第2回 例会 (詳細・5)

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6月19日(日)開催の「第2回例会」の詳細です。

【議 題】
1.自己紹介(前回欠席者)
2.スマートスクール構想について
3.アドバイスツール活用の事例紹介
4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて
5.テーマ別グループ分け、役割分担
6.教育コラムについて
7.今後の予定

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議事5.テーマ別グループ分け、役割分担


さっそく4つのテーマ別にメンバー編成を行い、わずかな時間でしたが、グループ討議を行いました。
討議内容を項目のみ、簡単にご紹介します。


(1)特色ある学校の作り方・教育課程

・学校づくり(教育課程を含めて)で意識していること
・フォーラムに向けて


(2)ミドルリーダーの育成

・現状の情報交換


(3)校務情報を学校経営にどう生かすか

・データを生かせていないのは学校でしょ
・システムがあっても、使えていないと「いいもの」にならない


(4)地域連携

・メンバーの地区での具体的な取り組みについての情報交換
・チームとして提案したいこと


詳細な議事録は、会員MLでお知らせします。欠席された方々のグループ分けについても、後日MLでお知らせしますのでご協力をお願いします。

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宿題1:各グループで「テーマの名称」について検討し、わかりやすい名称をつけてください。(上記のテーマ名称は「仮」です)

宿題2:次回(第3回例会:8/27(土))はグループごとに提案内容を発表していただきますので、それまでに提案内容の具体的な検討をしてください。(全グループが対象)

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第2回 例会 (詳細・4)

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6月19日(日)開催の「第2回例会」の詳細です。

【議 題】
1.自己紹介(前回欠席者)
2.スマートスクール構想について
3.アドバイスツール活用の事例紹介
4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて
5.テーマ別グループ分け、役割分担
6.教育コラムについて
7.今後の予定

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議題4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて

今年度の研究の柱となる「カリキュラム・マネジメント」については、前回(第1回)の例会で玉置先生から説明をしていただきました。

しかし、「漠然とし過ぎていて、具体的な意図をつかみにくい」という意見も多く、宿題として会員の皆さんへお願いした「カリキュラム・マネジメントで取り組んでみたいテーマ」への回答は少数でした。

そこで役員会で検討した結果、以下の4つをテーマとして提案することになりました。
さまざまな立場の会員がいる利点を活かして、学校を取り巻く課題に多方面に取り組めるようなテーマを選択しました。

各テーマの狙いを、簡単にご紹介します。


●テーマ1:特色ある学校の作り方・教育課程

本来、カリキュラムは各学校で作成して実施するものだが、実際には市町村レベルや県レベルなどで作成されたカリキュラムを踏襲して実施する場合がほとんどである。
学校独自のカリキュラムを作成するには労力がかかり過ぎるという現状ではあるが、学校教育目標にこめた思いを具現化するカリキュラムを作成するためのヒントのようなものが提案できるとよいのではないか。


●テーマ2:ミドルリーダーの育成

全国的に教員の年齢層の偏りが見られる中で、ミドルリーダーの育成は急務だという認識を多くの管理職が持っている。
少ない人数で多くの分掌を抱える状態にあるミドルリーダーに、どのような力をつけてほしいのか、そのためにはどのような体制づくりや働きかけをすればよいのかということを提案できるとよいのではないか。


●テーマ3:校務情報を学校経営にどう生かすか

校務支援システムは導入されていても、十分に活用できている学校はそれほど多くない。
導入から一定の期間を経て、システム自体には慣れたが、それをさらに活用しようという意欲的な学校もそれほど多くない。
このような現状から、集まった多くの情報を学校経営に活用する意義や、具体的な活用方法などを提案できるとよいのではないか。


●テーマ4:地域連携

古くからあるテーマではあるが、「地域連携」は地域格差も大きい。
このところ「コミュニティスクール」や「地域支援本部」などの立ち上げの動きが各地で広がっている。
先進事例を集めて情報提供をしたり、学校のニーズに合わせて取り組めるさまざまな地域連携の形を提案できるとよいのではないか。

