携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【豊橋・福岡小】「ゲームに熱中すると」についての話し合い

 1年生がネットモラル教材「安全と健康への配慮・ゲームに熱中すると」のビデオを視聴し、ビデオの感想をもとに話し合いをしました。1年生の多くの子がインターネットやゲームが好きで、ビデオ視聴後の話し合いでも活発に意見がでました。
 ビデオでは、アニメのお話を通して、ゲームに熱中しすぎると頭がぼんやりとする、学校で眠くなる、目が悪くなる、食欲がなくなるなど、生活全体が乱れてしまうことを学びました。
 ビデオ後は、「自分はゲームをやりすぎてしまう。」「自分はゲームをやり過ぎないように我慢する。」に分かれ話し合いをしました。子どもたちからは「家族がやっているとついついやりすぎてしまう。」「クリアしたいからやりすぎてしまう。」「買ったときに約束したから我慢する。」「目が悪くなるから我慢する」などと感想があがり、身近な問題を現実としてとらえることができたようでした。
 ネットモラル教材「安全と健康への配慮・ゲームに熱中すると」は有意義であり、ゲームには危険が潜んでいることを知るとともに、「ゲームやネットに夢中になりすぎると生活が乱れる。」という情報モラルに関わることも多く学ぶことができたようです。

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【豊田・井郷中】「ネットいじめ」

【サイト・ソフト名】「ネット社会の歩き方」
【教材名】携帯電話(ネットいじめは人権侵害)
【情報モラルの分類】安全への知恵
【対象学年】中学校1年
【授業の様子】
 「情報モラル」授業を行う際に、資料になるサイト集から、コンピュータ教育開発センターの「ネット社会の歩き方」の学習ユニット「携帯電話…ネットいじめは人権侵害(No10)」を活用した。このサイトは、解説付きの授業用学習ユニットの目次があり、取り上げる事例内容を選択することができるので便利である。
 本時は、よくある学校生活の日常の会話場面からアニメーションが始まり、わかりやすく事例が展開されるので、生徒は集中して学習に取り組むことができた。対応に困った主人公の行動を、生徒に考えさせながら問題点について話し合わせる学習の進め方も参考になった。さらに、予測される主人公の行動を生徒が選択し、アニメーションの続きを見ることができれば、より効果的であると感じた。全体で話し合った後に、閲覧できる事例のユニットが多いことも利点である。「情報モラル研修教材」のサイトには、実際に操作をしながら学習を進めることができる教材があり、気を付けなければいけないことを主体的に学ぶことできる。今後も指導計画に位置づけ、効果的に活用したい。

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【豊田・高嶺小】 「掲示板の使い方」

 本校では、6年生が「事例で学ぶNetモラル」を活用して、掲示板への書き込みについて学習した。
 まず、授業に入る前にクラスで聞いてみると、携帯電話を持っている子は、32人中2人と少なかった。しかし、パソコンを利用したり、インターネットに接続できるゲーム機を使用したりする子は、クラスの大半を占めていた。そこで、パソコンやインターネットを使うときに、気を付けていることを聞いてみたが「あまり意識していない」という意見が多かった。中には、「会わなくても、友だちとやりとりできるし、おもしろいからいいんじゃない?」という子までいた。
 Netモラルの教材の中の掲示板に他人の名前を使ってうその情報が流され、問題になった場面を見て、さまざまな意見がでた。「普通、そんなことしないよね」と、あまり問題視しない子もいた。しかし、多くの子は「自分の名前が使われたら悲しい」「このうそは、誰にでも書けちゃうからこわい」「掲示板は、誰でも見ることができるから、書いたことには責任を持たなきゃだめだと思う」「書いてある情報を全部信じてはいけない」など、掲示板の使用方法について、改めて自分たちなりに考えることができた。   
 今後、子どもたちは、さまざまな情報に触れたり、自分が発信したりする立場になっていく。また、中学校へ進学することで、環境も変わっていく。そんな中で、掲示板の使い方だけに限らず、携帯電話やインターネットも上手に活用していけるよう願っている。

