七五三メニュー(11/15)

 「えびで鯛を釣る」ということわざがあります。これは,小さなえびをえさにして,大きな鯛を釣るということに例えて,ささやかな贈り物や少しの苦労で大きなお返しをもらうという虫のいいやりかたをいいます。
鯛という魚は「めでたい」のたいに通じるところから,お祝いの料理によく使われます。赤い色もめでたい色とされますが,真鯛はきれいな赤い色をしているため,縁起がいいといわれているのです。
実は,この赤い色にもえびが関係しています。鯛の赤い色はアントシアニンという色素で,これは鯛がえびを食べることで身体の中に取り込まれ,きれいな赤い色になるのだそうです。また,えびやいかをえさにして育った鯛はとてもおいしいのです。ことわざでは,えびは鯛より下にみられているようですが,鯛の美しさやおいしさは,えびのおかげかもしれませんね。今日は「七五三」です。男の子は5歳,女の子は3歳と7歳の節目に神社やお寺に参拝し,無事に成長できたことを感謝し,これからの幸福と長生きを願う行事です。どうして11月15日かというと,15日は鬼が出歩かないので何をするのもよい日,鬼に邪魔されずにお参りができる日とされているからです。
この日は千歳あめを食べてお祝いしますが,このあめは,子どもが長生きできるよう願いをこめてつくった細長いあめで,縁起のよい紅白のあめになっています。江戸時代,浅草の飴売りが売りだしたのが,始まりだそうです。

給食でも皆さんが元気で成長できたことへのお祝いの気持ちをこめて,おめでたい「鯛とえびの料理」をつくりました。残さず食べてくれると嬉しいです。

文責:栄養士 阿部 綾

金時(11/14)

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金時豆の「金時」は,金太郎である「坂田金時」が赤い肌をしていたところに由来しています。
いんげん豆には白い豆もありますが,「大正金時」という名前のいんげん豆はとても鮮やかな赤紫色をしています。日本で作られている金時豆の全体の70パーセントがこの「大正金時」です。
北海道,十勝地方の大正村でたくさん作られたのでこの名前がつきました。
豆には,イライラを抑えるカルシウム,貧血を予防する鉄分,血や肉を作るたんぱく質,炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB1,脂肪をエネルギーに変えるビタミンB2,おなかをきれいにする食物繊維がたくさん入っているとてもすばらしい食べ物ですが,金時豆にはさらに「カリウム」という余計な塩分を身体の外に出してくれる栄養もあります。
苦手な人も多い豆ですが,すごい栄養があるのでみんなに好きになってほしいですね。
文責:栄養士 阿部 綾

杏仁豆腐(11/13)

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今日のデザートに入っている白いゼリーのようなものは「杏仁豆腐」といいます。「きょうにんどうふ」,「しんれんどうふ」とも呼ばれ,どれも同じ料理です。
「杏仁」とは,本来は中国の薬になる料理の一つです。ぜんそくやせきなどの治療に使われる薬になる植物に,あんずの仲間の果物があります。この果物の種の中の「仁」という部分を粉にしたものを,強い苦味を消すために甘くして,食べやすくしたものが「杏仁」なのです。
日本では「杏仁豆腐」は,中華料理などのデザートとして食べられていますので,実際に「杏仁」を使用しないで,香りが似ているアーモンドエッセンスで香りをつけた牛乳を,寒天などで固めたものを使っていることが多いのです。
給食でも,苦い「杏仁」ではなくおいしい牛乳で作りましたので,安心して食べてください。
文責:栄養士 阿部 綾

感謝の気持ちをこめて「いただきます」(11/12)

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 私たちが食事のときに「いただきます」とあいさつをするのは,食料を生産してくれた人や料理を作ってくれた人たちに感謝の気持ちを表すことにあります。また,食べ物は私たちの命を支えるもとです。食べ物によって生きていけることへの感謝の気持ちを忘れないよう,「いただきます」とあいさつするのです。
また,食べ終わった後の「ごちそうさま」というあいさつを漢字にすると,走るという意味の漢字が2つ入ります。
昔は,お客様が来るといつもは家にない食べ物を手に入れるために海へ走り,山へと走り,料理の準備をしました。ですから,ごちそうさま,というのは「私たちのためにかけまわって,このようなおもてなしをしてくださってありがとう」という感謝のあいさつなのです。どちらも心を込めていいたいですね。
文責:栄養士 阿部 綾

きんぴらとは?(11/11)