第2回 例会 (詳細・3)

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6月19日(日)開催の「第2回例会」の詳細です。

【議 題】
1.自己紹介(前回欠席者)
2.スマートスクール構想について
3.アドバイスツール活用の事例紹介
4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて
5.テーマ別グループ分け、役割分担
6.教育コラムについて
7.今後の予定

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議題3.アドバイスツール活用の事例紹介

当研究会会員の神戸和敏先生は、「授業と学び研究所」のフェローとして、各地の小中学校でアドバイスツールを活用して学校支援をしておられます。
研究会員の中でも、実際に使用したことがある人はそれほど多くないため、具体的な活用方法について、神戸先生からご紹介いただきました。


●活用例

・授業者に対してのアドバイス

・研究協議などで、みんなで授業検討

・授業者自身が自分の授業を振り返る

・他の教師から、子どもへの技術指導法を聞き、学ぶ


●使い方

・教室前方に親機を設置して、教室全体を撮影している(子どもたちの表情が見えるように)

・1時間すべてを撮影する

・複数の教室を回る場合は10分程度ずつ撮影する

・ポイントになる場面のみ撮影する(動画も静止画も撮影可能)


●さらに活用する

管理職の皆さんは、こんな思いを持っていませんか?

・若手教師が増加している→授業力の向上を狙いたい

・講師さんには研修の機会がない→力量向上の機会を作りたい

・子どもの願いをかなえる授業づくりをしたい→子どもの表情がポイント

・ベテラン教師のノウハウを後輩教師に伝えたい

・学校からの情報発信を毎日続けたい→ホームページのネタがほしい


そうした思いに応えられるのが「アドバイスツール」です!

・動画を使った授業アドバイスが簡単にできる

・良い場面を静止画にして、ホームページにアップし、保護者や教員間で共有する

・静止画を使って、プレゼン資料を作成し、研究協議で活用する


●こんな使い方ができそう

会員からは、次のようなアイデアが出されました。

・子どもに撮らせる→学習記録として役立てられそう

・保護者に撮ってもらう→視点の違いが明確になりそう

・研究授業のときに、グループで持ってもらう→グループごとに観点が違えば、たくさんの観点を知ることができる

・幼稚園と小学校の連携に使えそう→進学時の申し送りなどで活用すればイメージを持ちやすい

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神戸先生のお話を受けて、モニター希望者が殺到し、会員の学校でもモニター使用が始まりました。

今後、さまざまな活用例が出てくると思うと、楽しみですね。

活用報告などは、会員MLなどで順次お知らせしていきます。

第2回 例会 (詳細・2)

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6月19日(日)開催の「第2回例会」の詳細です。

【議 題】

1.自己紹介(前回欠席者)
2.スマートスクール構想について
3.アドバイスツール活用の事例紹介
4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて
5.テーマ別グループ分け、役割分担
6.教育コラムについて
7.今後の予定

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議題2.スマートスクール構想について(教育トピックス)

「基本問題検討WG」(水谷年孝先生)

こちらのWGでは、デジタル教科書に関連して、ICT機器の環境整備についての意見交換や、活用事例の紹介、また指導者の力量向上などについて話し合われているそうです。
ここでも先のWGと同様に、委員からの発表と、課題の検討が行われたとのことです。(第2回まで終了済み)
今後のWGで、後半部分の検討が行われるそうです。

WGで話し合われた前半部分の内容を、以下に簡単にご紹介します。

●検討すべきこと

・ICT環境整備の在り方(ハードありきではなく、次期学習指導要領の実現に必要な整備を考える)

・ICT活用指導力の向上(教員の指導力向上のための養成や研修の在り方を考える)

・教材やシステムの開発(アクティブ・ラーニングの視点に立った授業改善に役立つように)