【豊田・市木小】「携帯電話の使い方」

 市木小学校で実施した携帯電話に関するアンケートでは、高学年の児童の約2割が自分専用の携帯電話を所持、約3割は保護者から借りて使用することがあるという結果であった。
 そこで、高学年の児童を対象に、携帯電話会社の方や豊田警察署生活安全課の方をお招きし、携帯電話の正しい使い方や携帯電話に関する問題点について、具体的なお話をしていただいた。実際に起きた事件の事例を聞くことにより、児童の身近にも危険が迫っていること感じ取ることができた。
 参加された保護者の方からは、「携帯電話の使い方について、きちんと親子でルールを決めて使用したい」などの感想があった。
 また、低学年は携帯電話などを使う機会が少ないので、コンピュータの正しい使い方をはじめ、学校や家庭で決められた約束を守ること、うそをつかないこと、自分や友達が作った作品を大切にすることなど、低学年から情報モラルの素地を養っていくことが必要であると考える。そこで2年生の授業では、情報教育指導員と連携し、LAN機能のある掲示板の正しい使い方について学習した。
 掲示板に載せる絵は、多くの人が見ることを考えて描くことや、掲示板を見る時のルールについて、情報教育指導員から指導をいただいた。児童たちは冬休みにあったことについての絵を描き、掲示板に載せるための操作を行い、お互いの作品をマナーよく見ていた。

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【瀬戸・下品野小】安心ネットインストラクターによる講習会

 最近、子どもたちの生活の中でインターネット、ケータイが身近になり、それに付随する諸問題が本校でも発生してきています。また、情報機器の進化も著しく、機器の取扱い・用語等も難しく、教師にとっても理解できないことがありました。そこで、「安心ネットインストラクターによる講習会」をお願いし、少しでも現状を理解し、子どもたちの指導に役立てたいと考えました。
 12月8日、愛知県生涯学習推進センターを通して依頼をしたインストラクターの方に、子どもたちを取り巻くインターネットの現状を具体的にお聞きしました。利用の実態やその危険性、並びに予防策などを学ぶことができました。今後、各学年に応じた情報モラル教育の実践につなげていきたいと考えています。

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【岡崎・岩津小】メール利用のモラル

 電子メールは、気軽にメッセージを届けることができる便利なコミュニケーションツールである。しかし、文字だけのメールでは自分の気持ちが正しく伝わらず、トラブルの原因になることもある。
 本校の4年3組では「事例で学ぶNetモラル」を使って、メール利用のモラルについて学習をした。子供たちは、映像クリップを視聴して、メールを送る相手に誤解を与えないために気を付けるべきことを考えることができた。
 本学級の大半の子が携帯やパソコンでメールを利用したことがあると答えている。学習後、子供たちからは「これからはメールを送る前に読み返して、気持ちが伝わるか確認しようと思った」、「絵文字を入れてもいいかも」という声が聞かれた。

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【新城・山吉田小】情報モラルについて考えよう

 6年生では、パソコンを使ってオンラインゲームをしたり、携帯でメールやブログを書いたりしている児童がいる。しかし、家庭で、インターネットによる対人・金銭トラブルについての危険性について話し合ったりしたことはないという。そこで、パソコンや携帯電話で思わぬトラブルや犯罪に巻き込まれないよう、情報モラルについて考える授業を行った。
 「これだけは知っておきたい!小中学生のためのインターネット安全教室」というソフトを使って、動画を見たり、クイズを解いたりしながら、「コンピューターウイルスに感染しないようにするためには」「ワンクリック詐欺」「出会い系サイト」「個人情報を守るためには」について学習した。
 子どもたちは、「いつもなんの注意もはらわずに遊んでいたので、危険そうなサイトやメールは開かないようにしたい」「個人情報を出すと危険だと知った」「自分の情報や友だちの情報が全世界の人に分かってしまうので、気をつけようと思った」と感想を述べた。
 今後も、安全に楽しくインターネットや携帯電話を活用していってほしいと思う。

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【瀬戸・幡山東小】eネットキャラバン安全教室を受講しました

