3月14日(木) 本日の給食『スペイン料理』について スペイン料理には「にんにく」と「オリーブオイル」が欠かせません。たっぷりのオリーブオイルでにんにくを炒め、香りづけした料理が多いです。 バレンシア地方発祥の「パエリア」は、材料や米をたっぷりのオリーブオイルで炒めてから、スープで炊いて作ります。地中海の海の幸や、ピレネー山脈の山の幸など、地域の特色を生かした食材が使われます。 古来から様々な民族が行きかう場所にあったスペインは、地方によって特色ある料理が発展しました。北部のバスク地方やガリシア地方では、ムール貝やエビなど魚介類を使った料理がよく食べられます。南部のアンダルシア地方やカスティーリャ地方は、肉や豆、野菜を使った煮込み料理が食べられています。 3月13日(水) 本日の給食『せとか』について せとかは、清見オレンジに2種類のオレンジをかけ合わせた品種で、それぞれの品種の長所を受け継いでいます。 品種名の「せとか」は、栽培されていた長崎県口之津町から望む地名「早崎瀬戸」と、香りが良い柑橘ということを組わせて名付けられました。果肉はとろりと溶けるような食感で、濃厚でジューシーな果肉とみずみずしいオレンジの香りが楽しめます。 今日の「せとか」は、味が濃厚で、とても甘くおいしいものが届きました。 3月12日(火) 本日の給食『白菜』について 白菜はビタミンCが多く、風邪の予防や免疫力アップに効果的です。風邪を引きやすいこの季節に、たっぷり食べたいですね。また、白菜はカリウムやカルシウムなどのミネラルも含みます。カリウムは、体内の塩分を排出する働きがあり、高血圧の予防に役立つ栄養素です。 白菜などの冬野菜は、寒くなると甘みが増し、おいしくなります。それは、寒さで細胞が凍ってしまうことを防ぐため、糖分を蓄えるからです。白菜は芯の部分が甘くておいしいです。 今日は「ゆずあえ」にして、鶏のからあげに添えました。 3月11日(月) 本日の給食『キーマカレー』について キーマカレーは、インド発祥のカレーです。「キーマ」とは、ヒンディー語で「細かいもの」という意味です。名前のとおり、挽き肉や細かく刻んだ野菜などが具材として使われます。挽き肉を使う以外は、調理法や他の具材などに細かな決まりはありません。日本のキーマカレーでは牛肉や豚肉が使われることが多いですが、インドでは、牛肉や豚肉ではなく、鶏肉や羊肉、ヤギ肉が使われています。給食では、豚肉と鶏肉を使って作りました。 インドでは「食べること」が生活の中で重要とされており、アーユルヴェーダと呼ばれる医食同源の考えが根付いています。食べ物から病気にならない体を作り、免疫力を上げる生活の知恵です。 3月8日(金) 本日の給食果物(いちご) 『いちご』について いちごはクリスマス頃から店頭に並び始めますが、本来の旬は3月から4月にかけての春頃です。ハウス栽培の技術や品種改良がなされ、早い時期から収穫できるようになってきました。栄養価の面では、ビタミンCが果物の中でトップクラスです。中サイズのものなら10粒くらいで1日に必要な量をクリアできるほどです。免疫力を高めるビタミンCの作用で、風邪や肌のトラブル防止に効果があります。また、葉酸や食物繊維も豊富に含まれています。 3月7日(木) 本日の給食『杏仁豆腐』について 杏仁とは、あんずの種の中にある実からとれるもので、古代中国ではのどの風邪や、喘息に効果がある薬として用いられていました。杏仁は苦味があるため服用しやすいよう牛乳に混ぜて寒天にし、甘いシロップと一緒に食べるようになったそうです。 ちなみに、杏仁豆腐は「ひし形」に切られることが多いです。ひし形は、中華料理の切り方で、縁起が良い形とされています。また、表面積が大きくなり、シロップによく絡むようになることが理由だと言われています。 