朝晩の冷え込みが強くなってきました。一層細やかな体調管理に心がけましょう。

6月19日 黙働

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 1年生では「黙働」が実行されています。生徒の皆さんは、声を出すことなく清掃に打ち込みます。やれていないところを声を出して指摘するのではなく、声を出さず自らが動いて清掃を行っています。美しい環境を自ら生み出しているといえるでしょう。最初はあるクラスから始まった運動ですが、今は学年全体に広まってきました。

6月19日 羽化

 ビオラの中にいっぱいいた幼虫がサナギになり、順番に羽化しています。今日は雨が降っているので、羽化したばかりの蝶の羽が乾きにくく、なかなか飛べずに壁にくっついています。
 この蝶は「ツマグロヒョウモンチョウ」といいます。蛾のように見えますが、これは天敵に襲われないように、毒蛾を擬態しているとも言われています。
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6月18日 授業から

 英語の授業の黒板には、磁石で作ったシールがたくさんあります。be動詞をシールにしてあるのは、疑問文、否定文でどこに動くか分かりやすくするため。そして気になるドラえもん。ドラえもんは助けてくれるキャラ。なんとなく使われ方が見えてきますね。これなら、生徒の皆さんの心にも残りそうです。
 同じく心に残った授業が、書道の授業です。右払いの部分は、実際に書道を習っていないものにとっては、なかなか難しいところです。それを、実際に生徒の見ている前で、しゃべりながらの実演です。書き終わったときには、教室から拍手が。きっと皆さん心と頭に残ったことでしょう。
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6月17日 理科の実験など

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 1年生の理科では、有機物と無機物の違いを、物質を燃焼させることで確認しています。ガスバーナーの使い方はすでに学習しているものの、なかなか緊張が解けません。いざマッチに火をつけると、小さなパニックに陥る人もいました。有機物は燃えると炭ができます。そして二酸化炭素を発生させます。この二つが確認できたでしょうか。
 努力をすれば必ず報われるわけではありませんが、努力しなければ決して報われることはありません。暑くなってきました。「勉強したくないな・・・。」と言っているあなた。努力しなければ、決して報われないのですよ。今日からテスト週間です!
 

6月16日 全ては基礎から

 家庭の日です。部活動はありませんが、まもなく期末テストが始まるかと思うと、なかなかゆっくりできない休日かもしれませんね。中間テストの反省を生かして、この期末テストに臨みましょう。
 学校にたくさんある花壇も、夏姿に模様替えです。本校には、植物作りのエキスパートがいます。種から育てられる花は、全て種から育ててみえます。黒いポットに元気な花苗が育っており、花壇に植え替えられる日を待っています。しかし、どんなに良い苗を育てても、植える花壇の土がしっかりしていないと苗は育ちません。ベースとなるもの、花壇であれば「土」が大切なのです。これを学習に置き換えると、苗は、毎日学校で学習する新しい内容になります。そして、この「土」は学習の基礎、基本というわけです。どんなに新しいことを習っても、基礎、基本がなければ学力は身につきにくいということです。時間があるときに、復習に時間を割いてみましょう。必ず、学力として現れてきます。

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6月15日 1年生もがんばっています

 雲が低くたれこめた梅雨空ですが、生徒のみなさんの元気のよい声がグランドや屋内運動場に響いています。
 テニスコートでは、女子の部員60名ほどが活動しています。コートは3面しかありませんので、学年ごとに場所をかえて上手に練習しています。1年生もボールを交代で打っています。
 グランドでは、ソフトボール部が練習試合の前の練習をしています。1年生はノックのお手伝いです。屋内運動場では、バスケットボール部が練習試合の最中でした。シュートが入るたびに歓声があがります。1年生はオフィシャルの役割を果たしています。武道場では練習前に1年生は正座で待ち、その後ランニングが始まりました。

 夏の総合体育大会まで1ヶ月ほどになりました。3年生にとっては最後の大会になります。部員全員で3年生を支えていきましょう。
 
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6月14日 3年学級活動

 3年生は6時間目の学活の時間を使い、合唱コンクールの曲選びを行いました。
用意された10曲を聴き、感想を書きながらクラスで歌うのにふさわしい曲を考えていきます。3年生用の曲は詩の内容も難しく、混声4部合唱があったり、一筋縄ではいかない曲ばかりです。しかし高い壁もクラスで団結すれば必ず乗り越えられるはずです。11月の本番へ向けて少しずつ練習を重ねていきます。
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6月14日 最高の出来栄え〜細胞分裂2

