第3回 例会 (詳細・2)
8月27日(土)開催の「第3回例会」の詳細です。
【議 題】 1.自己紹介(前回欠席者)2.模擬授業(玉置ゼミ生) 2.模擬授業(玉置ゼミ生) 3.アドバイスツールを使った授業改善提案 4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマ別グループによる話し合い 5.今後の予定 ☆暑気払いの会 ********** 議題3.アドバイスツールを使った授業改善提案 提案者 松井大樹くん(玉置ゼミ生)・中川行弘先生・中林則孝先生・山田貞二先生 上記4名が「授業アドバイスツール」を持ち、模擬授業を参観しました。 各自10分の持ち時間で、「授業アドバイスツール」の記録をもとにそれぞれの視点で授業者へのアドバイスを行いました。 とても学生とは思えない水準の授業だったこともあり、4名のアドバイザーからのコメントや改善提案も高いレベルの内容となりました。 ●同僚としてのアドバイス(松井くん) 子どもの様子を中心に、指示の出し方や作業のさせ方などについて、細かくアドバイスしていました。 子どもの表情などから授業者の動きが適切であったかどうか、という視点で授業を見ることは、子どもを学びの中心にとらえる観点からもとても大事な視点です。 学生ではありますが、そのような観点を持っていることを、会員の先生方も高く評価されていました。 またツールの使い方についても、とても初めて触ったとは思えない使いこなし方で感心しました。 簡単な操作で必要な情報がピックアップできる、とても優れものののツールだということがよくわかりました。 ●教務主任としてのアドバイス(中川先生) こちらも子どもの様子を中心に観察されていました。 少し気になる行動があった場面などを示して、授業者に気付いていたかを確認し、その行動の意味することや、こんな対応をすればいいんじゃないかなという具体的なアドバイスをされていました。 授業に集中できない子への対応に時間を取られすぎると、他の子どもへの配慮ができなくなりがちなことなど、常に全体への視点を持つことの大切さをアドバイスされました。 ●初任者指導としてのアドバイス(中林先生) 同じように子どもの様子も見ておられましたが、主に授業の内容についてのアドバイスを中心にされました。 子どもたちがきちんと次の動作に移れたのかを確認することや、話し合わせる時間設定、机間指導の際に注意することなど、実際の授業で必要となる技術的な部分を丁寧に示してくださいました。 初任者に限らず、経験の浅い先生方には、とても役立つアドバイスでした。 ●管理職としてのアドバイス(山田先生) ここでは、これまでと少し視点が変わり、この教材を使ってどのようなことを子どもたちに考えさせたいのか、という「教材観」についてアドバイスをされました。 道徳なので、この授業の徳目はなにか、という観点を持つことの大切さを語られ、その徳目ではどのような思いや行動が求められるのかを教師がしっかり考えなければならない、ということをアドバイスされました。 今回の模擬授業は授業者が学生であり、教材研究が十分でなかったことは仕方のないことですが、こうした観点についてのアドバイスには、他の先生方も深く共感されていました。 それぞれの立場でのアドバイスは、授業者にとっても、参観者にとっても、とても有意義なものでした。 4名のアドバイザーの皆さん、ありがとうございました。 第3回 例会 (詳細・1)【議 題】 1.自己紹介(前回欠席者)2.模擬授業(玉置ゼミ生) 2.模擬授業(玉置ゼミ生) 3.アドバイスツールを使った授業改善提案 4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマ別グループによる話し合い 5.今後の予定 ☆暑気払いの会 ********** 議題2.模擬授業(玉置ゼミ生) 道徳「言葉の向こうに」中2 <あらすじ> ヨーロッパのサッカーチームのファンの女の子が主人公。 ネットで試合の情報を見たり、ファンサイトでの交流をしている。 学校では話題の合う友達が少なく、ネット上のファンとの交流がとても楽しい。 ある日、ファンサイトに好きな選手への批判的なコメントを見つけ、腹が立ち、サイト内で中傷の応酬となってしまう。 