・ICT活用の効果測定(教育への効果を考える)

・官民連携コンソーシアム(民間との連携)

・プログラミングなどに特に優れた才能を持つ子どもに対する学校外の追加的な学習機会の提供の在り方


●課題について

・ICT環境整備については、学習場面に着目した整備の在り方を考えるべき

・教員の指導力向上のための研修が必要。とくに管理職の意識改革を行うことが重要である。

第2回 例会 (詳細・1)

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6月19日(日)開催の「第2回例会」の詳細です。

【議 題】

1.自己紹介(前回欠席者)
2.スマートスクール構想について
3.アドバイスツール活用の事例紹介
4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて
5.テーマ別グループ分け、役割分担
6.教育コラムについて
7.今後の予定

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議題2.スマートスクール構想について(教育トピックス)

会員である玉置崇先生と水谷年孝先生が、文科省の「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇親会」のワーキンググループ(以下、WG)に委員として参加されています。
そこでどのような検討がされているのか、最新情報も含めて、情報提供をお願いしました。

「スマートスクール構想検討WG」(玉置崇先生)

スマートスクール構想とは、「統合型校務支援システムの導入」を指しています。
「統合型」と銘打っているように、これまでの校務支援システムをさらに発展させたシステムを導入することを目指し、そのための課題について検討するWGだそうです。
委員には、学校関係者、教育委員会関係者、システムを構築する業者など、多様な人々が集まっています。
主に、先行して事業を進めている立場の委員からの報告があり、それを受けて課題について討議する流れだったようです。(第2回まで終了済み)
当研究会の企業会員であるEDUCOMの校務支援システムを導入している学校からの報告もあり、委員の皆さん方には、EDUCOMのシステムの優位性についても知っていただくことができました。

WGで話し合われた内容を、以下に簡単にご紹介します。

●統合型校務支援システムとは

教務系(成績処理、出欠管理、時数など)、保健系(健康診断票、保健管理など)、指導要録等の学籍関係、学校事務系などを統合した機能を有しているシステムのことだそうです。

●現在の普及率

全学校種(小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校)をあわせて、約5割の普及率。

国の「教育の情報化ビジョン」の中では、「今後はすべての学校への普及に向けて、校務支援システムの充実を図ることが重要な課題」と提言された。

●普及促進させるために

さまざまな課題

・導入コストの問題(低価格化)
・システム設計の問題(業務の見直しや整理が必要)
・利便性の問題(積極的活用につながらない)
・効率的な環境整備の問題(自治体間の共同運用など)
・運用のための環境整備の問題(教職員への研修や支援方法など)

今後、モデル事業として実証研究をするにあたり考えなくてはならないこと

・セキュリティ体制の構築
・データの安全な管理方法の検討
・集まった情報の活用方法

【教育コラム】「学校を離れて観ると」第2回

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教育コラム「学校を離れて観ると」第2回をアップしました。今回は中林 則孝先生の「職員のがんばりが見える」です。

【教育コラム】「学校ICTの未来」第2回

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教育コラム「学校ICTの未来」第2回をアップしました。今回は「こだわるのは教員主導の教え方か? それとも、学習者中心の学び方か?」です。

平成28年度 第2回 例会

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6月19日(日)春日井EDUCOMにて、「第2回例会」が開催されました。

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1.自己紹介(前回欠席者)
2.スマートスクール構想について
3.アドバイスツール活用の事例紹介
4.「カリキュラム・マネジメント」のテーマについて
5.テーマ別グループ分け、役割分担
6.教育コラムについて
7.今後の予定
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前回欠席の会員や、新会員の方々の自己紹介から和やかに始まった例会ですが、議事が進むにつれて、皆さんが真剣な表情に変わりました。

