携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【江南・布袋小】IDとパスワードに潜む危険

 現代社会において、パソコンだけでなく、携帯電話やゲーム機、タブレット端末などインターネットにアクセスできる端末は幅広く存在する。児童の身近なところには、いつでもインターネットを利用できる設備が整いつつある。実際に、インターネットの利用状況について児童にアンケートをとってみると、「インターネットを使ったことはありますか?」の問いに92.8%が「はい」と答えている。また、「インターネットは、どれくらいの割合で使っていますか?」の問いには「ほぼ毎日」が20%、「週に1、2回」が32%を占めており、全体としては、半数以上が常用している現状である。そこで、ゲーム開発を担当している方を講師の先生としてお招きして、「インターネットの危険性を再認識する」ために本時の授業を実施した。  
 授業の前半では、インターネットやオンラインゲームの基本や特徴を学習し、後半でインターネット利用に必要となってくるIDとパスワードについて理解を進める内容であった。特にIDとパスワードを含む個人情報が流出してしまった場合は、自分だけでなく家族や友達にも迷惑がかかってしまうことを学んだ。さらに、実際にパスワードを作る作業して、簡単に見破られるパスワードについても学んだ。授業を受けた児童は「いつも楽しくやっていても、裏ではすごく怖いサギが行われているかもしれないことを知りました。これからはパスワードやIDは大切に保管していきたいです。」と感想に述べている。情報化社会の危険性知った上で、正しい知識をもって活用できる力を今後も身に付けさせたい。

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【あま・美和中】だれが書いたか分からない 〜道徳の授業を通して〜

 7月11日(月)に、技術科の教師が2年生の自分のクラスの道徳の授業を利用して、ネチケットに関する授業実践を行った。技術科の授業では、パソコンやインターネットのリテラシーについての授業を行っている。技術科での授業を受けて、道徳では掲示板を利用したいじめを題材に授業を行った。掲示板・ブログ等を利用したネットいじめは、生徒にとって身近な問題である。似た経験をした生徒も何人かおり、和気あいあいとした中にも真剣な表情が見られた。
 今回の授業で強調したことは、ネットいじめは重大な人権侵害であるという点である。軽い気持ちの遊びの延長からスタートしたものであっても、差別的な表現やいわれのない悪口を不特定多数に広めたり、プライバシーを広くネット上にさらしたりすることがいかに重大な問題であるのか考えさせた。授業後の感想では、技術科の授業で習ったネットを利用する際のルールが、自分たちの日常と密接な関係があることを再認識できたと、高い満足度をえることができた。
 今後の予定としては、2学期には技術科の授業で肖像権や著作権に関するルールについて授業を行い、道徳の授業で生徒の身近な問題として考えさせる場を設けたい。
 また、今回の実践を通して、ネット利用のルールから外れることが人権侵害をしていると感じる人権感覚を磨くことも必要であると感じた。 
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【岡崎・六ツ美北中】安全教室「近年のサイバー犯罪の傾向と対策」

 本校では、1学期末に安全教室を行いました。内容は 「近年のサイバー犯罪の傾向と対策」 についてです。 愛知県岡崎警察署の方に講師をお願いし、その危険性と対応の仕方について講演をしていただきました。ビデオを視聴し、講師の方の話を聴きましたが、内容としては「ネットゲーム」でメールだけのやり取りで被害を受けた例や、「学校裏サイト」に書込みをしたことから、友人を傷つけ、不登校に追い込んでしまった例を具体的にあげながら、自分の気づかぬところから、被害者にも加害者にもなってしまうサイバー犯罪のこわさを実感することができました。生徒は、気軽に携帯電話やインターネットを使用していますが、今回の安全教室を通して、多くの生徒が近年のネット社会での、危機意識や、モラル意識をもったのではないかと考えます。今後もサイバー犯罪に限らず、公共のマナーを考えられる生徒を育てることが課題です。」

