3月25日(木) 本日の給食鰆は成長とともに名前が変わります。 小さいころは「サゴシ」と呼ばれますが、大きくなるにつれて「ヤナギ」→「サワラ」と変化します。 成長とともに名前が変わる魚は「出世魚」と呼ばれ、おめでたい席には欠かせない縁起物です。 今日は、1・2年生の1年間の成長と、新しい学年へ進級をお祝いする気持ちを込めて、鰆を選びました。 今日で今年度の給食、最終日となりました。 1年間ありがとうございました。 来年度も安心安全で、おいしい給食が提供できるよう努めていきます。 栄養教諭 橋本 3月24日(水) 本日の給食豆腐が誕生したのは、中国とされています。 発祥の時期はさだかではありませんが、少なくても「唐(とう)」の時代には豆腐作りがされていたと伝わっています。 日本には、奈良時代に中国に渡った遣唐使の僧侶によって伝えられたとされています。 当時は僧侶が中心に食していましたが、精進料理が普及するとともに、貴族や武士に伝わりました。 その後、江戸時代になり「豆腐百珍」という豆腐料理の本が人気を呼び庶民の間に「豆腐」が急速に広まりました。 現在では健康を維持増進させる「機能性食品」としても注目されています。 栄養教諭 橋本 3月23日(火) 本日の給食りんごは人類が食べた最古の果物で、起源は約8000年前とされています。 日本では明治時代から栽培が始まりました。 カリウム、鉄、カルシウム、食物繊維、ビタミンCなどを含み栄養価が高いことが特徴です。 高血圧の予防や、コレルテロールを下げる効果、疲労回復や整腸作用、虫歯の予防などが期待できます。 栄養価が高いことから欧米では「一日一個のりんごは医者を遠ざける」と言われています。 旬の甘酸っぱいりんごを味わいましょう! 栄養教諭 橋本 3月22日(月) 本日の給食今日の給食は、春のお彼岸にちなみ「ぼたもち」です。 彼岸とは、春分・秋分の中日の前後3日間、計7日間をさします。 この時期は、先祖のお墓参りや法要などをして先祖をしのびます。 お彼岸にお供えするのが「おはぎ」や「ぼたもち」です。 どちらも同じ食べ物ですが、春は牡丹の花にちなんで「ぼたもち」、秋は萩の花にちなんで「おはぎ」と呼ばれるようになりました。 今回は春のお彼岸なので「ぼたもち」です。給食室で1つ1つ手作りしました。 食べ物を通して季節を感じ、日本の古くからの文化を体験しましょう。 栄養教諭 橋本 3月18日(木) 本日の給食明日は、いよいよ卒業式。 3年生は、今日が中学校生活最後の給食です。 卒業のお祝いの気持ちをこめて、今日の給食は「赤飯」にしました。 日本では古くからお祝いの席で赤飯を食べられています。 赤飯の「赤」という色には力があって、災いを避ける力があると信じられていました。 そのため魔除けの意味をこめて食べられるようになったそうです。 また、鯛は「おめでたい」の語呂合わせで、お祝いの席にふさわしい魚とされています。 今日は愛媛県からおいしい真鯛が届きました。 3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。 新しい環境でも、自信をもって羽ばたいてください。 栄養教諭 橋本 3月17日(水) 本日の給食今日の給食は、世界の献立から「シンガポール」料理です。 シンガポールでは細長いインディカ米が主流です。 日本のように白米をおかずと一緒に食べることも多いですが、鶏ガラスープやココナッツミルクで炊いた料理もシンガポールでは一般的です。 「海南鶏飯(ハイナンジーファン)」は、シンガポール流のチキンライスでご飯に鶏肉のうま味が染み込んだシンガポールの国民食です。 米以外にも、麺料理も人気があります。 今日は、米で作った細い麺のビーフンを野菜と一緒に炒めました。 給食で、シンガポールの食文化を体験しましょう。 栄養教諭 橋本 3月16日(火) 本日の給食はちみつは、ミツバチが花の蜜を集めて巣の中に蓄え、その間に濃縮、熟成させた甘味物質です。 ハチが蜜を吸う植物や、時期、場所によってはちみつの色や香り、味が異なります。 日本では、レンゲやアカシアなどの色が薄く、香りが控えめなハチミツが好まれています。 ヨーロッパでは、クローバーやりんご、ローズマリー、もみの木、菩提樹(ぼだいじゅ)など香りが強いものが好まれています。 