来年2月のフォーラム開催に向けて、前回大筋で決定した提案内容を徐々に形にしていきます。

メインテーマの一つである「カリキュラム・マネジメント」の取り扱いテーマが決まりました。

会員の皆さんには、必ずどれかのグループに入っていただきます。(欠席者には、別途希望調査を行います)

次回(第3回・8/27)はすべてのグループで、提案内容を発表していただくことになりました。

時間のない中ですが、メーリングリストなどを活用し、活発な意見交換をよろしくお願いします。


詳細な報告は、別記事で順次アップしています。

【教育コラム】「今愛される学校づくりは」第1回

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教育コラム「今愛される学校づくりは」第1回をアップしました。今回は鈴木 正則先生の「私が心がけていること」です。

【教育コラム】「玉置流・教師論」第3回

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教育コラム「玉置流・教師論」第3回をアップしました。今回は「教育書を読み「教育観」を広げ深める」です。

【教育コラム】「学校ICTの未来」第1回

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教育コラム「学校ICTの未来」の第1回をアップしました。今回は豊福晋平先生の「迷走する日本の教育情報化」です。

【教育コラム】「玉置流・教師論」第2回

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教育コラム「玉置流・教師論」第2回をアップしました。今回は「自分が受けた教育を土台にしてしまうこと」です。

【教育コラム】「学校を離れて観ると」第1回

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教育コラム「学校を離れて観ると」の第1回をアップしました。今回は小西祥二先生の「学校を離れて観ると」です。

第1回 例会 (詳細・5)

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4月23日(土)開催の「第1回例会」の詳細です。

【議 題】

1.会員自己紹介
2.今年度の活動内容提案(長谷川濃里会長)
3.これまでの授業検討について(大西貞憲先生)
4.カリキュラム・マネジメントについて(玉置崇先生)
5.意見交換
6.教育コラムについて
7.今年度の活動予定について

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議題6.教育コラムについて

当研究会のホームページでは、多種多彩な「教育コラム」を発信しています。
教育コラムには「連載コラム」と「リレーコラム」があり、毎週月曜日に更新されてます。
今年度のコラムをご紹介しますので、ぜひご愛読ください。
(敬称略)

【連載コラム】

1. 「お母さんは学校の応援団長」 斎藤 早苗

PTA役員として長く学校と関わってきたお母さんが、学校現場や教育に携わる人との触れ合いの中で見たこと・感じたことなどを書いていきます。

2. 「『チーム学校』って何だろう」 風岡 治

文科省への出向経験を持つ、学校事務職員の筆者が、今話題の「チーム学校」についてわかりやすく解説していきます。

3. 「玉置流・教師論」 玉置 崇

元中学校長で現在は大学の教育学部教授の筆者が、これまでの教師経験や管理職経験から感じたこと・伝えたいことを書いていきます。


【リレーコラム】

4. 「今 愛される学校づくりは」 校長会員・校長経験者会員

「愛される学校をつくりたい」という思いで、日々奮闘している校長の挑戦・挫折など、学校現場のリアルを伝えていきます。

5. 「学校を離れて観ると」 小西 祥二・中林 則孝・平林 哲也・神戸 和敏

学校現場を離れて、少し外から見る学校。中にいたときには気付かなかったことも見えてくることがあるでしょう。それぞれの率直な思いをつづります。

6. 「私の印象に残る授業」 会員

会員が、これまで自分が受けてきた授業、実施した授業、参観した授業などの中で、良くも悪くも強く心に残っている授業について書いていきます。

7. 「カリキュラム・マネジメントについて考える」 グループ

今年度の研究テーマの一つ「カリキュラム・マネジメント」について、取り組んでみたいテーマを会員から募り、いくつかのグループに分かれて研究活動をしていきます。それぞれのグループの活動報告になるようなコラムを目指します。

