10月27日(金) 本日の給食『十三夜』について 今日、10月27日は、十三夜です。十五夜に次いで月が美しいとされています。お月見というと満月のイメージがありますが、十三夜の月は満月の前なので、左側が欠けています。日本では古来から、満月よりも少し欠けている月に美しさを見出し、趣や風情を感じていたのです。 十三夜には、お団子やすすき、季節の野菜や果物をお供えします。この時期に収穫できる、栗や大豆にちなみ「栗名月」や「豆名月」とも呼ばれます。今日は給食で白玉団子を入れたお月見汁を作りました。 十五夜と十三夜を合わせて「二夜の月」と呼び、どちらも同じようにお月見を楽しむ風習があります。どちらか一方しかお月見をしないことを「片見月」といい、縁起が悪いといわれています。ぜひ今日も空を見上げ、お月見を楽しんでみてください。 10月26日(木) 本日の給食『柿』について 今日は「柿の日」です。全国果樹研究連合会のカキ部会によって、柿の販売促進を目的として制定されました。なぜ10月26日が「柿の日」となったかというと、有名な俳句がきっかけだそうです。 正岡子規が「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」という俳句を詠んだのがこの日だったのです。 日本における柿の歴史は古く、縄文時代や弥生時代の遺跡から柿の種の化石が発掘されています。 柿といえば甘柿と渋柿、どちらを思い浮かべるでしょうか?実は、鎌倉時代までは柿といえば渋柿のことでした。当時の人々は渋柿を熟柿や干し柿にして食べていました。甘柿は、鎌倉時代、渋柿が突然変異して生まれました。江戸時代には品種改良がなされ、今では1000以上の種類があるとされています。 10月25日(水) 本日の給食『ジャンバラヤ』について ジャンバラヤは アメリカのルイジアナ州発祥の炊き込みご飯です。肉や魚介類、野菜を香ばしく炒めて、米や水、調味料を加えて炊きます。チリペッパーなどのスパイスを加え、ピリ辛に仕上げるのが特徴です。ルイジアナ州の都市、ニューオーリンズがスペイン領だったころ、スペイン料理のパエリアをもとに作られた料理だと言われています。 ルイジアナ州発祥の料理は「ケイジャン料理」と呼ばれています。全体的に素朴な味付けで、地元で手に入る食材を使って簡単に作るのが特徴です。たまねぎ、セロリ、ピーマンを使うことが多いそうです。 10月24日(火) 本日の給食わかめの酢の物 「ひじき」について ひじきの歴史古く、縄文時代から食べられています。朝廷への献上品としても選ばれていたそうで、日本人にはなじみの深い海藻のひとつです。ひじきはとにかく栄養価が非常に高いのが特徴です。しかも普段の食事で不足しがちな栄養素を多く含んでいます。鉄分、カルシウムが豊富なうえ、食物繊維、ビタミンAもたっぷりです。 ぜひ、日常的に食べてほしい食材です。 10月23日(月) 本日の給食『インドネシアの料理』について インドネシアの人々は、お米を食べなければ食事をしたことにならない!というほどお米をよく食べ、世界第四位の米生産国です。 インドネシアの家庭料理といえば「ナシゴレン」と「ソト・アヤム」が有名です。 ナシゴレンはチャーハンのようなご飯料理で「ナシ」は「ご飯」、「ゴレン」は「油で揚げる、炒める」という意味があります。 ソト・アヤムは、スパイスの効いている鶏肉のスープです。日本でいう味噌汁のような位置づけで、ご飯にかけて食べることもあるそうです。 10月20日(金) 本日の給食『マーラカオ』について マーラーカオは、中国風蒸しカステラと呼ばれているパンのことです。 その伝来は、日本のカステラと違ってオランダではなく、マレーシアから伝わったという説と中国の広東地方で作られ重曹やかんすいを入れることによって出来た褐色の色合いがマレーシア人の肌色に似ていたことからこの名前がついたという説があります。 「マーラー」はマレーシア、「カオ」はケーキという意味です。現在では、主に中国の南部や香港などで食べられています。 通常は、主に小麦粉、たまご、牛乳、砂糖、香り付けにしょうゆを使うのですが、今日のマーラカオはたまごや牛乳のアレルギーがある人も同じ物を食べられるように、たまごと牛乳を使わずに作りました。 10月19日(木) 本日の給食『たまご』について たまごは「完全栄養食」と言われるくらい栄養豊富な食材です。体を作るたんぱく質をはじめ、鉄分やカルシウム、ビタミン類も多く含んでいます。それだけでなく、記憶力が良くなる成分も含まれています。 実は、たまごに含まれる「コリン」という成分が、記憶力や学習能力に関係していることが分かっています。コリンを豊富に摂取したところ、学習能力が25%アップしたという研究もあります。入試前、試験前には特にオススメの食材です。 たまごはコレステロールが多いから1日1個まで!と言われることが多かったのですが、健康な人なら2〜3個食べても大丈夫です。