 2月10日(金)、6年生が体育館で、eネットキャラバン安全教室を受講しました。希望された保護者の方も一緒に参加されました。
 初めに、インターネットの良い所・悪い所を確認しました。子どもたちは、どんな犯罪が実際に起こっているか、なぜトラブルになるか、使い方を間違えるとどうなるかなど、具体的なお話を聞きました。そこから、誘惑に負けない心を持つ、いじめを気にせず家の人などと相談する勇気を持つ、我慢する心を身につけていくことなどが大切なことを知りました。家族の中でのルール作りも重要なことが分かりました。身近な内容だけに、子どもたちも真剣にお話を聞き、しっかりとメモを取ることができました。
 受講後には、「中学生になったら携帯電話を買ってもらうかもしれない。そのときは、マナーを守って使いたい。」等の感想が聞かれ、インターネットを安全に使おうとする意識が高まりました。
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【岡崎・葵中】携帯電話の正しい使い方・危険性

 全校生徒と保護者を対象に1月23日(月)、NTTドコモケータイ安全教室を実施しました。ドラマを使った具体的な事例から、携帯電話の正しい使い方や、その危険性を学びました。
 生徒の感想文には「フィルタリングを必ずかける」、「自分に責任を持てるようになってから携帯は持ちたい」、「ずっと欲しいと思っていたけど、今の自分には必要ないと分かった」などの記述が見られ、携帯電話をすでに持っている生徒にはもちろん、持っていない生徒に対しても携帯電話に対する知識を深めることができました。
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【安城・錦町小】「住所や電話番号を教えるのは慎重に」

 個人情報の重要性に気付き、個人情報を守るための具体的な方策を考えるために、「ネット社会の歩き方」の「住所や電話番号を教えるのは慎重に」を使って授業を行った。
 まず、「個人情報とは何か」ということについて話し合った。「自分の家の住所とか電話番号とか家族構成」「人には知られたくない自分の情報」などの意見が出された。次に、プレゼントがほしくてネット上で名前や住所、電話番号を入力したツバサ君が、知らない人から電話やメールがきて困っている様子をプロジェクターで投影した。そして、なぜこんなことになってしまったかを話し合った。子どもたちからは、「本当にもらえるか分からないのに、個人情報を教えたらだめだよ。」「自分だけで判断しないで、家族に相談しなくちゃ。」などの意見が出た。
 その後の振り返りでは、「家族に相談して決める。」「個人情報の使い方が書かれていないものに関しては、個人情報を記入しない。」などの感想が出された。

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【みよし・緑丘小】みんなで学ぼう、携帯電話やインターネットの安全な使い方

 みよし市立緑丘小学校では、自由時間の多くなる夏休み前に5、6年生を対象に市の情報教育支援の先生を講師に招いて、携帯電話やインターネットの安全な利用方法を学んだ。
 事前のアンケートでは、多くの子どもたちが日常生活の様々な場所で利用していることが把握できたが、使用上大切なルールをあまり意識していないことも確認ができた。講師の先生と相談し、携帯電話やインターネットを利用することで起こる可能性のあるトラブルについてビデオを視聴して学んだ。授業後には、「こんなことが起こるんだ」「気をつけて使いたいな」といった感想が聞かれ、一定の効果があったように感じた。
 冬休みを前にして、SNSを利用した子ども間のトラブルが存在することが確認された。生徒指導上、教員間でも話題に挙がった。「芸能人もしているし、ネット上で会えるからうれしい。」「ブログもできるから面白い。」といった安易な感覚で参加しているように思えた。再度、講師を招き、5・6年生を対象に様々なSNSの良い点と危険な点の両方を包み隠さず子どもたちに教えた。子どもたちにも安全な使い方を考えさせた。
 今現在、学習のかいあって、大きなトラブルには発展しておらず、教師全員が今後も経過を継続して見ていく必要性を感じることができた。今後の課題として、以下の3点がある。1つ目は、上学年に限らず下学年からネチケットなどを続けて学んでいくこと。2つ目は、家庭との連携をさらに密にして携帯電話やインターネットの利用について子どもと話し合ってもらうこと。そして最後に、今回のように情報教育支援のアドバイザーと協力することである。
 今後も子どもたち、教師、そして家庭と地域のみんなが連携して取り組んでいきたい。