8. 「学校ICTの未来」 豊福 晋平・芳賀 高洋・水谷 年孝・川本 篤史・古田 弘樹・EDUCOM

学校ICTはどこへ向かうのか?研究者・教員・教育行政・企業など多様な人選で、遠慮なく持論を展開してもらいます。立場に関係なく、学校ICTに熱い想いを持った執筆者陣の、クールなバトルをお楽しみに。

第1回 例会 (詳細・4)

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4月23日(土)開催の「第1回例会」の詳細です。

【議 題】

1.会員自己紹介
2.今年度の活動内容提案(長谷川濃里会長)
3.これまでの授業検討について(大西貞憲先生)
4.カリキュラム・マネジメントについて(玉置崇先生)
5.意見交換
6.教育コラムについて
7.今年度の活動予定について

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議題4 カリキュラム・マネジメントについて(玉置崇先生)

●カリキュラム・マネジメントとは

「カリキュラム・マネジメント」は2008年の中教審答申で登場した言葉です。
登場の背景には、学校教育にも経済活動と同じように「費用対効果」が求められるようになり、効果を上げるためには「PDCAサイクル」を回していくマネジメントが必要だ、という考え方が出てきたことがあります。

一般的に「カリキュラム」という言葉からイメージするのは、教育課程のように授業に関する目標や計画のことだと思います。
しかし、文科省から出される文書や、研究者の発言を見ていくと、どうやらこの「カリキュラム・マネジメント」はもっと広い意味で捉えられているようです。

授業や教科に関する教育活動のことも、学校組織や家庭・地域との連携を含めた学校経営のことも、両方合わせた全体に対するマネジメントシステムと考えてよさそうだ、ということでした。
要するに「なんでもあり」なわけです。


●「学校評価」との違いは何か?(豊福晋平先生)

ここで、豊福先生から「学校評価と何が違うのか、考えていたのだけど・・・」と発言がありました。
ご自身が学校評価と深いつながりがあることから、その違いを豊福先生なりに解説してくださいました。

学校評価も「PDCAサイクルを回す」ことを求められていますが、こちらは学校組織や家庭・地域を対象にとらえています。(学校経営的な視点)

一方でカリキュラム・マネジメントは、教育目標の具現化を軸にPDCAサイクルを回すことが考えられているようです。(学習活動中心的な視点)

これまでは、部分ごとに切り分けて考えられてきたマネジメントは、次々と新しい言葉を生み出して混乱を招いてきました。
また、このように手を替え品を替え、学校にマネジメント力を求められるのは、「PDCAサイクル」がうまく回っていないと考えられている、という見方もできます。

しかし、どうやら今回の「カリキュラム・マネジメント」では、(いろいろな見方ができるとしても)学校全体を対象としたマネジメントと考えられるので、取り組み方にもいろいろなアイデアがありそうですし、さまざまに工夫ができそうです。

そうはいっても、わかったような、そうでないような、会員の皆さんもなんだかモヤモヤした思いがあると思います。
少しずつ理解を深めていきたいと思います。


●「カリキュラム・マネジメント」説明図

言葉だけでは、いまいちピンとこない「カリキュラム・マネジメント」
議題4の中で、玉置先生が示された資料をもとに、説明図を作成しました。
会員の皆さんの理解の一助になれば幸いです。右欄の「配布文書」からご覧いただけます。

教育コラムー配布文書「カリキュラムマネジメント 説明図」
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【教育コラム】「お母さんは学校の応援団長」第39回

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教育コラム「お母さんは学校の応援団長」第39回をアップしました。今回は「学校事務職員さんへの想い(2)」です。

第1回 例会 (詳細・3)

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4月23日(土)開催の「第1回例会」の詳細です。

【議 題】

1.会員自己紹介
2.今年度の活動内容提案(長谷川濃里会長)
3.これまでの授業検討について(大西貞憲先生)
4.カリキュラム・マネジメントについて(玉置崇先生)
5.意見交換
6.教育コラムについて
7.今年度の活動予定について

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議題3.これまでの授業検討について(大西貞憲先生)

今年度は「授業検討ツール」を使った授業検討の改善を進めたい、ということで研究テーマの一つとなったので、ここでもう一度、大西先生に「これまでの授業検討について」をまとめてお話ししていただきました。


●なぜ授業検討法だったのか?