腹立たしい思いでいたところ、「挑発に乗って中傷し合わないで」と中傷合戦を止めようとするコメントがあり、主人公は自分が責められているように感じ、ひどく落ち込んだ。 しかし「言葉の向こうにある顔を思い浮かべてみて」とのコメントに、自分が字面だけにとらわれて、相手のことを考えたコミュニケーションが取れていなかったことに気付く。 <授業の様子> 模擬授業者は、玉置ゼミ生の中田昂樹くんでした。 授業者は例会当日の午前中に、ゼミ生の中からじゃんけんで決まったそうです。 その後すぐに、玉置先生から教材が提示され、みんなで教材研究をしたそうです。 時間のない中で最高にプレッシャーのかかる経験をしたでしょうが、授業が始まるとそんな素振りも見せず、堂々と進める姿がとても頼もしかったです。 生徒役には資料は渡さずに、授業者が朗読しながら、授業が進みました。 登場人物の状況がわかるように、随時説明を加えながら、生徒役への問いかけをして概要をつかませていました。 主発問は、物語の最後の部分で主人公がひどく落ち込んだが、サイト上でコメントのやり取りをしているうちにあることに気付き、明るい声で「すごいこと発見しちゃった」と母親に言う場面で、「主人公がどんな気持ちになったのか」「何を発見したのか」という問いを投げかけました。 グループでの交流を経て、代表者に発表させて、全体で共有することができました。 生徒役はゼミ生の皆さんなど学生さんが務めてくれました。 幾人かが自分たちで考えて、少し気になる子ども(落ち着きがない、こだわりが強い、発表ができないなど)になりきって授業に参加してくれたおかげで、より実際の授業に近い状態で模擬授業を行うことができました。 そのような子どもたちへの対応も自然にできていた授業者の力量が、高く評価された模擬授業となりました。 授業者、生徒役の皆さん、ありがとうございました。 【教育コラム】「私の心に残る授業」第4回
教育コラム「私の心に残る授業」第4回をアップしました。今回は塚田直樹先生の「つい口から出てしまった「先生は一人しかいないんだから…」」です。
【教育コラム】「玉置流・教師論」第5回
教育コラム「玉置流・教師論」第5回をアップしました。今回は「教育実習での悩み(1)子どもの発言で授業を深めることができない」です。
平成28年度 第3回 例会********** 1.自己紹介(前回欠席者) 2.模擬授業(玉置ゼミ生) 3.アドバイスツールを使った授業改善提案 4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマ別グループによる話し合い 5.今後の予定 ☆暑気払いの会 ********** 今回は少ない参加者となりましたが、玉置ゼミ生による模擬授業を行い、会員がアドバイスツールを使った振り返りをする、という斬新な取り組みを行いました。 見応えのある質の高い模擬授業だったおかげで、アドバイスする会員もコメントに力がこもっていました。 後半は、2月のフォーラムに向けて、テーマ別グループに分かれて提案内容を協議しました。 おおまかなタイムスケジュールも決まり、各グループが持ち時間の中で、どのような提案をし、それをどのようなスタイルで発表するのかを決定しました。 今後はメーリングリストなどでグループ内の協議を行っていきます。 次回(10/23)は全グループが発表できるように、しっかり案を練っておいてください。 例会終了後は、夏の恒例「暑気払いの会」を開催しました。 EDUCOMスタッフの皆さん、玉置ゼミ生の皆さんが手際よく準備をしてくださり、たいへん楽しい宴となりました。 ありがとうございました。 詳細な報告は、別記事で順次アップしていきます。 【教育コラム】「お母さんは学校の応援団長」第42回
教育コラム「お母さんは学校の応援団長」第42回をアップしました。今回は「「インクルーシブ教育」に想う(3)」です。
【教育コラム】「学校を離れて観ると」第3回
教育コラム「学校を離れて観ると」第3回をアップしました。今回は平林哲也先生の「原点に返る」です。
【教育コラム】「今愛される学校づくりは」第3回
教育コラム「今愛される学校づくりは」第3回をアップしました。今回は山田純一郎先生の「笑顔とコミュニケーション」です。
【教育コラム】「私の心に残る授業」第3回【教育コラム】「お母さんは学校の応援団長」第41回