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【弥富・大藤小】「個人情報を書き込むときは気を付けて」

 1月24日(火)、5年生児童22名を対象に「個人情報を書き込むときは気を付けて」を実施しました。大藤小学校では、5年生の情報モラル教育として「ネット社会の歩き方」というウェブサイトを使い、インターネットを使うときの注意点について学習します。
 まず、「住所や電話番号を教えるのは慎重に」というユニットで、インターネット上で気軽に個人情報を書き込んだことにより、迷惑メールや電話が来るようになった事例を見ました。次に、「個人情報は大切なデータ」というユニットで、友達の情報を知らない人に教えたために、友達にいたずら電話がかかってくる事例を見ました。
 子どもたちからは、
「そのようなページが出てきても子どもだけでは書き込まない。」
「気軽に個人情報を書き込んだために大変なことになることが分かった。」
「もし間違って書いてしまったら必ず大人に相談する。」
といった感想の声がありました。
 インターネットは便利なものであるが、使い方によっては危険な目にあったり、人に迷惑をかけたりする危険性もあることを、これからも折に触れ伝えていきたいと思います。
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【北名古屋・五条小】授業参観の時に携帯電話の使い方について学習しました

 6年2組では、1月の授業参観で「ケータイの使い方とマナーを考えよう」というテーマで授業を行いました。DVDを視聴した後、携帯電話の良い使い方と良くない使い方を考えました。携帯電話について興味や関心を持っている子どもが多く、真剣に考えることができました。図書館にいる時に自分の携帯電話が鳴ったらという設定でロールプレイを行いました。その中から公共の場ではマナーモードにしなければならないこと、その場で大きな声で話をせず、人に迷惑をかけない場所で電話することなどを確認することができました。
 参観している保護者の方もDVDの中で授業参観中携帯電話が鳴るシーンが出てきた時には、ご自分の携帯電話がマナーモードになっているか確認をしているなど、子どもたちといっしょに参加している様子が見られました。
 子どもたちの授業の感想には、「公共の場での決めれたルールを守ることの大切さを知った」とか、「人に迷惑をかけないよう使うことが大切だ」などの内容が多く見られました。

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【豊川・三蔵子小】インターネットを活用しよう「情報モラル ネチケット」指導

 小学校6年生を対象に、情報モラルの授業を行った。子どもたちは日常生活でパソコンや携帯電話などの情報ネットワークに触れる機会が増えてきているが、危険性に関してはあまり知識がなく、ブログの中で個人名を出してしまうケースも見られる。
 ネットワーク社会を生きる一員としての自覚をもたせ、ルールやマナーを身につけることを目的として授業を行った。子どもと保護者にネットに関するアンケートをとって現状に沿った授業を進め、授業後にもう一度家庭でインターネットの扱いについて話し合ってもらう機会をつくることにした。
 また、授業中には警察庁の「キッズパトロール」のサイトを自分で操作して、シミュレーションをすることで、理解を深めさせることにした。

<子どもの意見より>
・インターネットにはうその情報も書かれていることをはじめて知りました。これからはよく考えて使いたいと思います。
・事件に巻き込まれることもあるそうなので、個人情報には気をつけたいです。
・家族で時間や見てもいいサイトなどのルールを決めていなかったので、家に帰ってルールを相談して決めたいです。

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【蟹江・須西小】正しく使って安心インターネット

 本校ではパソコン、携帯電話の利用について、コンピュータルーム利用時などに継続的に指導しています。また、地域で発生した携帯電話を利用して生じた問題について全校集会の時間にも指導してきました。
 1月27日には、愛知県警察生活安全総務課から講師をお招きして、5、6年生が「守りたいインターネット6つの約束」についてお話を伺いました。お話の中で出てきた、「アメーバピグ」など、新しい言葉も知っていたり、すでにそれを利用している児童もいたりで、子どもたちがかなり携帯電話をはじめ、インターネットを利用していることに驚かされました。
 話の最後に、チェーンメールの具体例を挙げられました。実際に見たことのあるメールもあり、子どもたちは問題を身近に感じることができました。
 自分の携帯電話を持っていなくて、細かなところで分からなかった児童もいましたが、お話の中で出てきた内容のように、「ゲームをやっていたら入ってきた人に『へたくそ』など、変なことを書かれたことがある。」といった経験をしていた子もいました。
 便利な携帯電話やコンピュータですが、インターネットの危険性、正しい利用方法、ゲームの遊び方やマナーについてよい学習ができました。
 