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【岡崎・宮崎小】著作権とネット情報の活用

 5年生7名(男子1名、女子6名)で、著作権とネット情報の活用について学習した。5月、PCの使い方も含め岡崎教育ネットワーク総合リンクに掲載されている『事例で学ぶNetモラル』の教材を使って情報モラル教育を行った。その中で、子どもたちはみどり委員会が発行している『愛鳥新聞』の写真のことを話題に取り上げた。写真は様々なホームページのものを使うことが多いが、URLが記載してあることに気づいており、そのことから著作権について話し合うことができた。子どもたちの意見の中には「望遠レンズなんかを使って一生懸命撮影したものだから、撮影した人が嫌な思いをすることのないようにしている。」(児童A)「自分が描いた絵が勝手に紹介されていたら嫌だし、そういうことがないようにするのが大切だと思う。」(児童B)というように、著作権の概念を学習することができた。
 また、ネット上の情報の活用については、「新聞なんかも、各新聞で書き方が違うし、自分でいろいろな情報を集めて確かめないといけないと思う。」(児童C)のように、様々な情報を集め、総合して考えることが大切であることを理解できた。今後の授業の中でも、今回学習したことを生かし、情報を上手に活用した調べ学習などを進めたい。

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【津島・北小】インターネット利用安全・安心講座(5・6年生)

 本校では、情報モラルの学習として、5・6年生を対象にインターネット利用安全・安心講座を開きました。愛知県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策室の方を講師にお迎えし、インターネットを安全に利用する方法を学びました。
5・6年生の児童で、パソコンや携帯電話を使ってインターネットを利用している児童は多く、自分のブログやプロフをもっている児童もいました。インターネットを安全に利用するには、掲示板やブログなどに人を傷つけるような書き込みをしない、知らない人に自分の情報を教えない、インターネットの中でいやがらせを受けたり、困ったことが起きた時は親や身近な大人に相談するなど、いくつかの約束があることを知ることができました。子どもたちがより安全に、よりよいコミュニケーションのためにインターネットを利用できるように、今後も情報モラルの指導を進めていきたいと思います。
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【豊田・美山小】 『悟の失敗』の実践から 6学年道徳

 この授業を行うにあたり、学級の子供たちに携帯電話についてのアンケートを行った。その結果、現在持っている子は少なかったものの、「持ちたい」と思っている子が非常に多かった。そこで、これから携帯を持ち始めるであろう子供たちの陥りやすいトラブルを題材とした『悟の失敗』を教材として、携帯の使い方に関する授業を行った。
 まず始めに、子供たちにスタディーノートのメール機能を使い、いくつかのルールを基本にして自由に電子メールのやりとりを行わせた。1時間ほどメールのやり取りを行った段階で、「便利だけど、相手が何を考えているのかわからないからちょっと怖い。」という感想をもった子が数人いた。
 その後、教材『悟の失敗』を読んで、相手の気持ちを十分に考えて送らないと、友人関係をこわす原因になりかねないメールの落とし穴について学んだ。子供たちは、「メールだと、普段しゃべっているように書くと相手に自分の考えが伝わらない。怖いから、携帯はまだ持たなくていいなと思った。」「自分もこの悟のように普段メールを送ってしまっていた、気をつけようと思う。」など様々な感想を持った。
 携帯電話に関しては、友人との関係以外にも、子供たちが様々なトラブルに巻き込まれる危険性がある。子供たちに様々な問題点について知らせ、意識させていくことが必要だと感じた。
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【豊田・稲武中】 「携帯電話の光と闇を学ぶ」

1 情報モラルに関する本校の現状
 本校は、岐阜県、長野県に接する山間にあり、全校生徒はわずか55人しかいない。地区によっては、携帯電話の電波が届かない場所もあり、情報に関する環境や状況としては、進んでいるとは言えない。
 7月に全校生徒に対してアンケートを実施した。「携帯電話をよく使いますか」という問いに対して、「はい」と答えたのは、全体の42%だった。また、「自分専用の携帯電話を持っていますか」という問いに対しては、22%が所持しているという結果がでた。1年生から3年生にかけて、徐々に所持率が高くなっていくが、この結果は、近隣の中学校と比べて、非常に特殊なものだと言える。
 しかしながら、高校生になると、他地区に出て行く生徒がいたり、他地区の生徒との交流が増えたりする生徒が多い。そのため、3年生が卒業直前に携帯電話を買ってもらうケースも多い。そこで本校では、3年生を対象に、実際に携帯電話を使う前に知っておくとよいルールやマナーについて、学ぶ授業を設けている。携帯電話の便利な点を知るとともに、携帯電話を利用した犯罪等の紹介もしながら、光と闇について知り、情報モラルに対する意識を高める実践を行ってきた。

