携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【半田・乙川中】携帯電話の使い方について考える

 学活の時間を利用して、携帯電話の使い方についてアンケートを取り、その実態をもとに携帯電話の使い方に関する注意点などについて授業を行った。
 アンケートの結果、中学2年生では約半数の生徒が携帯電話を持っており、持っていない生徒もほとんどは、今後持ちたいと考えていることがわかった。次に、携帯電話に関わるトラブルとして、出会い系サイトなどの被害はなかったが、チェーンメールや、迷惑メールなどを経験した生徒がいた。また、1日に100通以上メールをしたり、夜遅くまでメールをしたりするなど、日常の使い方に問題を抱えている生徒もいた。
 授業では、携帯電話の使い方が、日常生活にどのような悪影響を及ぼすかを話し合い、携帯電話の使い方に関するルールを考えさせた。生徒は、携帯電話は、ゲーム機などと違って、自分だけではなく、相手の時間を奪うこともあり、使い方によっては、周りに迷惑をかけるものだと気づいたようだった。使用する時間をきちんと決めて使うことや、チェーンメールは無視するなど、それぞれが使い方についての意見を出し合うことができた。

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【愛西・八輪小】ホームページの使い方や個人情報について学習しました

 本校では、5月、7月、10月、2月に情報モラルについて学習するよう計画し、指導の重点を次のようにしています。
<低学年>
1 コンピュータを使うときの約束やきまりを守る。
2 知らない人に連絡先を教えない。
<中学年>
1 自分や他人の情報を大切にする。
2 情報の発信や情報のやりとりをするときのルール・マナーを知る。
<高学年>
1 情報にも自他の権利があることを知り、尊重する。
2 何がルールやマナーに反する行為かを知り、絶対に行わない。

 この2月には6年生が4度目の情報モラルの学習をしました。ホームページの使い方や何が個人情報なのか、個人情報はネット上には載せないことなどを学習しました。友だちだからといって個人情報を安易にブログに記載したり、真実でないことを記載したりすることがいかに危険な行為であるかを、具体例を通して学びました。
 6年生の子どもたちは「個人情報の意味や大切さが改めてわかった。」「簡単に情報をネット上に載せることは友だちを失うことにもなりかねない」と気持ちをひきしめていました。

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【岡崎・六名小】人のつくったものを大切にあつかおう

 3年生の子供たちに著作権の概念を理解させるために、教材「事例で学ぶNetモラル」の「クラスのマーク“ピーチくん”」を使って授業をした。
 導入で、自由帳にいろんな絵を描いている子を紹介した。すると、他の子も、アニメのキャラクターだけでなく、自分で考えたキャラクターも描いている子が多くいた。教材に結びつく意見が出たところで、アニメーションのビデオクリップを視聴した。
 友達の考えたキャラクターをクラスのマークの候補として、自分が考えたように提案してしまう主人公。話し合いでは、「だまって使ってはいけないよ」「自分が考えたのではないと言わないといけない」など、活発にいろんな意見が出た。キャラクターを考えた本人の知らない所で決まったクラスのマーク。本人の立場に立った気持ちを交流し、他人のつくったものについては、「黙って使われるといやな気持になる」という意見が多くあった。
 この教材には、まとめの映像クリップがあり、子供たちに著作権の基本的な知識を分かりやすく説明している。話し合いとまとめの映像クリップにより、3年生の子供たちでも著作権の概念について分かりやすく知ることができた。

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【高浜・高取小】一歩踏みとどまって考えよう

 高取小では6年生を対象に、NTTドコモの方を招いてケータイ安全教室を行った。個人で所有している児童は少数ではあるが、兄弟間などで身近に携帯電話に触れる機会があるという実態を踏まえ計画した。また、近い将来自らも所有することになったとき、被害者または加害者になる恐れがあるということを理解させたいと思った。
 授業内容は、広がる携帯電話の機能、そして基本的なルールやマナーの確認から展開していった。その後、プロジェクターを使い、携帯電話が招くトラブルについて紹介した。順に写真を撮るときの注意、メール、インターネットへの書き込みについての注意、チェーンメールやなりすましメールについての注意などがあった。その後、実際に知らない人からメールが来たらどんな気持ちになるのか、ソフトバレーボールを使って劇化してその気持ちを考えさせた。メールをボールにたとえて、送る側と受け取る側、どちらもお互いの気持ちを考えながら送ることが大切だと考えさせた。
 使い方によって携帯電話の料金請求が高額になってしまうという事実に、児童は驚いていた。便利ではあるが犯罪につながるきっかけにもなる携帯電話、授業前には「自分の携帯電話を持ちたい。」という声が多くあったが、授業後には「持ちたいけど、使い方はきちんとしたい。」と気持ちに一歩踏みとどまって考えようとする児童が増えた。

