【教育コラム】「私の心に残る授業」第9回

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教育コラム「私の心に残る授業」第9回をアップしました。今回は小川康夫先生の「たいがいた」です。

【教育コラム】「玉置流・教師論」第11回

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教育コラム「玉置流・教師論」第11回をアップしました。今回は「教師や親による子どもをディスカウントする言葉」です。

【教育コラム】「学校を離れて観ると」第10回

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教育コラム「学校を離れて観ると」第10回をアップしました。今回は平林哲也先生の「枝葉は根幹によって育つ」です。

第3回 例会(番外編)

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8月26日(土)に開催された「平成29年度 愛される学校づくり研究会 第3回例会」の記録【番外編:暑気払いの会】です。

EDUCOMのスタッフの皆さんにご準備いただき、今年も盛大に「暑気払いの会」を開催していただきました。

玉置ゼミの学生さんたちにもお手伝いをしていただいて、気配りができる学生に育っていることを実感しました。
指導教官のご指導の賜物ですね(笑)
模擬授業の授業者や子ども役としての役割もあり、たいへんでしたね。ありがとうございました。

今年のイベントは「スイカ割り」
師弟で力を合わせて、見事にスイカを割って見せてくれました。

スタッフの皆さん、ご参加の会員の皆さん、ありがとうございました。
来年の夏も楽しみにしています(笑)


第3回 例会(3)

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8月26日(土)に開催された「平成29年度 愛される学校づくり研究会 第3回例会」の記録です。

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議題5、6.グループ別協議、および協議内容の報告・質疑

グループごとに協議し、研究の方向性を決めました。
次回(第4回・10月28日)までに、必要に応じてグループごとに検討会や勉強会などを行うことがあります。
MLを活用していただき、各グループで引き続き検討をお願いします。

<Aグループ:学校経営と新学習指導要領>

新学習指導要領について、会場で説明する形を考えている。
妹尾氏に「まとめ」「解説」をお願いできればと考えている。
職員研修のやり方を映像で発表することも検討している。

<Bグループ:授業改善と新学習指導要領>

「授業のレベル」がわかるようなシートが作成できるとよいと考えている。
「主体的・対話的で深い学び」の具体例を示して、授業改善の具体的な指標が示せるとよい。

<Cグループ:ICT活用と新学習指導要領>

「日常的」にコンピュータを使うことにフォーカスする提案にしたい。
特別なことではなく、今の設備を利用してできる日常的な活用の提案ができるとよい。

<Dグループ:学校と保護者・地域連携と新学習指導要領>

今現在でも「地域連携」は行われているので、各校で取り組んでいるそれらの活動が、新学習指導要領の中ではどのような位置付けにあたるのかを示して、現在の活動の価値付けができるとよいと考えている。
さらにそれを保護者や地域に提示し、説明できるようなものが作れるとよい。


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議題7.今後の予定

次回以降の例会スケジュールです。

第4回 10月28日(土)13:00 春日井EDUCOM
   (午前は「授業深掘りセミナー」)
第5回 12月2日(土)10:00 東建ホール
   (午後は「教育と笑いの会」)
第6回 1月21日(日)13:00 春日井EDUCOM
第7回 2月24日(土)10:00 東建ホール(フォーラム)

次回(第4回)は、最後のグループ討議の機会になります。できるだけご参加いただけるように、よろしくお願いします。

なお、午前中に「授業深掘りセミナー」が開催されます。参加を希望される場合は「授業と学び研究所HP」から申し込みをお願いいたします。


第3回 例会(2)

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8月26日(土)に開催された「平成29年度 愛される学校づくり研究会 第3回例会」の記録です。

