携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【一宮・瀬部小】インターネットを利用するときには

 本校では、10月に全学級で情報モラルに関する授業を行いました。どのクラスも、パソコン室を利用して、ICT支援員の方の協力を得ながら、インターネットや携帯電話の使い方などについて学習しました。ここでは、5年生の実践を紹介させていただきます。
 5年生は、「ネット社会の歩き方」というサイトを活用して、インターネットを利用するときの注意について学習しました。「ネット社会の歩き方」には、さまざまな事例がflashアニメーションによって紹介されています。今回は、特に、「住所や電話番号をおしえるのは慎重に」と「肖像権に気をつけて」の2つをテーマに選び、授業を行いました。
 「住所や電話番号をおしえるのは慎重に」では、アンケートに答えると無料でカードがもらえるというサイトに個人情報を送信したところ、たくさんの広告が送られてきたり、勧誘の電話がかかってきたりするようになったという事例を視聴して、なぜこうなってしまったのか、どうすればよかったのかを考えました。
 また、「肖像権に気をつけて」では、クラスメイトの写真を勝手に撮ってブログにアップし、みんなから怒られてしまったという事例を視聴し、同様に考えました。さらに、著作権についても触れ、理解を深めました。この授業の後、子ども達から「肖像権」「著作権」という言葉が出てくることがありました。授業を通して、個人の権利や個人情報の重要性について関心を高め、深く考えることができたようです。

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【豊橋・羽田中】携帯電話のメールについて考えました

 6月に携帯電話のメールに関する授業を行いました。そこでは、メールの文面の読み違いから、友達とのトラブルに発展した、という内容を学級で考えました。携帯電話を持っている生徒は、30人中7人。使用料金も常識の範囲内の生徒がほとんどでした。「本当に大事なことは、直接相手に伝えた方がよい」という意見が最後にたくさん出ました。
 その後、夏休み中に携帯を持つようになった生徒がおり、所有する生徒が増えてきました。また、長時間メールをして、夢中になっている様子が日記に書かれている生徒もいました。
 そこで、携帯に振り回されて、本来やるべきことができないという状態にならないために、9月には「メール依存」について考える授業を行いました。
 生徒たちは、メールを使うときには、どのようなことに気をつければよいかを考えました。

・相手の都合や時間を考えてメールをすること。
・くどくどとメールしない。相手にウザがられない使い方をする。
・やることがある時は(勉強など)、自分の近くに携帯を置かない。
・相手をいやな気持ちにさせるようなことは書かない。もちろん誤解されないような内容を書く。
・友達と時間を決めて、やり過ぎないようにする。
・変なサイトには入らない。
・時間を見てからメールする。
・夜遅くまでしない。
・家族との会話をなくさないようにする。
・自分で勝手にルールを決めない。相手に押しつけない。
 (今回のような3分返信ルールなど)
・10時以降はリビングに携帯は置いておく。

 2回の授業を行ってみて、大半の生徒は常識的な情報モラルの基準にはずれていないと感じました。また、メール漬けになっていた少数派の生徒は友達の意見を通して、使い方を見直すきっかけになればと思います。
 今後、携帯電話を所有したりパソコンの使い方が多岐に渡ったりしたときに、正しくそして上手に各情報ツールを使うことができるような道徳観を育てていくよう努めていきたいです。
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【豊川・八南小】コピーはいいのかな?

 知的財産について、6年生の子どもたちと学習した。「自分のアイディアを他人に真似されたらどう思うか」という問いに「怒れる、嫌だ」などの回答がほとんどであった。一方、「音楽CDをコピーして、あげたりもらったりしたことがあるか」という問いに39%が「したことがある」と回答した。この2つの問いから、矛盾していることに気づかせ、著作権について違反している例を取り上げながら学習した。CDのコピーは、自分のアイディアを盗用されることと同じであることを理解していた。また、日本の物を盗用している国があることを知って、驚いていた。
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【瀬戸・東明小】『事例で学ぶNetモラル』の教材を使った情報モラル指導

