携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【知立・知立小】道徳で携帯メールのマナーやルールについて考えました。

 知立小学校では、7月に6年生で携帯メールのやりとりに関する授業を行いました。
 授業では、携帯電話のメール交換が原因で友達関係がぎくしゃくしてしまったという最近の小学生によくみられる事例を題材としました。主人公は携帯電話で友達と頻繁にメールをしますが、母親の注意により家族で携帯電話のルールを決めることになります。相手の都合を考えずメールを送ってくる友達と、家族で決めたルールを守り、返信をしなかった主人公との関係は気まずくなっていきます。そして次の日、主人公から「昨日はごめんね・・・」というメールが届きます。
 授業では、この友達からのメールに対しどう返信するかを話し合い、よりよい友達関係をつくるには相手のことを考えた行動することの大切さを自覚していきました。また、携帯電話のマナーやルールを児童たちは学んでいきました。

【知立・知立小】資料
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【安城・安城西部小】  インターネット情報モラルサイトを活用して

1 内容と参考にした資料
 扱った情報モラルの内容は「掲示板への誹謗中傷」です。インターネットの掲示板 などに気軽に悪口を書き込むと、どれほど人を傷つけるかについて教えることをねらいとした。参考にした資料は、「ネット社会の歩き方」の中の『ネットで悪口は要注意』で、視聴しながら授業を展開した。
2 授業のようす(5年1・2・3組の実践)
 児童全員が、悪口は悪いことだとワークシートに書いた。ある一人の児童は「悪口 は最初から悪いことだけど、ネットで悪口をするのはいけない。理由は、ネットはだれでもかんたんに見ることができるので、悪口を書かれた人がかわいそう。掲示板にいたずらで悪口を書かれた学校もかわいそう。」と発表し、他の児童もうなずいていた。また、名前を書かなくても、どこの学校から送られてきたか分かってしまうし、送った時間も正確に記録されることにも気づくことができた。
3 児童の感想
・ネットでいろいろなルールがあるのは知っていたけど、ルールをやぶると、こんなにたいへんなことになることが分かりました。これからは、お母さんやお父さんといっしょにパソコンを使おうと思いました。
・ネットやケイタイは、正しいルールを守らないと、重い罪になることが分かりました。とくに、ネット上に悪口を書かないこと、住所や名前を書かないように気をつけたいです。

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【田原・清田小】 あんしん・あんぜん情報モラルを使って

 コンピュータ室にある教育用のPC全てには、「あんしん・あんぜん情報モラル」のソフトが入っており、今回、本校の5年生がこれを使い、情報モラルを学んだ。
 今回、取り上げたのは、「知らない人との出会いは危険がいっぱい」「チャットでの思わぬトラブル」という題材である。本校の5年生は、掲示板や、チャットといったものの言葉は知っているが、どのようなものかは把握していない子がほとんどであった。しかし、これからの情報社会や、中学生や高校生になった時の事を考えると、その手軽さからいつ利用するかわからない。そこで、今回、掲示板やチャットに潜む危険性を学び、情報モラルを身に付けてほしいと考え、指導を行った。
 ストーリーを見ての感想を聞くと、全員が「こわい。」と感じていた。特に、掲示板でやり取りした相手が女の子だと思い、会おうとしたら男の人であった話を見て、インターネット上の危険を感じることができた。また、「あなたの知り合いが、この話のようにインターネット上で知り合った人と、待ち合わせている事がわかったら、あなたはどうしますか?」という問いに対して、「危ないからやめるように言う。」「親や、先生に相談する。」といったその危険性を認識した意見が多く出された。
 「あんしん・あんぜん情報モラル」の良いところは、アニメーション形式で、ストーリーを見ることができ、子どもたちの興味が高まるところである。実際、本授業が終わった後に、「他の話を見てもいいですか?」といった声が多く聞かれた。これからも「あんしん・あんぜん情報モラル」等の教材を使い、情報モラルを高めていく取り組みをしていくことが大切だと思う。

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【北名古屋市教育委員会】「情報セキュリティポリシー研修」を開催しました。

