋,といわれるだけあって,秋はいろいろな野菜が旬です。秋野菜は,葉を食べる野菜ではなく,芋やにんじん,だいこんなど根っこを食べる野菜が多いですね。
根っこを食べる根菜は,食べると身体を温めてくれますので,これからの寒い季節にはぴったりです。毎日の食事に,根菜を上手に取り入れると,風邪などを引かずにのりきることができます。 夏に日差しをたくさん浴びた葉っぱは地下の根にでんぷんや糖質を蓄え,甘くなります。 人間の身体も季節に合わせて代謝に変化が現れます。周囲の温度が低くなってくると,代謝量が増え,寒さに抵抗するための冬支度を始めるよう働きます。自然と食欲がわいてくるのです。このときに,旬の野菜や食べ物を食卓に取り入れ,必要な栄養素をとると,天気の変わりやすさ,乾燥,冷気などに対する身体作りができますよ。 文責:栄養士 阿部 綾 カマンベールチーズ(11/28)
みなさんは,「カマンベールチーズ」というチーズを知っていますか?今日のエビフライの中に入っているのが「カマンベールチーズ」です。
1791年に,フランスのカマンベール村と言うところで初めて作られたチーズで,マリー・アレルという人が発明したといわれています。 「チーズの女王」ともいわれるほどおいしいチーズで,食べられる白いカビをチーズの表面に生やし,熟成させることで,独特の香りとこくとうまみをだします。カビのはえた表面の部分が苦手な人も,内側のとろっとした部分はおいしく食べられるのではないでしょうか。あまりくせがないので料理にもよく使われます。最近は日本でもよく食べられているチーズです。 文責:栄養士 阿部 綾 鉄分の多い食品(11/27)
朝会でしばらく立って先生のお話を聞いていたら,だんだん目の前が真っ白になってきて,気持ちが悪くなってしまったことはありませんか?こんな状態を貧血といいます。貧血は脳の細胞に酸素がじゅうぶんにいかなくなると,脳が「苦しいよー」といっておこるのです。
では,どうして脳に酸素がいかなくなってしまうのでしょうか?貧血がおこる原因の一つはなんでしょうか。 1. 血を作る材料の鉄がたりなくなったから 2. 血を作る材料のたんぱく質がたりなくなったから 3. 血を作る材料の水が足りなくなったから 亀田でとれたさつまいも(11/26)
今日のさつまいもごはんに入っているさつまいもは亀田でとれたさつまいもを使っていますが,最近,新潟市の西区,赤塚や内野地区の砂丘で栽培されているさつまいもを知っていますか?
新潟砂丘さつまいも「いもジェンヌ」という名前です。これは,さつまいもが大好きで,おしゃれだけど親しみを持てる庶民的なお嬢様をイメージしてつけられた名前だそうです。本当は「紅はるか」という品種でねっとりとした食感で甘みが強い品種のさつまいもです。 新潟市では使われなくなった畑を何かに使えないかと一生懸命考えて,砂丘では品質のよいさつまいもがとれることがわかったのです。 最近になってたくさん作られるようになり,スーパーなどでも見かけるかもしれません。探してみてください。 文責:栄養士 阿部 綾 給食の人気メニューを組み合わせて(11/25)
今日は,亀田小学校に9月9日から13日まで栄養教諭の教育実習にいらっしゃった「茅原和栄さん」の作ってくれた献立です。茅原さんは,亀田小学校の卒業生だそうです。みなさんが喜んで食べてくれるよう,自分が子どもの頃,給食で人気だったメニューを組み合わせて献立を考えてくれました。
皆さんにも,思い出の給食や,大好きなメニューがありますか?また,クラスの友だちといっしょに食べると,楽しいしおいしいですね。ちょっと苦手なものでも食べられる人もいますね。 みんなで食べると,もう一ついいことがあります。楽しく食べると食べ物にある栄養が,わたしたちの体中にいきわたって元気な体になります。 学校でも,おうちでも1人ではなく,みんなで食べるといいことがいっぱいありますよ。 文責:栄養士 阿部 綾 ぎょうざ(11/22)
「ぎょうざ」は中国のおやつ,点心のひとつです。小麦粉でできた皮で肉や野菜のあんを包んで,蒸したり,ゆでたり,揚げたり,焼いたりと様々な調理方法で食べられます。
中国では,奉公人がいなくなるお正月の2,3日は作っておいた「ぎょうざ」を食べるといわれ,「ぎょうざ」を上手に作れることがよい花嫁の条件の一つになっていたのだそうです。 中国ではずっと昔から「ぎょうざ」が食べられていたそうですが,日本で初めて「ぎょうざ」を食べたのは水戸黄門で有名な「徳川光圀」だといわれています。 日本人の口にあっていたのか,江戸時代から明治時代まででも「ぎょうざ」を出す中華料理屋はすでにあったようです。現在でもいろいろな県で町おこしとして「ご当地ぎょうざ」を作っていたり,「宇都宮ぎょうざ」などの名物のぎょうざがあったりしますね。 文責:栄養士 阿部 綾 白いんげん豆のチリソース煮(11/21)
