卒業証書授与式を終え、晴れやかな笑顔で記念撮影をしました。町田先生、坂牧先生、家族に感謝し、次のステージでまた頑張ろうと心をあらたにした３人でした。

　６年間の集大成である卒業式。３人は胸を張り、笑顔で、そして感激で涙をぬぐい退場しました。

　退場で担任の町田先生が卒業生の前に立ったとき、卒業生から「町田先生、一緒に汗をかいてくれてありがとうございました」との言葉が響きわたりました。最後に、卒業生と担任の町田先生の絆の深さにじんときました。

　在校生の精一杯の歌。夢を語り、凜とした声で詩を朗唱する卒業生。３６人の心が通い合いました。

　各学年からの心温まる別れの言葉。６年生は感激で胸がいっぱいです。

　郡山市を代表して税務部次長の国分義之様から、はなむけの言葉をいただきました。「あきらめず挑戦していくこと」の言葉に、あらためてがんばろうと思った卒業生でした。
　また、PTA会長の早津安規様からの「６年間で何足の靴を履きかえたかな」の言葉に、自分の成長を実感した６年生。感謝の気持ちを忘れないようにしようと思いました。

　６年生３人の築いてくれた伝統は、とても大きなものでした。学校キャラクターを産み出すために、「あこっぴーポスト」をつくって全校児童に募集したのも、３人でした。行動力があって、あったかい心を持っていて、下級生の面倒見のいい６年生でした。まさしく「湯太郎あこっぴー」の兄貴・姉貴でした。

　凜とした態度で、涙をこらえ、卒業証書を受け取った本田君。その力強い目の輝きの中に、６年間の充実した学校生活がうつっていました。成長した姿に、感慨もひとしおのご両親でした。

　晴れやかな笑顔で歩を進めて、前に立った添田さん。これまで笑顔を絶やさなかった添田さんは、授与のときも最高の笑顔でした。お母さんからは、「まわりを明るくする『ひまわりのような笑顔』でこれからもいてね。」とお祝いの言葉がありました。

　担任の町田先生の呼名に、きりっとした返事で応えた柳田君。胸を張って、６年間の学びをあらわす立派な卒業証書授与でした。成長した姿を誇らしく思ったご両親でした。

　「卒業生入場」の言葉で、会場からの温かい拍手にむかえられ、卒業生が胸を張って堂々と入場してきました。とても晴れやかです。

　在校生が入場し、保護者の皆様が席につき、来賓の皆さまがご着席。司会の町田先生がマイクの前に立ちました。

　式が近づき、緊張感が最高になってきた６年生。もう一度、在校生のメッセージを読み返したり、１年生の時の写真を見たり、担任の町田先生の美しい文字を見ながらリラックスしました。

　在校生の児童の皆さんが入場する前に、６年生は３人で歌う最後の歌のチェックをしました。「ピアノ伴奏の佐々木先生よろしくお願いします。」とご協力に感謝し、泣いても歌いとおそうと響きを確認しました。

　６年生は、教室黒板に家族ヘの感謝のメッセージを心をこめて書きました。担任の町田先生の「卒業」「応援」の文字に習って、今までで一番の美しい文字で書きました。メッセージを読んで、保護者の皆さんは目頭を熱くしていました。
　いよいよ式場へ向かいます。今日のめあて「思い出に残る卒業式にしよう」を読み返します。５年生のめあて「全力応援がんばります」の言葉に励まされて・・・。

　教室に入ると、桜のメッセージカード。下級生がこれまで６年生にお世話になった感謝とお礼がつづられていました。一人一人のメッセージを読みながら、もう胸がいっぱいです。「１〜５年生のみなさん、ありがとう。」

　６年生がいつものように３階まで階段を上り、教室に向かうと廊下には祝電と、大空へ羽ばたく鳥たちに乗った１年生の時の自分たちと、６年生の今の自分たちが掲示されていました。もうすでに胸がいっぱいの６年生でした。

　６年生に卒業式がとうとうやってきました。登校すると、玄関に下級生が描いてくれた似顔絵の「卒業おめでとう受付」。いよいよ当日となりました。

　今日は、いよいよ平成３０年度卒業証書授与式。空を見上げると、鳥曇。秋冬に渡ってきた鳥たちが北の寒いところに帰っていく頃のくもり空を「鳥曇」というのだそうです。校庭からは、春を告げる小鳥たちのにぎやかなさえずりが聞こえてきました。立派に巣立っていく卒業生をお祝いしたいと思います。
　

　学習室の黒板ジャックをした６年生。感謝の気持ちを伝えようと３人が力を合わせ、制作した黒板アートです。先生方一人一人への感謝の言葉が入った夢風船。学校の校舎には３人の手形を残し、自分たちが確かにここで暮らしてきたことを残しました。「みなさん、本当にありがとうございました。」気持ちは十分伝わりました。