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議題4.研究協議

今回の模擬授業の検討は「授業アドバイスツール」を使って行いました。

検討の観点は、新学習指導要領のキーワードである「主体的・対話的で深い学び」が授業の中で見られたかどうか、ということにしました。

そのため「授業アドバイスツール」に「主体的」「対話的」「深い学び」の3つのボタンを作って、会員の代表者に授業観察をしていただきました。

最後に、山田貞二先生と和田裕枝先生から講評をいただき、道徳授業での考え方についても教えていただきました。

<主体的>

子ども役が、授業者の発問について考えている様子が見られた場面で、「主体的」ボタンが多く押されていました。
また、発表している場面や、ペアで話し合っている場面でもボタンが押されており、観察者の中でも「主体的」のとらえ方が様々にあることがわかりました。

<対話的>

子ども役が話し合っている場面では、言うまでもなく「対話的」ボタンが多く押されていました。
また、子ども役が対話に入る前の教師の働きかけの場面でも「対話的」ボタンが押されていました。「対話的」になる前の指導の大切さがクローズアップされました。
それ以外でも、人の意見を聞いている側も「対話的」である、という指摘をされた観察者もいました。
対話とは、話すだけでなく聞くことも含まれる、という考え方もあることがわかりました。

<深い学び>

後半で「ゆさぶり」発問を出した場面で、「深い学び」ボタンが多く押されていました。
一度は納得したことも、「ほんとにそうなの?」「なぜそうなの?」とゆさぶられると、改めて考えさせられます。
その体験で、子ども役の考えが一段深まるだろう、ということがわかりました。

<講評>

・「自我関与」として自分だったら、と考えることも重要。その上で登場人物の心情を考えさせること。
・自分とのズレを認識することで、多面的、多角的な物の見方ができるようになる。
・「価値観」の多様性を実感させるためには板書するなど、「見える化」した方がよい。
・「深い学び」につなげるためには、条件を付けすぎないことが大切。
・条件がある方が考えやすいが、条件に縛られると考えが広がらない。
・無理やり押しつけない。許容することで、答えの多様化につながる。


授業検討者の皆さん、講評をくださった先生方、ありがとうございました。

第3回 例会(1)

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8月26日(土)に開催された「平成29年度 愛される学校づくり研究会 第3回例会」の記録です。

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【議事】
2.自己紹介
3.ゼミ生による模擬授業
4.研究協議
5.グループ別協議
6. グループ別協議内容の報告・質疑
7.今後の予定

★暑気払いの会

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議題3.ゼミ生による模擬授業

道徳「ドッチボール」小3

<あらすじ>

ドッチボールが苦手な女の子が主人公。
ボールをキャッチしたり、投げたりすることが少し苦手で、いつも外野になってしまうことが多い。
「いやだな」という気持ちを持っている。
ある日の体育の授業でドッチボールをやったときも、二度もミスをしてしまい、いやな気持ちになった。
けれどクラスメートが温かいはげましの言葉をかけてくれ、ボールをパスしてくれるなどフォローしてくれた。
それでやる気がわいて「がんばってみよう」という気持ちになった。

<授業の様子>

玉置ゼミを代表して、吉田航平くんが模擬授業をしてくれました。
直前に教員採用試験を控えていたため、事前に授業準備をしてはならないと玉置先生の指導がありました。そのため例会直前の午前中2時間で玉置先生と教材研究をして授業に臨んでくれました。しかしそのような短時間で準備をしたとは思えないほど落ち着いた態度で、立派に授業をしてくれました。

子ども役には資料は渡さず、先生の範読で授業が進められました。
範読に入る前にイラストを提示し、どんな場面なのか?主人公の気持ちは?という発問で物語の内容を想像させていたので、範読を聞きながら「考えるべき視点」を子ども役が持てたと思います。
途中、ポイントとなる部分(考えるべき視点のヒントとなる部分→主人公の気持ちが想像できる場面)は説明を加えながらの範読で、子ども役も考えながら聞けたでしょう。

範読後は、「どんなことがあって、主人公の女の子はどんな気持ちになったのか?」という発問で、各自にノートに意見を書かせて、それを発表させました。
個人の意見の発表後、さらに「失敗しても楽しいと思うのはなぜか?」というゆさぶりの発問でペアで交流をしました。
この場面では、それぞれのペアが活発に意見を言い合っている様子が見られ、お互いの意見を聞き合うこともしっかりできていました。