 携帯電話やパソコンの利用率は、小中学生の間でも近年増え続けている。本学級でも28人中7人が個人の携帯電話を持っており、また26人が家庭でパソコンを使用したことがあると言っている。しかし、子どもたちの情報モラルに関する意識はまだ低いのが現状である。本教材は、様々な情報モラルに関する事例が、子どもが主人公のアニメで紹介されており、視聴後、ドリルモードで自分ならどのように行動するかを選択していき、それがふさわしかったかどうかを判断できるようになっている。子どもたち一人一人が意欲的に取り組みやすい良い教材である。
 今回は「チェーンメールについて」の授業を行った。授業前に、チェーンメールがどういうものかを紹介したところ、4人の児童がすでにチェーンメールが来たことがあると発表した。4人の児童はとても気持ちが悪かったが無視したと言っていた。
 授業後、子どもたちは「チェーンメールはこわいものだということが分かりました。もし来たらすぐに親に相談しようと思いました。」「何も知らなかったら、送りそうになると思いました。いろんな種類があったから、引っかからないように注意したいと思いました。」「携帯を持っていてもいいことばかりじゃないと思いました。私もいつかは持つと思うけど、気をつけようと思いました。」というような感想が聞かれた。
 また教材のドリルの中で献血を呼びかけるメールがあり、そういう人助けを装って個人情報を聞き出そうとするものがあることを知り、「人を信じたいけど、信じ切れないというのは何ともいえない気分です。」という感想があった。現代のいやな部分を知らせなければ子どもが守れない時代であるなあと実感した。

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【大府・大府北中】1年生の技術の授業で情報モラルについて学習をしました

 大府市立大府北中学校では、11月に1年生の技術の授業で情報モラルについて学習をしました。第1時では、教科書の「情報伝達の安全性とマナーを考えよう」「ネットワーク社会の安全な歩き方」を使って、様々な問題について学習しました。第2時では、「大府学びネット」(e-セキュリティ)で、「個人情報の取り扱い」「ブログで起こるトラブル」「ワンクリック詐欺のわな」「無料ダウンロード」「狙われた画像」などの内容から、それぞれの生徒が興味・関心の高い項目をいくつか選択し、学習しました。
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【豊田・益富中】 安心!安全!情報モラル

1 情報モラルに関する本校の現状
・携帯電話についてのアンケートを生徒向けに実施し、携帯電話使用の生徒の実態について、生徒指導部を中心に把握している。
・「学校NO携帯集会」を保護者・生徒対象に実施し、学校NO携帯宣言の主旨や本校生徒の携帯電話利用の実態を紹介するとともに、改めて「我が家の携帯ルール」について家族で考える機会を設けた。
・1年に1回以上、現職教育において、情報モラルについての研修を行っている。
・チェーンメールなど、情報モラル関連の問題が発生した場合、各集会や道徳等の授業において生徒への指導を随時行っている。

2 実 践
(1)授業・活動の様子(「学校NO携帯集会」について)
<テ ー マ>
 「安心!安全!情報モラル」
<設定理由>
 本校の実情を知り、携帯電話の正しい使用方法やモラルを学び、携帯電話を持っている生徒も持っていない生徒も安心して利用できる知識を得る機会とする。また、保護者には他の家庭のルールや生徒の実態を知ることで、安全に利用する方法や家庭の携帯ルールを改めて考えていく機会とする。
<内  容>
 1 校長の話
 2 本校の現状報告
 3 生徒会による劇『正しく携帯を使うには』
 4 『とよたの「学校NO携帯」宣言 こどもを守る11(いい)指針』紹介

(2)児童・生徒の反応や様子(集会を終えての感想)
・1日に3時間も携帯を使っている人がいてビックリした。自分が持つとしたら、自分でルールをちゃんと守って使いたいと思います。(3年男子)
・親とルールを決めていないので、一度話し合ってみる必要があるかなと思いました。たまに長く使用してしまうので、意識しなければならないと思いました。(2年女子)
・携帯一つで危ない目にあったり、お金を取られたりするんだなって思いました。私の家はルールがないんだけど、ちょっとしたことでいいから、ルールを決めて、携帯を使いたいです。(3年女子)
・僕は携帯を持っていないので、イメージがわかなかったけど、いつか持つときは家族とルールを決めたいです。また、学校に持ち込まないようにしたいです。(1年男子)