当研究会で「授業検討法」について研究を始めたきっかけは、「授業研究が活性化していない学校がいかに多いか」という問題意識からでした。

これは、いろいろな学校に行ってアドバイスをする大西先生だけでなく、研究会会員の管理職の皆さんも、強く感じていたようです。
どこの学校でも、名称はさまざまですが「研究授業→授業検討」は必ず行われています。

もちろん教員の力量アップのために行われるのですが、経験の浅い若手の授業検討では、悪い点や足りない点ばかりが指摘されて、ややもすると「吊し上げ」のような状態になることも少なくないようです。

また、検討会の司会進行役の力量によって、検討内容の深まりが左右されることもあり、流れの決まった「形式だけ」の授業検討になってしまうことも珍しいことではないそうです。

そうした現状に一石を投じるにはどうしたらよいか、という問題意識から始まった研究の中で、当会では以下の2つの授業検討法を提案しました。

それぞれの検討法の詳細は、当研究会の教育コラム「楽しく授業研究しよう」の中で大西先生が解説してくださっていますので、そちらをご覧ください。

・3シーン授業検討法
楽しく授業研究をしよう【第2回】

・3+1授業検討法
楽しく授業研究をしよう【第4回】


●授業検討にICT活用

この2つの授業検討法をベースに、ICTを活用して、より手軽に使えるツールとして開発されたのが「授業検討ツール」です。
そして、日常的な授業改善に役立てられるように、授業改善のアドバイスに使えるツールとして「授業アドバイスツール」も誕生しました。

これらのツールは、去る2月に開催された「愛される学校づくりフォーラム」でも紹介し、参加者の皆さまに大きな関心を持っていただくことができました。

今後は、この2つのツールを統合して、さらにお手軽・便利に使うことができるように開発を進めています。


●研究者の考える「授業研究」(玉置崇先生)

ここで、玉置先生から、授業研究についての参考文献の紹介がありました。

・「専門家として教師を育てる」 佐藤 学 著/岩波書店

この中で佐藤学先生は、「授業研究で教師は学び合わなければいけない」とおっしゃっておられますが、学校で行われる授業検討会が、文字通りの「学び合う授業研究」になるために、「授業検討ツール+授業アドバイスツール」が、「真に使えるツール」として提案ができるようになるといいですね。

第1回 例会 (詳細・2)

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4月23日(土)開催の「第1回例会」の詳細です。

【議 題】

1.会員自己紹介
2.今年度の活動内容提案(長谷川濃里会長)
3.これまでの授業検討について(大西貞憲先生)
4.カリキュラム・マネジメントについて(玉置崇先生)
5.意見交換
6.教育コラムについて
7.今年度の活動予定について

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議題2.今年度の活動内容提案

長谷川会長より、今年度の活動内容について、以下の3点のご提案がありました。

1.授業検討ツールを使った授業検討の改善を進める
2.カリキュラム・マネジメント
3.教育トピック


【1.授業検討ツールを使った授業検討の改善を進める】

当研究会ではこれまでに、我々が開発に協力している「授業検討ツール」と「授業アドバイスツール」を使った「楽しく」「手軽な」授業検討について研究してきました。
そして、これまでのフォーラムで、模擬授業を行い、その後、授業検討をする様子を公開してきました。

このように、これまでの活動を通じて、これらのツールの利便性や効果などをお伝えしてきました。
そして、今後はさらに広く知っていただくために、モニターを募集して、実際に使っていただく機会を作っていきます。