教育コラム「お母さんは学校の応援団長」第41回をアップしました。今回は「「インクルーシブ教育」に想う(2)」です。
【教育コラム】「今愛される学校づくりは」第2回
教育コラム「今愛される学校づくりは」第2回をアップしました。今回は岡山 雅仁先生の「閉校に立ち会って」です。
【教育コラム】「玉置流・教師論」第4回
教育コラム「玉置流・教師論」第4回をアップしました。今回は「基本の授業技術で水準以上の授業ができる」です。
【教育コラム】「私の心に残る授業」第2回
教育コラム「私の心に残る授業」第2回をアップしました。今回は中川 行弘先生の「「工業製品じゃないのはもうないの?」第三次産業 第1時の授業」です。
【教育コラム】「私の心に残る授業」第1回
教育コラム「私の心に残る授業」第1回をアップしました。今回は近藤 肖匡先生の「教室の出来事を仔細に省察すると・・」です。
【教育コラム】「お母さんは学校の応援団長」第40回
教育コラム「お母さんは学校の応援団長」第40回をアップしました。今回は「「インクルーシブ教育」に想う(1)」です。
第2回 例会 (詳細・5)【議 題】 1.自己紹介(前回欠席者) 2.スマートスクール構想について 3.アドバイスツール活用の事例紹介 4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて 5.テーマ別グループ分け、役割分担 6.教育コラムについて 7.今後の予定 ********** 議事5.テーマ別グループ分け、役割分担 さっそく4つのテーマ別にメンバー編成を行い、わずかな時間でしたが、グループ討議を行いました。 討議内容を項目のみ、簡単にご紹介します。 (1)特色ある学校の作り方・教育課程 ・学校づくり(教育課程を含めて)で意識していること ・フォーラムに向けて (2)ミドルリーダーの育成 ・現状の情報交換 (3)校務情報を学校経営にどう生かすか ・データを生かせていないのは学校でしょ ・システムがあっても、使えていないと「いいもの」にならない (4)地域連携 ・メンバーの地区での具体的な取り組みについての情報交換 ・チームとして提案したいこと 詳細な議事録は、会員MLでお知らせします。欠席された方々のグループ分けについても、後日MLでお知らせしますのでご協力をお願いします。 ********** 宿題1:各グループで「テーマの名称」について検討し、わかりやすい名称をつけてください。(上記のテーマ名称は「仮」です) 宿題2:次回(第3回例会:8/27(土))はグループごとに提案内容を発表していただきますので、それまでに提案内容の具体的な検討をしてください。(全グループが対象) ********** 第2回 例会 (詳細・4)【議 題】 1.自己紹介(前回欠席者) 2.スマートスクール構想について 3.アドバイスツール活用の事例紹介 4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて 5.テーマ別グループ分け、役割分担 6.教育コラムについて 7.今後の予定 ********** 議題4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて 今年度の研究の柱となる「カリキュラム・マネジメント」については、前回(第1回)の例会で玉置先生から説明をしていただきました。 しかし、「漠然とし過ぎていて、具体的な意図をつかみにくい」という意見も多く、宿題として会員の皆さんへお願いした「カリキュラム・マネジメントで取り組んでみたいテーマ」への回答は少数でした。 そこで役員会で検討した結果、以下の4つをテーマとして提案することになりました。 さまざまな立場の会員がいる利点を活かして、学校を取り巻く課題に多方面に取り組めるようなテーマを選択しました。 各テーマの狙いを、簡単にご紹介します。 ●テーマ1:特色ある学校の作り方・教育課程 本来、カリキュラムは各学校で作成して実施するものだが、実際には市町村レベルや県レベルなどで作成されたカリキュラムを踏襲して実施する場合がほとんどである。 学校独自のカリキュラムを作成するには労力がかかり過ぎるという現状ではあるが、学校教育目標にこめた思いを具現化するカリキュラムを作成するためのヒントのようなものが提案できるとよいのではないか。 ●テーマ2:ミドルリーダーの育成 全国的に教員の年齢層の偏りが見られる中で、ミドルリーダーの育成は急務だという認識を多くの管理職が持っている。 少ない人数で多くの分掌を抱える状態にあるミドルリーダーに、どのような力をつけてほしいのか、そのためにはどのような体制づくりや働きかけをすればよいのかということを提案できるとよいのではないか。 ●テーマ3:校務情報を学校経営にどう生かすか 校務支援システムは導入されていても、十分に活用できている学校はそれほど多くない。 導入から一定の期間を経て、システム自体には慣れたが、それをさらに活用しようという意欲的な学校もそれほど多くない。 このような現状から、集まった多くの情報を学校経営に活用する意義や、具体的な活用方法などを提案できるとよいのではないか。 ●テーマ4:地域連携 古くからあるテーマではあるが、「地域連携」は地域格差も大きい。 このところ「コミュニティスクール」や「地域支援本部」などの立ち上げの動きが各地で広がっている。 先進事例を集めて情報提供をしたり、学校のニーズに合わせて取り組めるさまざまな地域連携の形を提案できるとよいのではないか。 第2回 例会 (詳細・3)
6月19日(日)開催の「第2回例会」の詳細です。
【議 題】 1.自己紹介(前回欠席者) 2.スマートスクール構想について 3.アドバイスツール活用の事例紹介 4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて 5.テーマ別グループ分け、役割分担 6.教育コラムについて 7.今後の予定 ********** 議題3.アドバイスツール活用の事例紹介 当研究会会員の神戸和敏先生は、「授業と学び研究所」のフェローとして、各地の小中学校でアドバイスツールを活用して学校支援をしておられます。 研究会員の中でも、実際に使用したことがある人はそれほど多くないため、具体的な活用方法について、神戸先生からご紹介いただきました。 ●活用例 ・授業者に対してのアドバイス ・研究協議などで、みんなで授業検討 ・授業者自身が自分の授業を振り返る ・他の教師から、子どもへの技術指導法を聞き、学ぶ ●使い方 ・教室前方に親機を設置して、教室全体を撮影している(子どもたちの表情が見えるように) ・1時間すべてを撮影する ・複数の教室を回る場合は10分程度ずつ撮影する ・ポイントになる場面のみ撮影する(動画も静止画も撮影可能) ●さらに活用する 管理職の皆さんは、こんな思いを持っていませんか? ・若手教師が増加している→授業力の向上を狙いたい ・講師さんには研修の機会がない→力量向上の機会を作りたい ・子どもの願いをかなえる授業づくりをしたい→子どもの表情がポイント ・ベテラン教師のノウハウを後輩教師に伝えたい ・学校からの情報発信を毎日続けたい→ホームページのネタがほしい そうした思いに応えられるのが「アドバイスツール」です! ・動画を使った授業アドバイスが簡単にできる ・良い場面を静止画にして、ホームページにアップし、保護者や教員間で共有する ・静止画を使って、プレゼン資料を作成し、研究協議で活用する ●こんな使い方ができそう 会員からは、次のようなアイデアが出されました。 ・子どもに撮らせる→学習記録として役立てられそう ・保護者に撮ってもらう→視点の違いが明確になりそう ・研究授業のときに、グループで持ってもらう→グループごとに観点が違えば、たくさんの観点を知ることができる ・幼稚園と小学校の連携に使えそう→進学時の申し送りなどで活用すればイメージを持ちやすい ***** 神戸先生のお話を受けて、モニター希望者が殺到し、会員の学校でもモニター使用が始まりました。 今後、さまざまな活用例が出てくると思うと、楽しみですね。 活用報告などは、会員MLなどで順次お知らせしていきます。 第2回 例会 (詳細・2)
6月19日(日)開催の「第2回例会」の詳細です。