 たくさんの生徒が携帯電話について真剣に考える機会とすることができた。この集会後には、保護者から生徒間の携帯トラブルの情報が入り、実際の指導に生かすことができた。

3 これまでの成果と今後の課題
 本校では5割弱の生徒が携帯電話を所持しておらず、「学校NO携帯集会」で実施した生徒会による劇では、そういった生徒の興味を引くことができ、分かりやすさも大変好評であった。また、生徒自身の目線で課題を見つめることができた。情報モラルの生徒指導については、一部詳しい教員に頼りがちになる傾向があるため、全教職員で最新の情報モラルについて定期的に学習していく必要がある。また、情報モラルに関するカリキュラムの計画がまだ不十分であるため、各学年の実態に応じた指導計画を確立していくことが必要であると考えている。

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【豊田・松平中】携帯電話のマナー&トラブルについて学ぼう

 携帯電話での様々なやりとりは、子どもの人間関係や生活習慣に大きな影響を与えている。新しい学習指導要領では「情報モラル教育」が重視され、ネットの使い方に関する教育がこれまで以上に充実する見通しである。
 本校でも携帯電話をもつ生徒は増加傾向にある。全校集会や授業を通して、携帯電話の使い方のマナーやトラブルの事例を学び、情報社会の安全性について深く考える機会を設けた。夏休み前に3年生は、「携帯安全教室」をおこない、保護者とともに学習した。最近流行しているモバゲーでのトラブルでは10代の犯人によるものが一番多いことや、絶対に犯人までたどりつくことができることなどを初めて知る生徒が多く、有意義な時間をもつことができた。
 1年生の道徳の授業では、携帯電話の正しい使い方について取り組んだ。教材として、「事例で学ぶNetモラル」の映像を用いて、生徒の興味関心を高めた。登場人物のあつしとゆうたの携帯電話の使い方の違いについて考えることで、生徒自身の携帯電話の使い方(メール機能、Web閲覧機能、電話機能)について考える機会をつくった。授業を終えて、生徒の感想をみると、携帯電話を本当に必要なときに使って無駄なことをしないようにしたいなど、正しく使っていこうという気持ちが高まったことが伺えた。
 インターネットの普及に伴い、見知らぬ人とのつながりの可能性が高くなった。それとともに、犯罪に巻き込まれる可能性も高くなった。高度な情報化が犯罪につながる以上、生徒が知らなかったではすまされない。ということは、教師が教えなかったではすまされない。教職員も情報モラルについての意識を高めていく必要がある。

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【豊田・豊南中】メディアに関する健康学習会

 今年度、本校では、保健学習の一環で「メディアに関する健康学習」と題して2年生を対象に講演会を実施した。(平成23年11月2日(水)第6時限目)

 テーマ「大切な未来に向かって、今考えること」
 −心身にもたらすメディアの影響と健康な生活−
 講師 愛知教育大学養護教育講座講師 山田 浩平 先生

<内容>
1.メディアの読み解き方
2.メディアを使用する上での心構え(情報モラルとは)
3.メディアを安全に使おう
4.メディアが与える身体への影響

<生徒の感想>
○インターネットは安全なサイトばかりではないということがわかったので、気をつけなければいけないと思いました。もし、悪口をインターネット上で流したら、名前を隠しても犯人が突き止められることがすごいと思いました。ゲームを2時間以上やっているとゲーム脳になっていくこともわかりました。これからは、メディアの内容は、そのまま受けとるのではなく、しっかりと自分の目でも判断して、きちんとした情報が入るようにしたいと思います。
○私は、これまでパソコンを3〜4時間ぐらいやっていて、話を聞いて完璧なゲーム脳の持ち主だと思い、話を聞いてから丸一日ノーメディアをやりました。そしたら,体が軽くなって寝る時間も早くなりました。週に一日は、ノーメディアdayをやっていきたいです。

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【豊田・滝脇小】知らない人に自分や他人の個人情報を教えない

 小学校1・2年生を対象に、個人情報についての情報モラル教育を実施した。
 授業では、児童がまず迷惑電話についての経験を話した。「知らない人から化粧品についての電話がかかってきたとお母さんが言ってた」「おじいちゃんにかかってきた電話も知らない人からだったよ」など家庭に迷惑電話や不審電話がかかってきていることが分かった。その後、Netモラル研究会が提供している「Netモラル 個人情報を守る」の映像を視聴し、個人情報とは何かとか、警察だと名乗って相手をだます電話がかかってくることもあることなどを理解させた。
 そして、最後に、個人情報を守るために気をつけることをキーシーンとしてまとめられた映像を見て確認した。
 児童は、「電話で警察だと言われたら信じるけど、家の人に電話をかわるようにする」「簡単に住所を教えないようにする」「大人に知らせる」などの感想を述べ、個人情報の大切さに気づくことができた。低学年には、まだむずかしい情報モラルだが、計画的に進め、上学年で身につけていくための素地を養っていきたい。

