10月4日(水) 本日の給食スイートポテト ※今日は給食委員会発案のセレクト給食でした。今回のセレクト給食は、ジュースのセレクトで、「りんご」と「ぶどう」から選んでもらいました。 『スイートポテト』について スイートポテトは日本発祥の洋菓子で、卵と砂糖を混ぜあわせてさつまいもの皮に盛り付けて焼いたのが始まりです。和菓子の餡作りのノウハウを生かして誕生しました。当時さつまいもは、米の代用品というイメージが強く、お菓子のイメージはほとんどありませんでした。その後、関東大震災後に食生活が大きく変わり、お菓子やデザートとして広く親しまれるようになったそうです。さつまいもは栄養価が高く、食物繊維が豊富なためおなかの調子を整えてくれます。 今日も調理員さんが、ひとつひとつ丁寧に給食室で作ってくれました。 10月3日(火) 本日の給食『切り干し大根』について 切り干し大根は、日本には古来から伝わる保存食で、千切りの大根を天日で干し、乾燥させたものです。干すことで、ぎゅっと濃縮されたうま味や甘みが味わえ、カリウムやカルシウム、鉄などの栄養素が飛躍的に多くなります。カリウムは、体内の水分調節に関わる栄養素で過剰なナトリウムを体の外に排出してくれる働きがあります。また、食物繊維も豊富に含まれており、お腹の中をきれいに掃除してくれる働きもあります。 10月2日(月) 本日の給食『豆腐』について 豆腐は原料の大豆を粉砕して加熱し、しぼった豆乳をにがりで固めて作ります。豆乳を型に入れてそのまま固めたものは「絹ごし豆腐」です。なめらかで水分が多いのが特徴です。一方、「木綿豆腐」は一度固めた豆腐を崩して、水分や油分を抜いてから重しを乗せて固め直します。しっかりとした食感と、大豆の濃厚な味わいがあります。絹ごし豆腐に比べて、たんぱく質やカルシウムといった栄養素が凝縮されているのが特徴です。 今日の麻婆豆腐丼には木綿豆腐をたっぷりと使っています。 豆腐は植物性たんぱく質が豊富な食材です。大豆が「畑の肉」と言われますが、大豆は消化があまりよくないのに対し、豆腐になると消化吸収率が高まります。栄養豊富で消化に良い豆腐は、受験生の夜食にもオススメの食材です。 9月29日(金) 本日の給食『十五夜』について 十五夜とは、旧暦の「毎月15日の夜」のことを指します。特に旧暦の8月15日は、月がとても美しいことから「中秋の名月」と呼ばれ、月見をする慣習があります。この時期は、空が澄み切っているので満月がとても美しく見えます。 十五夜に次いで美しい月が見えるのが「十三夜」で、今年は10月27日です。十五夜に月見をして、十三夜に月見をしないことを「片見月」と呼び、嫌う風潮があります。今年の十五夜は、今日(9月29日)です。今夜は美しい月が見られるといいですね。 お月見をするときは、団子やススキ、旬の野菜や果物などをお供えします。たくさん収穫できたことに感謝する意味と、これからも食べ物に困らないよう願う気持ちをこめてお供えします。月に似せて丸く作った団子には、米の収穫を感謝するという意味合いがあります。 9月28日(木) 本日の給食『ホキのチリソース』について 今日の魚は「ホキ」です。ホキは、タラの仲間で主にオーストラリアの南部から、ニュージーランド近海に生息しています。体長は1mを超える大きい魚で、水深200〜700mを泳ぐ深海魚です。味にクセやくさみが少なく、タラよりも上品な味わいが特徴です。ホキという魚はあまり聞きなじみがないですが、フィッシュバーガーの白身魚フライやちくわなどの練り物の中身として加工され、流通しています。実は知らないうちに、口にしていたかもしれません。給食では、一年を通して価格が安定していて、味が良いため度々登場しています。 ホキは熱を通しても縮まず、小さくならないので、フライなどの揚げ物やムニエルなどの調理法がオススメです。味が淡白なので、味がしっかりしたソースやスパイスで補うと、よりおいしく食べることができます。 9月27日(水) 本日の給食『大豆』について 大豆は、畑の肉と呼ばれるぐらい、たんぱく質を多く含み、他にも脂質やビタミンB群、カリウム、カルシウム、鉄、マグネシウムなどを含んでいます。抗酸化作用がある大豆サポニンや、骨粗しょう症の予防効果があるイソフラボンも含み、生活習慣病予防に良いとされています。大豆は、古来より日本の食事を支えてきていましたが、最近では消費量が少なくなり、大豆離れが進んでいます。栄養豊富で、食物繊維が多いため給食ではさまざまな献立に取り入れています。 大豆をはじめ、豆を苦手と感じる人は多いです。調理法や、味付けを工夫することや、豆腐や生揚げ、納豆などの加工食品を上手に活用し、毎日の食事で少しずつ摂っていってほしいです。 9月26日(火) 本日の給食『りんご』について りんごの甘味成分は、果糖やブドウ糖などの糖分で、どちらも吸収されやすく、素早くエネルギーに代謝される成分です。風邪をひいた時に、すりおろしたりんごや、りんごジュースが良いとされるのも、不足した糖質を素早く補えるからです。