2 目的
・携帯電話を安全・安心に利用するためのルールとマナーを知る。
・受発信する情報の取り扱いについて、事件の事例を通じて学ぶ。 

3 授業実践
・対象学年   中学3年生
・情報モラルの分類 「情報セキュリティ」
・教材名  「事例で学ぶNetモラル」
・授業内容 
(1)ビデオ視聴
(2)ケータイで変わる生活と広がるトラブルやネット犯罪について
(3)感想交流

4 成果
 はじめに、プロフを通して知り会った学生と思いこんでいた人が実は大人であったり、有害な情報に携帯電話からアクセスし、犯罪に巻き込まれたりする事例などの映像を視聴した。生徒の感想にあった「簡単に自分の情報を漏らさないようにしたいし、簡単にだまされないように気をつけたい」という言葉から、犯罪に巻き込まれないように情報モラルを守るという意識が高まったことが読み取れる。また、多くの情報を適切に判断していこうという意識が高まってきたことが分かる。この授業が、生徒たちの「情報モラルに対する意識」を変えるきっかけになればと思う。

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【豊田・下山中】 「学校NO携帯」宣言の周知と協力

 4月のPTA総会において,とよたの「学校NO携帯」宣言を確認し,保護者に協力を依頼した。翌5月には,ドコモサービス東海 ケータイ安全教室事務局あんしんインストラクターを講師に招いて携帯安全教室を実施した。ドコモの社員よる講演だけに,生徒や保護者により現実味をもって受けとめられた。
 携帯安全教室をきっかけにして,技術科や特別活動,道徳において情報モラルを高めるための学習を推進するとともに,学年懇談会や入学説明会などの様々な機会を通して家庭との連携を図っていきたい。
 この講演を聴いた生徒の感想は次のようであった。
 「今日はとても勉強になりました。危険なサイトは出会い系だけだと思っていましたが,それ以外にもあることを初めて知りました。僕はよくサッカー関連のサイトを開くことがあるので,安全だと思うようなサイトでも気をつけて利用したいです。メールの使用もほどほどにして,日常生活に影響を出さないようにしたいです。」(3年男子)
 「私はケータイを持っていませんが,ビデオを見てすごく怖い気持ちになりました。将来,自分のケータイを持ち,ゲームをしたり音楽をダウンロードしたりするうちに,変なサイトに入ってしまわないか心配になりました。アクセスを制限する機能をつければいいと思いますが,その前に自分で制限することも大切かなぁと思いました。」(3年女子)

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【豊田・築羽小】6年生「著作権について学ぼう」(1/1)

 著作権という言葉は、すべての児童が知っていた。しかし、著作権についての詳細は、あまりよくわかっていなかった。そこで、「著作権資料館おじゃる丸」を用いて、著作権について学んだ。また、ディズニーネチケットのサイトを利用して、著作権や個人情報について、○×クイズ方式で学んでいく活動を行った。
 2つの教材とも児童のよく知っているキャラクターのため、著作権について難しく感じることなく取り組めた。また、ゲーム形式のため、どの児童も喜んで取り組むことができた。クイズを解く中で、著作権に関わっていないと思っていたことも意外に関係していることを知った児童は、とても驚いていた。
 その後、情報教育指導員から、インターネットの文章や絵・動画などを使用する場合には、作った人の同意を得てから使うこと、使用した著作物を転写したり、転売した場合には子どもであっても法律違反で逮捕される場合があるので気をつけること、また、使っても良いフリーイラストの検索の仕方なども教えていただいた。
 今後も情報モラルについて学ぶ場面を増やすことで、一人ひとりの情報モラルに対する意識を高めていきたい。

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【豊田・萩野小】 「情報モラルの取組」

 本校では、総合や道徳の時間をつかって、情報モラルに関する指導を継続的に行っている。その中でも、本校の特徴として情報モラル推進週間がある。この情報モラル推進週間は、携帯電話やインターネットがもつ負の部分に対応できる情報モラル教育を学校全体で取り組む期間である。この期間については、情報モラルに関する教材を豊田市教育センターから借りてくることで、どの学年においても1〜3時間程度の授業を集中的に実施することができる。
 今年度も、全ての学年で情報モラルの授業が行った。授業では電子黒板や教材のDVDを使いながら、著作権や肖像権、文字だけで思いを伝えることの難しさについての学習を行った。
 著作権の学習をした6年生の子ども達からは、次のような感想があった。
「今日の授業を受けて、他の人がつくったものを使うときには、きちんと許可をもらってから使おうと思いました。」
「人の考えたマークでも、借りるときには勝手に使ってはいけないことが分かりました。」
 これからも子どもの実態に応じた情報モラル教育を行っていく予定である。さらに保護者にも情報モラルについて考えていただく機会をつくっていきたいと考えている。


