1月12日(金) 本日の給食『にんにく』について にんにくの歴史は古く、エジプトやギリシャ、中国などで紀元前から薬用や香辛料として使われてきたと言われています。ツタンカーメン王の墓からは、乾燥したにんにくが発見されているそうです。古くからにんにくに疲労回復効果があることが知られており、ピラミッドの建設に関わった労働者たちは、疲れを取るために毎日にんにくを食べていたと記されています。また、にんにくは貨幣としての役割も果たしており給料の一部もにんにくで支払われていたという記録も残っているそうです。 今日はテジプルコギ丼ににんにくをたっぷり使いました。 1月11日(木) 本日の給食『鏡開き』について 1月11日は、鏡開きです。鏡開きとは、新年に年神様をお迎えする時にお供えした鏡もちを下げていただく風習のことです。鏡もちは、松の内(1月7日まで)は飾っておき、松の内が過ぎたら鏡もちを下げて食べ、年神様を送ります。鏡もちを食べることで、年神様の力を分けてもらい、一年間の無病息災を祈願します。今日の給食は鏡開きにちなみ白玉をおもちに見立てたおしるこを作りました。小豆には、魔除けや邪気払いの意味があり、健やかに過ごせるよう意味が込められています。 鏡開きは武家からはじまった行事のため、鏡餅を刃物や包丁で「切る」ことは切腹を連想させるため禁止でした。そこで、手や木づちなどで割ることになりましたが「割る」という表現も縁起が悪いので、縁起の良い末広がりを意味する「開く」という言葉になりました。 1月10日(水) 本日の給食『四川豆腐』について 四川豆腐は、中国 四川省の特産品「ザーサイ」を使った麻婆豆腐です。ザーサイは今から100年ほど前に、四川省で栽培が始まりました。ザーサイの茎の付け根部分には、でこぼことしたこぶ状に膨らんだ部分があり、この部分を塩と酢で漬けこんだものがザーサイの漬物です。料理に加えることで、ザーサイの風味や食感がおいしさを引き出してくれます。また四川料理には欠かせないスパイス「花椒(ホアジャオ)」を少しだけ加え、ピリっとした辛みを利かせて作りました。 四川地方は、山に囲まれた盆地で、夏は蒸し暑く、冬は寒さが厳しい気候のため、夏は食欲を増進するため、冬は体を内側から温めるために、刺激のある「辛い」味付けがが発展したと言われています。 1月9日(火) 本日の給食『蓮根』について 蓮根は淡泊な見た目に反してビタミンCが多く、カリウム、カルシウム、鉄、銅などのミネラルも豊富です。また、不溶性の食物繊維も豊富で、便秘の改善などの働きをしてくれます。 切り口がすぐに変色しますが、それはポリフェノールの一種であるタンニンです。タンニンには抗酸化作用、炎症を抑える作用があります。調理器具の鉄と反応して色が黒くなりますので、給食で下ゆでなどが必要な時は鉄の釜ではなく、ステンレスの釜で調理します。 今日は蓮根を素揚げにしたサラダにしました。 12月22日(金) 本日の給食『冬至』について 12月22日は「冬至」です。1年の中で昼間が最も短く、夜が最も長い日です。冬至に向かって日が短くなり、冬至を過ぎると日は長くなっていくことから「太陽がよみがえる日」とも考えられています。冬至の日には、運気を上げるよう、かぼちゃ(なんきん)などの「ん」が付くものを食べる風習があります。特にかぼちゃは、冬まで保存が効くことや、不足しがちなビタミンが補えることもあり、冬至に食べられています。 他にも、れんこんやにんじんなど「ん」が2つ入る食べ物は、運盛りと言って縁起が良いそうです。 また、冬至には、ゆず湯に入る風習もあります。ゆず湯に入るのは、運気を上げる前の厄払いという意味があるそうです。ゆずの強い香りは、邪気を払うと考えられていたためです。ゆっくりお湯につかることで、体を温め、風邪を予防するという意味合いもあります。 12月21日(木) 本日の給食『みかん』について みかんには、ビタミンCが豊富に含まれています。その量は、2個で1日分のビタミンCを摂取できるほどです。みかんの皮をむくと白いスジ状のものや、果肉が入っている袋の「じょうのう」があります。これらには食物繊維が多く含まれており、お腹の調子を整えてくれる効果や、コレステロールや糖分の吸収を抑える効果があります。 みかんを食べるときは、スジやじょうのうはとらずに食べることをおすすめします。 果物摂取の目標値は、1日200gです。みかんは1個約100gですので、残りの100gは家で摂るようにしましょう。 