 北名古屋市教育委員会では、昨年度、市内全ての小中学校の情報システム及び情報機器を刷新することに伴い、「北名古屋市教育委員会 情報セキュリティポリシー」を作成しました。そこで、管理職及び一般教職員対象の情報セキュリティ及び情報モラルに関する研修会を、夏季休業中に実施しました。
 本年度は、情報セキュリティ及び情報モラルのさらなる徹底を図るため、新任管理職、市外から転入した教職員、新任教員を対象として、研修会を夏季休業中に実施しました。
 研修会では、川合経営システム研究所代表の川合浩司氏を講師にお招きし、学校における情報セキュリティの重要性や情報セキュリティ基本方針、情報セキュリティ対策基準などについて学びました。その中で、学校が保有する重要な情報の分類やセキュリティ対策の方法を具体的に分かりやすく説明していただき、参加者は、改めて学校が保有する教育情報を資産として大切に取扱うことの重要性を実感することができました。
 今後も引き続き、情報セキュリティ及び情報モラルに関する研修を推進していきたいと考えております。

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【豊橋・八町小】メールの使い方について勉強しました。

 7月19日(火)2時限に、5年い組の児童27名を対象に、「メールの扱いに注意しよう」の授業を行った。
 まず状況設定であるが、「学校で友達とけんかしてしまった。謝らないといけないと思っている。」という設定にした。そして以下に記述する2つの発問を通して、メールの持つ便利さの裏には、気をつけないといけない面もあるということが理解できた。

発問1:この状況で、メールを使って謝ったほうがいいと思いますか、使わず謝ったほうがいいと思いますか。
  ↓
・「直接あやまるのが一番」と言う意見のほかにも、「もし夜の間に謝ろうという気になったなら、明日を待つよりもすぐにメールで謝ったほうがよい」などの意見が出た。

発問2:文章の表記方法を、
 (1)自分が誤りたい行動を丁寧に表記
 (2)対等な立場の口調(所謂「タメ口」)で表記
 (3)普通の口調でごく短く
の3パターンを考えた。どの表記がもっともよいと思いますか。
  ↓
・この発問に対しては様々な意見が出され、30分近い話し合いが行われた。結論として、メールを使用する上で大事なのは「文章を短くすること」「親しい友人に対するメールであっても礼儀正しい言葉を使うこと」「まず本人にあって直接話をすることを優先で考え、それができないときにメールを使用すること」であると確認することができた。

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【新城・庭野小】 「6年生:インターネットや携帯電話使用のマナーと危険について学ぶ」

 6年生では、個人持ちではないが、連絡手段として携帯電話を使用したり、パソコンで調べ学習を行ったりする機会がある。今回の情報モラル学習では、eライブラリ内にある「インターネットを利用するためのルールとマナー集 〜第1章 身につけること、覚えておくこと〜」というウェブサイトを使って、携帯電話やインターネット利用に際してのマナーを学ぶとともに、そこに潜む危険についても学習した。

<授業後の子どもたちの感想より>
○パソコンの使い方によっては、メール機能はとても便利だけど、知らない人とメールしたり、チェーンメールやデマメールに惑わされたりしないように気をつけたい。東日本大震災の時には、デマメールが出回って混乱したので、一人一人がルールを守ることが大切だと思った。
○個人情報やパスワードなどはやたらに人に伝えたりせず、安全に、大事に使っていきたい。
○今日の学習を通して、自分の知らないことがたくさんあることがわかった。使うときには、家族や先生に教えてもらって安全に使えるようにしたい。
○インターネットは、学習で何か調べたりするときにはとても便利なので、悪用したり、変なサイトに入らないように注意したりして、安全に利用していきたい。
○ 勉強では、有効に活用していけそうだと思った。ただ、ウィルスには十分気をつけたり、変なサイトに入らないように心がけたい。

 以上のような感想が子どもたちから寄せられた。
 インターネットや携帯電話は、便利である反面、危険と隣り合わせであるということを感じてもらえたことは非常によかった。
 これから、ネット社会を生きていく子どもたちに、こうした学習を行うことは非常に大切なことであり、継続して行っていく必要があるとも感じた。

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【東浦・緒川小】「情報モラル」1年生の情報モラル授業実践