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【みよし・黒笹小】『メール!携帯! 知らないってこわい…』

 高学年になると、携帯電話を持つ子どもが増える。また、中学進学を機会に携帯電話を買ってもらう予定の子どもも多い。メールやインターネットの安全で正しい使い方を指導する必要性が高まってきた。また、携帯電話を持たないうちから、気を付けることをよく理解したり、携帯電話を使うときの約束やルールを家庭で決めて、それを守るようにしたりすることが大切だと考え、日々の指導をしている。
 今年度は、6年生、5年生を対象に、携帯電話に潜む危険について具体的に学習することにした。子どもたちは、携帯電話の利用についてさまざまなリスクが伴うことを多少知っているが、具体的にどのような危険があるのかを知っている子どもは少ない。そこで、講義を聴くだけでなく、映像を見て考えたり、クイズ形式を取り入れ自分なりの答えを出したりして、子どもたち自身にルールを考えさせたりした。
 「携帯電話を使用してはいけない場所」、「正しい使用の仕方」があることを知り、間違っている映像を視聴した。電車の中では使用してはいけない理由を子どもたちは口々に迷惑だからと話し、周りの人に配慮して使用しなくてはならないという意識があった。メールの文章表現で誤解が生まれる心配があるという事例紹介では、うなずいて聞いていた。チェーンメールをやめようという動画を視聴しているときは、「すぐ消去だ」とつぶやいたり、「お母さんに相談する」とあちこちから声が上がったりした。その後、携帯電話を安全に使用するために、どんなルールを作ればよいのかを考え、話し合った。
 今回の授業を受けて、「携帯電話は、便利だけど、気をつけないといけないことがいろいろあることが分かりました。」、「注意しないと、人に迷惑をかけるということが分かったので、お父さんやお母さんと使うときのきまりを決めたい」などと感想を話していた。

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【みよし・北部小】親子で電子メール、インターネットの危険性について学習しました

 みよし市立北部小学校では、3年生の子どもたちが情報モラル教材を使いダウンロードの危険や、電子メール、インターネットの危険性について、親子一緒に学習を行いました。 
 また、コンピュータだけでなく、ゲームをする時間や家でのパソコンの使い方についてルールを決めることが大事であることも学びました。児童の感想では、「ゲームをする時間を考えたい。」「なにかあったら、お父さんやお母さんに教えたい。」「インターネットにつなぐことはあぶないこともある。」といった意見がありました。インターネットは、情報を瞬時に得ることができるたいへん便利なツールです。しかし、使い方を誤ると有害な情報に触れることになったり、思わぬ犯罪に巻き込まれたりすることさえあります。学校のコンピュータでは、このような危険を回避するために高度なフィルタリングがかけられていますが、家庭のパソコンでは不十分なものもあります。したがって、本校では、情報モラルに関する教育を計画的におこなっていきたいと考えています。

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【稲沢・清水小】これから携帯電話を持つあなたたちへ

 学校公開日(授業参観)に6年生で、携帯電話を利用する上での約束について授業を行った。事前アンケートでは、今持っているか、すぐに持ちたいと答える児童がほとんどだった。携帯電話を持つことで、接続する機会が増えるインターネットの危険性を、これからもいろいろな形で伝えていかなければならないと痛感した。     

1 懸賞サイトにみんなで応募して、卒業記念品を買おうと持ちかける。
 スズキ教育ソフト「あんしん・あんぜん情報モラルオンライン」を利用して、個人情報をだまし取るための偽の懸賞サイトを各パソコンに立ち上げておく。
 3分の2の児童がサイトを信じ、自分の名前や住所を打ち込んだ。「いけないんだよ。」という声も上がったが少数で、児童の現状に危機感を覚えた。

