大変暑い中始まった2学期も今日で終わりです。2学期は5年生の野外教育活動、運動会、校外学習、学習発表会、6年生の修学旅行と大きな行事を行うことができました。どの行事でも、互いを気遣い、思いやりの気持ちをもって、自分で考える浅井北っ子の姿をたくさん見ることができ、とても嬉しく思いました。これもひとえにご家庭や地域の皆様のご支援あってのことと、感謝申し上げます。
今年の始めに、「丑」という字は、花や草の根が土の中で紐のように結び合い、春をまつ姿を表しており、みんなもこの字のようにみんなで結びついて互いを認め合いながら過ごしていきましょうと話しました。そんな丑年も、あと、1週間余りで終わりです。今年1年がよい締めくくりになるよう、「うしどし」の4文字で、冬休み、浅井北っ子に心がけてほしいことを話しました。
☆「う」…「うがい・手洗い 続けよう」
新型コロナウィルス感染症の感染拡大が今は収まっていますが、オミクロン株という新しい形のウィルスが出てきてしまいました。また、インフルエンザの流行も心配です。健康で過ごすために、手洗い・うがい・マスク着用、そして三密をさけることを冬休みもきちんと続けていきましょう。
☆「し」…「しっかりやろう お手伝い」
冬休みは、みんなはお休みですが、お家の方はそれぞれやることやお仕事があります。また、年末には大掃除などもあるでしょう。皆さんも家族の一員として、自分のできることをやり、家族みんなが気持ちよく過ごせるよう力を尽くしてくださいね。
☆「ど」…「どんなときも考えて」
学校ではチャイムが鳴り、先生方が皆さんの様子を見ながら、指導をしてくださいます。でも、冬休みは自分で正しいか正しくないか常に自分で考えて行動しなければ、大きな事故や事件に巻き込まれてしまい、大切ないのちをまもれないことがあります。また、「誰かが言っているから」「みんながしているから」「インターネットに書かれていたから」という理由のないことで、人をいじめたり、差別したりすることは、病気がうつるよりもおそろしい「いじめ」です。人権週間のとき、児童会の人がとてもよい劇をしてくれましたね。自分で考えて、自分が嫌なことは人にはしない、言わないようにこれからもみんなで気を付けていきましょう。いつも本当にやっていいことなのか常に考え、考えてもわからないときは、お家の大人の人に相談をして過ごしましょう。大切なのは、ひとりひとりのかけがえのない、いのちです。
☆「し」…「しあわせみつけ 感謝して」
「がんばってとりくめた」「できることがふえた」「楽しい思い出ができた」「きれいな花を見つけた」「好きなものを食べることができた」私たちの周りには気が付かないだけで、毎日たくさんの幸せがあふれています。それは、みんなを支えてくれるたくさんの人のおかげです。野菜を作る農家の人、スーパーの店員さん、消防署の人、お医者さん、見守り隊をはじめとする地域の方、たくさんの人たちのおかげで、私たちは安全に安心して生活ができます。こうした方々に自分からすすんであいさつで感謝の気持ちを届けましょう。「こんにちは」「ありがとう」あいさつはいつでもどこでもすぐにできる最高のプレゼントです。みんなであいさつのプレゼントを届けるサンタクロースになりましょう。
まもなく終わる2021年。「うしどし」の4文字を忘れず、次の2022年がよりすてきな1年として迎えられるよう心や体を準備しましょう。冬休みに入りますが、みんなは一人ではありません。私たちはみんなつながっています。みんなで思いやりの輪でしっかりつながって、また新しい年を一緒に過ごしていきましょう。