 本校では、道徳をはじめ、学校の教育活動全体で「情報モラル教育」に取り組んでいます。1年生の道徳では、情報モラル指導実践事例集の「かべにわる口をかくとどうなるの」を行いました。ねらいは、壁に悪口を書くと、それが非常に多くの人に伝わり、後からあやまってもどうにもならないことを理解し、うその情報は決して流さないことを指導するものです。授業では、友達の悪口を言いふらしたり、自分で見ていないことを本当のように周りに話したりすることで、どれほど人が傷つくかを想像させました。道徳では、全ての学年で情報モラルの授業を行う予定です。今後も教育活動全体で、より一層「情報モラル教育」を充実させていきたいと考えています。
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【豊橋・大清水小】 すべての学級で情報モラル学習を(職員の現職研修)

 本校独自の情報教育カリキュラムを毎年作成して、全校で実践をしてきている。
 今年度は、情報モラル学習を各クラス年間2〜3時間行う計画を立てたが、授業の進め方など戸惑っている職員もいた。そこで、夏季休業中に、Netモラル研究会の「校内研修教材」を利用し、どのような教材をどのように指導したらいいのか研修を行った。
 低学年では、コンピュータ室でのルールやマナーを守り友だちの作品を大切にする子、中学年では、安全にネットを使える子、そして高学年では、コンピュータや携帯電話における電子メール等のルールを守り、安全と健康への配慮ができる子をめざし、6年間を通して情報モラルの向上に努めてきている。
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【一宮・木曽川西小】「携帯電話の利用について考える」

 本校では、夏休みを迎えるにあたって、6年生を対象に情報モラルの動画教材を利用し、携帯電話の正しい使い方について考える授業を行っています。
 授業の導入で携帯電話を使ったことがあるかをたずねたところ、ほとんどの児童が使ったことがあり、約3分の1の児童が自分専用の携帯電話を持っていると答えました。そして便利な機能についてもたいへんよく知っています。携帯電話が児童にとって、より身近なものになっていることを感じました。そこで、より好ましい利用の仕方を考える必要があると思いました。
 「中傷メール」「チェーンメール」の2つの動画を視聴しました。真剣に見入る児童の様子が印象的でした。動画視聴後に、「携帯電話を使うときにはどんなことに気をつけたらよいか」を話し合いました。「メールで悪口を書かない」「おかしなメールがきても、友だちに送らない」「ルールを決めて利用する」など、自分なりに好ましい使い方を考えることができました。
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【岡崎・六ッ美西部小】インターネットの約束

 六ッ美西部小学校では、昼の校内放送の時間に、情報モラルのビデオを放送している。そのため「かんたんに名前や住所を教えてはいけない」「インターネットのやりすぎに注意する」などの基本的な情報モラルについては、知識がある。
 今回は、ビデオ「これは守ってネット〜インターネット6つの約束」を利用して、改めて情報モラルを認識する1時間の授業を行った。ビデオを振り返りながらどんな約束があるのか黒板でまとめていったが、1つも取りこぼさず覚えており、情報モラルについて守らなければいけないという意識の高さがうかがわれた。

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【小牧・応時中】情報社会における安全性とマナーを考えよう

 本校では、チェーンメールの出回る5月に全校集会で取り上げ、意識を高めるようにしています。また、各家庭でのインターネット使用頻度も高いので、技術科の授業で最初に情報モラルに関する内容を取り上げ、安全に対する意識を高めるようにしています。今年は、全学年でネチケットについて確認をし、情報伝達の安全性とマナーについて考える授業を行いました。
 情報モラルについては、知識のない生徒が多かったので、「まんがでわかるネチケット」(小学館ファミリーネット)を利用して、インターネットを使うときに守らなければならない約束について考えました。ネット社会では相手が見えなくてもつながっていることを実感させ、他人とのかかわりにおいて大切にしなければならないことを確認することができました。情報社会では相手とつながった瞬間に事が始まるので、事前の心構えが必要となります。そこで各自で、的確な判断力や望ましい態度を身につけるための取り組みの一つとしてネチケットについて調べ、家庭でも話題にすることで、情報モラルの重要性を実感することができました。
 ネット情報を正しく活用するために必要な、確かな判断力を身につけるためにも、情報モラルに関して定期的にふり返り、経験を積むことを大切にしていきたいと考えています。
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【豊橋・花田小】携帯電話・インターネットの使い方について学習しました。