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 「きんぴら」とは,金太郎としてよく知られている「坂田金時」の息子,「坂田金平」からつけられた料理の名前です。坂田金平は,源頼義の四天王の1人で,とても丈夫で荒々しく,強い人でした。
料理の「きんぴら」は,ごぼうを使っています。ごぼうの歯ごたえがかたいことと,きんぴらの味付けの唐辛子の辛味が荒々しい強さにつながって,この名前がついたといわれています。また,ごぼうを炒める音が荒々しいためなどの説もあります。
ごぼうには,食物繊維がとてもたくさん入っています。おなかの中のそうじをしてくれるだけでなく,余分なしぼうが体につくのを防いでくれ,太りすぎを予防してくれます。少しくせのあるごぼうですが,残さないで食べてくださいね!

文責:栄養士 阿部 綾

秋の味覚「さんま」(11/8)

 秋の味覚といえば,「さんま」ですね。さんまは漢字で「秋刀魚」と書かれるように,秋においしい魚で,刀のようにきらきらしています。
さんまは日本から北アメリカにわたる沿岸の浅い海に住んでいます。夏には北海道の沖で栄養のあるプランクトンを食べて太り始め,秋に近づくにしたがって,三陸から千葉沖へ移動します。この頃にはさんまの脂肪が20パーセント以上になるので,秋のさんまはあぶらが乗っておいしいといわれるのです。
あぶらと聞くと,身体に悪いもののように思われがちですが,さんまのように背中が青い魚のあぶらには,「EPA」という血液をさらさらにしてくれるあぶらと,「DHA」という脳の働きを活発にしてくれるあぶらがあります。魚を食べると頭がよくなるというのは,この「DHA」の働きなのです。
魚のあぶらは身体によいので,普段から魚をたくさん食べたいですね。
文責:栄養士 阿部 綾

薄味を心掛けよう(11/7)

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 みなさんインスタントラーメンは好きですか?お湯を注いで約3分で簡単にできるから,おやつや,夜食,休日のお昼ご飯にする人もいるかもしれませんね。
この,インスタントラーメンを最初に発明した人は「安藤百福」という人です。「てんぷらの衣は乾くとぱりぱりになるけれど,お湯をかけると短い時間でやわらかくなるから,めんを油で揚げてみよう」と考えてできたのが,「元祖チキンラーメン」です。
初めてインスタントラーメンが発売されたときの値段は35円だったそうですが,その頃は,うどんが1玉10円でした。だから,ラーメンのスープを残すなんてもったいなくて,全部飲んでしまう人が多かったそうです。
でも,インスタントラーメンは,長い間保存できるように,たくさんの塩を使っています。塩分を取りすぎる生活を続けていると,心臓や脳の血管がつまったり,破れたりする怖い病気になってしまうこともあります。子どもの頃しょっぱいものが好きな人は大人になってもしょっぱいものをやめられません。
そうならないためにも,普段から薄味を心がけることが大切なのですが,インスタントラーメンや,塩分が強いものを食べるときは,塩分を取り過ぎない工夫をしてみましょう。スープは全部飲まないで残す,ラーメンを作るときにスープのもとを全部入れないで薄味にする,野菜をたっぷり加える,などです。便利なインスタントラーメン,おいしくヘルシーにいただきましょう。
文責:栄養士 阿部 綾

給食の残さず食べよう(11/6)

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 今日から<残量調査>が始まります。
残ったおかずを1つ1つ量って調べますので,違うおかずどうしを混ぜないようにお願いします。

給食がどのくらい残ったかを調べると,実際に皆さんがどのくらいの栄養をとっているかがわかります。皆さんが給食を残さずに食べてくれれば,計算どおりの栄養がみなさんの体の中に入ったことになります。しかし,ごはんやおかずが残ってしまったら,その分の栄養は残念ながら皆さんの体に届いていないということになりますね。
せっかく栄養のこと,みなさんの健康のことを考えて献立をたてても,皆さんが食べてくれなかったら栄養のバランスもとれませんし,食べものが無駄になってしまいます。
一つ一つの食べものに,それぞれのおいしさがあるように,持っている栄養も違います。一つの食べもので全ての栄養がとれるパーフェクトな食べものはありません。少し苦手な食べものも好き嫌いせず,がんばって食べられるといいですね。なんでもたべると,病気に負けないパワーが出てきますよ!
文責:栄養士 阿部 綾

11月の給食目標は?(11/1)