ひよこが育つための栄養がつまっているため、栄養豊富ですし、記憶力アップや美容効果も期待できます。 10月18日(水) 本日の給食小松菜とたまごのスープ 『鰹』について 春と秋の2回旬があると言われている「鰹」は、毎年北上、南下をする回遊魚です。春には黒潮に乗って、九州から太平洋を北上します。秋には宮城県沖の親潮とぶつかり、Uターンをして南下します。春の鰹は「初鰹」と呼ばれ、身が赤々としていて味はあっさりとしているのが特徴です。秋は「戻り鰹」と呼ばれます。たっぷりと脂がのって、もっちりとした食感が特徴で、秋の味覚として親しまれています。 鰹は血液をサラサラにするEPAや、脳を活性化させるといわれているDHAという脂肪酸が豊富です。赤身の魚なので鉄分が多く、赤血球を作るのに役立つビタミンB12も多く含まれており、貧血気味の人にもオススメの魚です。 10月17日(月) 本日の給食『クロックムッシュ』について クロックムッシュは、1910年にオペラ座の近くのカフェで作られた温かいサンドイッチです。クロックとは、フランス語で「音をたてて噛みくだく」、ムッシュは「紳士」という意味です。一説によると、焼きたてのパンにかぶりついて食べる姿が上品ではないため、男性用の料理とされていたことから名付けられました。クロックムッシュの上に目玉焼きをのせた「クロックマダム」という料理もあり、フォークとナイフで上品に食べることができるため「マダム」と名付けられました。 フランス料理は、「食の伝統」としてユネスコの無形文化遺産に登録されています。歴史や伝統だけでなく、食卓を囲んで楽しいゆったりとした時間を過ごすことや食材の味や香りを楽しむ文化も含めて高く評価されたからです。 今日のクロックムッシュは、食パンにホワイトソース、チーズ、ハムを挟み、さらにホワイトソースを塗って焼きました。ひとつひとつ挟み、ホワイトソースも小麦粉、バター、牛乳から給食室で作っています。とても手間がかかるのですが、調理員さんが心を込めておいしく作ってくれました。 10月16日(月) 本日の給食『家常豆腐』について 家常(ジャージャン)とは、中国語で「家庭の、ホームメイドの」という意味があります。中国全土で食べられている家庭料理で、元々は四川地方の料理だと言われています。 四川料理は痺れるような辛さが特徴ですが、家常豆腐は辛くなく、家で日常的に食べやすい味付けです。家にその時ある野菜や肉を入れて作ります。そのため、各家庭によって味やレシピが違います。おいしさのポイントは「厚揚げ」を使うこと。油で揚げることで、煮込んだ時に味が染み込みやすくなるんだそうです。 安全に給食を提供するため、暑さに弱く、いたみやすい食材は夏場は使用しないというきまりがあります。「生揚げ」もその一つで、暑さが落ち着いた10月からは解禁です。おいしい家常豆腐を味わいましょう! 10月13日(金) 本日の給食根菜ぽかぽか汁 『ししゃもとカルシウム』について ししゃもは、頭から骨ごと食べることができる魚で、カルシウムを豊富に含んでいます。中学生(12〜14歳)における1日のカルシウム推奨量は男子1000mg、女子800mgと、一番多い数値となっています。 中学生は成長期のため、骨量が大きく増える時期です。体を大きく成長させるために、カルシウムを多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう。 今日の給食を全部食べると約600mgのカルシウムを摂ることができます。残りは、朝や夜の食事で摂れるといいですね! 成長期は、骨の中にカルシウムを多く貯めることができる時期でもあります。骨を丈夫にし、将来にむけて骨粗しょう症を防ぐためにも、特にカルシウムはしっかりとってほしい栄養素です。 骨にカルシウムを蓄え、骨を強くするには、運動することも大切です。 また、ビタミンDはカルシウムの吸収を手伝う働きがあります。きのこ類に多く含まれるので、一緒にとるようにしましょう。 10月12日(木) 本日の給食『ヨーグルト』について ヨーグルトは牛乳などを原料として、乳酸菌で発酵させて作ります。 私たちの腸内には1000種類以上、約100兆個の細菌が存在しています。腸内細菌は、体に有益は働きをする「善玉菌」と、悪い影響を及ぼす「悪玉菌」、健康なときはおとなしいが、体が弱ったときに悪い働きをする「日和見菌」に大きく分けられます。善玉菌の代表といえば、乳酸菌やビフィズス菌です。これらは腸を健康に保ってくれる働きがあり、善玉菌と悪玉菌のバランスを調整する作用もあります。 乳酸菌は牛乳に含まれる糖分(乳糖)を分解して乳酸を作り出します。牛乳に含まれるカゼインというたんぱく質は酸によって固まる性質があり、乳酸がカゼインを固めるためヨーグルトができあがります。 10月11日(水) 本日の給食『デジプルコギ丼』について デジプルコギとは、韓国語でデジは「豚」、プルコギは「肉を焼いた料理」という意味があり、韓国に古くから伝わる伝統的な料理です。