 本校では、「事例で学ぶNetモラル」と「春野家ケータイ物語」を使って、ネットモラル教育に取り組んでいる。1年生から6年生までを見通して、道徳の年間カリキュラムに組み入れた体系的な指導を行っている。
 例えば3年生は、「春野家ケータイ物語」を使用して、携帯電話を利用する際のマナーについて学習した。携帯電話は持っていないが、親兄弟など家族が持っているなど、存在は身近である。教材を通して、携帯電話の悪いマナー、なぜそのマナーが悪いのか、正しい使い方は何かを考えさせた。子どもたちは、携帯電話を使用する際には周りの環境にも気を配ることの大切さをよく理解することができた。
 4年生は、「事例で学ぶNetモラル」を使って、「安全なインターネットの使い方」「ネット依存症」について学習した。ビデオを視聴した後の子どもたちの感想では、「インターネットを一人で使うと困ったことが起きることがわかりました。ちゃんと大人と一緒に使わないといけないと思いました。」「時間を決めてやらないと寝不足になって学校に行きたくなくなるから、時間を決めてやるようにしたい。」という意見があった。夏休みにインターネットを利用する機会も多くなると思うので、その前に注意を喚起することができた。
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【豊田・石野中】 正しいメールの使い方を考えてみよう!

 中学1年生から2年生になり、携帯電話を持つ生徒も少しずつ増えている。(1年時約39%から 2年時約54%)今後中学3年生になり、また卒業すると、さらに携帯電話の所持率は上昇すると思われる。所持率が上がってくるこの時期に、情報モラルの指導を行うことは重要である。
 マナーなど本校では、毎年学活などの授業で、インターネットの使い方やメールの指導をしてきた。しかし、先日、学年内の生徒を中心にチェーンメールが回ったことが発覚した。特にメールについての指導をより充実させる必要性を感じた。まだメールを使ったことがない生徒もおり、実際のメールをいきなり使用するのはリスクも伴うため、実際のメールを使うのではなく、疑似体験としてコンピュータ室内でのやりとりに限定される「スタディーノート」を使用した。
 前時に使用方法を学んでいた生徒たちは、スムーズに授業に入ることができた。教師が親機で子機の画面を見ていることは伝えているが、電子黒板に画面を映していないことや、2回目の使用という慣れから、次第に内容が乱れてくる生徒が出てくる。そのタイミングも見計らい、教師から、嫌な気分になりそうなメールを全員に送信した。実際にはいない名簿番号から送信されたメールに気づいた生徒が、「何これ!」と叫ぶと、興味と気味悪さで少し騒然となる。皆、自分の所にもメールがきていないか確認して、「私にも来ている」「誰、怖い」などと言い始めた。そこでストップをかけて、「先生がトラップのために送ったんだよ」と伝えると、ほっと落ち着いた様子になった。   「実際によくわからない人から、変なメールがくると、どう感じるか体験してほしかった」ことを伝えて、どう思ったかを話し合った。「怖かった」「気味が悪かった」という意見がある中で、「以前、知らない人からメールが来たことがあって怖かった。なぜ私のアドレスを知っているのかと思った。」という体験も出てきて、身近なところでもトラブルがあることを、多くの生徒が学んだ。そして、「どのようなメールをもらうとうれしいか」など相手の立場に立った使用も考えた。教師の話として、誰でも携帯電話をもっていればトラブルは起こりうることや、きちんと使う方法を身につける必要性などを伝えた。
 授業では時間が限られているため、すべての情報トラブルを回避できないが、メールの使用やリスクについて考えるための、よいきっかにすることができた。

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【豊田・佐切小】 「インターネットを使う上でのマナー・エチケット」