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【知立市教育委員会】平成23年度情報モラル向上推進委員会が研修会を開催しました

 知立市では、不登校・いじめ未然防止対策協議会において、ネットいじめ等の未然防止を図るねらいから、情報モラル向上推進委員会を組織しています。今年度は携帯電話やインターネットを利用する際の情報モラルについての教員・保護者向けの研修会を行いました。
 11月18日(金)、知立市の中央公民館において市内の教員ならびに保護者を対象にした研修会を開催しました。地域の警察から講師を招き、サイバー犯罪の現状と対策について研修を行いました。ブログ・プロフ等で気をつけることや、出会い系サイト・非出会い系サイトの被害者にならないための対策などについて具体的な事例をもとに教えていただきました。参加した保護者からは、「親としてもネット世界のことを少しずつでも勉強していかないと…と焦りも感じました。」「子供達がインターネットを利用していても何を見ているのかはそれほど気にしていませんでした。家族で今日の事を話題にして考えようと思います。」などの感想をいただきました。

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【知多市教育委員会】1 「情報モラル」に関わる授業研究会を行いました

 知多市教育委員会では、昨年度はコンピュータ部会を中心に校内情報安全システムやセキュリティポリシーに関する研修に取り組んできました。今年度は、情報モラルに関する授業研究の研修とICTに伴う研修を進めています。
 平成23年11月18日、知多市立岡田小学校において、市内コンピュータ部会による情報モラルに関する授業研究会を行いました。小学6年生の1学級を対象とし、「インターネットの落とし穴」をテーマとした授業でした。事前の実態調査から携帯電話を持っている児童は23%、インターネットを家庭で使用している児童は91%であり、大部分の児童がインターネットを活用していた。そこで、自作の擬似体験用HPを作成し、それを疑似体験させることから、インターネット上の情報の信頼性や情報を正しく見極める力をつけさせることを目的に、授業が行われました。
 今回の実践は、調べ学習をインターネットで行っている児童にとって、その情報の信憑性を考えさせるための取組として大変有効でした。自作のHP教材は「飢餓」をテーマとし、最初の画面で貧しい国の子どもの実情を訴え、次のサイトへ入る仕組みとなっています。各サイトに入ると様々な問題に気づくように工夫され、正に、ネットの擬似的体験からその問題について気づかせていく工夫された教材が活用されていました。研究協議会では、各学校において児童生徒の実態に合わせ、これらのコンテンツを共有・活用し、さらなる実践を進めていくことを確認しました。

(2に続く)
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【知多市教育委員会】2

(続き) 
 また、今年度、情報教育中央研修会で研修された先生からは、「学校教育の情報化指導者養成研修」の内容の伝達がありました。愛知県内のICT環境が他の地区に比べ恵まれていること、教育分野で取り組むときの課題など、今後の方向性を含めた報告を受けました。これからの本市のコンピュータ部会での情報モラルへの取組のあり方やICTへの取組について方向性を確認しました。
今後も引き続き、子どもたちの情報に対する適切な対応力を育てていくために、情報セキュリティ及び情報モラルに関する研修を推進していきたいと考えております。

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【豊川市教育委員会】情報管理についての取組

 情報管理について学校現場に注意を呼びかけています。1学期の教頭会では、USB使用、文書の整理、PC等のパスワードの管理について各校の職員に適切な対応がされるよう周知徹底を依頼しました。
 また本市では、AETや日本語指導助手がそれぞれ複数の学校を巡回して任務にあたっています。そのためデータの移動にUSBを使うことが情報管理面でのリスクとしてその改善が課題となっていました。そこで、この秋、教育委員会のセンターサーバー内の学校教育課のフォルダ(各校からアクセス可能)内にそれぞれのフォルダを置き、その中に共有できる教材や作成中の文書などを保存するようにしました。各校で彼らが使用するPC端末を固定して、そこからこのフォルダを使用することによって、データ移動の問題を解決しました。