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 今月の目標は「バランスよく多くの食品をとろう」です。
私たちは,食べ物を食べることで,栄養をとって生きています。そして,栄養は大きく分けて3つの働きをしてくれます。
1. 骨や筋肉や血を作る働き。
2. 働く力や熱(体温)になる働き
3. 身体の調子を整える働き の3つです。
この3つの働きのうち,どの働きをする栄養素をもっているかで食品を,赤・黄色・緑色に分けたものが3つの食品のグループです。
食べ物はそれぞれ3つのグループに分かれているので,何も考えないで食べていると一つのグループばかり食べていたり,全然食べないグループができたりするかもしれません。
そんな食生活を続けていくと,骨が折れやすくなったり,太りすぎたり,風邪にかかりやすくなったりします。さらに,もっと長い間そのままの食生活をしていると,心臓や脳の血管が破れる病気や,糖尿病,がんなどの病気につながるのです。怖いですね!
だから,好き嫌いしないでいろいろな食品を食べることが大切です。健康で長生きするために,毎日バランスよく,いろいろな食品を食べましょう。

文責;栄養士 阿部 綾

ハヤシライス(10/31)

 今日は,ハヤシライスが出ています。ハヤシライスの語源はいくつかあります。
大まかに分けると,人名に由来する説,英語に由来する説,「早い」に由来する説があります。人名由来の説は「はやしさん」という人が考案したから「ハヤシライス」になったということです。英語に由来する説は「ハッシュドビーフウィズライス」のハッシュがなまってハヤシとなり,「ハヤシライス」となったということです。早いに由来する説は肉食が解禁されたばかりの時期でこの料理を食べると早死にするといわれ「早死ライス」と呼ばれるようになったとか,注文すると早く出てくるから「早しライス」になったなどいろいろな説があります。
このように語源は様々ですが,給食の残量が少ない人気メニューです。今日も残さず食べてくださいね。
文責:栄養士 六間口

東アジア原産の大豆(10/30)

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 今日は,給食に大豆が出ています。大豆は東アジアが原産とされ、中国では、5000年前から栽培されています。日本では、古事記に「五穀(米・麦・粟(あわ)・大豆・小豆)」のひとつとして記載されています。五穀は、主要な穀物で、5種類の穀物も書物により様々ですが、現代では、米(こめ)・麦(むぎ)・粟(あわ)・豆(まめ)・黍(きび)または稗(ひえ)が五穀とされています。大豆は血管の中をきれいにしたり,脂肪が蓄積しないように代謝を促す作用があります。  今日も残さずいただきましょう。
文責:栄養士 六間口

まいたけごはん(10/29)

 今日は,まいたけごはんが出ています。まいたけの生産量は新潟県が全国1位です。全体量の約6割を新潟県で生産しています。まいたけという名前は、昔、このきのこはわずかしかとれず,見つけだすことが困難だったため,まいたけを発見した人が、よろこびとうれしさのあまり、その場で舞い踊ったことからついたと言う説と、形が二重三重に重なって舞っているように見えることからついたという説があります。薬効の高いサルノコシカケ科のきのこの中では、唯一の食用きのこで、抗がん作用があることが分かっています。まいたけの風味を味わいながらいただきましょう。

文責:栄養士 六間口

給食クイズ(10/28)

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今日のサラダは,3種類の野菜が入っています。さてこのサラダの中で色の濃い緑黄色野菜がひとつあります。それはどれれでしょう?
1 キャベツ  2 ブロッコリー  3 たまねぎ

▼正解は・・・

栗ご飯(10/25)

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 今日は「栗ご飯」が出ています。栗は,昔から身近で大切な食べ物でした。
縄文時代で、栗で有名なのが 青森県三内丸山遺跡です。日本最大級の縄文集落跡です。三内丸山遺跡からたくさんの栗の柱と大粒の栗が出土しました。
 三内丸山遺跡では、栗の巨木を柱に使った建造物があり、遺跡の周辺の森は大半が栗の林だったことがわかっています。
くりは,でんぷんを多く含むため,少量で効率の良いエネルギー補給になります。また,ビタミンCが多いですが,でんぷんに囲まれているため,加熱による影響をほとんど受けません。秋の味覚を味わいましょう。
文責:栄養士 六間口

さば(10/24)