はちみつは「単糖類」のため消化・吸収されやすく、消化器に負担をかけない糖分です。 疲れた時や、運動後など素早くエネルギーを取りたいときにおすすめです。 栄養教諭 橋本 3月15日(月) 本日の給食今日の給食は「春雨」の入った中華スープです。 春雨は中国で生まれた食べ物です。 春に降る弱い雨に似ていることから「春雨」と名付けられました。 給食で使っている春雨は、じゃがいものでんぷんやカンショ(さつまいも)のでんぷんを原料に使ったものです。 1本1本が太いですが、火が通りやすいのが特徴です。 サラダ等に使う細い春雨は「緑豆」という豆のでんぷんを原料にした緑豆春雨です。 緑豆春雨は、火を通しても煮崩れず、コシがあるのが特徴です。 給食では、春雨の特徴を生かして使い分けをしています。 栄養教諭 橋本 3月12日(金) 本日の給食今日は、ホワイトデーにちなみ「白い」メニューにしました。 ホワイトデーの起源は、1978年に福岡市の老舗の和菓子屋さんがマシュマロを売り出したのが始まりだそうです。 そのため、最初は「マシュマロデー」と呼んでいたそうです。 その後バレンタインデーのお返しとして根付かせるため、マシュマロの白を連想させる「ホワイトデー」としてスタートし、今では国民的な行事になりました。 ホワイトデーは日本で生まれたので、海外ではこういった習慣は見られないそうです。 栄養教諭 橋本 3月11日(木) 本日の給食今日の給食は「高野豆腐」が入った親子丼です。 高野豆腐の歴史は古く、およそ800年前の鎌倉時代、和歌山県にある高野山で偶然生まれた食べ物だと言われています。 精進料理として食べられていた豆腐が冬の厳しい寒さで凍ってしまい、それを翌朝溶かして食べてみたところ、食感が面白く思いのほかおいしかったことから食べられるようになりました。 保存の効くたんぱく源として重宝され、次第に全国的に広まっていきました。 長野県や一部の東北地方では「凍み(しみ)豆腐」とも呼ばれています。 栄養教諭 橋本 3月10日(水) 本日の給食今日の果物は、愛媛県から届いた「いよかん」です。 いよかんは、明治時代に山口県の萩市で発見されたと言われ、その昔はその当時の地名「穴門(あなと)」にちなんで「穴門みかん」と呼ばれていたようです。 現在は、主に愛媛県で生産されていることから、名前も現在の主な産地である「伊予(いよ)の国」にちなんで「いよかん」と名付けられたそうです。 いよかんは、果汁が多くみずみずしいのが特徴です。 少し酸味がありますが、ビタミンCやクエン酸が豊富です。 ビタミンCは免疫力を高め、風邪の予防に効果があります。 栄養教諭 橋本 3月9日(火) 本日の給食今日の給食は、中国の広東料理「油淋鶏(ユーリンチー)」です。 油淋(ユーリン)とは、少ない油を肉にかけながら揚げる調理法のことで、鶏(チー)は、鶏肉のことです。 元々の油淋鶏は、一羽の鶏を丸ごと油で揚げていたので、均一に揚げるために油をかけて調理していたそうです。 現在は鶏肉を小さく切ってから揚げるので、油をかけながら調理することは少なくなりました。 ねぎやしょうがなどの香味野菜を入れた、甘酸っぱいソースが食欲をそそります。 ご飯との相性もぴったりです。 栄養教諭 橋本 3月6日(土) 本日の給食カレーは、明治時代にイギリスから日本に伝わりました。 そのころ発行された「西洋料理指南」という料理の本にカレーの作り方が紹介されています。 この本には、カエルや長ネギを使うように書いてあり、今のカレーとはずいぶん違っていたそうです。 その後、カレーの材料である玉ねぎ・にんじん・じゃがいもが日本でも北海道を中心に栽培されるようになり、 また、国産の安いカレー粉が作られることになったことから大正時代に今のような日本のカレーライスが形成されました。 現在では、日本の国民食とも呼ばれるぐらい、代表的な料理となりました。 栄養教諭 橋本 3月5日(金) 本日の給食今日は、さばを「塩こうじ」に漬けて焼きました。 塩こうじは、こうじと塩、水を混ぜて発酵・熟成させた日本の伝統的な調味料です。 東北地方の「三五八漬け(さごはちづけ)」がそのルーツと言われています。 