最新更新日:2024/11/22 | |
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こんな話をしました
人権週間
12月4日から10日まで、人権週間です。ところで「人権」ってなんですか。「人権」とは「誰もがみんな、生まれたときからもっている、自分らしく幸せに生きる権利」のことを言います。 この権利は世界中のどの人もっています。ですからここにいる鬼崎中学校のみなさんも全員もっています。わたしも担任の先生も、家の方もみんなもっています。みなさんは今、幸せですか。人権とは「自分らしく幸せに生きる権利」なんだけど、でもそれを妨害するやつがいます。今この世界には、戦争があったり、自由に言いたいことが言えなかったり、差別されたりすることがたっくさんあります。日本にもあります。今もまだ残っています。 この日本も、戦争をしていました。つい六十数年前のことです。鬼崎中学校の前にわたしは河和中学校に勤めていました。河和中学校はもともと河和海軍航空隊という日本軍の基地でした。特に終戦間近には特別攻撃隊が編成され、8月5日にはゼロ式水上観測機35機とともに48名が九州福岡の基地に移動し出撃の命令を待っていました。出撃の前日に待機命令が出て、出撃の日に終戦を迎えたそうです。河和からもう少し南へ行った所の「大井」には、人間魚雷「回天」の格納施設や「新師崎」にはベニヤ板製のボートに250キログラムの爆弾を積んで敵の船に体当たりする特効兵器「震洋」という小型ボートの格納施設がありました。どれも出撃したら必ず死ぬ兵器です。 河和中学校のプールの角に河和海軍航空隊の兵舎門柱の跡が残っています。そのまわりで5人の方が亡くなっています。硫黄島から飛んできたアメリカ戦闘機ムスタングP51から機銃掃射されたんです。 もう一つ、わたしの祖父は戦争で南の島へ行き、そこで亡くなっています。わたしの父が小学校1年生の時のことだそうです。終戦の1週間前に知らせが届いたそうです。ですからわたしはおじいちゃんの顔を近くの神社に飾ってある遺影でしか知りません。 死ぬことが分かっていて命令を出す。そして守りたいもののために死ぬことが分かっていて命令に従う。そこには人権はありません。でもね、そういった歴史があって、ご先祖様たちががんばってくださったおかげで、今わたしたちは幸せに暮らすことができています。 この「人権」の言っている「幸せ」は、「みんなが幸せ」でないといけないんです。「自分さえ幸せならいい」ではだめなんです。隣に座っている子、同じ教室にいる子、同じ学校にいる子、すべての人が幸せにならないといけないんです。どですか、嫌なことを言っているやつ、嫌がらせをしているやつはいませんか。悪口を言ったり、しかとしたり、やってはいけないことをしてまわりに迷惑をかけているやつはいませんか。一生懸命やろうとしているやつの邪魔をしているやつはいませんか。もしいるとしたらそれは「人権」を無視しています。他の人がもっている「幸せになる権利」を無視しているとんでもない行動です。「人権」って、自分を大切にして、まわりの人も大切にすることなんです。だから、本当は毎日が人権週間なんです。でもせっかく「人権」について考えるチャンスをもらいました。だからみなさんも、今日「人権」について考えてください。 ちょっと「ヨロシク」
矢沢永吉さんのコンサートに行ってきました。昨年は全国ツアーを中止(矢沢生涯2度目)していたので行けませんでしたが、わたしは毎年永ちゃんのコンサートに参加しています。わたしが中2の時に「キャロル」が解散して、永ちゃんはソロ活動をし始めました。それから40数年、永ちゃんも67になりました。
いつものことですが、とにかく元気をもらうことができました。ほかのアーティストとは絶対に違うコンサートだと思います。永ちゃんがコンサートの中で言ってました。「暗示、自己暗示をかけて突っ走る。すると何パーセントかは本物(現実)になる。」と。 キャリアスクールプロジェクトの0
5・6時間目に1年生が「キャリアスクールプロジェクト講演会」を開きました。この事業は愛知県が「魅力あるあいちキャリアプロジェクト」の一環として立ち上げたもので、鬼崎中学校は県下306中学校の委託校の一校に選ばれたのでした。今日来てくださった講師の3人の方々はどの方も超一流の方(この後のキャリアスクールプロジェクト1〜3で詳しくご紹介します)で、お話を聞いていてもワクワクしました。仕事の専門的なお話ももちろんですが、人としてどう生きていくべきか、人として大切なものはといった、これから子どもたちがどんな職業についたとしても大切なことを教えてくださいました。それぞれ30分しか話していただく時間はありませんでしたが、3人の講師の方々みなきちっと30分で話をまとめられたのは、すごいなと思いました。延長授業をしがちな教員としては反省です。とても素敵な時間でした。ありがとうございました。
キャリアスクールプロジェクトの1
一人目の講師の先生は、松 居 孝 道 氏(国土交通省中部整備局建政部建設産業調査官)です。東日本大震災で建設業者が行った行動;建設という仕事についてお話しくださいました。土木と建築があって、一つの建造物を作るのに、壮大な数の職種と人数がかかわること。そしてその力を東日本大震災の時にはいろんな場面んで発揮したことなどをお話しくださいました。手がけたものが地図に載る。すばらしい仕事ですね。
キャリアスクールプロジェクトの2
二人目の講師の先生は、江 森 次 雄 氏(ホテル名古屋キャッスルプラザ副総支配人部長)です。ホテルでの仕事の実態;サービスを売る仕事についてお話しくださいました。ドラマで名古屋のシーンと言えば名古屋城が見えるレストランが使われますが、そのホテルです。とにかく「笑顔」が大切だと教えてくださいました。最後は約5分間、従業員の笑顔だけが流れる映像を観ましたが、飽きるどころか、あったかな気持ちになりました。
キャリアスクールプロジェクトの3
3人目の講師の先生は、幟 立 堅 一 氏(株式会社シーアールイー専務取締役)です。航空宇宙機器の設計について;航空機開発の仕事のお話をしてくださいました。あの純国産旅客機MRJの設計も担当した方です。ブラジルやアメリカで仕事をしたことやそこで英語力の大切さを痛感したこと、あいさつの大切さを話してくださいました。最後に「好きこそものの上手なれ」とお話しくださいました。大切なことですよね。ありがとうございました。
エネルギー
「ニホニウム」が話題となっています。すごいことですよね。世界中の教科書が書き換えられるのですから。
で、3年生の理科の授業をのぞいてみました。「エネルギー保存の法則」を勉強していました。分からないところを教えあったり、黒板に掲示してある解答を見たりといろいろな方法で問題を解決していました。目に見えないものを、見えるがごとく考えるんです。なんたって「保存」ですから。わたしは苦手ですが、子どもたちはなんだか楽しそうだったなぁ。 |
愛知県常滑市立鬼崎中学校
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