 本校の3・4年生を対象にインターネットを使う上でのマナー・エチケットの指導を行った。ほとんどの児童は家にインターネットがある。しかし、自分でメールをやりとりするなどの経験は少ない。そこで、インターネットの危険性を学び、メールについての正しい知識やマナーを身に付けるようにし、情報化社会での正しいモラル意識を高めていく。
 7月に3・4年生8名を対象に、インターネットを使う上でのマナー・エチケットについて、情報指導員の指導により、電子黒板で「ドラえもん・のび太のインターネット大冒険」の視聴を行った。
 最初は「アラビアンナイトの大冒険」というプログラムの中で、クイズに答えて冒険をしていく。ここでは、インターネットに自分や友達の住所や名前、電話番号を載せないということを学んだ後、クイズでそのことを確認していく。アラビアの宮殿に入るのに、「君の名前が必要だから、もちろん書くよね?」と聞かれ、どの子も×を選択していた。その後、「インターネットの極意」と題して、説明画面に正しい答えとニックネームを使うことが示された。それを声に出して読むことでさらに意識付けを図った。3つ目の「恐竜大冒険」の中では、クイズだけでなく、画面の左右から登場する恐竜にマウスでクリックし、きびだんごを投げ付けるゲームも行った。それにより、マウスの操作を練習することができた。5匹の恐竜にきびだんごが命中すると、次の画面に進むことができる。
 ドラえもんのように、親しみやすいアニメキャラクターで、クイズ形式で楽しみながらインターネットを使う上でのマナー・エチケットについて学ぶことができるので、3・4年生の子どもにとても好評だった。
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【豊田・五ヶ丘東小】 「まぎらわしいメールは特に注意」

 6年生で、今までに学習した電子メールのルール、迷惑メールやチェーンメールの対処法などが定着しているか、そして、一人ひとりが間違った対応をしていないか等を確認した。
 コンピュータ室で、全員のパソコンに一斉メールを送った。内容は、架空の小学6年生が自己紹介をし、アイドルの写真をあげるから、個人情報を書いて返信してほしいというもの。結果は、24人の児童のうち、1人が個人情報を正確に記入し返信。あとの23人のうち20人が「個人情報は教えないよ」等の返信をし、3人は返信したくないが、教室の状況から何か返信をしたほうがよいか迷っている状況となった。
 子どもたちは、不審なメールや迷惑メール、チェーンメールは無視することを理解しているが、
・明らかに不審というわけではない
・迷惑なメールではない
・善意を装った内容
等、まぎらわしいものは信じてしまう傾向がある。この他にも、個人情報流失だけでなく、チェーンメールをつなげることでサーバーがダウンして、社会的な問題に発展する可能性もあることを情報指導員さんから習った。これからも、いろいろな状況を想定し、繰り返し学習の機会を設定していこうと考えている。
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【豊田・西保見小】 「インターネットは世界につながっている」

 西保見小学校では、5年生40名が、学習ユニット「ネット社会の歩き方」を使って、インターネットの世界では軽率な行動が世界中に広がってしまうことを学んだ。特に
・自分の情報をもらしてしまうと、おそろしいことになる危険があること。
・軽はずみな書き込みが、人の心を傷つけること。
・相手の顔が見えないからこそ、気をつけないといけないこと。
を具体的な例を通して学習した。さらに、もし困ったことが起きたときは、すぐに保護者や教師に相談することが、被害を最小限にとどめることも知ることができた。
 最初は、「コンピュータの授業ができる」とにぎやかだった教室も、授業が進むにつれて子どもたちの緊張した雰囲気が伝わってきた。また、真剣さもクラス全体に広がっていった。
 
<子どもたちの感想>
・パソコンは便利ではあるけど、こわいところもある。
・インターネットでだまされるって、わたしはぜったいないと思っていました。でも、友だちに「検索するといいよ」と言われるとやってしまうかもしれない。私は、絶対に大人のだれかに聞きます。
・わたしは、気になるホームページを見つけても見ません。なぜなら、ダイスケ君と同じようになると、お母さんやお父さんが心配して迷惑になるからです。

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【豊田・四郷小】 「ちょっと待て そのメールほんとに大丈夫?」