【半田市教育委員会】情報モラル教育研修会を開催しました

 半田市教育委員会では,市内の小中学校の教員を対象に情報モラル教育についての研修会を行いました。
 研修会では,愛知県警察本部生活安全総務課サイバー犯罪対策室から講師を招いて、「子どもがインターネット犯罪に巻き込まれないために」をテーマに講義を受けました。
 現実に起こっているサイバー犯罪の実態や子どもがインターネット等の利用でトラブルを起こしてしまった具体的な事案、そして、犯罪やトラブルに巻き込まれないための予防策や対応策についての講話を聞き、再度情報モラル教育の重要性を認識しました。
 本研修会で、インターネット利用について危険な一面を再確認するとともに、正しい使い方や安全な利用のために子どもたちにどのような指導すればよいかを学びました。特に個人情報を簡単に公開しないよう指導する必要性を強く感じました。また、大人が子どもたちのインターネット利用に関心を持つこと、家庭内でのルール作りを行うこと、子どもが困ったら親や教師に相談できる環境を作ることなどが、子どもを守ることにつながるということを感じました。
 子どもを取り巻くインターネット社会の状況は日々変化していると再認識し、今後も,各学校で効果的な情報モラル教育に取り組んでいけるように,インターネット社会の実態等について情報交換と共有を行う機会を設けていきたいと思います。

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【小牧・一色小】チェーンメールとは何かを学びました

 10月28日に、5年生を対象とした、チェーンメールとはどういうものかと、それを受け取ったときの対応を指導する授業を行いました。
 まず、児童の携帯電話の所有率を確認したところ、クラスの3分の1が「自分用の携帯電話を持っている」と回答しました。そのうちの半数以上は家族や友達との連絡のために日常的にメール機能を利用していました。その中で既にチェーンメールを受け取ったことのある児童もいました。
 授業では、広島県教科用図書販売会社製作「事例で学ぶNetモラル」を活用しました。「5人に転送しないと不幸になる。最新のシステムによって、メールを止めたら分かる」との不幸のメールを受け取った少女が慌ててメールを転送しようとしたら友人に止められる、というアニメーションを見た後、児童に「もしあなたがこのようなメールを受け取ったらどうしますか」と質問しました。近くの児童と相談させた後に尋ねると、全員の児童が「転送しない」と答えました。「送られた方が迷惑する」「メールを送らなかっただけで不幸になるなんてあり得ない」という理由が出ました。その後、チェーンメールとは単なるいたずらであるということを指導し、アンケートを装ったり人の善意を利用したりするチェーンメールがあることを紹介しました。
 授業のまとめとして自分が中学生時代にチェーンメールを友達に送ってしまった時の事を話し、いたずらだと分かっていても不安になって送ってしまいそうになるが、所詮は意味のないいたずらである、という話をしました。
 メディアの宣伝効果のためか、子どもたちはこちらの予想以上に携帯電話に興味を持っており、一刻も早く自分専用の携帯電話を持ちたいと言う児童もいます。ゲームやメール、カメラ機能は子どもにとって魅力的なのでしょうが、携帯電話は利用者同士のトラブルを招きかねない道具であるということを、継続して指導していきたいと思います。

【小牧・一色小】資料
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【豊明・中央小】よくないページがでてきたら

 事前に「家でパソコンを使いますか」と質問したところ35名中28人の児童が「使う」「たまに使う」と回答しました。「親と一緒にやる」「親が近くにいる」という児童が大半でしたが、「一人で使う」という児童も数名見られました。そこで、ジャストスマイル4の情報モラル実践教材「よくないページがでてきたら」という情報モラルについての学習を行いました。
 この教材では、ウイルスの感染や駆除を疑似体験することができます。児童たちは、送られてきたメールの本文のリンクをクリックして、疑似ウイルスが実行されるとどうなるかを体験しました。
 次に、ウイルスに感染するとどんな危険があるのかを事例をあげながら説明しました。そして、スライドを使って、変なページが出てきたときの対処方法について考えさせました。いろいろな意見がでましたが、「よくわからないボタンは押さない」「変なページが出てきたら『そのページからもどるか閉じる』『先生や家の人に相談する』」ということを確認することができました。
 振り返りのアンケートには、ほとんどの児童が「変な画面がでてきてもクリックしない」「変なページは開かない」と記述しており、パソコンを使うときに気を付けなければいけないことについて知ることができ、また対処方法を学ぶことができました。
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【新城・新城中】携帯電話の使い方