そうした活動の中で、この「授業検討ツール」や「授業アドバイスツール」は、もっと多様な使い方ができるのではないか、我々がこれまで使ってきたような使い方以外にも、有効な使い方があるのではないか、ということについて、もっと研究を進めたいという思いも出てきました。

そこで、今年度は、より多様な使い方の提案ができるように、さまざまなシーンでの活用方法を研究しよう、ということになりました。
会員から、たくさんの事例を集めて、提案の幅を広げていきたいと思います。
会員の皆さんからのアイデアを募集して、年3回程度の研究活動を予定しています。

※このテーマに関連して、《議題3.これまでの授業検討について(大西貞憲先生)》で、これまでの授業検討の流れを再確認しました。

宿題:次回までに、これまでとは違うツールの使い方ができそうだという会員はぜひ立候補をしてください。


【2.カリキュラム・マネジメント】

最近盛んに聞かれる「カリキュラム・マネジメント」について、その定義を再確認し、学校現場でどのように行っていけばよいのか、ということを、具体的な例示をしながら提案していこう、というのが今年度の目標です。
会員の中から、複数の具体例を出してもらい、それぞれグループになって提案ができるように検討していこう、という流れになりました。

「カリキュラム・マネジメント」は、まず、言葉の受け取り方からして、人それぞれなのが現状です。
そこで、定義を共有することから始めました。
しかし、その定義がまたわかりにくい。
これまで言われてきた「学校評価」のシステムとどう違うのか、学習活動のことなのか、教育活動全体のことなのかなど、さまざまな疑問がわいてきました。
現時点では、まだこれらの疑問を明確にするだけの理解は、我々の中でも進んでいないと思います。
今後の研究活動で、少しずつ明らかにしていきたいと考えています。

※このテーマに関連して、《議題4.カリキュラム・マネジメントについて(玉置崇先生)》で、文科省などから出されている定義や考え方の説明をしていただきました。

宿題(管理職限定):次回までに、カリキュラム・マネジメントについて、自分ならこんなテーマに取り組んでみたいという案を出してください。


【3.教育トピック】

教育者たるもの、世の中の動きに敏感でいなければなりません。
とくに教育行政に関わるさまざまな動きには、アンテナを高くしておく必要があります。
しかし、日々の業務に追われて、なかなか新しい情報を得る機会が持てない・・・というのが、多くの教職員の悩みでもあります。
当研究会は、学校管理職が多く参加していますので、とくに立場上知っておいた方がいい情報や行政の動き、また今日的な課題などを「教育トピック」として情報提供します。
年2〜3回程度の実施を予定しています。

宿題:こんな話が聞いてみたいというご要望があれば、ぜひお知らせください。

第1回 例会 (詳細・1)

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4月23日(土)開催の「第1回例会」の詳細です。

【議 題】

1.会員自己紹介
2.今年度の活動内容提案(長谷川濃里会長)
3.これまでの授業検討について(大西貞憲先生)
4.カリキュラム・マネジメントについて(玉置崇先生)
5.意見交換
6.教育コラムについて
7.今年度の活動予定について

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議題1.自己紹介

第1回恒例の自己紹介がありました。

長谷川会長から「1人60秒以内で!新会員さんは90秒あげます」という厳命が下り、短い時間の中でも、皆さん工夫された自己紹介をされて、場が和みました。

今年度は会員60名でスタートです。

皆さんで、楽しく学ぶ一年にしましょう。


平成28年度 第1回 例会

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総会に引き続き、「平成28年度 第1回 例会」が開催されました。


1.会員自己紹介
2.今年度の活動内容提案(長谷川濃里会長)
3.これまでの授業検討について(大西貞憲先生)
4.カリキュラム・マネジメントについて(玉置崇先生)
5.意見交換
6.教育コラムについて
7.今年度の活動予定について


上記の内容で行われ、今年度の活動の概要を決定しました。

それぞれの詳細について、順次、記録をアップしていきます。

今年度の記録は、書記の斎藤早苗が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。

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