今日は「白いんげん豆のチリソース煮」という料理が給食に出ています。
水で戻したいんげん豆をやわらかくなるまで煮て,ひき肉,玉ねぎ,トマトケチャップ,チリパウダーなどを加えて煮込んだものです。この料理は,アメリカのテキサス州の「チリコンカン」という料理を参考に作りました。 テキサス州はメキシコに近いためメキシコ料理風の独特な料理があります。この独特のアメリカ料理をTEX-MEXというそうです。 テキサス州はカウボーイやガンマンなど男たちが有名な地域で,「チリコンカン」も,野菜はとうがらしだけ,肉は牛肉のみなどのシンプルな料理でしたが,1920年代にオハイオ州やインディアナ州でトマトやいんげん豆を入れ,辛味の少ない食べやすい料理に改良され,アメリカの代表的な軽食になりました。 今日の「白いんげん豆のチリソース煮」も,あまり辛くないように作りました。ご飯にかけて食べてみてください。 文責:栄養士 阿部 綾 なるとまき(11/20)
ワンタンスープの中に入っているうずまきもようのある食べものは何か知っていますか?そう,「なるとまき」ですね。短く「なると」と呼ぶこともあります。
鳴門海峡の渦潮のようなもようにちなんでつけられた名前です。 静岡県の焼津で,全国で食べられている「なると」の90%が作られているそうです。 「なると」の渦のもようは,縁起をかついで,「の」の字に見えるほうが表面とされていますが,鳴門海峡の渦潮は逆だそうです。 「なると」は周りが白く,うずまきが赤いものが一般的ですが,九州などの一部の地域では,周りが赤いものがあるそうです。ちょっと見てみたいですね。 文責:栄養士 阿部 綾 地元の食材を使って「食育の日」(11/19)
新潟市は,農業の盛んな政令市です。季節ごとにいろいろな作物がとれます。地元でとれた作物を地元で消費する(食べる)ことを「地産地消」といいます。作物を作る農家と,食べる私たちの距離が近いので,新鮮なものを食べることができます。新鮮な野菜はおいしいですね。給食でもできるだけ亀田や,市内産の作物が使えるように,JAのみなさんや,八百屋さんに協力してもらっています。
毎月19日は「食育の日」です。食育の日は健康な心と体を作るために,食について考える日です。今日は,みなさんにも季節や地元のことをよく考えてもらえるような料理を作りました。 ・五目栗ご飯 11月から,今年新しくできた「新米」を使っています。もしかしたら気がついた人もいるかもしれませんね。給食で使っているのは,特別に農薬を少なくして作った地元のお米です。それに,もっちりした食感を出すようにもち米をいれ,秋らしい栗を入れたご飯を作りました。 ・豚肉の梨ソースかけ 今日の豚肉のソースは亀田の特産の梨を使ったソースです。梨をじっくり煮詰めて作った「なしみつ」というものを隠し味に入れてあります。わかるでしょうか? ・菊入りひたし 菊の花を食べるのは新潟県といくつかの県だけなのを知っていますか?菊は少し苦味がありますが,色がきれいでしゃきしゃきした歯ごたえがあっておいしい秋の味覚です。 文責:栄養士 阿部 綾 さばにまつわる慣用句(11/18)
さばにはいくつか慣用句があります。
一つは「秋さばは嫁に食わすな」です。この慣用句は,秋のさばはあぶらがのっておいしいということからきていますが全然違う2つの意味があります。 一つは秋のサバはひじょうにおいしいので嫁なんかには食べさせられないという意地悪な意味,2つ目は大切なお嫁さんに油っぽいさばを食べさせて中毒を起こさせてしまったらたいへんというお嫁さんをいたわる意味です。 もう一つの慣用句は「さばを読む」です。昔は魚を数えるのに急いで数を読んでごまかすことが多かったそうです。そこから計算をごまかして,利益を得ることを「さばを読む」というようになりました。さばは,腐りやすいので市場では急いで数をかぞえる必要があったのです。 さばは,昔から広く食べられてきた魚なので,こんな風に慣用句になっているのですね。今日はそんなさばをつかった「さばのみそ煮」です。おいしくいただきましょう。 文責:栄養士 阿部 綾 |
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