11月27日 人権集会のお話から東京にいた今から16年程前の12月も半ば過ぎたころの話です。 私は体調を壊し、週二回、中野坂上の病院に通院していました。 その日は今にも雪が降り出しそうな空で、とても寒い日でした。 昼近くになって、病院の診察を終え、バス停からいつものようにバスに乗りました。バスは座る席はなく、私は前方の乗降口の反対側に立っていました。社内は暖房が効いていて、外の寒さを忘れるほどでした。 まもなくバスは東京医科大学前に着き、そこでは多分病院からの帰りでしょう、どっと多くの人が乗り、あっという間に満員になってしまいました。立ち並ぶ人の熱気と暖房とで先ほどの心地よさは一度になくなってしまいました。 バスが静かに走り出したとき、後方から赤ちゃんの火のついたような泣き声が聞こえました。 私には見えませんでしたが、ギュウギュウ詰めのバスと人の熱気と暖房とで、小さな赤ちゃんにとっては苦しく泣く以外方法がなかったのだと思えました。 泣き叫ぶ赤ちゃんを乗せて、バスは新宿に向い走っていました。 バスが次のバス停に着いた時、何人かが降り始めました。 最後の人が降りる時、後方から、「待ってください 降ります」と、若い女の人の声が聞こえました。 その人は立っている人の間をかきわけるように前の方に進んできます。その時、私は、子どもの泣き声がだんだん近づいて来ることで、泣いた赤ちゃんを抱いているお母さんだな、とわかりました。 そのお母さんが運転手さんの横まで行き、お金を払おうとしますと、運転手さんは「目的地はどこまでですか?」と聞いています。その女性は気の毒そうに小さな声で、「新宿駅まで行きたいのですが、子どもが泣くので、ここで降ります。」と答えました。すると運転手さんは「ここから新宿駅まで歩いてゆくのは大変です。目的地まで乗っていってください。」と、その女性に話しました。 そして急にマイクのスイッチを入れたかと思うと、「皆さん!この若いお母さんは新宿まで行くのですが、赤ちゃんが泣いて、皆さんにご迷惑がかかるので、ここで降りるといっています。子どもは小さい時は泣きます 赤ちゃんは泣くのが仕事です。どうぞ皆さん、少しの時間、赤ちゃんとお母さんを一緒に乗せて行って下さい。」と、言いました。 私はどうしていいかわからず、多分皆もそうだったと思います。ほんの数秒かが過ぎた時、一人の拍手につられてバスの乗客全員の拍手が返事となったのです。若いお母さんは何度も何度も頭を下げていました。 今でもこの光景を思い出しますと、目頭が熱くなり、ジーンときます。私のとても大切な、心にしみる思い出です。 自分のことよりも他人の幸福を願うことが利他。 人に良かれと思い、行動することが利他。 「自利とは利他をいふ」(最澄の言葉)とは、利他を実践すればいつかは自分の利益になるのではなく、「利他の実践がそのまま自分の幸せなのだ」という考え方。 自利利他とはつまり、人に良いことをする利他の行い自体が幸福なのであるということです。 自利利他の利他は巡って自分に返ってくる。 自利利他を考えるときそう思ってもいいのかもしれません。 11月27日 人権を考える「利他の心」他の人の幸せを願って行動することが自分のためになると言う言葉です。 バスの中で泣き叫ぶ赤ちゃんをかかえた若いお母さんが、周りに遠慮して、何駅も前からバスを降りようとしたとき。運転手さんが、何も遠慮することではない、赤ちゃんは泣くのが仕事だ。とお母さんに話し、乗客の皆さんに理解を求める。すると、お客さんはその言葉に温かい拍手で応える。お互いがお互いの気持ちを考えて行動をしたという、目頭が熱くなるお話でした。 生徒会の皆さんからはいじめに特化した寸劇を、「見て見ぬふりバージョン」と「勇気を持って対応バージョン」で行ってくれました。最後に会長から、「お互いの違いや良さを個性として認め合っていきましょう」という力強い言葉がかけられました。寸劇は、素人が行っているものであり、劇は上手くなかったのでしょうが、一生懸命に演じる生徒会執行部とそれを真剣に見ている生徒の皆さんとの一体感を感じました。今日の「いじめ」があってはならないこと、当然お互いに注意しあえるものとしていきましょう。 11月27日 人権集会
6限に体育館で、人権集会が行われました。校長先生からは、利他の心を持つことの大切さを、実話をもとに教えていだだきました。また、生徒会からは、日常生活で起こりうるいじめを、劇やアンケート調査の分析から学びました。
誰もが過ごしやすい社会を作るために、一人一人が考えるべきことです。この機会に是非一度考えを深め、行動していきましょう。 11月27日 武道館工事今日から本格的に資材が運び込まれています。今後は、中をのぞくこともできなくなると思われますので、写真を撮ってきました。館内には、足場が丁寧に組まれており、天井板をはがしにかかるようです。大掛かりな工事になりますので、工事は2月末までかかる予定です。 武道場周りにはフェンスが張られており、容易に近づくことはできませんが、安全のためにも決して中には入らないようにしましょう。また、朝工事の方とすれ違うときに多くの生徒の皆さんがさわやかにあいさつをしていたことが印象的でした。これからも続けていきましょう。 11月26日 期末テスト最終日11月26日 正義の心担任の先生がテストの日程やメッセージを黒板に書かれています。 ある教室の背面黒板に目が留まりました。「正義の心ありますか。」集団生活を行う上で、ルールを守ることは、必要最低限のことです。「人として」これまでの生活の振り返り、これからの生活につなげていきましょう。 11月22日 1年生質問教室3連休を有効に活用して有意義な学習を進めてください。また気温もかなり低くなってきました。