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 昨日に引き続き,細胞分裂の観察実験です。
 本日実験をしたクラスでは,さらによい状態の細胞分裂が観察できました。
染色具合,細胞の広がり,全てにおいて完璧でした。他にも,数班きれいな状態のものを見つけることができました。
 細胞分裂には,観察するのに適した時間帯があります。その生物によって違うのですが,今回観察に使った「ネギ」は午前10時前後が適した時間帯のようです。「ヒマワリ」だと3時頃がよいようです。そうやって考えると,植物がどの時間に一番大きくなるのか,なんてことも考えることができますね。「ヒト」だと夜寝ている時間に大きくなるなんて言われますので,「ヒト」の細胞分裂を観察しようと思うと,夜中の2時頃がいいのかな…。
 マニアックになってしまいましたが,生徒の皆さんもとても喜んでいました。実物に勝る資料はありません。良い観察ができました。

6月14日 教育実習生の授業

 5月の末から始まった教育実習。実習の最終日を迎えた実習生もいます。まとめとしての研究授業を行いました。緊張感の中にも初々しさを感じます。私たち職員も実習生の授業を参観して、日々の授業にいかしていけるように勉強をしています。生徒の表情も若い実習生のおかげでとても輝いていました。
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6月14日 強運の持ち主!〜細胞分裂の観察〜

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 3年生の理科では細胞分裂の観察を行いました。
細胞分裂の過程を理科室で観察することは大変難しいのです。技術の面はもちろん『運』も必要なのです。写真では分かりにくいですが,その両方をクリアし,見事に染色体がほぐれた状態の細胞を発見することができました。「お〜!!」と歓声があがりました。

6月13日 読み聞かせの会

 読み聞かせボランティアの皆さんに集まっていただき、デモンストレーションを行いました。
 今日は「よだかの星」の紙芝居の実演です。感情を込めて読んでいただいてから、参加者の皆さんからさまざまな質問をいただきました。そして、あくまでもボランティア。国語の授業ではない。生徒の評価はしない。先生も生徒といっしょになって聞くなど、基本を確認しました。
 来月の11日に、第1回の読み聞かせを実施いたします。現在ボランティアの方は14名です。今中に学級は23あります。より多くのボランティアの方の参加を求めています。学校まで、お電話をください。お願いいたします。
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6月13日 エコキャップを集めています。

 エコキャップ回収も明日までとなりました。生徒会の活動にご協力をお願いします。下記のURLもご覧ください。
http://www.ecocap.or.jp/
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6月13日 1年生道徳の時間から

1年生の道徳の様子です。今日のテーマは「礼儀」。資料は「一枚のはがき」でした。
道徳の時間は、お話の、その時、その時の、主人公のの心情、判断、思考に思いをはせ、さまざまな価値観をつないでいきます。それをとおして、今までの自分の行動や考えを振り返り、新たな「気付き」を発見する時間でもあります。
 「あの時もっとこうすればよかった。」「心ではわかっていてもなかなかそれを言葉や行動にできなかったなあ。」そんな思いを持てた時、実は、心が大きく成長できた瞬間です。

資料を紹介します。

一枚のはがき                    
今は町名改正で,神山町になっていますが,私の亡父の郷里は,徳島県名西(みようざい
郡上(かみぶん)上山村(かみやまむら)という,剣山(つるぎさん)に近い山村でありました。 私の家族は,大阪に住んでいましたが,叔父や叔母たちは上山に住んでいました。
私は学生時代のある夏,二人の友人を誘って剣山登山を計画しました。 大阪から船で小松島(こまつじま)に渡り,汽車で徳島へ出て,あとは乗り物も利用しない,宿屋にも泊まらないキャンプだけという計画でありました。 三人のリュックサックは,キャンプ用具と食糧その他で,途方もなく重たくなってしまいました。リュックサックをかつぐと,肩の前あたりの筋肉が圧迫され,しびれて血液の流れも止まってしまいました。リュックサックをかついで立っているだけでも苦痛でした。そこでリュックサックの荷物を取り出して,両手でさげるように荷づくりをし直しました。とにかく大阪を出発し,徳島までたどり着くことができました。そして第一日めは,どうやらこうやら鮎喰川(あくいがわ)に沿って,かたつむりのようにノロノロと歩きました。
予定よりもはるかに手前で,最初のキャンプを張ることにしました。 第一日の行程から考えてみると,上山村に到着するまでに,何日かかるか想像もつきません。三人は相談した結果,私の叔父の家のある上山までは,歩くのをやめてバスに乗ることにしてしまいました。
翌朝,バスで楽々と上山まで行ってしまいました。 上山村といっても実に広いのです。バスは上山村の川又(かわまた)という字(あざ)で終点です。叔父の家は中津(なかつ)
という字にあるのです。 川又から中津まで六キロほどありました。 三人はしかたなしに,重いリュックにあえぎながら歩いて,叔父の家にたどり着きました。 叔父の家では,おいが友達を連れて,はるばるやってきたというので,大歓迎をしてくれました。ニワトリをつぶすやら,ウナギを焼くやら,下へも置かぬもてなしです。友人がキャンプを張ると言っても承知しません。 座敷にふとんを敷いて,蚊帳をつってくれました。毎日,おはぎやすしを作ってくれたり,田舎ながら精いっぱいのごちそうをしてくれました。 私たちはよい気持ちで三日間を過ごしました。
それから,三人は剣山登山を決行しました。荷物は整理して軽くしてしまいました。
出発の朝,叔父は三人の荷物を一つにまとめて,次の村の峠の上まで汗だくで運んでくれました。いくら荷物の整理をしてあっても,三人の荷物を一緒にすると,相当な重量でありました。無事に帰って,そして二週間も三週間もたってからのことでした。 叔父から,父にはがきが来ました。こんな意味のことが簡単に書かれてありました。