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【豊田・石畳小】「携帯電話〜正しく安全に使おう〜」(6年生)

 6年生とその保護者を対象に、携帯電話のマナーや安全に使う方法などを学ぶ機会を設けた。NTTドコモの講師を招き、出前授業という形で学習した。子どもたちに分かりやすいように、映像を見せてくださったり、実際に役割演技をしたりして体験的に学ぶことができた。子どもたちも役割演技に加わって一緒に考えることができ、学習内容をしっかりと捉えることができた。
 また、写真の取扱いについても話があり、何でも勝手に撮ってはいけないことや、プロフやブログなどに安易に掲載したために危険な目にあってしまった事例なども話していただき、子どもたちは真剣に話を聞いていた。
 授業後、子どもたちは、「携帯は便利で楽しいものだと思っていたけど、危険なこともあるんだということが分かった。」「携帯は怖い。」「携帯を持ったら、危ない目に合わないように、気をつけて使いたい。」という感想をもった。参加した保護者も、「安易に持たせないようにしないといけない。」「ルール作りが大切ですね。」「知らないことがいくつかあって、助かりました。」といった感想を話していた。
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【豊田・寺部小】 「メールを交換しよう」(1年)

 情報モラルは、できるだけ早いうちから身に付けておくほうがよいと考えた。そこで、1年生からできるものはないかと考え、実践してみた。1年生の7月の国語に「えにっきをかこう(4時間)」の単元がある。そこで、コンピュータで絵日記をかくことにした。
 1時間目:スタディノートを使って、絵日記の絵を描いた。
 2、3時間目:前時に描いた絵に、文章を付ける。キーボードの使用は無理なので、画面の下に出てくる五十音表から選ぶ方法で入力していった。
 4時間目:完成した絵日記を友達とメール交換して見せ合う。
 スタディノートで絵を描くのは、以前にも数時間行ったことがあり、子どもたちは集中して行っていた。文字の入力は、初めての経験だったので、手間取った子もいたが、子供同士教えあう中で何とか絵日記を完成することができた。
 メールの交換では、メールの送り方を教えるとともに、「自分がもらっていやだと思うメールを送らないこと」「もらったメールには、なるべく返事を書くこと」という約束をした。今回は、絵日記をメールで送るだけで、相手を傷つけるようなメールは存在しなかった。また、メールを送ることが楽しく、返事を書いて送ることまではやれなかった。しかし、教師にメールをおくった子には、返事を返すようにして、返事が来るとうれしいという体験をするようにした。
 今後、さらに返事を書く方法を教えたいと思っている。また、メールの中に意図的に困ったメールを入れることで、メール交換は楽しいが、困ったこともあるということを経験させ、困ったときの対処法も教えるようにしていきたい。
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【岡崎・美合小】職員を対象にした研修

 8月2日(火)に職員を対象に機器利用および情報モラル教育についての研修を行いました。子どもたちにモラル指導をするには、指導者がコンピュータをきちんと操作・活用できることが必要であると考えました。そこで夏休み中に行うパソコン講習会にモラル指導の内容を盛り込み研修を行いました。依頼した講師に来ていただき、実際に機器操作を行いながら、教師役、子ども役をやりながら模擬授業風に行いました。
 今まで分からなかったことが分かったり、学校に導入されているソフト、授業で活用できるホームページもたくさんあることを確認しました。
 2学期以降全職員が、自分の担当するクラスや学年に指導できると自信がつきました。今後も計画的に情報モラル指導をしていくこと、同時に職員への啓蒙や互いに情報交換しながら進めていく必要性を痛感しました。

情報モラル教育支援ソフト『事例で学ぶNetモラル』
広島県教科用図書販売株式会社
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豊川市立桜町小学校 「i フィルター」と「チェーンメール」