 情報教育指導員の先生の指導のもと、5・6年生を対象に情報モラル教室を行った。
 コンピュータ室で、スタディノートを使って行った。昨年度は、愛知県警の生活安全課の方に来ていただき行ったので、6年生の児童はインターネットやメールで注意しなければいけないことをすでに学んでいる。今年度は、学級ごとに行った。
 情報指導員の先生の意向で、最初から情報モラル教室ということを言ってしまうと、児童たちが構えてしまい、本当の姿が見えないからということで、普段のコンピュータの授業ということで始まった。スタディノートのメールの機能を学習した後、実際に友達にメールを送らせた。子供たちは、今の気持ちや伝えたいことなどを自由に送り、送られたメールに返信を送るなどして楽しそうに学習を行った。その後、送られたメールの中でいいメールと良くないメールを調べ、子供たちに考えさせた。良くないメールの中には、友達を中傷したり馬鹿にしたりするような内容のメールを送ったり返信したりする内容のものがあり、そのメールを見せながら、送った人の気持ちや送られた人の気持ちなどを考えさせた。気軽な気持ちで送ったメールが、相手を傷つけることなどが分かり、普段の会話とは違う誤解や気持ちのずれが生じ、気をつけないと大きな問題に発展してしまうことなどを学習した。児童たちに感想を聞くと、「メールは簡単にできるけど、ちょっとしたことでトラブルになったり誤解ができたりすることがわかった。これからは、しっかりと考えてからメールを送りたい」というような感想が多くあり、これから夏休みに入り、携帯電話のメールなどを使用する機会が増えてくるので、その時に今日の授業が生きてくるといいと思う。
 授業の終わりに、情報指導員の先生から、夏休みに入ってインターネットや携帯電話を使う機会が増えてくることから、インターネットの仕組みやインターネットを活用する上での注意事項などを説明してもらった。さらに、友達のIDやパスワードを勝手に使ったり教えたりしないことや覚えのない請求メールが届いてもそれにのらないこと、目先の雰囲気につられて面白そうな動画やゲームを見たりしないことなどを確認した。
 今日の授業で、「インターネットの犯罪」についてや「メールの危険性」などについて、実際にメールを送ったり返信したりすることで学習した。現在、携帯電話やパソコンに関係している児童はもちろん、関係していない児童にとっても、便利で手軽な携帯電話やパソコンが、本当はとても怖くて危険がいっぱい潜んでいることを学んだ。また、保護者に対しても、携帯電話の使い方などを家族で話し合う機会を設けることで家庭のルールを確認してもらうなど、フィルタリングへの理解と協力をお願いしようと思う。
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【豊田・東広瀬小】 「マナーを守って楽しく交流」

 本校では「都市と山間の交流事業」として、1、2年生を中心に豊田市立萩野小学校と交流を行っている。両校の1年生が相互に訪問し、それぞれの学校で一緒に学習することも年1回行っている。短い時間であるが、校庭で一緒に遊んだり、体育や生活科の学習をしたり、グループで弁当を食べたりして、交流が終わる頃にはすっかりうち解けて友達になっている。
 この交流をより効果的に行うために、直接訪問する前にあらかじめ、テレビ会議システムを使って、お互いの学校の活動を伝え合っている。今年度も、6月に2回のテレビ会議を行い、自己紹介しながら、自分の育てている動植物の紹介を行ったり、生活科で調べたことを発表しあったりした。このようにして、直接出会う前に、テレビ画面を通してではあるが、お互い顔と名前、活動の様子を知っているので、最初の出会いがとてもスムーズであった。
 テレビ会議での出会いをより効果的にするために、テレビ会議に先だって国語や道徳などの時間を使って情報モラル教育を行った。
 まず道徳を中心に「生活の中でのルールやマナー、約束や決まりを守る」という点から、挨拶や返事を元気にすること、発言のルール(人が話しているときは聞く、途中で言葉をはさまないなど)を守ること、を指導した。
 また、国語を中心に、適切な受け答えをすることを指導した。感想を言ってもらったら「ありがとう。」と答える、質問されたら分かることはしっかり答え、分からないことには、曖昧な答えを言うのではなく「わかりません。」と恥ずかしがらずに言うことなどを授業の中で練習した。
 次に「友達の作った作品を大切にする心を持つ」という点から、様々な場面で他の子の作品に対して、よい点を見つけて感想を言うように促した。
 テレビ会議では、画面に映った表情、マイクを通した声しか伝わらないので、特に声に出して話すことを重点的に指導した。
 実際のテレビ会議では、まだまだ適切な応対がスムーズにできたとは言えない。しかし、少なくとも、相手に嫌な気持ちを与えるようなことはなく、ぎごちないながらも話し合いができていた。このことが直接交流のスムーズな出会いにつながったと考えている。
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【豊田・竹村小】 「忘れずに マナーもいっしょに ケータイしよう」

