大変暑い中始まった2学期も今日で終わりです。2学期は5年生の野外教育活動、運動会、校外学習、6年生の修学旅行、学習発表会と大きな行事を行うことができました。どの行事でも、互いを気遣い、思いやりの気持ちをもって、自分で考える浅井北っ子の姿をたくさん見ることができ、私はとても嬉しく思いました。
☆寅年を振り返る
寅という字は、もともと「動く」という意味があります。春が来て、草木が伸びてくる様子を表すのだそうです。寒さやつらさに耐え、春が来ることを信じて、自分のできることを続けていけば、きっとあたたかで明るい春が来る。そして、世界に一つだけの「なりたい自分」という花を咲かせることができる。そう思うと、なんだか元気が出ますねという話を今年の始めにしました。さあ、皆さんはどんな花を咲かせましたか?
☆今年1年をよい締めくくりにするために
〜「寅=タイガー」の3文字で冬休み、浅井北っ子のみなさんに心がけてほしいこと〜
「タ」…たちどまって かんがえよう
学校ではチャイムが鳴り、先生方が指導をしてくださいます。でも、冬休みは、自分で正しいか正しくないか常に立ち止まり、考えて行動しなければ、大きな事故や事件に巻き込まれてしまい、大切ないのちをまもれないことがあります。また、「誰かが言っているから」「みんながしているから」という理由のないことで、人をいじめたり、差別したりすることは、病気がうつるよりもおそろしい「いじめ」です。自分で考えて、自分が嫌なことは誰に対してもしない、言わないように気を付けていきましょう。これはスマホやインターネットの使い方でも同じです。いつも、本当にやっていいことなのかたちどまって考え、考えてもわからないときは、お家の人に相談をして過ごしましょう。
「イ」…いつもわすれずつづけよう
冬休みは、みんなはお休みですが、お家の方はそれぞれやることやお仕事があります。また、年末には大掃除などもあるでしょう。皆さんも家族の一員として、ぜひお手伝いをしてください。自分のできることをやることで、家族みんなが気持ちよく過ごせるようにしてくださいね。また、健康で過ごすために、規則正しい生活や、手洗い・うがい・そして三密をさけることを忘れず、続けていきましょう。
「ガ」…がんばってみよう
さて、何をがんばるのでしょう?「顔晴る」いつもお顔に晴れマークを、つまり、「いつも笑顔や明るい挨拶を」という意味です。「楽しい思い出ができた」「きれいな花、ふしぎな虫を見つけた」「おいしいものを食べた」私たちの周りには気が付かないだけで、毎日たくさんの幸せがあふれています。それは、みんなが元気で過ごせるために支えてくれるたくさんの人のおかげです。ごみを集めてくれる人、食物を作る農家の人、スーパーの店員さん、消防署の人、お医者さん、見守り隊をはじめとする地域の方、たくさんの人たちのおかげで、私たちは安全に安心して生活ができます。こうした方々に自分からすすんで笑顔や挨拶で感謝の気持ちを届けましょう。「こんにちは」「ありがとう」…挨拶はいつでもどこでもすぐにできる最高のプレゼントです。みんなで挨拶のプレゼントを届けるサンタクロースになりましょう。
まもなく終わる2022年。「タイガー」の3文字を忘れず、次の2023年がよりすてきな1年として迎えられるよう心や体を準備しましょう。世界には、心穏やかに新しい年を迎えることができない人たちもたくさんいます。冬休みには、ニュースや新聞などでそうした人たちについて知り、考えることも続けてください。冬休みに入りますが、みんなは一人ではありません。私たちは互いを思う、思いやりの輪でしっかりとつながっています。冬休みが終わり、新しく始まる1年を、みんなで一緒に過ごしていくことを、先生たちはとても楽しみにしています。
ご家庭の皆様、地域の皆様、2学期の本校の教育活動へのご理解・ご協力に感謝申し上げます。3学期もよろしくお願いいたします。