最後は、「授業で印象に残ったことを30秒でペアで話しましょう」としました。
これは、普段よく行われる「振り返りをノートに書く」という作業を、「話す」ことに置換えた活動です。
人に伝えることで、個人の感想にとどめず、いろんな意見を知る活動になっていました。
ここでも各ペアで活発な意見交流がされていて、30秒では話足りないという感じの子ども役の表情が印象的でした。


授業者、子ども役の玉置ゼミの皆さん、ありがとうございました。


【教育コラム】「お母さんは学校の応援団長」第53回

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教育コラム「お母さんは学校の応援団長」第53回をアップしました。今回は「お母さんが学校や先生に伝えたいこと(2)」です。

【教育コラム】「今愛される学校づくりは」第9回

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教育コラム「今愛される学校づくりは」第9回をアップしました。今回は山田貞二先生の「校長よ、熱く君を語れ」です。

【教育コラム】「お母さんは学校の応援団長」第52回

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教育コラム「お母さんは学校の応援団長」第52回をアップしました。今回は「お母さんが学校や先生に伝えたいこと(1)」です。

【教育コラム】「学校を離れて観ると」第9回

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教育コラム「学校を離れて観ると」第9回をアップしました。今回は山田純一郎先生の「心にゆとりを」です。

【教育コラム】「玉置流・教師論」第10回

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教育コラム「玉置流・教師論」第10回をアップしました。今回は「まずいラーメン屋の店主とダメな教師の共通点」です。

第2回 例会(3)

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6月24日(土)に開催された「平成29年度 愛される学校づくり研究会 第2回例会」の記録です。

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議題5.グループ別協議内容の報告・質疑

グループごとに協議し、研究の方向性を決めました。
次回(第3回・8月26日)までに、必要に応じてグループの勉強会などを行う予定です。
各グループで企画、検討をお願いします。

<Aグループ:学校経営と新学習指導要領>

やる気のある校長に向けての提案にしたい。
扱うテーマとしては、次のようなことを考えている。
・時間を減らす
・学校経営のスリム化、タイムマネジメント
・管理職は学校にいない方がよい?
・授業力の強化
・機器の選定 など

<Bグループ:授業改善と新学習指導要領>

参加者が、明日から授業改善に使えるものを提案したい。
そもそもどうして授業改善の必要性があるの?新学習指導要領ができたから授業改善が必要なの?ということも考えたい。
理想の授業に向けて、何をどうしたらよいのかという具体的な指針が出せるとよい。

<Cグループ:ICT活用と新学習指導要領>

「日常的」にコンピュータを使うことにフォーカスする提案にしたい。

<Dグループ:学校と保護者・地域連携と新学習指導要領>

保護者や地域に新学習指導要領を知ってもらうことが、地域連携の前提、という考え方で進めていく。
教育活動(授業や行事など)について説明できるようにするためのツールのようなものを提案したい。


※グループごとの協議のまとめがMLで配布されています。そちらも合わせてご参照ください。


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議題6.今後の予定

次回以降の例会スケジュールです。

第3回 8月26日(土)13:00 春日井EDUCOM
第4回 10月28日(土)13:00 春日井EDUCOM(午前は「授業深掘りセミナー」)
第5回 12月2日(土)10:00 東建ホール(午後は「教育と笑いの会」)
第6回 1月21日(日)13:00 春日井EDUCOM
第7回 2月24日(土)10:00 東建ホール(フォーラム)


第2回 例会(2)

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6月24日(土)に開催された「平成29年度 愛される学校づくり研究会 第2回例会」の記録です。

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議題3.おまけの報告

去る6月21日(水)に春日井EDUCOMにて、Aグループ(テーマ:学校経営と新学習指導要領)の勉強会として、会員である妹尾昌俊氏のミニ講演がありました。
その講演のまとめを作成し、報告を少しさせていただきました。(斎藤)

