今年度、最後になりました。修了式、そして離任式の様子です。修了式では各学年代表生徒に修了証が渡されました。校長先生のお話の後、表彰がありました。
その後、各学級で通知表が各担任の先生から渡されます。校長先生のお話の中でもありましたが、各担任の先生方は、一人一人にとても丁寧な所見を書かれています。本日帰ってからでも、じっくりと読んでくださいね。
さて、いよいよ、お別れの儀式となる離任式です。今年度で稲付中学校を去られる先生方は10名です。離任される先生方からは、これまでの稲付中での生徒との思い出や一緒に苦労したこと、喜び合ったことなどが語られました。それぞれの先生方には生徒代表からお礼の言葉が述べられ、花束が渡されました。お別れは辛く悲しいですが、お世話になったことを心に刻み、その期待に応えられるように努めましょう。離任される先生方、ありがとうございました。健康に留意され、益々のご活躍を!
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5つの誓い
皆さん、こんにちは。
先日の卒業式では、在校生としての態度や合唱改めてありがとうございました。次の稲付中学校を背負っていく意味でもよろしくお願いします。
今日は、修了式にあたり、「5つの誓い」のお話をします。
神奈川県で、中学校の教員をされていた腰塚勇人先生という方がいらっしゃいます。彼は、スキー事故で首の骨を骨折しますが、命だけは助かります。しかし、手も足も動かず、未来に絶望したことも何度もあったそうです。
その時に、家族・友人・看護師さんの力強い励ましもあり、リハビリの結果、歩けるまでに回復します。その時、彼がもっとも実感したのが、「自分の命は生かされ、周りの人に支えられている」ということです。
そして、社会復帰をするときに、「自分の命の使い方」を真剣に考えたそうです。今まで、生きていることを当たり前に感じていた腰塚先生が、「命があることも、生きていることも当たり前ではない」ということに気が付かれます。
そして、「自分と他人を傷つけない」「命の喜ぶ生き方をする」ことを決意し、具体的に行動するための「5つの誓い」を立てました。
◆「口」は、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう
◆「耳」は、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう
◆「目」は、人のよいところを見るために使おう
◆「手足」は、人を助けるために使おう
◆「心」は、人の痛みがわかるために使おう
この「5つの誓い」をすべての人が意識して行動できるようになったら・・想像してみてください。戦争や醜い争い、いじめ・・なくなると思います。
少しでも、このような気持ちをもてる人になってほしいと心から願っています。
さて、この後、担任の先生から通知表が渡されます。1学期と比べて、どうだったかをしっかりと確認してください。その際、1学期の終わりにもお話ししましたが、数字があがった、さがったことももちろん大切ですが、それよりも、観点別のABCのほうが、もっと大切です、教科の観点の何が弱いのか、何を頑張ったのかをしっかりと確認して次に生かしてください。また、私も全員の担任からの所見を読みましたが、担任の先生が一人一人を思い浮かべ心を込めて書いたものです。しっかりと読んでください。