−−過日は,おいとその二人の友人が来て,わが家一同は大喜びであった。田舎のことで,たいしたもてなしもできなかったが,みんなとても喜んでくれていた様子である。 出発の朝,三人の荷物を隣村の峠まで運んだが,力自慢の私にとっても大仕事であった。しかし,それはともかく,家内や子どもたちも,三人からのその後の便りを待っているが,一枚のはがきも来ない。お礼状を催促するつもりではないが,このごろの若い者はのんきなものだ−−。
私はそのはがきを父から見せつけられて,汗顔赤面(かんがんせきめん)してしまいました。 私は,自分が,はがき一枚出していないことを棚に上げて,なぜ二人の友人が,お礼状を出してくれなかったのかと恨む気持ちにさえなっていました。叔父は,自分の兄に出す便りですから,遠慮気がねもなく,あっさり書いているのです。別段,おいやその友人を恨みがましく思っているわけではありません。 けれども,私は誠心をもって私たちをもてなしてくれた,叔父家族の心を傷つけたことが,深く悔やまれてなりませんでした。
何年かたって私も父親になってから,私は自分の子どもには,事あるごとに「お礼状を忘れるな。」と厳しくしつけています。
しかし,自分の学生の時の失敗はまだ子どもに話したことはありません。隠していたわけではないのですが,この原稿を書くまで忘れてしまっていたのです。荷物をかついでくれた叔父も三年前の秋の終わりに死んでしまいました。(明るい人生より)

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6月12日 サルビアの移植

 生徒会の緑化委員会を中心に育てているサルビアの苗が大きくなってきましたから、黒いポットへ植え替えを行いました。期末テスト終了後には大きな植木鉢に植え替える予定です。
 部活動は、1年生も長い時間参加して行われています。どこの部活動へお邪魔しても、元気の良いあいさつをしてくれることをとても嬉しく思います。あんまり嬉しかったので、たくさんの写真を載せ過ぎ、画像が小さくなってしまいました。
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6月12日 いつか親になる中学生と

 明日の午後2時から、本校図書館にて「読み聞かせの会デモンストレーション」を開催いたします。本地区は、両小学校とも読み聞かせの会があり、児童の皆さんもとても楽しみにして聞いているようです。その会を中学生の段階まで引き上げようと考えました。でも、「中学生が聞いてくれるのかしら?」の不安は消えないものがあります。また「読み聞かせは難しい」と考えてみえる方も多数おみえのことでしょう。そのためのデモンストレーションです。気楽にご参加いただけたらと思います。
 中学生に読み聞かせをしてみえるお母さんの詩を載せます。