2 サイトが嘘であることを知らせ、最近は携帯電話でもパソコンと同様の使い方ができるため、たくさんの危険が身のまわりにあることを知らせる。
 サイトによっては、空き巣に入ることができてしまうような情報(家族の勤務先、帰宅時間など)まで要求するものもあることを紹介した。

3 上記ソフトを活用して、携帯電話を使う上での約束について確認する。
(1) あっという間の使いすぎに注意しよう
 月の請求額が10万円を超えた実際の事例について紹介した上で、定額制度を利用したとしても、携帯電話はお金がかかるものであることを理解させた。また、ページを開いただけでお金を要求するサイトもあるが、支払う義務がないことを知らせた。
(2) いやなメールは書かない、受け取らない
 メールでは悪口を書きやすいことや、実際に今はやっている迷惑メール、チェーンメールを紹介したことで、児童はいやなメールを実感できたようだった。
(3) うつすとき、肖像権に気をつけて
 社会科で学習した人権と関連させて、情報端末は容易に人権(肖像権)を侵害できるものであることを考えさせた。
(4) えらぼうね。使ってよいとき、よいところ
 基本的なマナーについて、児童の知っていることを出し合って、確認をした。
(5) おかしいな?と思ったらすぐ相談
 大人と相談することが一番大切なことであり、恥ずかしくてもすぐに相談することが解決の近道であることを知らせた。

【稲沢・清水小】資料
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【蒲郡・竹島小】「みんなが使うもの、大切にしなくっちゃ」

−コンピュータの使い方−   〜1年 学活〜
 
 1年生の子どもたちは、コンピュータを使うことが大好きで、週に1回程度のコンピュータを活用した学習をとても楽しみにしています。4月当初、コンピュータを触ったこともなかった子どもたちが、今では、マウスを上手に使って絵を描くことができるようになりました。また、最近では、インターネットを使って、校外学習(豊橋市動植物公園見学)の調べ学習もできるようになりました。インターネットを活用した学習では、担任が検索キーワードを入力し、指定したサイトを閲覧させています。
 しかし、コンピュータを上手に使うことができるようになった一方で、マウスやキーボードを粗末に扱う子が目立つようになってきました。コンピュータや周辺機器は精密機械であり、力を入れてクリックしたり、キーを押したりするとすぐに壊れてしまいます。実際に、昨年の夏に新しくなったコンピュータのマウスボールが取れてしまったことがありました。みんなの物を大切に使う意識が低下していると感じました。
 そこで本実践を通して、コンピュータを自分が楽しく使うだけでなく、学校のみんなが気持ちよく使うことができるよう、大切に使う態度を1年生のうちから育てたいと考えました。
 問題点に気づかせるために、これまでに楽しくコンピュータを使っている時のビデオを流したあとで、壊れてしまったマウスを見せ、どんな使い方をしたら壊れるのか考えさせました。そして、コンピュータをみんなが気持ちく使うために、どんなことを大切にしたらよいのか、みんなで意見を出し合いました。その後、2人で1台のコンピュータを使い絵を描き、大切に使えたか、相互評価しました。「マウスはごしごしこすらないようにしないとね」など、みんなの物を大切にしようとする態度が育ちました。

【蒲郡・竹島小】資料
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【高浜・港小】携帯電話の使い方について学習しました

 本校では1月に、NTTドコモから講師を迎え、6年生児童を対象に「ケータイ安全教室」を行いました。事前のアンケートでは、携帯電話を持っている児童の割合は3割程度でした。その使い道としては、家族との連絡、友達とのメール、友達との電話の順に多く、ゲームで使用している児童はいませんでした。しかし、中学校への進学を機に携帯電話を持つという児童が多くいます。そして、携帯電話の使い方も多様化することは想像できます。
 「ケータイ安全教室」では、携帯のルールやマナー、著作権、メール、個人情報や携帯の使い方などについて、スライドでを使って分かりやすくお話ししてくださいました。児童の感想には「携帯は、使い方を間違えるとこわいから正しく使いたい。」「友達にメールを送る時は、言葉に気をつけたいと思った。」「携帯を持つようになったら、気をつけたい。」など、すでに携帯電話を持っている児童も、持っていない児童も携帯電話の正しい使い方について理解を深めることができました。

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