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【高浜・高浜小】トラブルに遭わないために

 高浜小学校では6年生の児童を対象に、コンピュータ室にあるインターネットを使った情報モラルの授業を実践しました。6年生の一部にはアメーバ・ピグなどを通して不特定多数の人とインターネット上でやりとりをする児童も出てきました。また、携帯電話などからも情報を入手して活用する術を身に付けてくる時期とも言えます。
 「みんながやっているから」と安易に考えている児童も多いことから、警視庁の「サイバーキッズ」や「キッズパトロール」のページを閲覧し、自ら調べていく学習活動を展開しました。児童は、「懸賞やプレゼント、アンケート、調査などには安易に応じないこと」や、「知らない人、身に覚えのない人からの問い合わせには応じないこと」など、様々なインターネット上の安全に関わる知識を調べてまとめていきました。
 児童は「携帯電話は便利だけれど、知らない人からメールが届いたらアクセスにないようにしようと思った。」「パソコンもゲームでパスワードやIDを誰にも教えないようにしようと思った。」など、具体的な安全対策を知ることができました。これからもこのような実践を計画的に積み上げ、正しく情報を活用できる児童を育てていきたいです。

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【高浜・翼小】携帯電話を使うときのマナーについて

 高浜市立翼小学校の3年生では、携帯電話のマナーについてNTTドコモ「ケータイ安全教室 映像教材」の資料を使って勉強しました。
 自分の携帯電話を持っている児童は10人で、残りの28人は持っていませんでした。しかし、家族が持っている携帯電話を使ったことがある児童が多く、興味がとてもあるようでした。そこで、「ケータイ安全教室 映像資料」のDVDを見て、携帯電話を使うときのマナーについて考えました。電車の中で携帯電話を使うと迷惑がかかること、夜遅くに携帯電話を使うことは迷惑がかかることなどを学びました。
 児童の感想には「携帯電話は便利だけど、人に迷惑をかけないことが大切だと分かりました。」「将来携帯電話を持つときに、マナーを守って使いたいです。」とありました。携帯電話に興味をもっている児童が多かったので、使い方のマナーについて学ぶことができました。

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【半田・亀崎中】「モラルアップ講座」

 本校では、生徒のネットモラルの向上とサイバー犯罪に巻き込まれないことや他の犯罪の被害者や加害者にならないことをねらい「モラルアップ講座」を全校生徒対象に行っています。本年度は、来年度入学する新入生とその保護者の方を対象に愛知県警察本部サイバー犯罪対策室より講師の方を招き、サイバー犯罪に巻き込まれないために必要な知識や対応の仕方について講義をしていただきました。
 講義では、実際にあるゲームサイトなど具体例を挙げながら、サイバー犯罪の手口や対応法について生徒の視点に立ってわかりやすく説明していただきました。来年度入学予定の6年生と保護者が、犯罪例をもとにしたわかりやすい説明後、「これから気をつけて、インターネットとつきあわなければ…」と親子で会話している姿が印象的でした。講師の先生からは、事件に巻き込まれる前に「一人で悩まず、とにかく周りの人に相談してほしい」というお願いがありました。学校でも生徒が相談しやすい環境づくりをさらに進めていく予定です。

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【半田・さくら小】メールを使ったコミュニケーションに関する学習(6年)

 高学年になるに従い携帯電話を所持する児童が増えている。メールはコミュニケーションツールとして便利であるが、書き方や返事の仕方によっては意図しない誤解を招くことも多い。そこで、コンピュータ教育開発センターが公開している「ネット社会の歩き方」のコンテンツを活用し、メールを使ったコミュニケーションの授業を行った。
 授業では、「もういいよ」という一言を送信することによって起こる誤解を取り上げた。面と向かって行う会話であれば、肯定としての「いい」なのか、否定としての「いい」なのかはすぐに分かる。しかし、メールの場合、短文のやりとりをすることが多いため誤解を生じやすい。
 まず誤解を生じた場面までをコンテンツで見せ、その原因を考えさせた。そして送る側、受け取る側双方の問題点を考え、ワークシートに書き込ませた。そして、どのような文面ならば誤解を生じにくいかをワークシートに書き込んで文面を考えさせた。
 この授業を通して児童は、「メールでは伝えたいことをはっきり書かなくてはいけないんだ。」「メールは便利だけど、送る方も、もらう方も、相手の気持ちを予想しながらだから大変。」などの感想をもった。メールを使ったコミュニケーションの注意点を学ぶことができた。

【半田・さくら小】資料

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【岡崎市教育委員会1】「情報モラル」についての講演開催(中学校実践)