体調管理に気をつけ、万全の状態でテストに臨んで欲しいと思います。 11月22日 3年生質問学習3連休が明けたら、期末テストが始まります。この3連休の過ごし方で、期末テストの結果が大きく左右するでしょう。今中3年生が有意義な3連休を過ごすことを期待します。体調管理にも気を配ること!がんばれ!3年生! 11月21日 長距離走3年生男子は2000m走。女子は7分間走を行っています。それぞれに持って生まれた能力に違いはありますが、「努力」に関しては、差はありません。 11月19日 1年生調理実習11月20日 読み聞かせ11月19日 3年生保育交流学習 2日目昨日と同様に、生徒たちの表情には緊張した様子が見られましたが、積極的に保育園児とかかわろうと努力する姿がよくみられ、最初の園庭でのダンスの時には、多くの生徒が笑顔で保育園児と一緒に楽しくダンスを踊りました。 その後の絵本の読み聞かせでは、保育園児に楽しく伝わるように、表情や声のトーン等を工夫して読む姿が見られました。中学生はプチ先生の意識でこの交流学習に臨み、保育園児に言葉や態度からいろいろなことを教えてあげようと努力できました。 代表生徒のあいさつでは、「このような場をいただけたことに感謝したい。」という言葉がありました。本日、お忙しい中いろいろな準備をしていただき、ご協力いただいた今伊勢北保育園の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。 来年もまた、このような場をいただき、保育園児にも、中学生にも実りのある時間が過ごせたらと思います。 本日はありがとうございます。 11月19日 保育交流学習素直な心というものは伝染をするのでしょう。園児と触れ合う生徒の皆さんの顔は、誰もが優しく微笑が絶えません。いっしょに手をつないで遊ぶことを通して、自分たちもこのようにして育てられてきたことに気付いたに違いありません。(園児さんの顔には画像処理が施してあります) 11月19日 サルビアしかし、本当に真っ赤になるのは気温がぐっと下がる晩秋から初冬にかけてです。写真をご覧ください。夏の赤さと今の赤さは全く違います。この赤さは、気温の寒暖差がもたらすものだということです。厳しい寒さに耐えるから、今の美しさがあります。 勉学に励み、部活動に励み毎日がとても忙しい中学生。中間テストや期末テストの点数に一喜一憂し、部活動の成績に胸を躍らせる。友達との友情を感じたり時にはけんかをしたり。進路決定に向けて日夜励む3年生。この相反するような私生活の試練が、このサルビアの彩のような、明るく輝く未来を作るのです。今日の苦しみが、明日の自分を大きく育てるのです。真っ赤なサルビアのように光輝く明日を見つめ、今日もがんばっていきましょう。 11月19日 期末テスト週間の授業来週から始まる期末テストは2学期のしめくくりとなる重要なテストです。3連休や放課を有効に使い、目標点に到達してほしいと思います。また、毎日行われる質問学習会にもぜひ参加しましょう。 11月18日 3年生 今日から期末テスト週間!廊下では各学級の担任の先生が、一人一人の生徒に第2回目のiテストの成績個票を手渡しながら、個別の面談を進めています。 3年生にとって、2学期の成績は、進路選択の上で大変重要になります。自分自身の進路を切り開くために、期末テストに向かって全力投球しています。 11月18日 3年生保育交流学習に出かけましたそれに向けて、3年生は1学期より幼児の発達段階や家庭の役割などを家庭科の授業を中心に学んできました。そして、中学生から保育園の子どもたちに教えてあげたい事柄を絵本のテーマに掲げ、絵本の製作に取り組んできました。「大きな声であいさつをしよう。」とか「お友だちと仲良く過ごそう。」など幼児の発達段階に合わせた絵本は力作がそろいました。読み聞かせでは、1人で2,3人の子どもに笑顔で読み聞かせをする生徒もいたりして、とても和やかな雰囲気で進みました。 その後の各クラスでの活動では、一緒に粘土遊びをしたり、園庭で鬼ごっこをしたり、座ってお話をしたりする姿が見られました。 普段はなかなか接することができない小さい子供たちと、やや緊張気味に接する生徒、または笑顔で手を引いて接することができる生徒、さまざまでしたがそれぞれの生徒がこの保育実習を通して、学習で身に付けた知識を実践してみようと活動していました。また、自分の小さい頃に思いを馳せ、自分自身を振り返り、家庭や親への感謝の気持ちを持つ生徒もいました。 突然、やってきた大きなお兄ちゃんお姉ちゃんに喜んでくれている子どもたちが多かったと思いますが、中にはいつもとは違う雰囲気に戸惑った子も見えたかもしれません。ご協力いただいた各保育園の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。終わりの会では、園長先生より「子どもはとても素直でかわいい子ばかりです。ですが、楽しいことばかりではなく大変なこともあります。ですが、このような保育の仕事にぜひ興味を持っていただけると嬉しいです。中学生のみなさんの表情がどんどん良くなるところが見えて嬉しかったです。」とお言葉をいただきました。ぜひ来年度も同様に実施させていただきたいと思います。 本日は、ありがとうございました。 11月18日 保育体験211月18日 保育体験
3年生は,2時間目から4時間目の3時間,町内の保育園に保育体験に出かけました。家庭科の授業の一環です。小さな子とのふれあいを通して,「してほしいこと」「してあげたいこと」「しなければならないこと」などをしっかり学んできてほしいと思います。
11月17日 生徒集会 |
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