 チェーンメールについて学んだときに、「パケットって何?」という質問がありました。そこで、今回は「パケット」について学習しました。携帯電話で写真を送ったときや、着信メロディをダウンロードした時に、パケット量がどれぐらいで、料金がどれぐらいになるのかをみんなで計算しました。
 文字だけのメールで約1円かかるのに、絵文字や写真を入れたらもっとメール代がかかることがわかりました。「パケット料金定額を契約すればよいのではないか」という話も上がりました。しかし、その契約をすれば、年間で約5万円。さらに基本料金や通話料、携帯端末料金がかかることを話すと「携帯電話を上手に使わなければならない」ということに気づくことができました。

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【愛西・佐屋中】サイバー犯罪対策講演会

 近年、携帯電話、コンピュータ、インターネットなど情報ツールの進歩はめざましく、現代社会はまさしく情報が氾濫していると言えます。また、それらの情報は有益なものばかりではなく、無益、有害なものも増えてきており、それらが引き起こす混乱や事件も後を絶たず、むしろ増加の一途をたどっています。特にダイレクトメールや迷惑メールに代表されるように情報を入手する意志をもたなくても、様々な情報が身の回りに置かれているような状態です。
 そのような状況を受けて、本校では毎年、愛知県警サイバー犯罪対策班から講師を招いて講演を行っています。今年度の講演会では、出会い系サイトの危険性や架空請求への対応の仕方など、中学生にとっても、実際に身近になっている事例を挙げて、映像も交えながら説明をしていただきました。
 出会い系など、ネットで出会った人とは絶対に会わないこと、架空請求はなるべく無視すること、ネット上での他人に対するひぼう中傷は、警察が調べれば誰が書き込んだのかすぐにわかること、ネットゲームなどで使用する自分のパスワードなどは人に教えないことなど、具体的な対応策を知ることができました。

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【岡崎・本宿小】チェーンメールへの対処法

 広島教販の「Netモラル」教材を使って、チェーンメールへの対処法を学習した。教材では、主人公に「不幸のメール」が届き、どうしようか迷う話になっている。本学級では、まだ携帯電話を所有するものは少ないが、将来のことを考えて、その時どうするかについて話し合った。「不幸になりたくない」でも「友達に迷惑をかけるから送らない」と主人公の気持ちを真剣に考えることができた。
 また、不幸のメールだけでなく、請求を語ったメール、人命救助をほのめかすメールなど様々な場面でどのようにするか考えるクイズも行った。
 その結果、「電子メールはいいものだけど、使い方を謝るといやな思いになるから気を付けたい」「殺します、代金を請求します、などと書いてあってもこわがらないようにする」などの感想を持つことができた。
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【日進・相野山小】著作権について考えよう

 本校では、日進市コンピュータ教育研究委員会が作成した「日進市情報モラル教育 教育課程」の内容に基づいて、各学年共に「i―モラル」について学習することになっている。
 6年生では、「著作権について考えよう」、「占いサイトの落とし穴」、「ブログ、ネット荒らしについて」、「ネット社会の闇を知ろう」というタイトルで、計4時間「i―モラル」について学習することになっており、今回は11月上旬に実施した「著作権について考えよう」の実践について紹介したいと思う。
 まず、情報モラルNaviのコンテンツ「お気に入りのバンドを応えんしたい!」、「見て!見て!しらべたの」や(社)著作権情報センターの「コピーライトワールド」を視聴し、「音楽CDの曲や詩、DVDの映像など誰の作品にも著作権があり、許可なくコピーしてはいけないこと。」、「インターネットなどで調べたことを授業の目的で使用するときにも、必要な範囲で利用し、出典先(本の題名・著作者の氏名・出版社名・HPアドレスなど)をわかるようにしておくことが必要であること。」を学習した。
 その後、各自がコンピュータで検索をしたインターネットサイトや筆箱・ノートなど身の回りの物からコピーライト”Cに○”のマークを見つける活動を行い、ほとんどの児童が、身の回りのいろいろなものに著作権があることに気付いたようである。また、その活動の中で”Rに○”のついたマークを見つけた児童がたくさんいたので、商標についても少し話をした。
 実際に音楽CDをコピーした経験のある児童がたくさんいたこともあり、最後の質疑応答ではいろいろなケースについての質問が出て、活発に意見交換ができる授業となった。

【日進・相野山小】資料

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