長い夏休みでしたが、皆さんはどんなふうに過ごせましたか。今年も猛暑の日が続き、残念ながら、プール開放が中止になってしまいました。しかし、久しぶりに全校がそろい、皆さんの元気な笑顔をみて、よい夏休みを送ることができたのではと思います。学校でも、5年生のお友達は1泊2日の野外教育活動を過ごしました。それぞれの役割を責任もって取り組むことで、自分たちの力で過ごすことができた1泊2日でした。すべての活動を全員で力を合わせ、絆を深め一回り大きく成長しました。
家庭では、どんなことができましたか。進んでお手伝いができた人。日頃はできないような学習にチャレンジした人。新たな自分を発見した人もあるかもしれません。きっといろいろな成果があったと思います。また、挨拶も相手のことを思う気持ちを込めてできた人もたくさんいるでしょう。マナーやルールも周りのことを考えて守り、家族や地域に笑顔を増やすことができた人もいると思います。
いよいよ今日から2学期が始まります。2学期は、運動会、校外学習、学習発表会、修学旅行など多くの行事もあります。また、落ち着いて学習をするのにもよい季節です。いろいろなことにチャレンジできる季節でもあります。クラスの絆を深めていくチャンスでもあります。
そこで、みなさんに2学期にがんばってほしいことや心がけてほしいことを2つお話しします。
まず、自分のよさを伸ばすために、あきらめずにチャレンジしてください。勉強にしても運動にしても、あきらめてしまってはすぐに限界はみえてしまいます。まずは、できるところから努力を積み重ねていくこと。最初からうまくいく人はいません。できなくてもあきらめずに根気強く取り組んでください。そんな姿を、きっと周りの友だちが、そして、先生方やお家の方、地域の方がしっかり見ていて、認め、応援してくれます。
2つ目は、お互いにがんばる姿を認め合い、信頼する気持ちをもって、絆を深めていきましょう。そのために、相手を思いやる気持ちを込めて、挨拶の仕方を考えていきましよう。夏休みに見たテレビ・コマーシャルの中に「気をつけて」という言葉の意味を考えるものがありました。同じ「気をつけて」という声掛けですが、時には相手の安全を祈り、時にはこれからの頑張りにエールを送り、そして、時には相手の心をいたわる言葉として使われています。同じ挨拶の言葉ですが、それぞれの時の思いが、相手に伝わるように挨拶ができるように考えてみてください。また、多くの行事や活動をする機会がありますが、そこにあるルールやマナーの意味も考えてください。周りの人たちと気持ちよく活動するための、大切なポイントが入っています。ルールやマナーを守ることも、信頼を増し、絆を深めることになります。こうしたことを、みんなで考えることで、いじめのない、安心して生活できる、みんなの笑顔があふれる学級、学校にすることができます。そして、お互いが、お互いを認め合い、信頼し合うことが、自分の命を大切にし、自分の命を守ることにもつながっています。
今日から2学期が始まりましたが、まだ暑い日が続くと思います。「早寝、早起き、朝ごはん」にも心がけ、2学期の学校生活をしっかり送れるようにしていきましょう。