 「気持ちよい生活をするために、ケータイを使う際にもマナーが必要なことに気づく」という本時の目標に迫るために、校内LANセットによる映像資料の提示と学習情報指導員による説話を手立てとして考えた。映像資料中に携帯電話のよくない使い方がいくつか登場する。それらを貫くキーワードとして“公共”、“〜ながら”を子どもに示すことで、携帯電話のルールやマナーが携帯電話だけに限らず、日常生活全般にもいえるということに気づかせたいと考えた。
 導入として、学校生活や日常生活の中にあるルールやマナーを考えさせた。それらが何のためにあるのかをたずねると、「みんなが安全に生活するため」とか、「悪いことが起こらないため」といった答えが返ってきた。
 映像資料を見終えた後、携帯電話のよくない使い方について尋ねると、「マナーモードにしていない」とか、「自転車に乗りながら電話をすること」など、大事なポイントが多数挙がった。しかし、「電車の中で携帯電話を使ってしゃべること」や、「優先席ではマナーモードにすること」など、ルールやマナーとして最適ではない答えもあった。竹村小学校5年生の携帯電話保持率は低く、「公共の場所では携帯電話の使用を控える」、「医療機器などの精密機械に影響を及ぼす」などの難しい内容はわからなかったと思う。そのため、気づかせたいルールやマナーをより精選し、観点をもたせて映像資料を見せるとよかったと思う。
 学習情報指導員には、「携帯電話を使ってはいけない場所」、「ルールを守って携帯電話を使う場所」、「携帯電話でやってはいけないこと」に分けて話をしてもらった。話の内容がより理解しやすいように、パワーポイントでも提示した。
 授業のふり返りには、「(公共の場所で)携帯電話が鳴ってしまったら、自分も恥ずかしいし、まわりにも迷惑になってしまうので、いろいろなことのルールを守って生活したい」とか、「携帯電話をいじりながら歩いたり、自転車に乗っていたりしたら、ぶつかってけがをしてしまう」など、本時の目標に迫る言葉が多数見られた。また、「DS(携帯ゲーム機)なども同じ」、「音楽プレーヤーは持っているので気をつけたい」など、日常生活に置き換えて考える子どももいた。
 「春野家ケータイ物語」は、指導案例やワークシート例なども同封されていて、授業を考える際に参考にしやすい。また、映像資料の内容は、小学校高学年でもよくわかるもので使いやすい。情報モラル教育の年間計画を立てる際にも活用できると思う。

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【刈谷・朝日中】1年生「携帯電話のルールについて考えてみよう」の授業を通して

 本校では、道徳の時間や各教科を利用して、情報モラル教育の推進を図っている。1年生で、携帯電話についての実態調査を行ったところ、クラスの4分の1程度の生徒が携帯電話を持っていることがわかった。また、持っていない生徒の多くも携帯電話を持ちたいと考えていることもわかった。
 そこで、今後携帯電話を持つ生徒の増加が予想されるため、1年生の1学期に携帯電話のルールについて考える道徳の授業を行うことにした。公共の場での携帯電話の使い方について生徒に考えさせるために、DVD教材(春野家ケータイ物語第1話)を視聴させた。生徒たちは、「公共の場所では、決められたルールを守る」や「ながらケータイはやめる」などといった基本的なマナーについて気づくことができた。授業後の生徒の感想には、「マナーやルールを守ることは、これから生活していくなかでとても大切なことだと思います」や「携帯電話は使い方を誤ってしまうといけないと思いました」など、今後、携帯電話を持つ上で、気をつけなければならないことを学習することができた。

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県教委