第5回は、11月16日13時〜15時です。講師は、インクルーシブ教育の専門家『野口晃菜先生』です。ぜひご参加ください。

野口芳宏先生セミナー1

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10月8日

第一部〜道徳模擬授業「電話のおじぎ」〜


※「電話のおじぎ」は、野口先生が書かれた資料で、廣済堂あかつきに掲載されています。

「電話のおじぎ」の資料を使い、「良いことの気づき」を見つけていきました。気づき読みです。
道徳教育は、良い気づきの勉強でもあるからです。

その中でも、さすが、野口先生。「公的話法」や、「私的話法」の指導も忘れません。

電話のおじぎは、不可視の世界(心眼)。心内にあらば、色外に表れるということです。

そして、本当の自主性についてもお話がありました。
「君子は独りを慎む」(大学)
道に反れたことは見ていようと、見ていまいと私はしない。
それが、本当の自主性であり、わがままとは違うのだ。

道徳の中にもしっかり野口論が込められた深い授業となりました。

野口芳宏先生セミナー2

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第二部〜伊藤彰敏先生のライブでの国語模擬授業を野口先生が斬る〜

松尾芭蕉「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」を深く読む授業(子ども役:大学生)でした。
まずは、季語、季節を確認した後、俳句を読む方法『五感』を指導されました。『五感』を使って、どのような情景なのかを考えさせていきました。子ども役に教師の質問や言葉かけにより、意見を出させ、ぶつかり合いをさせながら、本当の情景に焦点を集めさせていきました。

野口先生からは「授業の中にしきりがあるとよい。違うことは違うと教えるとよい。束ねがあるとさらによい授業になったと思う」という講評をいただきました。そして、「私が授業をするなら『セミは鳴いているのか、鳴いていないのか?』『時間は夕方か、夕方ではないか?』といったような選択的発問をする。意見が分かれ、理由を言わせて、正解を言う。これが束ねるということである。」という助言もいただきました。

伊藤先生は、この芭蕉の俳句のあと、蕪村の俳句をこの『五感』を使って読んでいくと言われました。
学習したことを活用する。そして定着させていく。とても大切なことだと思います。
学びの多い模擬授業でした。

野口芳宏先生セミナー3

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第三部 教養講座の意義〜修養のススメ〜

この教師力アップセミナーでは、初めての教養講座です。
教育基本法には、「法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し絶えず研究と修養に励まなければならない」とあります。

研究と修養は同格なのにもかかわらず、今やっているのは研究だけです。研究は他者改善。

修養も研究と同様やるべきで、修養は自己改善です。教師として、人間としてどんなことができるか学びます。

その一番初めのガイダンスでした。

1 (あ)憧れをもちましょう。→平田先生との出会い
2 (ほ)本を読みましょう。→憧れる師がいない時には、価値ある書物が師
3 (か)観を磨きましょう→教育をどうみるか。観が貧しい人は×
4 (い)異に学ぶ→自分とは違う人から学び、なるほどなと思うとよい。
5 (な)仲間を選ぶ→仲間の中にはあまり異はいない。集まると楽しい。

修養に大切な5つの話を1時間してくださいました。

そして最後。
頭文字をとると、あほかいな。

会場が大いに沸きました。

最後もしっかり野口節で締める、さすが授業名人野口先生のセミナーでした。
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