茶の心「和敬清寂」
冬の使者,白鳥もやってきて,山間部では雪も降ったそうですね。
香港もだいぶ寒くなってきて,今週はさらに冷え込むとのこと。 屋内での水泳授業も寒いです。 PTA企画として,裏千家淡交会香港協会の皆さんの協力を得て,『茶道体験教室』が3回に分けて行われています。 4年生は先週,茶道体験をしました。 まず,すべてのお茶の心が込められている「和敬清寂(わけいせいじゃく)」という言葉について教わりました。 和・・・互いの心を開いて仲良くするということ。 敬・・・尊敬の敬で,お互いに敬いあうという意味。 清・・・清らかという意味。目に見えるだけの清らかさではなく,心の中も清らかであるということ。 寂・・・静かで穏やかな,どんな時にも動じない心。 そして実際にお茶を点てるところを見せていただき,お茶の頂き方もしっかり教わり,和三盆というお砂糖でできた干菓子をいただいてから,飲みました。 思わず「おいしい!」と声に出す子もいました。 さて,今度は自分たちでお茶を点てる番です。 茶筅(ちゃせん)というお茶をたてる道具を使って,アルファベットの「M」の字を書くように細かく何度も動かし,小さい泡が立ったら,「の」の字を書いて茶筅を抜くと教わり,みんなでチャレンジ! 黙々と点てる姿は真剣そのもの。 そして頑張って点てたお茶をいただいたら・・・「にがい!」「一杯目のほうがおいしい!」と素直な感想が聞こえてきました。 茶の道は奥が深く,また難しいということを教わりました。 私が自分で作ったお茶も,一杯目にいただいたお茶と比べ物にならないくらい苦かった(笑)ですが,水泳直後のお茶で体も温まりました。 協会の皆さん,役員の方々,ボランティアに来てくださったおうちの方たち, 子どもたちとともに貴重な経験をさせていただき,ありがとうございました。 かんたえ ※全く自分で撮るゆとりがなく,撮っていただいたものを使用させていただきます。 コメント (1) |
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