携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【稲沢・平和中】「携帯電話トラブル防止教室」・「ネットマナーについて考える道徳の時間」

 本校では、道徳の時間をはじめ、学校の教育活動全体で「情報モラル教育」に取り組んでいます。今年度の主な取り組みとして、夏休み前に行った「携帯電話トラブル防止教室」と「ネットマナーについて考える道徳の時間」の実践を紹介します。

(実践1)「携帯電話トラブル防止教室」(全学年)
 7月4日、平和中学校体育館にて全学年対象に「携帯電話トラブル防止教室」を開催しました。講師として、稲沢緑ライオンズクラブの方々に参加していただきました。
 今回の教室では、全校生徒383名と教師約30名が聴講しました。
 いろいろと危険な誘惑が取り巻く夏休みを前に、生徒たちを啓発し、危険から守ろうという目的で、学校と地域が協力して開催することができました。

(実践2)「ネットマナーについて考える道徳の時間」(1年生)
 読み物資料「秘密にしたかったのに(メール)」(平成22年度岩手県教育研究発表会作成)を使って、ネットマナーについて考えました。
 この読み物資料は、自分が送ったメールを無断で他の友達に転送されていたことを知った主人公が、その友達を一方的に責めてしまうが、母に「あなたにもよくないところがあった」と指摘されて、自分とその友達の間にはメールに対する認識の違いがあったことに気づき反省するという内容です。
 授業では、生徒たちに、場面ごとの主人公の心情を想像させ、話し合わせました。また、最後の場面では、友達との関係修復のために主人公が打ったメールの内容を、生徒一人一人に考えさせました。授業後の生徒の感想には、「メールの怖さがわかった。」「相手の気持ちを考えて気をつけて利用したい。」「正しく伝わらないといけないから、場合や内容によっては、直接話した方がいいと思う。」などがありました。この授業を通して、生徒たちは、メールやネット上のトラブルを疑似体験することができ、望ましいネットの使い方について考えることができました。ネットマナーの向上につながりました。

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【西尾・荻原小】携帯安全教室

 10月4日(火)にNTTドコモから講師を招き、6年生を対象に携帯安全教室を実施した。「携帯を使う上でどのような危険があるか、何をやってはいけないのか」について話していただいた。
 インターネットや携帯メールの楽しさや便利さばかりを見ている子どもたち。メールで友達を傷つけてしまう可能性があることや、チェーンメールが届けられた相手へ迷惑をかけることなど、メールがきっかけで起きるトラブルについて知ることができた。
 また、携帯電話を悪用する人がいることも知り、ただ便利なだけではなく、利用者が気をつけて、上手に使うことが大切だと学ぶことができた。
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【稲沢・長岡小】メール・ホームページについての学習

本校では、インターネットの情報モラル疑似体験サイトを使い、5年生はメールをやり取りする上での基本的なマナーを、6年生はホームページの閲覧のルールを、毎年学習しています。
 メールの学習では、返信内容に一般的なメール、読みにくいもの、コンピュータウィルスがついている悪質なもの、個人情報漏えいにつながるものなどを重点的に学習しました。チェーンメールや個人情報漏洩の怖さを体感することにより、改めてメールのやり取りの注意事項やマナーの大切さを実感しました。
ホームページの学習では、タイトルに沿った害のない一般的なホームページ、嘘や詐欺など悪意ある情報が書かれたホームページが表示され、情報を正しく取捨選択することの難しさを実感しました。調べ学習でインターネットを使うことが多いので、トラブルに巻き込まれる可能性があることを知り、改めて注意深く使用する必要性を感じました。
インターネットは便利な検索エンジンですが、危険も含んでいることを再確認することができました。
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【幸田・中央小】PTA情報モラル研修会

 本校では、6月16日(木)の学校公開日に、講師として愛知県岡崎警察署生活安全課の大場信一様をお招きして「PTA情報モラル研修会」を開催しました。今回のテーマは「サイバー犯罪の現状と対策」でした。現職の警察の方から聞く内容だけに身近に危険が潜んでいるということを改めて認識することができる研修会となりました。「分からない、子どものほうが長けている。」で終わらせず、子どものネット利用に関心を持ち、ネット利用が大人(親)から切り離された世界ではないことを意識させることが重要だと教えていただきました。
 また、本校各学級でも子どもたちに対して情報モラルの授業を行っています。5年生3組では、情報モラル授業「健司君の学級新聞作り」を行いました。太郎君が書いたイラストを健司君が許可を得ずに学級新聞に使う場合と、許可を得てから使う場合について、太郎君と健司君のそれぞれの場面での思いを子どもたちに考えさせ発表しました。まとめでは教師が人の著作物を使うときには許可を得ること、自分や人の著作物は大切なものであることを学びました。子どもの感想に「人の物を大切にして勝手に使ったらいけない。けんかが起こることになるから人の物も自分の物も大切にしないといけない。」というものがありました。
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【豊橋・南陽中】違法ダウンロードについて学習しました

 現代の子どもたちは、音楽や動画のダウンロードを日常生活の中で手軽に行っています。しかし、ダウンロードの違法性や、モラルについての知識が充分であるとは言えず、気軽に行ったダウンロードが、実は違法性のあるものであったという事態になりかねません。
 本校では、中学1年生を対象に、違法ダウンロードについて学習する機会を設けました。授業の中で、「違法性のある動画と知りながらダウンロードした場合」を違法ダウンロードと呼ぶことや、違法ダウンロードの影響で著作権が侵害され、被害を受ける人々が存在することを学習しました。
 また、授業の中で子どもたちが頻繁に使用している動画サイトから、著作権を侵害しているおそれがあると思われる動画をピックアップしました。予想以上にサイト上にはそうした動画が溢れていることを知り、生徒たちは驚いた様子でした。
 授業の振り返りには、『著作権を侵害することがいけないことがよく分かった。』という感想を多く見ることができました。子どもたちがこの意識をもち続けて、情報モラルのさらなる定着につながっていくことを願います。

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