12月20日(水) 本日の給食『冬野菜』について 今日の給食は、冬の時期においしくなるブロッコリーやカブが入った冬野菜シチューです。冬野菜は、寒さで凍ることがないよう細胞に糖をため込んでおくため、糖度が高いのが特徴です。食べた時に、甘くておいしいと感じる野菜が多いのはこのためです。 冬に収穫されるかぶは、実がしまっており、煮崩れしないためシチューや煮物におすすめです。 ブロッコリーは、花のつぼみを食べる花野菜のひとつです。花が咲く前の栄養がぎゅっとつまっているため栄養価が高く、約100gのブロッコリーで、1日のビタミンC必要量を満たすほどです。 白菜やほうれん草、小松菜、大根、長ネギなども冬野菜のひとつです。旬の野菜は、栄養価が高いうえに、味も良く、価格も安いと良いこと尽くしです。 旬のおいしい野菜を積極的にとるようにしましょう。 12月19日(火) 本日の給食しゃきしゃきあえ 豚汁 『ゆかり』について しそひじきふりかけに入っている「ゆかり」は、赤シソの葉を梅干しと一緒に漬けた後、乾燥させ、さらに細かくしたものです。赤シソは、大葉(緑色のシソ)に比べてえぐみが強いため、生のまま食べることはありません。シソニンと呼ばれる、アントシアニン色素が存在しており、酸と反応すると赤く発色する性質があるため、梅干しや紅ショウガ、しば漬けなどの色付けに利用されています。漢方薬の「蘇葉(そよう)」とも呼ばれ、薬としても用いられています。 12月18日(月) 本日の給食『海老』について 「海老」は脂質が少なくたんぱく質やタウリンが豊富なので、鶏肉と並んでアスリートに人気の食材です。また、海老にはビタミンEも多いです。ビタミンEは強い抗酸化作用があり、細胞の老化を防止する働きがあります。 海老の赤い色は「アスタキサンチン」という色素です。この色素は海老が作り出すわけではなく、赤い色の海藻をたくさん食べることで体に蓄積されます。さらに、海老をたくさん食べるサケやフラミンゴにも、その色素が移るため体が赤くなります。 12月15日(金) 本日の給食『インド料理』について インドの言葉で「キーマ」はひき肉を意味しています。ひき肉と季節の野菜を一緒に炒めて作るカレーです。「サモサ」は、インドの軽食で三角形という意味があります。中にじゃがいもを中心に、スパイスを効かせた具材をつめ、三角の形にして油で揚げて作ります。インドではチャイと一緒に朝ごはんに食べることもあるそうです。 12月14日(木) 本日の給食手作りアップルパイ 『アップルパイ』について 現在では、主にアメリカの国民的スイーツとして知られるアップルパイですが、もともとのルーツはアメリカではなく、イギリスなのだそうです。諸説ありますが、14世紀ごろに記されたアップルパイ最古のレシピがイギリスに残されていたことから、イギリスで誕生したのではないかと考えられています。今では世界各国でも親しまれているスイーツのひとつです。国によって味や見た目のバリエーションも違うようです。 今日は、給食室でりんごを煮て、ひとつひとつパイ生地にはさんで焼きました。 今日のアップルパイに使用しているりんごは「紅玉」という品種です。紅玉は酸味があり、アップルパイやジャムなどのスイーツ作りに向いているりんごです。 12月13日(水) 本日の給食『高野豆腐』について 高野豆腐の歴史は古く、およそ800年前の鎌倉時代、和歌山県にある「高野山」で偶然生まれた食べ物だと言われています。精進料理として食べられていた豆腐が冬の厳しい寒さで凍ってしまい、それを翌朝溶かして食べてみたところ、食感が面白く思いのほかおいしかったことから食べられるようになりました。保存の効くたんぱく源として重宝され、次第に全国的に広まっていきました。長野県や一部の東北地方では「凍み(しみ)豆腐」とも呼ばれています。 高野豆腐は、大豆から作られているので、たんぱく質やカルシウムが豊富です。歯や骨を丈夫にし、筋肉を作るもとになる食べ物です。 戦国武将の武田信玄は、軽くて栄養豊富な高野豆腐を兵糧(戦に携帯する食べ物)として使用していたと言われています。 12月12日(火) 本日の給食
パンプキンパン 牛乳 里芋と小松菜のグラタン ミネストローネ