<ミニ講演:次期学習指導要領を見据えた学校経営の論点>

妹尾さんが示された論点を大きく4つに分けてまとめました。

・新学習指導要領の理念

新学習指導要領には「今できていないことが反映されている」というご指摘が印象に残りました。
例えば、自分の良さや可能性を認識すること、多様な人々と協働すること、社会的変化を乗り越え、豊かな人生を送れるようになること、持続可能な社会の創り手になること、などが書かれているが、裏を返せば、これらは今の教育で弱いとされてる部分であると気づかされました。

・これからの先の日本を考えて

新学習指導要領は10年間使われるものですから、これから10年先の未来予測をもとに考えられるものです。
これからの人口減少、労働力人口の減少、職業の変化などを考え、それに対応できる力が子どもたちには求められるようになります。
それが「問題解決能力」であり、単に問題解決ができるだけにとどまらず「協働的に問題を解決する力」が重視されている、というお話には共感できました。

・先生の資質・能力

校長へのアンケート結果などのデータを提示しながら、「自信のない先生が多い」という指摘をされました。
思い当たる先生が多いかもしれませんね。
子どもたちにはあれこれ求めるのに、指導する立場の先生方には「創造的な思考をして実行する力」「協働的に問題解決する力」「批判的思考力」などはついていますか?学び続けていますか?という指摘をされましたが、外から学校を見ていると、このことはとても共感できました。

・働き方のこと

「学校現場はブラック職場」とよく言われています。
子どもの成長に喜びを感じやりがいを感じている先生が多い一方で、やりがいは感じているけれども大きなストレスも感じている先生も少なからずいます。
どうしても多勢に無勢になりがちで、少数派の人たちは声を上げにくいのが現状のようです。
学校が大変というのは見ていてもわかります。お話を聞いて感じたことは、どちらがいいという話ではなく、双方がお互いの意見を尊重し合えて、うまく妥協点を見つけられるといいなということでした。


※妹尾さんの講演資料および斎藤のまとめ資料は、すでにMLで配布済みです。そちらもご参照ください。

第2回 例会(1)

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6月24日(土)に開催された「平成29年度 愛される学校づくり研究会 第2回例会」の記録です。

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【議事】

2.自己紹介
3.ミニ講演会・質疑・意見交流
4.グループ別協議
5.グループ別協議内容の報告・質疑
7.今後の予定

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議題3.ミニ講演会・質疑・意見交流

今年度の研究会では、新学習指導要領を理解すること、それを理解した上で、4つのテーマに分かれて、それぞれに深めていき、相手を意識して伝えるためにはどうしたらよいかを検討していきます。

先日文科省から解説が発表され、新学習指導要領のカタチが我々にも少しずつ見えてきました。

今回の例会では、「授業と学び研究所」に「次期学習指導要領のキーワードと全体像」についてミニ講演をお願いしました。
後藤フェローが作成してくださった資料をもとに、玉置フェローが講演をしてくださいました。
簡単にまとめを記録しておきます。

<キーワード>

・何ができるようになるか→予測不能な未来社会を生きる子どもたちに求められる資質・能力は何か?を考える。
・何を学ぶか→必要な資質・能力を身に付けるために、見方・考え方を学ぶ。
・どのように学ぶか→「主体的・対話的で深い学び」がキーワード。このような学びになるように、学習の過程を改善する必要がある。

これらの要素を盛り込んで、具体的にどんな戦略を立てていくのかを考えるのが「カリキュラムマネジメント」であり、このような学校教育活動を公開して、広く支援や協力を得ながら子どもたちを育てていこうという動きを「社会に開かれた教育課程」と呼ぶのだということがわかりました。

<構造化>

全体像を把握するために、4つの要素(なぜ、何のために、何をどのように、いつどこ誰)を軸に、「これまでの学習指導要領」⇔「次期学習指導要領」の違いを比較、解説していただきました。