塩こうじに含まれる酵素が、肉や魚のたんぱく質やでんぷんをやわらかくする効果があります。 その時に、アミノ酸やグルタミン酸を生成するため、うま味や甘みを引き出してくれます。 ビタミン類も豊富に含まれているので、代謝を助け、疲労回復にもつながります。 栄養教諭 橋本 3月4日(木) 本日の給食今日の果物は愛媛県から届いた「デコポン」です。 「デコポン」は「不知火(しらぬい)」という品種の柑橘の中で、細かく定められた基準を満たしたものだけに付けられる名前です。 糖度13度以上であることや、クエン酸1.0以下など柑橘類のなかで唯一全国で統一された基準「全国統一糖酸品質基準」を満たさなければ、デコポンとして出荷できません。 満たさないものは「不知火」として出荷されています。 上部がこぶのように出ていて、これを「デコ」と呼びます。 皮の色が濃いものが、甘くておいしいデコポンの見分け方です。 栄養教諭 橋本 3月3日(水) 本日の給食3月3日は「桃の節句」とも「上巳(じょうし)の節句」とも呼ばれます。 もともとは、平安時代に貴族の間で行われていた雛(ひいな)遊びと、中国から伝わった上巳のはらいの行事(人形に厄災をたくして水に流す行事)が結びついたものです。 現在のような、雛人形を飾る風習は室町時代にはじまり、一般的に広まったのは明治時代以降といわれています。 桃の節句に作られる行事食には、はまぐりのお吸い物や、ひし餅、ちらしずしなどがあります。 女の子の健やかな成長と幸せを願う行事です。 今日は、桃の節句をお祝いしましょう。 栄養教諭 橋本 3月2日(火) 本日の給食今日は「肉じゃが」には欠かせない「じゃがいも」についてです。 じゃがいもは、富士山よりも1000mも高いペルーのアンデス山脈で生まれました。 16世紀はじめにスペイン人が自分の国に持ち帰り、「貧者のパン」としてヨーロッパの飢饉を救いました。 日本には、16世紀末にオランダ人の手によってジャワ島のジャカトラ(現在のジャカルタの古称)から運ばれたので「じゃがいも」と呼ばれるようになったそうです。 ただし、正式に品種登録されている名前はじゃがいもではなく「馬鈴薯(ばれいしょ)」です。 栄養教諭 橋本 3月1日(月) 本日の給食今日の給食は3種類の豆が入った「ビーンズサラダ」です。 白い豆は「白いんげん豆」です。 見た目の白い色合いを生かして、白あんの材料にしたり、甘納豆などのお菓子などに加工されたりする豆です。 赤い豆は「うずら豆」です。 いんげん豆の仲間ですが、表に入っている模様が、うずらの卵の模様に似ていることから名付けられました。 枝豆は、未成熟の大豆を収穫して食べています。 「豆」と名前がついていますが、厳密には「野菜」に分類されます。 豆には、食物繊維・たんぱく質・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれます。 栄養価が高く、腹持ちも良いことから積極的に摂りたい食品です。 栄養教諭 橋本 2月26日(金) 本日の給食今日の給食は、テスト後の体力を回復する「スタミナサラダ」です。 ドレッシングに使っている「にんにく」がポイントです。 にんにくは、古代からスタミナ食として用いられてきました。 日本には、平安時代に中国から伝わったと言われています。 にんにくは「アリシン」という物質が「ビタミンB1」と結合することで体内に長くとどまり、疲労を回復する効果があります。 また、にんにくの強いにおい成分には強力な抗酸化作用があり、殺菌作用や、動脈硬化の予防などに役立ちます。 栄養教諭 橋本 2月22日(月) 本日の給食さわらは、漢字にすると「魚へんに春」と書きます。 俳句でも春が季語の魚ですが、さわらの旬は地域によって異なります。 駿河湾(静岡県)から北の関東地方では冬が旬といわれ「寒さわら」として好まれます。 瀬戸内や関西では、春を告げる魚として食文化に根付いています。 西日本では、産卵期の春がもっともさわらの獲れる時期でもあり、土佐、和歌山、岡山などの地域では古くからこの時期に漁が行われていました。 冬と春、どちらもそれぞれ違ったおいしさが楽しめます。 栄養教諭 橋本 |
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