日本でいう焼肉とすき焼きの中間のような料理で、中央が盛り上がった独特な形の鍋で調理します。薄く切った肉を、しょうゆベースのタレに漬けこんでおき、野菜と一緒に煮たり、焼いたりして食べます。辛い食べ物が多い韓国料理ですが、甘めの味付けのため日本人でも食べやすく、ご飯との相性も良いので、日本でも広く親しまれています。 今日は、同じく韓国料理の「トックスープ」を合わせました。トックとは、韓国のおもちで、丸くて平べったい形をしています。日本ではお正月にお餅が入ったお雑煮を食べますが、韓国でもお正月にはトックを使った料理が振る舞われるそうです。 10月10日(火) 本日の給食『サバ』について サバを漢字にすると、魚へんに「青」と書きます。これはサバの背が青いことに由来します。サバをはじめとする、背中が青い魚のことを青魚と言います。青魚の主な成分はタンパク質で、体をつくるもとになります。また、DHAとEPAという成分が多く含まれます。どちらも脂質の仲間で、脳や神経を発達させ、記憶力や学習能力を高めてくれる働きがあります。また、動脈硬化や心筋梗塞などの疾病の予防にも効果があると分かってきました。 DHAやEPAは、人間の体の中では作ることができないため、食べ物から摂る必要があります。サバやイワシ、アジなど脂ののった魚に多く含まれているため給食でも度々登場します。新鮮な魚や旬の魚を積極的にとるようにしましょう! 昼食
京都駅付近でお昼ご飯です。
昼食後お土産を買い、京都駅へ向かいます。 10月6日(金) 本日の給食キャロットドレッシングサラダ 『きのこ』について きのこは、ビタミンDと食物繊維が豊富な食材です。 ビタミンDには、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、特に成長期である中学生にとって大切な栄養素のひとつです。また、きのこ類にはうまみ成分となるアミノ酸を多く含ます。干したり、煮込んだりすることで、料理にうま味をプラスしてくれます。 1年を通して流通していますが、きのこの旬は秋です。 旬の味覚を味わいましょう! 今日のシチューには3種類のきのこを使いましたが、きのこの種類は国内だけでも4000種類以上あるそうです。その中で、食用のきのこはわずか100種類程度しかありません。 10月5日(木) 本日の給食『ちりめんじゃこ』について 「ちりめんじゃこ」は、イワシの稚魚を塩水でゆでて、天日干しした製品のことを言います。イワシの稚魚は鮮度が落ちるのがとても早いです。水揚げされた後は、すぐに加工して、その日のうちに製品にしてしまうそうです。「ちりめんじゃこ」のように、骨ごと食べることのできる小魚は、カルシウムが豊富に含まれています。 今日はひじきと合わせてふりかけにしました。 10月4日(水) 本日の給食スイートポテト ※今日は給食委員会発案のセレクト給食でした。今回のセレクト給食は、ジュースのセレクトで、「りんご」と「ぶどう」から選んでもらいました。 『スイートポテト』について スイートポテトは日本発祥の洋菓子で、卵と砂糖を混ぜあわせてさつまいもの皮に盛り付けて焼いたのが始まりです。和菓子の餡作りのノウハウを生かして誕生しました。当時さつまいもは、米の代用品というイメージが強く、お菓子のイメージはほとんどありませんでした。その後、関東大震災後に食生活が大きく変わり、お菓子やデザートとして広く親しまれるようになったそうです。さつまいもは栄養価が高く、食物繊維が豊富なためおなかの調子を整えてくれます。 今日も調理員さんが、ひとつひとつ丁寧に給食室で作ってくれました。 10月3日(火) 本日の給食『切り干し大根』について 切り干し大根は、日本には古来から伝わる保存食で、千切りの大根を天日で干し、乾燥させたものです。干すことで、ぎゅっと濃縮されたうま味や甘みが味わえ、カリウムやカルシウム、鉄などの栄養素が飛躍的に多くなります。カリウムは、体内の水分調節に関わる栄養素で過剰なナトリウムを体の外に排出してくれる働きがあります。また、食物繊維も豊富に含まれており、お腹の中をきれいに掃除してくれる働きもあります。 10月2日(月) 本日の給食『豆腐』について 豆腐は原料の大豆を粉砕して加熱し、しぼった豆乳をにがりで固めて作ります。豆乳を型に入れてそのまま固めたものは「絹ごし豆腐」です。なめらかで水分が多いのが特徴です。一方、「木綿豆腐」は一度固めた豆腐を崩して、水分や油分を抜いてから重しを乗せて固め直します。しっかりとした食感と、大豆の濃厚な味わいがあります。絹ごし豆腐に比べて、たんぱく質やカルシウムといった栄養素が凝縮されているのが特徴です。 今日の麻婆豆腐丼には木綿豆腐をたっぷりと使っています。 豆腐は植物性たんぱく質が豊富な食材です。大豆が「畑の肉」と言われますが、大豆は消化があまりよくないのに対し、豆腐になると消化吸収率が高まります。栄養豊富で消化に良い豆腐は、受験生の夜食にもオススメの食材です。 |
|