また、りんごには「カリウム」が多く含まれていて、体の中に残ってしまった余分なナトリウムを排出する働きがあり、高血圧を防いでくれます。りんごの産地に高血圧の人が少ないというデータもあり、りんごのカリウムが関係しているのではと言われています。 イギリスでは”An apple a day keeps the doctor away(一日一個のリンゴは医者を遠ざける)”という ことわざがあります。りんごは栄養価が高く、医者がいらなくなるほど健康に良い食べ物だという意味です。 9月25日(月) 本日の給食今日は、シンガポール料理を紹介します。 シンガポールの主食はお米と麺で、細長いインディカ米が主流です。日本のお米と違ってもちもち感が少なくパラッとしているので、チャーハンのように炒めたり、スープで炊いたりすることが多いそうです。 シンガポールチキンライスは、鶏肉でとったスープでお米を炊き、特製のタレと一緒に鶏肉とご飯を食べる料理です。ラクサは、ココナッツミルクとスパイスを効かせたスープでシンガポールでは麺を入れて食べることが多いです。今日は、ココナッツミルクを豆乳で代用して作りました。 多民族が暮らすシンガポールでは、中国料理とマレー料理が融合した「プラナカン料理(ニョニャ料理)」が伝統的な料理として有名です。ラクサもプラナカン料理のひとつで、見た目は中国料理のようなものが多いですが、食べるとスパイスやココナッツミルクが効いたエスニックな味わいです。 男子400M
男子400Mです。
9月22日(金) 本日の給食『フランスパン』について フランスパンとは、基本的に小麦粉・イースト・塩・水のみで作られたフランス発祥のパンです。長さや形にバリエーションがあり、それぞれに名前が付けられています。フランス語で「棒」を意味するバゲットは細長い形状をしていて、「丸、ボール」を意味するブールはまん丸の形をしています。 また、フランスパンの特徴である、パン表面の切れ目は「クープ」といい、パンの形を整え、火の通りを良くする目的があります。昔のフランスでは、クープの数で重さを推測し、値段を算出していたそうです。 20世紀以前のフランスでは、主食となるパンの価格が変動すると社会が不安定になると考えられていたため、パンの価格は政府によって制度化されていました。何グラムのパンはいくら、と細かく取り決めた結果、様々な種類のパンができあがっていったそうです。 100M女子決勝
100M女子決勝です。
1位でした! 9月21日(木) 本日の給食3年生の修学旅行先である「奈良県」の郷土料理献立です。 奈良県の菜めしには「大和まな」という古事記にも記されている伝統野菜が使われます。今日は大根の葉で代用して作りました。 竜田揚げは、奈良県の紅葉の名所「竜田川」が由来の料理です。揚げた時の白と赤の色合いがもみじが流れる竜田川に見立てられたことから、その名前がついたと言われています。 吉野汁は、くず粉を入れてとろみをつけた汁物です。くず粉の主な生産地が奈良県の吉野であるため、この名前がつけられたそうです。現在ではくず粉は貴重なため、今日はかたくり粉でとろみをつけています。 奈良県は古くは「大和の国」と呼ばれ、古代より文化の中心地として発展してきました。日常のおかずは、野菜が中心で、肉や魚にかわるものとして、大豆や大豆製品がよく用いられています。 9月20日(水) 本日の給食『鶏肉』について 日本にニワトリが入ってきたのは紀元前300年です。その頃は食用ではなく、高らかな鳴き声で夜明けを告げる鳥として重宝されていました。 鶏肉は脂質が少なく、良質なたんぱく質が豊富です。特に、ムネ肉や、ささみは脂肪が少なく、アスリートにも人気です。また、鶏肉には疲労回復を促すビタミンB群も豊富に含まれています。 今日の鶏肉は、しょうゆ・みりん・砂糖のタレに漬け込み、一味唐辛子で少し辛みを効かせて、焼きあげました。 9月19日(火) 本日の給食果物(梨) 「梨」について 「梨」は日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、弥生時代に栽培が始まったといわれ、「日本書紀」にも記述がある果物です。 シャリシャリとした食感とみずみずしさを味わう「日本梨」には、「赤梨」と「青梨」があります。 今日の梨は「赤梨」の「あきづき」という品種です。「あきづき」は果肉が柔らかくてジューシー、酸味が少なく、甘みをしっかり感じられる美味しい梨です。 梨特有のシャリシャリとした食感は「石細胞」によるものです。また、梨に含まれるソルビトールという成分は、整腸作用がある果糖で、カロリーが低く、虫歯になりにくいです。食物繊維やカリウム、クエン酸も多く含みます。 9月15日(金) 本日の給食おひたし 紅はるかの味噌汁 『紅はるか』について 今日のさつまいもは「紅はるか」という品種です。他の芋よりも「はるかにおいしい」ということで名付けられたほど糖度が高く、スイーツ並みの甘さが特徴のさつまいもです。 