今日を含めて9日間で、一年が終わります。
12月から1月になると、年がかわります。今年は令和3年。来年は令和4年です。
12月から1月になって、年がかわるというのは、特別な感じがしますね。
10月から11月になったり、11月から12月になったりするのとは、全くちがいますね。
私は、12月31日の夜おそく、12時近くになってから、窓をあけて静かにしていると、どこからか、除夜の鐘の音が聞こえてきます。近くにお寺はないのだけど、夜は静かだから聞こえるのでしょうね。その音を聞いていると、いよいよ1年が終わり、次の年がやってくるという気持ちになります。
さて、私からみなさんにやってほしいことがあります。それは、1月になったら、来年になったら、令和4年になったらこうしたい、これをやってみたい、これができるようになりたいという目標をひとつでいいから立ててください。
目標を立てても、それができないこともあります。でも、目標があるからできなかった悔しさがあるし、また、目標を立て直してもう一度挑戦することもできます。
みなさん、自分のいいところは、どんなところですか。自分のいいところをいくつ言えますか。だれでも、得意なことと苦手なこと、できることとできないことがあります。完璧な人間は一人もいませんし、私は完璧な人間になってほしいと願ってはいません。自分で目標をもって成長していける人になってほしいと願っています。今、自分に自信がある人は苦手なことができるようになるという目標を立てるのもいいと思います。逆に、今はまだ自分に自信がもてないという人は、自分のよいところをみつけ、それがもっと伸びるような目標をたてるのもいいでしょう。
12月の終わりごろになって、12月中にこの人と会うのは今日で最後かな、という日には「よいお年を」と声をかけ合い、1月になって初めて会った時には「あけましておめでとうございます」。そんなあいさつが、学校の中や地域の方(見守り隊の方など)とできるといいですね。
1月7日始業式は、「あけましておめでとうございます」という元気なあいさつと「目標」をひとつ心の中にもって登校してください。1月7日に元気に来てほしいのですが、私がひとつだけ心配していることは、交通事故です。正門から帰る時、横断歩道を渡る時、止まらずに右・左を見ずにわたろうとする人がどれほど多いことか。何より大切な自分の命を、自分で守ろうとしてください。自分の目で車が来ないかを見てから、道を渡ってください。
それでは、みなさん、よいお年をお迎えください。