これまでの学習指導要領では、時代の流れを見ながら、求められている力を子どもたちにつける目的が見て取れましたが、今回の新学習指導要領では、先を見通せない時代になっていることを踏まえて、これまで求められてきた力に加えて、それをより深く、継続して学ぶ意欲が持てる力を子どもたちに求めているように感じました。

さらに、新学習指導要領の4つの要素(予測可能な未来社会、子どもたちに求められる資質・能力、見方・考え方、カリキュラムマネジメント)の相関について解説していただき、各要素が独立したものということではなく、相互に関わり合いながら、子どもたちの学びを支えていく役割を果たしていることがわかりました。

<学びの地図>

次に、学習指導要領の総則に書かれている「学びの地図」を「旅行のガイドブック」にたとえて説明していただきました。

ガイドブックには、そのエリア内のさまざまなおすすめポイントが記載されています。
「学びの地図」も同様に、一枚の大きな地図上に、各教科の学習内容がカテゴリーごとに記載されているイメージだということがわかりました。

そして、その地図を作るのは、それぞれの学校なのですね。
学校により、この「学びの地図」は変わります。
それは、子どもの状態の違いや関わる大人たちによっても違ってきます。
ですから状況が変わるごとに、自校の子どもにとっての「最適ルート」を作り続けていかなくてはなりません。
子どもの現状をきちんと把握し、学校や保護者・地域の大人たちは何ができるのかを考え続ける必要があることがわかりました。

<総則との関連付け>

玉置フェローからは、総則の記述から、各グループ(A、B、C、D)に関連する部分を抜粋した資料をご提供いただきました。
それぞれのグループで、今後の提案内容の検討の参考にしていただけるものです。
貴重な資料をありがとうございました。


【教育コラム】「今 愛される学校づくりは」第8回

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教育コラム「今 愛される学校づくりは」第8回をアップしました。今回は田中雅也先生の「当たり前の継続で全体の質の向上を」です。

【教育コラム】「お母さんは学校の応援団長」第51回

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教育コラム「お母さんは学校の応援団長」第51回をアップしました。今回は「ワークシート活用のヒント(3)」です。

【教育コラム】「学校を離れて観ると」第8回

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教育コラム「学校を離れて観ると」第8回をアップしました。今回は和田裕枝先生の「第一が見える学校」です。

【教育コラム】「玉置流・教師論」第9回

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教育コラム「玉置流・教師論」第9回をアップしました。今回は「教育名言から学ぶ」です。

第1回 例会 (詳細・3)

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4月23日(日)に開催された「平成29年度 愛される学校づくり研究会 第1回例会」の詳細です。

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議題6.ミニ講演「直言!学校教育や教師に伝えたいこと〜ただのお母さんが「教師向けセミナー」に参加して思ったあれこれ〜」(斎藤早苗)

当研究会では、会員の学びの時間となるように、様々なゲストをお招きして「ミニ講演」を行っています。
今回は、会員である斎藤が担当させていただきました。
専門家ではない普通の保護者に、このような貴重な機会をいただけたことに、心から感謝しています。ありがとうございました。


当研究会に参加させていただいたおかげで、学校の置かれている厳しい現状や、現場で先生方が直面している課題など、普段なかなか知ることができない情報を得ることができました。

そして、知れば知るほど疑問もわいてきますし、さらに「世に出て名声を得られている他の先生方の考えを知りたい」「他の地域はどうなっているのか?」「現場に課題意識はあるのか?」「これからの教育がどうなっていくのか?」など、もっと知りたいことも出てきました。

そんな気持ちから、あちこちの「教師向けセミナー」に足を運ぶようになり、そこで新たな交流も生まれてきました。

こうした経験を通じて「ただのお母さん」が思っていることを、「伝えたいこと」としてお話させていただきました。
その内容を、簡単にご紹介します。


●なぜ参加するのか

2016年1月から2017年4月までに参加したセミナーを数えてみました。
その数、なんと50回。これには自分でも驚きました。
それ以外にも、有志による勉強会や研修会に顔を出したりしていました。
会場も、愛知県だけでなく、北海道や兵庫まで行きました。