昨日は、娘の通う中学校に

絵本の読み聞かせに行ってきた。

毎年、読書週間のこの時期に、

読み聞かせグループの皆さんでお邪魔するのだが

はじめは「中学生が聞いてくれるんだろうか?」

とか、「難しい本がいいのかな?」とか思っていたが、

何年かお伺いするうちに

こちらのそういう心配はいらないことを感じた。

子供たちには小学校の時から、

朝自習のときの読みきかせをしている。

久しぶりに会う子供たちは大きくなってるけど、

顔見知りの私たちが読むことを

懐かしく聞いてるような。

小さいときのような反応はなくても

ちゃんと聞いてくれていた。

絵本は、小さい子だけのものでもない。

読むそのときで、感じるもの。

伝わるものも違ってくるし、奥が深い。

読みきかせの活動をはじめて5年が過ぎた。

少しずつ、できることを気長に続けていこう。

楽しみながら。

ついでに、昨日は校長先生に

お母さん業界新聞と講演会のチラシをお渡しした。

早速生徒にチラシを配布していただいた。

長女が

「お母さん、またやったね〜私はずかしかとばい!」

との言葉。

私のこんな性格を知る長女はそういったきり、

半ばあきらめているようだった。

私の少しの勇気が誰か一人でもお母さんの心を癒し、

元気にすることができれば。ただその思いだけ。

何もしないほうが目立たないし、打たれもしない。

けど、それを恐れていては先にも進めない。

脱皮中の母を娘は言葉ではそういいながら、

応援してくれてると信じている。

6月12日  台風3号について

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台風3号が日本に接近しておりますが、一宮市に特に影響はないと判断されました。明日、一宮市内全ての小中学校は、給食を平常通り実施するという連絡が入りましたのでお知らせします。

6月12日 保健ミニ講座「歯肉炎を予防しよう」

 朝のSTで、保健委員による、保健ミニ講座「歯肉炎を予防しよう」の発表がありました。

 歯肉炎はていねいな歯みがきで改善することができます。
 (1)歯ブラシを軽い力で、小刻みに動かす。(2)歯ブラシを、歯に表面に90度の角度で当てる。(3)歯と歯ぐきの間は、45度の角度でブラシをななめに当てる。この3点に気をつけて、歯肉炎を予防していきましょう。

また、歯科検診で虫歯が見つかった人は、早めに受診して治療しましょう。
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6月12日 日課表のこと

  以前にもお伝えしたとおり、今年度は学校の教育計画の見直しを行いました。そのひとつが日課表です。
 生徒の毎日の学校生活の基盤となる時間配分は、とても大きな影響を及ぼします。
今年度は、以下の点を考慮し、変更を行いました。
1 登校後の落ち着いた一日のスタートをさせたい。
2 朝の読書の充実を図りたい。
3 授業のはじめの「ねらい」と、終末の「まとめ」の時間を徹底して確保したい。
4 給食の時間の問題点を解決したい。
5 部活動の時間をしっかりと確保したい。

 何度も会議を持ち、改善のための糸口を見つけ出そうとしてきた結果、今年度の日課になりました。
 スタートして約2ヶ月半、朝の静かなスタートができ、5分拡大した「朝読書」の効果も上がってきていて、本に親しむ生徒たちがどんどん増えています。今年度中には、ぜひ保護者の方々のご協力を得て、「読み聞かせ」を実現したいと考えています。ご協力ください。
 また給食準備、会食、その後の清掃と放課の時間もたくさんのゆとりの時間が生まれました。教師が生徒と話したり、様子をつかんだりする時間も増え、一人ひとりにきめ細かく対応できるようになりました。給食後の清掃は、食後に汚れた教室環境を美しくすると言う意味で、最適だと考えます。朝の登校後の、どたばたしたなかでの清掃とは違い、ていねいな清掃活動ができるようになりました。
 もっとも変化したのは、授業です。いままで45分から50分の授業に変わりました。わずか5分ですが、この時間こそ重要です。いわゆる「まとめ」の時間は、1時間で学習した内容の振り返りを行い、頭の中を整理できる時間です。何がわかって何がまだ理解できていないのか、それをつかむことが大切なのです。
 派生的な効果もあります。一番の変化は、遅刻する生徒が激減したことです。ほぼ0に近い毎日が続いています。(ただし、JRや名鉄の線路を渡ってくる生徒の皆さんは、くれぐれも時間に余裕を持って登校してください。決して無理に踏切を渡るようなことがないように)このまま、冬の時期も含めて続けばと思っています。
 日課は変わりましたが、その上で生活する先生や生徒たちの意識が変わらなければ何もなりません。今伊勢中学校のよき伝統を守りつつ、生徒たちのためのよりよい教育をすすめていきます。y
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6月11日 2年生学年集会

 今日は、夏休みに行う職場体験についての話を聞きました。
 職場体験は、他の行事とは異なり、大人の方の生活の中に入り込む体験です。「プロ」として真剣に働いてみえる世界に飛び込みます。生半可な気持ちでは迷惑にしかなりません。真摯に取り組むことがとても大切です。また、困ったり分からなかったりすることがあれば、黙っておらずすぐに職場の方に相談することが必要です。自分勝手な判断で進めたり、時間がたってからでは取り返しのつかないことになったりします。
 この他にも、職場体験の心得を数多く聞きました。職業に対する意識を高めて職場体験学習に臨みましょう。
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6月11日 学校集会