さつまいもは、収穫してからしばらく貯蔵することによって甘みが増すため、収穫したばかりの9月と、貯蔵して熟成させた11月とでは食感や甘さが変わっています。今日は、熟成前のホクホクとした食感を味わいましょう! また、さつまいもは、65〜85度の温度帯で時間をかけて加熱することにより、甘みが増します。石焼き芋は、ちょうど65〜85度を保つ加熱方法になります。電子レンジで加熱することもできますが、早く火を通すと甘くなる温度をすぐに過ぎてしまうので、甘くならないそうです。 9月14日(木) 本日の給食『秋のハヤシライス』について 今日は、今の季節においしいきのこを、デミグラスソースやトマトと一緒に煮込んだハヤシライスです。デミグラスソースとは、西洋料理の基本的なソースで、フランス語で「煮詰める」という意味になります。牛肉や骨と野菜を何時間も煮込んで作る濃厚なソースは、肉や野菜のうま味が濃縮されています。今日は、そこに3種類のきのこを追加し、うま味たっぷりのハヤシライスに仕上げました。 ハヤシライスは、日本で生まれた料理です。名前の由来は諸説ありますが、「ハッシュド ビーフ ウィズ ライス」がなまって、ハヤシライスになったという説や早矢仕(はやし)さんが、ハッシュドビーフをご飯にかけて食べ始めたから、という説などがあります。 9月13日(水) 本日の給食沢煮椀(さわにわん) 『秋刀魚』について 今日の給食は、秋が旬の「秋刀魚(さんま)」です。漢字で「秋・刀・魚」と書きます。秋刀魚が秋に食べられることや、体の形が細長く、銀色に輝いていることから、このように表すそうです。秋は産卵を控えているため、脂ののったおいしい秋刀魚を食べることができます。しかし、ここ数年は、秋刀魚の漁獲量が減っているという話をよく耳にします。日本近郊の海水温が上昇し、秋刀魚は寒い海を好むため、日本から離れた海流を泳ぐようになったのが原因では、と考えられています。 秋刀魚には、記憶力を高め、脳の働きを良くしてくれるDHAやEPAと呼ばれる脂肪酸が豊富です。特に旬の秋刀魚は、脂がのっているのでそれらの脂肪酸も多く摂取できます! 9月12日(火) 本日の給食食べ比べぶどう(ピオーネ・シャインマスカット) 『食べ比べぶどう』について 今日の果物は、ピオーネとシャインマスカットの2種類のぶどうです。 ピオーネは、巨峰とマスカットをかけ合わせた品種で、粒が大きくて甘みが強いぶどうです。種が無く、甘みと香りのバランスが良いのが特徴です。ピオーネという名前は、イタリア語で「開拓者」という意味があるそうです。 シャインマスカットは、皮が薄く種もないため、丸ごと食べられるぶどうです。糖度が高くとても甘いのが特徴です。シャインは「輝く」という意味で、輝くような鮮やかな黄緑色であることから名付けられたそうです。2つのぶどうの味の違いを食べ比べましょう! ぶどうは9〜10月の秋が旬です。ぶどうは育てるのが大変な果物で、実ができた後は、全ての粒に栄養が行きわたるよう一部の実を切り落とす作業が行われます。また、実が大きくなると一房ずつ袋をかけ、大切に育てられます。 9月7日(木) 本日の給食『重陽の節句』について 9月9日は「重陽の節句」です。節句は、1月7日の「人日の節句」、3月3日ひな祭りの「上巳の節句」、5月5日の「端午の節句」、7月7日の「七夕の節」、そして重陽の節句の5つです。昔から奇数は縁起の良い数字と考えられていて、奇数の並ぶ日には節目のお祭りや厄払いを行ってきました。重陽の節句は、別名「菊の節句」とも呼ばれています。 古代中国では、菊は悪い物を払い、長生きできる力があると信じられていました。そのため日本でも、菊を鑑賞したり、食べたりして厄払いをし、無病息災や長寿を祈願します。 重陽の節句は、豊作を願う意味もあり、秋の味覚である栗ご飯を食べてお祝いをする習わしがあります。 栗はとても栄養価が高い食材です。風邪予防や美容に効果があるビタミンC、疲労回復に効果のあるビタミンB1が豊富に含まれています。他にも、鉄分や亜鉛、食物繊維、葉酸などの栄養素も豊富です。 9月5日(火) 本日の給食『キムチ』について キムチは、日本でもなじみの深い韓国の漬物です。キムチは塩漬けした白菜や大根などの野菜を「ヤンニョム」という塩・唐辛子・しょうがなどを混ぜた調味料に漬けて作ります。韓国では11月に1年分の白菜キムチを漬け込むイベント「キムジャン」が行われます。韓国の冬は長く厳しいので、冬を過ごすための準備として、家族や親戚、近所の女性たちを中心に協力してキムチづくりをするそうです。冬の間に食べる野菜を確保し、地域の人々と助け合ってきた伝統があります。 キムチは辛いだけでなく、酸味もあります。これは、乳酸菌を含む発酵食品であるためです。食べすぎはよくありませんが、乳酸菌の働きで腸内環境を整えるのにも役立ちます。また、適度な辛さは食欲の増進にも効果的です。 |
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