「なぜ参加するのか」とよく聞かれます。
「教員ではないのに、どうして教員向けセミナーに行くの???」と不思議がられます。
単に、私が物好きだということもありますが、大きな動機は「聞きたい」「知りたい」というところにあります。
知らないことを知ることは、とても楽しいです。「学ぶって楽しい」これは大人も子どもも同じだと思っています。


●学んだことを仕事に活かす

私は教員ではないので「畑違い」の人間ですが、セミナーに参加していろいろと得るものがあります。
例えば「ファシリテーション」や「ペアトーク」「グループ討議」などは、仕事の場でも活用しています。
私は小さな町工場の経営に携わっていますが、これまでは従業員とのコミュニケーションの取り方や情報共有の仕方などに課題を感じていました。
セミナーで学んだ手法をアレンジして取り入れたところ、良い感触を得ています。
その経験から、「学校経営」「学級経営」は会社経営にもつながっていることや、異業種から学ぶことの大切さを実感しています。

野口芳宏先生の言葉「経験は意図的に積み、整理を加える」に、とても共感しています。


●伝えたい「4つのキーワード」

いろいろなセミナーに参加して、いろいろな地域の先生方と交流していく中で、私が感じていることを「4つのキーワード」にしました。

・地域性

他県に行くと、若い先生がたくさん参加しています。
若い先生が意欲的に学ばれているのは、うれしいことです。
しかし、ベテランの先生の学級であっても「荒れている」という話をよく聞きます。

忙しいのは承知していますが、昔ながらの手法にしがみついていないで、新しい手法も学び、取り入れる勇気が必要なのではないでしょうか。

また地域によって、様々な事情が違うことも実感しています。
過疎地であったり、生活が困難な地域もあります。
そうした地域では、私たちが思いもよらない対応が必要になる場合もあるということです。

この愛知県は落ち着いている、というのが私の印象です。
保守的な文化で、保護者も地域の人も学校に対して協力的です。

そうした恵まれた環境にあることをもっと自覚して、それだからこそできる「もう一段上の教育」を目指してもいいのではないか、と感じています。


・当事者意識

多くの先生が「コミュニティスクール」も「チーム学校」も知りません。教育行政の動きや地域のことに関心がないのです。

また、学校が置かれている状況を認識していないとも感じます。

社会の中で、学校がどんな目で見られているのか、これからの未来はどうなっていくのか、そういったことに関心を向けてほしいと思います。

先生方が育てている子どもたちが生きるのは「未来」です。
その未来がどうなっていくのかを知らなければ、子どもたちがどんな力をつけるべきなのかもわかりません。

もっと「当事者意識」を持って、子どもたちが未来を生き抜くために必要な力とは何か?を考えてほしいと思っています。


・同僚性

意欲のある先生ほど、外に学びの場を求めているように感じています。
それはいいことだと思うのですが、せっかく外で学んできたことを、身近なところで活かしきれていないように思うのです。
どうやら、先生方の横のつながりが弱そうです。

先生は「クラスのみんなとは仲良くしましょう」と言いますが、果たして職員室の中のコミュニケーションはどうでしょう。

今、急激に教員の年齢構成が若返っています。
世代間で、様々に考え方や感じ方の違いがあることを、とくに管理職の先生方には理解してほしいと思います。


・学び続けよう

教育業界では、よく「指導」という言葉が使われます。
業界用語的に使われるので、先生方は何のためらいもなく使われますが、私はこの言葉には違和感を感じています。

人を導く、ということは、人間性が問われる行為だと思っています。
相手が子どもだから、「先生」という立場だから、あなたの話を聞いてくれるのであって、あなたの人間性を認めてもらっているわけではないかもしれないのです。

先生は子どもたちにいろいろな指導をしますね。「本を読みなさい」「ノートは丁寧な字で書きなさい」「時間を守りなさい」…先生、それできてますか?

大人は、わが身を振り返る謙虚さを持ちたいですし、「学び続ける姿勢」を背中で示せるようになりたいものですね。

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