第5回は、11月16日13時〜15時です。講師は、インクルーシブ教育の専門家『野口晃菜先生』です。ぜひご参加ください。

和田裕枝先生セミナー1

画像1
 2月10日(土)に前豊田市立小清水小学校長の和田裕枝先生をお招きして、『子どもも教師もわくわくする授業をめざして!〜キーワードは「聞く力」「つなぐ力」「ノート指導」〜』というタイトルで、ご講演していただきました。

 はじめに、和田先生の授業観・「聞く力」「つなぐ力」についてお話をしていただきました。
簡単に内容の紹介をします。

寒い駅でアイスモナカを食べる女子大生を見て、ホットウーロン茶を飲む自分とは物事の見方・考え方が異なることを実感したという和田先生。新任から力のある先生になるためには、「4月に指導したことは絶対に3月に身につけられるようにしよう」。和田先生は、達成の時期をどんどん短くしていき、6月までに達成させ、その結果、授業で子どもを見る時間を長くとることができるという今のスタイルになりました。
最後まで人の話を聞くことは思いやりであり、礼儀であると教えます。「他人の考えを聞いていてよかった」と思える体験をさせるように4月から心がけているそうです。「子どもの心の声(表情やうなずきなど)」をつなぐことが教師の役目だととらえているという言葉が印象的でした。

和田裕枝先生セミナー2

画像1
次に、3年生「小数の大きさ」の単元で模擬授業をしていただきました。
 和田先生の授業は何といってもテンポが速い授業です。子どもにどんどん発言させていき、言い方の違いから考え方の違いを探る授業で児童役の大学生も頭をフル回転させて、授業にのぞみました。このとき、分かる子だけで進めるのではなく、自信がない子にも「どこか自信がないところがある?と聞き、全員参加で授業が進みました。机間指導では、○つけをしながら観察し、その子の良いところをみつけて自己肯定感があがるように花丸をつけていました。
 授業後には、玉置先生と大西さんによる授業の深掘りを行いました。楽しいやりとりの中で、「教科書の図や文章を初めて見た子どもたちが素直にどう思うか、どう答えようとするかを考える。」という和田流授業のつくり方や「授業の核につながる言葉がでたときにぐっと価値づけをする。」価値づけのポイントなどを聞くことができました。
また、参加者からの質問コーナーでは、ペアやグループについて「絶対におさえたいことは基本的に個人で理解させる。もっと考えを深め合わせたいときや考えを比べたいときに、ペアやグループを活用する。」ということも聞かせていただきました。

最後に、実践を交えながらノート指導について講義をしていただきました。子どもの振り返りに教師がどのように○つけを行えば、子どもの力を伸ばすことができるか、ということを参加者とともに考えました。

参加者のアンケートから、多くの方にとって有意義な時間になったことが分かります。
和田先生の講演をきっかけに一人でも多くの教師の教師力がアップすることを切に願います。

【第7回】「和田裕枝先生」登壇

■日時 2月10日(土)10時〜12時
■会場 大口町立大口中学校
■講師 和田裕枝先生(前・豊田市立小清水小学校長)
■演題 「子どもも教師もわくわくする授業をめざして!」〜キーワードは「聞く力」「つなぐ力」「ノート指導」〜
■プロフィール
 今回で4回目の登壇。授業のうまさは、愛知教育大学名誉教授の志水廣先生のお墨付き。和田先生の授業は「特別な教材を使うのではなく、教科書をもとにどの子どもも深く考え、活躍する授業」です。今回は、若手の教師の実践をもとに、模擬授業を通して、明日からの授業・学級経営に役立つ話が目白押しです。キーワードは「聞く力」「つなぐ力」「ノート指導」。若い先生からベテランの先生までご期待ください!

鏑木良夫先生セミナー1

画像1
 1月13日に先行学習の実践家である鏑木良夫先生をお招きし、という演題でご講演していただきました。
 問題解決的学習は、「予想や議論を通して、結論へ導く。その中の学習に、気付きと練り上げがないと学力が低くなってしまう。そのために、基礎的な知識が必要となってくる」ということを教えていただきました。また、既有知識と未修知識を結びつけることで深い学びにつながっていくとも仰っていました。
 問題解決的学習が目指すものとしては、子供たちを自立させ、人に騙されない人をつくることであると教えていただきました。
 他にも、全校集会などの場面で、子供たちを動かす具体的な指示についても学ぶことができました。

鏑木良夫先生セミナー2

画像1
 「NHKワクワク授業−わたしの教え方−」という、実際の授業風景を視聴しました。
 教科は理科でした。単元は「6年 水溶液の性質」でした。子供たちが予習をしてから授業を受ける光景はとても新鮮で、結果を知っている子供たちでも、実験を通して新たな気づきや知識を得ることができていました。なにより、予習して得た「半わかり」の知識が、授業によって「本わかり」になっていく過程を楽しんでいる様子が見受けられました。
 また、活用課題を与える場面では、予備知識を使って結果を予想することで知識をアウトプットしたり、仲間と考えを共有したりしていました。授業の前半と後半とで2回、理解度の確認をすることで、自分の成長をメタ認知させる場面もありました。
 知的好奇心をくすぐる授業が終始展開され、予習はしてはいけないという既成概念を破る素晴らしい授業だと思いました。

鏑木良夫先生セミナー3

画像1
 理科に限らず、国語、算数、社会の授業でも、盛り上がるような活用課題をいくつか提示していただきました。参加者の予想が分かれ、それぞれ理由を述べ合いました。予想外の解答だったときには、驚きの声が上がる場面も見られました。
 他にも、教師と子供が一緒に板書する「共書き」という手法も実演していただくなど、大変実りのあるセミナーとなりました。
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31