現在、杏仁はとても貴重で高価なため、杏仁に似た香りがするアーモンドエッセンスやバニラエッセンスで代用することが多くなりました。給食でも、バニラエッセンスを使って香りづけをしています。 3月6日(水) 本日の給食『のっぺい汁』について のっぺい汁は、日本全国にある郷土料理のひとつです。お寺で野菜の切れ端を煮込んでとろみのある汁にしたのが、始まりと言われています。かたくり粉でつけたとろみが、お餅が溶けた様子に似ていることから濃厚の「濃」に「餅」と書いて「濃餅(のっぺい)」と名付けられたそうです。地方によっては「のっぺ汁」や「のっぺい煮」など、少し呼び名は変わります。 とろみがついているので冷めにくく、口当たりもなめらかです。今日のように寒い日にはぴったりですね。 3月5日(火) 本日の給食『揚げパン』について 今日は1年1組のリクエストにあった「揚げパン」の献立にしました。 給食メニューで人気のある「揚げパン」ですが、この「揚げパン」は昭和27年ごろの学校給食で考案されました。大田区立嶺町小学校の調理員さんの工夫により誕生したと言われています。その当時、食べ物はまだ貴重で、学校を休んだ子には友達が給食のパンを届けていました。コッペパンは時間がたつと乾燥して固くなってしまうので、少しでもおいしく食べられるよう、油で揚げることを考えついたのです。まわりに砂糖をまぶすのもパン表面の乾燥を防ぐための工夫なのだそうです。 揚げパンが生まれた昭和27年は、終戦から7年後。少しづつ復興に向かっていた時代です。戦後に生きる子供たちにとっては、おいしい食べ物は少なく、給食のパンは生きていくための貴重な栄養源でした。甘い揚げパンの登場は衝撃ですぐに学校中の評判になり、学校給食から次第に全国に広まりました。 今日は砂糖ではなく、きなこをまぶした「きなこ揚げパン」にしました。 3月4日(月) 本日の給食豆乳花(トールーファ) 『シンガポール料理』について シンガポールでは細長いインディカ米が主流です。日本のように白米をおかずと一緒に食べることも多いですが、鶏ガラスープやココナッツミルクで炊いた料理もシンガポールでは一般的です。 「海南鶏飯」は、シンガポール流のチキンライスで、ご飯に鶏肉のうま味が染み込んだシンガポールの国民食です。 米以外にも、麺料理も人気があります。今日は、米で作った細い麺のビーフンを野菜と一緒に炒めました。給食で、シンガポールの食文化を体験しましょう。 多民族が暮らすシンガポールでは、中国料理・インド料理・マレー料理など複数の料理が混ざり合った食文化です。シンガポールでは共働きの家庭も多く、朝昼晩の3食とも外で食事をとったり、買ってきたものを家で食べたりするのが一般的なのだそうです。 3月1日(金) 本日の給食ひな祭り三色ゼリー 『ひな祭りの行事食』について 3月3日は「ひな祭り」です。女の子の成長を祝う年中行事で桃の節句とも言われます。もともとは、貴族の子供の間で行われていた雛遊びと中国から伝わった上巳のおはらい(自分の身代わりとして、けがれを移した紙の人形を川に流す風習)が結びついたと言われています。 ひな祭りに食べる「菱餅」は上から桃・白・緑の色で重ねてあります。これは春の風景である、桃の花・純白の雪・新芽の緑を表していて、雪の下に新芽が芽吹き、桃の花が咲いている様子を表現しています。今日は三色に重ねたゼリーで春の風景を作りました。 ひな祭りには、ちらし寿司を食べる習慣もあります。お寿司は「寿」を「司る」とということで、お祝いの席で食べる縁起のよい食べ物という意味があります。 今日は、にんじんをお花の形にくり抜き、見た目も華やかなちらし寿司にしました。 |
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