中間考査1日目6月5日(月)朝礼 校長講話
昨日の朝礼における校長講話について、折りたたみ記事が抜けておりました。申し訳ございませんでした。あらためまして、以下、校長講話を記載いたします。
自分を創る 「旅人と木こり」のお話をします。 旅人が、炎天下で仕事をする三人の木こりと出会います。旅人が、「大きな木を切って、何を作っているのですか」と尋ねました。 一人目の木こりは、「仕事をしないと親方に叱られるので」と答えました。 二人目の木こりは、「ご飯を食べるお金が稼げませんので」と答えました。 三人目の木こりは、「人々が祈り、安らぐ場を作っているのです」と答えました。 この旅人が出会った木こりたちのように、同じ仕事であっても考え方が異なれば、生き方も変わってきます。一人目、二人目の木こりたちの言っていることも決して間違っている訳ではありません。けれども、三人目の木こりのように、誰かのために貢献する思いで仕事ができるというのは、なんと幸せなことでしょうか。 古代ギリシャの哲学者であるソクラテスは、「最も大切にしなければならないことは、善く生きること」と述べています。「善く生きる」とは、正々堂々と生きること、品格をもって生きること、志を貫く意志をもって生きることなど、様々な言葉に置き換えることが出来ます。そのどれもすべて正しいことです。また、その本質を考えると、「善く生きること」は「善い自分を創ること」とも言えます。魂を磨き続けることにこそ、私たちが生きる意味があります。 中学校生活で、主体的に学んできたこと、それは勉強だけではなく、行事や部活動、友達との関係の中からも、学び成長をしてきたと思います。けれども、中学校を卒業しても、皆さんの「学び」は続きます。人類の歴史と文化から学ぶ、出会いから学ぶ、感動から学ぶ、寂しさからも学ぶ、失敗から学ぶ、そして、日本や社会の情勢を見据え、明るい未来を創造することを考え行動する。あらゆるものから学び続け、自分を創っていく。自分が主人公として、仲間たちと高めあっていく、これからの時代を担うべく、そして、多様化する現代社会の現実を見つめ、たくましく立派な人間に成長していく。そのための準備期間として、中学校生活を大切にしてもらえればと思います。 今日は、もう一つ、短い話をします。「こ」の話です。「こ」で始まる言葉で、それぞれ学年ごとに、次のようなことを意識した学校生活を送ってください。 1年生 「言葉」「行動」「心」 を大切にした学校生活を過ごす。 2年生 「言葉」「行動」「心」「志」 を意識した学校生活を過ごす。 3年生 「言葉」「行動」「心」「志」「孤独」 を考えた学校生活を過ごす。 3年生には、「言葉」「行動」「心」「志」に加えて、「孤独」が入っています。進路に向けて、自分を信じて、自分を強くもって、目指す進路に向けて、努力を惜しまず頑張ってほしいと願っております。 本日の朝礼さて、本日の朝礼をご紹介いたします。 はじめに、栄養士の橋本美咲先生が産休に入られたことに伴い、代わりに大堀亜希子先生が栄養士として着任、ご紹介されました。 校長講話のあと、生活指導の水戸先生から、集団としての規律について、集合時間を守ること、集まった時の全体の姿勢などお話がありました。また、2年生で行われる職場体験での経験から、これまでご協力いただいた事業所の方から「どんな人に職場として働いてほしいか」について、きちんとした挨拶ができる人 自分の意見を場に応じて言える人 というお話を聞いたそうです。稲付中の生徒は皆、気持ちの良い挨拶ができています。TPOに合わせた言葉の使い方を工夫したり、自分の意見がきちんと言えるようになるとさらに良いとまとめられたした。 最後に近藤先生から、落とし物について、未だ取りにきていない物があるとお話がありました。心当たりのない人でも再度、確認してみてください。 なお、校長講話はおりたたみ記事をご覧ください。 |
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