 一昨日の陸上大会の表彰、各委員会からの連絡などが行われました。校長先生のお話を載せます。
     「そんなもん作たってダメや!」
 神奈川県で行われたジュニアオリンピックでのこと…砲丸投げの決勝前夜のことです。
 3年生の選手のために、1年生が一生懸命テルテル坊主を作りました。砲丸投げの場合、雨が降ると寒くなり、指がかじかんで砲丸がうまく握れない。するといつもの調子が出せずに結果がでない 。ということが起きるからです。
 1年生は3年生のためを思って、雨が降らないようにと願いを込めてテルテル坊主を作っていたのです。テルテル坊主で雨が降らなくなるとは、彼らも本気で考えてはいません。しかし、少しでも3年生の不安がなくなれば、と思い、気持ちを込めて作ったのです。
 一見するととても素晴らしいステキな話に聞こえます。しかし監督の原田先生はその生徒たちにこう言いました。「ええか。このテルテル坊主の気持ちは嬉しい。嬉しいけど、テルテル坊主200個作ったかって、天気は変えられへん。そんなもん、なんぼやったかてダメや。結果と関係ない!」
 なぜ原田先生はそう言ったのでしょうか。
 原田先生は、不安を除去する最高の方法は「準備」だと言います。つまり、これは危機管理の鉄則です。つまり「最低最悪の状態を想定し、最高の準備で臨み、楽観的に対応する」ということを伝えたかったのです。先生はこれを部員に徹底させました。天気予報でも晴れマーク。 絶対に雨は降らないということがわかっても、選手は、明日が本番となると、どうしても緊張して、不安になってしまいます。ところが、当日、その選手は生き生きとした目をしていました。では不安にならなかったのか?いいえ不安で、不安でしょうがなかったのです。
 彼はかつて日本一になった先輩に電話で相談したそうです。するとその先輩は、「それはオマエ、準備不足や」と一喝されたそうです。そこで、誰もが晴れると言うなかで、雨が降った時の「準備」を徹底的にしたのです。傘、かっぱ、替えの下着、使い捨てカイロなどでその選手のカバンは大きく膨らんでいました。
 本人が言うには、最初は不安でしかたなかったが、コンビニで買物をしてカバンに詰めているうちに、不安は消えていき、不安が自信に変わっていったとのこと。
 ほとんどの人は不安を感じた時、何をするかというと、何もしない。あるいは友達に相談して、慰め合うとか、ただ「絶対できる!」と言い聞かせるだけになります。しかし、このどれもこれもが、現実的な対応とは言えません。
 簡単に言うと物理的な現実世界に変化がないのだから、心の状態もなかなか変化しない。そうして、自分は不安じゃないと自分に嘘をついて、本番に臨む。結果はでなくて当然です。
 この話から分かるように、不安や心配を取り除く、最も現実的な方法は「準備」や練習である。準備や練習をきっちりやっていれば、プラス思考とかマイナス思考に関係なく、またネガティブとかポジティブとかでなく、不安はなくなっていきます。
 この原田隆史先生。大阪の中学校に赴任して、そこで陸上部の顧問になり、特に優れた運動能力のない、ふつうの生徒たちを、各大会で13回も日本一に育てたという、すばらしい指導者です。ちなみにこの原田先生が教えた中学は、不要物どころかナイフを持ち歩く生徒がいるようなとんでもない環境でした。そんな学校から、なんと13年連続、日本一という偉業を達成し、学校を変えていきました。(大阪の人ならこの環境をよく知ってるので、詳しく知れば知るほど、信じられない気持ちになるそうです)
 「そんなもん作たってダメや!」
 そんなことやっても変わらないことを、わたしたちもどれだけやっているだろうか?と考えます。不安をなくすのに必要なのは、ただひとつ、現実を変えることです。
皆さんは、今の自分を変えようと努力していますか?苦手な運動、嫌いな教科、わからない問題、見えない進路、さらには、うまくいかない友達関係を前にして、どのように現実を変えようと努力していますか。ただ経っていても、待っていても何も変わりません。今回の陸上の男女総合2位の成果の裏に、準備と練習があったことを忘れないでください。
そして、皆さんなら「現実を変える」ことができるはずです。y

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