本日、夏休み明けの全校集会がリモートで実施されました。
朝の健康観察を終え、出欠の確認後にスクリーンを前に教室で行いました。
いつもと変わらない日常の風景ですが、コロナ禍の中、様々な不安を抱え学校生活がスタートしました。
校長先生からは、オリンピック・パラリンピックに出場した稲付中の卒業生の活躍についてや「夢」「可能性」「自分自身」を「信じる力」が将来につながることについて話されました。
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生活担当の先生からは、夏休み中の事故、怪我の報告、今後の学校生活についての呼び掛け等がありました。
副校長:井上 隆
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今年の夏休みも、昨年度と同様、緊急事態宣言の延長等で、通常とは違った夏休みだったのではないでしょうか。また、感染者が減らない状況の中で、今まで以上に気を遣う場面も多くなります。お互いがお互いを気遣える集団であってほしいものです。
さて、3年生の皆さん、夏休みは、今までとは違い、勉強中心の夏休みだったと思いますが、苦手なところを中心に学習に取り組むことができたでしょうか。学習は、努力の結果がすぐに結果に結び付くほど甘いものではありません。けれども、努力した成果は、必ず力となります。自分の夢に向かって、着実な一歩を大切にしてください。
2年生の皆さん、中だるみの2年生ともいわれますが、前期後半からは、いよいよ皆さんが、生徒会活動や部活動の中心となります。新型コロナの影響で、なかなか先が見えない面もありますが、3年生からのバトンを引き継ぎ、稲付中学校をリードしていってください。
1年生の皆さん、岩井臨海も中止となってしまいましたが、4月当初の中学生としてのとまどいから、稲付中学校の生徒らしい顔つきになってきました。ただし、ここからが分岐点です。先輩方の思いを引き継ぎ、力を発揮していくのか、気持ちを緩めてしまうのか・・。
皆さんの力に期待しています。
また、夏休み明けは、リズムがつかめなかったり、不安や悩みで学校に行きづらかったりする人もいるかもしれません。ぜひ、そのような場合は、先生や養護教諭に相談をしてください。
さて、無観客となってしまいましたが、東京オリンピック・パラリンピックで選手たちを応援した人たちも多かったと思います。JOC出身ではありますが、本校卒業生の、レスリング須崎選手、乙黒選手、向田選手、卓球の張本選手、平野選手の活躍も印象的でした。
さまざまな競技の選手が活躍する姿、メダルまでもう一息だった選手の思い等、数えきれない「夢」のつまった場所がオリンピックだと実感しました。
けれども、誰もがこの舞台に立てるわけではありません。あと一歩のところで涙をのんだ選手、夢半ばであきらめた選手のほうが圧倒的に多いと思います。
では、オリンピック出場を果たした選手とそうでない選手とは何が違ったのか。もちろん、厳しい練習の成果もありますが、「夢」「可能性」「自分自身」を「信じる力」も大きかったのではないかと思います。
皆さんは、自分の「可能性」を信じていますか。「夢」は何ですか。なかなか「夢」をもちにくい時代だと言われています。でも、そうした未来を支えていくのは、皆さん一人一人です。夢は必ずかなうとは限りません。けれども、「可能性を信じる」ことは、必ず将来に繋がります。
これからの皆さんに期待をしています。