 本校の4年生は、インターネットの便利さと危険性、チェーンメールについて考えた。
 インターネットは様々な情報を得たり、考えを発表したり、ショッピング的な使い方もできたりする、大変便利なものである。しかし、大きな危険性ももっていることを、学校のインターネットにフィルタリング機能があることをもとに考えた。ショッピングや暴力・「ネットいじめ」・裏掲示板、ワンクリック詐欺サイトも存在している。危険性のあるサイトに接続しないことの大切さを確認した。
 チェーンメールについては、道徳の授業で考えた。道徳で扱った資料は、「友達から、手術を間近に控えた子が作ったとされる十数編の詩が添付されたメールが送られてきた。そして、メールには、はげますためにも、そのメールをできるだけ多くの人に送ってもらいたいとあった。その詩を読んで、主人公は感動し、多くの人にその詩を読んでもらいたいと思った。しかしそのようなメールを転送することは、ネットワークのエチケット(ネチケット)に反するという父の言葉を思い出し、メールを送るべきかどうか悩む。」という内容である。子どもたちからは、「メールの内容が本当かうそかわからない。」「メールに十数編という大きな容量の詩のファイルが添付されたものを送るのはいけないと思う。」などの意見が出されてきた。
 この他、自分勝手な内容のメールやブログや掲示板への書き込みで、相手の心を傷つけるような例、他の人の悪口等のいじめにつながるチェーンメールの例を取り上げ、よくない使い方があることに気づかせ、どのような使い方をしなければならないか考えた。インターネットのメール機能は、上手に使えばとても役立つものであるが、使うときにはマナーを意識し、守ろうとすることが必要なことを理解した。

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【美浜町・河和中】 情報モラルに対する取組・学年だよりの活用

 本校では、毎年2月に行われる「入学説明会」において、保護者を対象に「家庭教育講演会」を行っています。昨年度・一昨年度は「近年のサイバー犯罪の傾向と対策」について、愛知県警サイバー犯罪対策室の方に講師をお願いし、その危険性と対応の仕方について講演をしていただきました。
 また、生徒向けには毎年2年生を対象として、「情報モラル教室」を行っています。5月13日(金)に実施した今年度の情報モラル教室においては、生徒より「いつでも犯罪と隣り合わせだということを知っておかないといけない」などの感想が得られ、情報を活用する際の心構えをしっかりしていこうという気持ちを高めることができました。
 情報モラル意識の徹底のためには、保護者への啓発が最も大切であるという観点から、本年度より、各学年が毎月出している学年だよりに、全学年統一して情報モラルに関するトピックを掲載する取り組みを行っています。6月以降に4回の掲載を行ってきました。全学年が掲載することで、学校中すべての保護者へ、その時々の最新の情報モラルへの取り組みが啓発できます。それとともに、全学年が統一して取り組んでいることから、学校が真剣になってこのことに意識を払っているということがお伝えできると考えています。

<掲載記事>
(6月号)
 東日本大震災後から、さまざまなチェーンメールが流されているという記事が、4月7日付けの中日新聞にありました。通信ネットワークの負荷の増大を招くなどの理由から、チェーンメールは内容問わず転送すべきではありません。それがチェーンメールであるか判断がつかない場合は、迷惑メール相談センターのウェブページで確認できます。
http://www.dekyo.or.jp/soudan/
(7月号)
 不特定多数に向けて一括送信される電子メールをスパムといいます。受信側の承諾なしに、広告や勧誘といった営利目的や無意味な情報を配信しているものがほとんどで、架空請求詐欺につながるなど危険なものもありますので、このようなメールは絶対に開かないようにして下さい。
(夏休み号)
 掲示板(BBS)はネットワーク環境で、記事を閲覧・書き込みできるようにした仕組みです。情報交換や会話・議論を行うことができるなど便利な半面、誹謗中傷が殺到したり(炎上)、意図せずに個人情報を掲載されたりするなど大きなマイナス面もありますので、書き込みをする際には社会上の責任を負うことを十分理解して利用することが必須です。
(9月号)
 Twitter(ツイッター)などのミニブログは、投稿が比較的短い文章であるため、更新が容易で即時性も高く、気軽に利用される一方、気軽さゆえのマナー違反や危険性に対する意識が低くなる傾向があるようです。どんな場合であってもインターネット上にデータを載せる(書き込みをする)時には慎重さが絶対に必要となることを理解して利用することが大切です。

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県教委