『里芋』について 原産地は東南アジア地方で、日本には稲作よりも前、縄文時代に伝わったと言われています。 主成分は、でんぷんとたんぱく質で、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウムを含んでいます。 カリウムは芋類の中でも比較的多く、余分な塩分を排出し、むくみや高血圧の改善に効果があります。でんぷんに包まれたカリウムは熱による損失が少ないのが特徴です。 (今日は写真を載せられず、申し訳ございません) 12月8日(金) 本日の給食『高菜チャーハン』について 今日の給食は、高菜漬けを使ってチャーハンを作りました。高菜は、アブラナ科の葉野菜です。からし菜の仲間なので、葉や茎にはピリッとした辛みがあります。九州を中心に栽培され、福岡県の筑後地方や熊本県の阿蘇地方が産地として有名です。アクがあるため、基本的に生で食べることは少なく、高菜漬けに加工されることが多いです。九州の高菜漬けは信州の「野沢菜漬け」、広島県の「広島菜漬け」と並ぶ、日本三大漬物のひとつです。 高菜漬けは、β-カロテンやビタミンC、鉄分、カルシウム、食物繊維などの栄養素が含まれています。 12月7日(木) 本日の給食『ジャージャー麺』について ジャージャー麺は、中国の北部 北京市の近郊で家庭料理として食べられている麺料理です。豚ひき肉と細かく切った野菜を、味噌などの調味料と一緒に炒めた「炸醤(ザージャン)」と呼ばれる肉味噌を麺の上に乗せて食べます。それぞれの好みできゅうりやねぎ、もやし、チンゲン菜などを添えます。 基本的に日本では、料理をかき混ぜて食べることはマナー違反とされていますが、ジャージャー麺は、麺に肉味噌がからむようによくかき混ぜるとおいしくいただけます。 中学校特別支援学級合同スポーツ交流大会
12月7日 木曜日
滝野川体育館において、 「中学校特別支援学級合同スポーツ交流大会」 が開催されました。 開会式の様子です。 12月6日(水) 本日の給食『鹿児島県の郷土料理』について 「鶏飯」は、ほぐした鶏肉や干し椎茸、卵などの具を白いご飯の上にのせ、鶏ガラでとったスープをかけて食べる奄美地方に伝わる郷土料理です。かつて奄美群島が薩摩藩の支配下に置かれていた時代、鹿児島本土の役人をもてなすために作ったのがはじまりだと言われています。 「がね」は、鹿児島県の特産品であるさつまいもを使った料理です。さつまいもや野菜を太めの千切りにし、衣をつけて揚げます。「がね」とは鹿児島の方言で「カニ」という意味で形がカニに似ていることから名づけられました。 12月5日(火) 本日の給食『手作り肉まん』について 今日の給食は、給食室で1つ1つ手作りした「肉まん」です。小麦粉を練って生地を作るところから手作りしました。生地を寝かせてたり、中に包むひき肉をこねたり、生地を伸ばして具を包んだり、と工程が多く、また蒸す時間も20〜30分かかるため、今日はいつも以上に朝早くから作業をしてくれています。少しでも温かい状態で提供できるよう、直前にできあがるよう時間も調整して作りました。給食になかなか登場しないスペシャルメニューです。 肉まんは、中華料理の「包子(パオズ)」の一つです。包子とは、小麦粉で作った生地に、肉や野菜、漬物、あんこなどを包んで蒸した料理をさします。日本では、中にひき肉を包んだ肉まんが1番有名です。 12月4日(月) 本日の給食『具だくさんみそ汁について』 今日の味噌汁に使われている、にんじん・大根は八王子市にある「とうきょう元気農場」で栽培された野菜です。「とうきょう元気農場」は、農地の少ない都心部の小中学生に、東京産の野菜を届けようと平成23年に開設されました。約4.8ヘクタール(東京ドームと同じぐらいの広さ)の畑で都内の学校給食用に野菜を生産しています。生産地が近いため新鮮な状態で提供できること、輸送距離が短いためエネルギー消費量やCO2の排出量が少ないなどの利点があります。東京の農業を身近に感じ、地産地消について考えるきっかけになると良いです。 12月1日(金) 本日の給食『豚肉』について 今日の給食は、豚肉を使った「すき焼き風煮」です。 豚肉は「ビタミンB1」という栄養素を多く含みます。ビタミンB1は、体内で糖質をエネルギーに変換するときに必要となるビタミンです。ビタミンB1が不足すると糖質がうまくエネルギーに変換されないため食欲の低下や、疲れやすい、だるい、むくみなどの不調をきたします。エネルギーを作り出す大切な栄養素ですが、体内で作ることができないため、必ず食べ物から摂取する必要があります。ビタミンB1は、豚肉以外にも赤身の肉や、玄米、豆類、ほうれん草に多く含まれています。 スポーツをする人ほどエネルギーを多く消費することから、体内でビタミンB1が不足しやすくなります。運動量の多い人は、豚肉をはじめとしたビタミンB1の多い食品を積極的に摂るよう心がけましょう。 |
|