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 今日の給食は,「さば」が出ています。数をごまかすことを「さばを読む」といいますよね。それは、まさに魚のさばのことです。さばは,内臓に含まれる自己消化酵素の働きで、「生き腐れ」といわれるくらい鮮度の低下が早いです。鮮度が命の魚なので,市場での取り引きを急ぐあまり、正確に数を数えないこともあったようです。そこから「さばを読む」という表現が生まれました。
血管の中をきれいにする成分や,脳の発育にも良い成分があります。骨に気をつけて食べましょう。

文責:栄養士 六間口

人類が食した最古の果物(10/23)

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 人類が食した最古の果物がりんごだそうです。その起源はおよそ8000年前といわれています。カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維、ビタミンCなどを含み栄養価が高いです。また、高血圧予防、コレステロール降下、便秘改善、疲労回復、虫歯予防や発育促進と、多くの効能が知られ、ポリフェノールの一種、プロシアニンなどによる抗酸化作用や老化防止効果も期待されています。欧米では昔から「一日一個のりんごは医者を遠ざける」といわれてきました。
おうちでも果物を食べましょう。
文責:栄養士 六間口

給食クイズ(10/22)

今日は,じゃがいものきんぴらに,たくさんのじゃがいもをつかいました。
じゃがいもは,ナス科の野菜です。なすとじゃがいもを比べてみると,似ていないような気がしますが,それぞれの花を見ると似たところがたくさんあります。ナス科の植物はそのほかにもたくさんあります。次のうち,ナス科の野菜はどれでしょう?
1 ピーマン  2 さといも  3 キャベツ

▼正解は・・・

すきやき(10/21)

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 今日のすきやきが出ています。「すきやき」という料理の名前の由来はいろいろありますが,江戸時代からみられる名前で,鍋の代わりに農具の鋤の部分を火の上にかけて魚や豆腐を焼いて食べたことから「鋤焼き」と呼ばれるようになったという説が有力です。江戸時代は牛肉を食べることが禁止されていたので,かも,いのしし,しかなどのお肉が使われていました。文明開化の後に牛肉が庶民の食べ物となり徐々にすきやきに牛肉が使われるようになりました。
牛肉は,肉類の中でも特に鉄を多く含んでいます。鉄は体の中で体中に酸素を運ぶ重要な役目を果たしています。鉄が足りないと,疲れやすくなってしまいます。今日は残さずいただきましょう。
文責:栄養士 六間口

亀田の特産物(10/18)

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 今日は,亀田の特産物を使った給食が出ています。見た目にはどこに特産物が入っているのかわからないと思いますが,梨と梅干しを使っています。梨と梅干しはそのまま食べることが多いと思いますが料理にも使えます。和え物には,亀田の梅が入っています。野菜に亀田の梅干しとしょうゆとのりを和えました。梅干しを加えると彩りが良くなるだけでなく,食欲を増し,疲労回復効果もあります。
梨は,すりおろして梨をースを作り,焼いた鶏肉にかけました。梨は,タンパク質をやわらかくする成分が入っているのでお肉との相性が抜群です。韓国では,キムチを作る時や焼き肉のつけだれにたくさんの梨を使うそうです。
亀田の特産物料理を味わってみましょう。
文責:栄養士 六間口

アーモンド揚げパン(10/17)

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今日は,米粉パンの「アーモンド揚げパン」です。
米粉パンは,米から作られています。小麦粉パンに比べて米本来の甘みもあります。食物繊維も豊富で消化もゆっくりなため,血糖値もあがりにくく,腹もちのよいパンです。米粉は小麦粉と比べて油を吸いにくいので,今日のような揚げパンにも向いています。米粉は,新潟県産のコシヒカリ100%なのでお米の消費拡大にもつながっています。今日も残さずいただきましょう。
文責:栄養士 六間口
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学校行事
3/3 全校朝会/ALT/職員会議
3/5 委員会活動(新)5年のみ/6年6限あり
3/7 大空集会
給食
3/3 ちらしずし/すましじる/さわらのしおこうじやき/なのはなあえ/ひなあられ
3/4 むぎごはん/はっぽうさい/カシューナッツ/ちゅうかふうごまずあえ/
3/5 むぎいりゆかりごはん/もずくのみそしる/とりにくのカレーあげ/きりぼしだいこんのいために/いちご
3/6 ソフトめん/ミートソース/ツナサラダ/おやつこんぶ
3/7 ごはん/にくじゃが/てっかみそ/ふうみづけ
新潟市立亀田東小学校
〒950-0123
新潟県新潟市江南区亀田水道町3-2-45
TEL:025-381-4196
FAX:025-381-4197