第6回は、1月25日10時〜12時です。講師は、理科教育の第一人者である『鳴川哲也先生』です。ぜひご参加ください。

第2回(通算123回)「川上康則先生」登壇

■日時 6月9日(日)10時〜12時
■会場 大口町立大口中学校
■講師 川上康則先生(東京都立矢口特別支援学校主任教諭)
■演題 「通常学級における、発達につまずきがある子どもの輝かせ方」
■プロフィール
 1974年、東京都生まれ。臨床発達心理士、特別支援教育士スーパーバイザー。長年、特別支援教育コーディネーターとして、地域の相談支援にも携わっています。特別支援教育のプロフェッショナルとして有名な川上先生に、2年ぶりに登壇していただきます。特別支援教育の視点を、実践をもとに話される講演はまさに必見。先生の優しさと温かみのあるお話を伺えば、教育力アップにつながること間違いなしです。

多賀一郎先生セミナー1

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 本年度最初のセミナーは、追手門学院小学校講師の多賀一郎先生をお招きして、「学級にプラスの風を吹かせる〜ヒドゥンカリキュラムを意識した学級経営」というテーマで講演をしていただきました。このホームページでは、その一部を紹介します。

〇居心地のよいクラスとは
 安心感や明るさ・あたたかさのあるクラスがよい。「ちゃんと話を聞いてもらえた」、「自分のことを見てくれている」という思いが、子どもの安心につながる。教師が冷たくては子どもをあたためられない。教師自身があたたかく健康に生活していることが一番である。

〇どんな人を信頼できないか
 信頼感の観点は人によって違う。逆を考えて、どんな人は信頼できないかを思い浮かべると、以下のことが考えられる。教師も一人の大人として子どもの前に立っていることを忘れてはいけない。
・言う事がころころと変わる
・人によって態度が変わる
・お金に汚い
・偉そうにする、人を見下す
・他人を利用する
・話を聞かない

多賀一郎先生セミナー2

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〇授業の布石となるヒドゥンカリキュラム
・注意でなく、手をかける
普段行っている机間巡視にも目的がなければならない。見かけた時に注意ばかりしていると子どもはいつか爆発する。話している子どもたちがいたら、その子たちの間に入って授業をする。すると、自然と静かになる。細かいところには口ばかりではなく、手をかけることも大事である。

・第一声の直前の空気を読む
休み時間の遊びから帰ってきたら、いきなり授業始めるのでなく、いったん授業の準備をさせる。遊び時間が子どもの仕事なので、いきなり切り替わるわけではないということを意識したい。


〇気づかないまま伝わってしまうヒドゥンカリキュラム
・嫌味と皮肉を言ってしまう
嫌味や皮肉は言い返すことができずに、嫌な思いだけが残る。「お前が90点とるなんておどろきだ」、「君にも得意なことがあるんだね」といった一言が子どもを傷つけている。

・子どものマイナス点にこだわる
こだわるとこは見極める必要がある。子どものマイナス点はいくらでもあるが、その中でもプラスの点を探すのがプロの教師としての仕事である。

多賀一郎先生セミナー3

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〇保護者から教師はどう見えているのか
・「見た目」は大きい判断要素
プロだからこそ、よく見せようとしなければならない。
1 服装、髪型
2 声のトーン、大小
3 姿勢
4 語り口調
5 挨拶

・先手必勝の論理がヒドゥンカリキュラム
1 連絡帳に一言書いている
2 電話で余計な一言が相手に残っている
3 トラブルは、先に連絡


 具体的なお話ばかりで、普段の生活を振り返る2時間となりました。アンケートにも、「普段やっていた言動のマイナスの効果に気づくことができた」という感想を書かれた方が多くいました。プロの教師として子どもに接するときのポイントを学ぶことができた、多賀先生のご講演でした。ありがとうございました。

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