【議 題】 1.自己紹介(前回欠席者) 2.スマートスクール構想について 3.アドバイスツール活用の事例紹介 4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて 5.テーマ別グループ分け、役割分担 6.教育コラムについて 7.今後の予定 ********** 議題2.スマートスクール構想について(教育トピックス) 「基本問題検討WG」(水谷年孝先生) こちらのWGでは、デジタル教科書に関連して、ICT機器の環境整備についての意見交換や、活用事例の紹介、また指導者の力量向上などについて話し合われているそうです。 ここでも先のWGと同様に、委員からの発表と、課題の検討が行われたとのことです。(第2回まで終了済み) 今後のWGで、後半部分の検討が行われるそうです。 WGで話し合われた前半部分の内容を、以下に簡単にご紹介します。 ●検討すべきこと ・ICT環境整備の在り方(ハードありきではなく、次期学習指導要領の実現に必要な整備を考える) ・ICT活用指導力の向上(教員の指導力向上のための養成や研修の在り方を考える) ・教材やシステムの開発(アクティブ・ラーニングの視点に立った授業改善に役立つように) ・ICT活用の効果測定(教育への効果を考える) ・官民連携コンソーシアム(民間との連携) ・プログラミングなどに特に優れた才能を持つ子どもに対する学校外の追加的な学習機会の提供の在り方 ●課題について ・ICT環境整備については、学習場面に着目した整備の在り方を考えるべき ・教員の指導力向上のための研修が必要。とくに管理職の意識改革を行うことが重要である。 第2回 例会 (詳細・1)
6月19日(日)開催の「第2回例会」の詳細です。
【議 題】 1.自己紹介(前回欠席者) 2.スマートスクール構想について 3.アドバイスツール活用の事例紹介 4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて 5.テーマ別グループ分け、役割分担 6.教育コラムについて 7.今後の予定 ********** 議題2.スマートスクール構想について(教育トピックス) 会員である玉置崇先生と水谷年孝先生が、文科省の「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇親会」のワーキンググループ(以下、WG)に委員として参加されています。 そこでどのような検討がされているのか、最新情報も含めて、情報提供をお願いしました。 「スマートスクール構想検討WG」(玉置崇先生) スマートスクール構想とは、「統合型校務支援システムの導入」を指しています。 「統合型」と銘打っているように、これまでの校務支援システムをさらに発展させたシステムを導入することを目指し、そのための課題について検討するWGだそうです。 委員には、学校関係者、教育委員会関係者、システムを構築する業者など、多様な人々が集まっています。 主に、先行して事業を進めている立場の委員からの報告があり、それを受けて課題について討議する流れだったようです。(第2回まで終了済み) 当研究会の企業会員であるEDUCOMの校務支援システムを導入している学校からの報告もあり、委員の皆さん方には、EDUCOMのシステムの優位性についても知っていただくことができました。 WGで話し合われた内容を、以下に簡単にご紹介します。 ●統合型校務支援システムとは 教務系(成績処理、出欠管理、時数など)、保健系(健康診断票、保健管理など)、指導要録等の学籍関係、学校事務系などを統合した機能を有しているシステムのことだそうです。 ●現在の普及率 全学校種(小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校)をあわせて、約5割の普及率。 国の「教育の情報化ビジョン」の中では、「今後はすべての学校への普及に向けて、校務支援システムの充実を図ることが重要な課題」と提言された。 ●普及促進させるために さまざまな課題 ・導入コストの問題(低価格化) ・システム設計の問題(業務の見直しや整理が必要) ・利便性の問題(積極的活用につながらない) ・効率的な環境整備の問題(自治体間の共同運用など) ・運用のための環境整備の問題(教職員への研修や支援方法など) 今後、モデル事業として実証研究をするにあたり考えなくてはならないこと ・セキュリティ体制の構築 ・データの安全な管理方法の検討 ・集まった情報の活用方法 |
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