 岡崎市教育委員会では、学校や地域公民館などで、愛知県安心ネットインストラクターである社会教育課視聴覚ライブラリー専門主事による児童・生徒、教職員、保護者等を対象とした子供たちの携帯電話利用の問題について「だいじょうぶ?ケータイ」という講演を行っています。
 中学生対象の講演会では、インターネットの世界のリスクについてビデオ教材を視聴しながら考えたり、ネット犯罪から自分の身を守る安全のための具体的な対処方法を示したりすることを通して、生徒の情報モラルを高めるようにしています。
 平成23年6月1日(水)に常磐中学校にて、生徒対象で講演を行いました。コミュニティサイトの危険性に関するビデオ視聴やネット犯罪の現状についての具体的な事例紹介、携帯電話やインターネット利用のリスクについて伝えました。また、ネットいじめに関するビデオも視聴し、いじめ防止への意識づけになるように講演をすすめました。
 「ケータイは持たない方がよい」ということを前提に、持つときは「判断力」「自制力」「責任能力」が必要であり、フィルタリング設定をすることが重要であることを強く説明しました。また、学校関係者には、生徒だけでなく保護者向け啓発を強力に推進することをお願いしています。
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【岡崎市教育委員会2】学校参観デーに「情報モラル」についての講演開催(小学校実践)

 岡崎市教育委員会では、学校や地域公民館などで、愛知県安心ネットインストラクターである社会教育課視聴覚ライブラリー専門主事による児童・生徒、教職員、保護者等を対象とした携帯電話やインターネット利用の問題について「だいじょうぶ?ケータイ」という講演を行っています。
 小学生対象の講演会では、インターネットの世界のリスクについてビデオ教材を視聴しながら考えたり、携帯電話などで広がるネット犯罪の危険性を知らせたりしながら、インターネットの光と影について具体的に伝えることによって、児童の情報モラルを高めるようにしています。
 平成24年1月19日(木)に井田小学校にて、児童・保護者を対象に講演会を行いました。学校参観デーに6年生の児童と保護者を対象に、コミュニティサイトの危険性に関するビデオ視聴やネット犯罪の現状についての具体的な事例紹介を中心にして、携帯電話やインターネット利用について講演会を行いました。小学生の立場でゲーム機や家でのインターネット利用について正しい使い方ができるように、家庭での利用の仕方について考え、「判断力」「自制力」「責任能力」を高めていくことの大切さを伝えました。
 保護者に対しては「ケータイを持たせない」という選択を前提に、どうしても持たせなければならないときには、親が「ケータイを持たせる覚悟」をもち、フィルタリング設定を必ず行うように伝えました。特にコミュニティサイトのリスクについて知らせ、今後はスマートフォンのフィルタリングについても保護者が責任をもって行うように啓発しました。

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【大口・大口西小】「ケータイの安全な使い方」について学ぶ

 中学校への入学を機に携帯電話を持つことが多くなる6年生を対象に全国Webカウンセリング協議会から安川雅史先生を講師としてお招きし、「ケータイの安全な使い方」について学びました。
 携帯電話でのなりすましメールやチェーンメール、携帯電話を介しての学校裏サイト、ネットいじめなどについての実例をまじえ、具体的に分かりやすくお話していただきました。お話を通して携帯電話に潜む危険について学ぶことができました。また、最近流行りのプロフィールサイトや無料ゲームサイト、ブログサイトなどの落とし穴についても学ぶことができました。
 児童の感想では「ケータイやインターネットはとてもこわいものだ。」「友達の悪口や写真を貼ったりするだけで、学校や家族に迷惑をかけてしまうし、書いたものは一生残るので安全に使いたいと思った。」など身近に潜む危険についての認識を新たにすることができました。
 また、保護者対象にも講演をしていただき、参加していただいた保護者の中には講演会直後にメールフィルターを設定する方もあり、良い啓発活動になっていました。
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【豊明・栄中】ケータイのルールやマナーなどについて学習しました

 12月22日(木) 総合的な学習の時間を活用して、愛知県警生活安全総務課の方に来校いただいて講義を聴きました。プレゼンテーションを使って、メールがきっかけで起こるトラブルやサイトを通じた「出会い」によるトラブル、そしてネットへの書き込みで起こるトラブルやケータイのルールとマナーについて、わかりやすく説明していただきました。
 特に、出会い系サイトの落とし穴について説明を受けました。講師の先生からは、「サイトを見ない。書き込まない。相手に会わない。そしてフィルタリング」等、トラブルに巻き込まれないために必要なことを学ぶことができました。また、携帯電話等でトラブルにあっても、一人で悩まない。自分たちだけで解決しようとせず、信頼できる大人に相談することの大切さも教えていただきました。    
 学習後の生徒たちの感想として「もしケイタイのトラブルに巻き込まれてしまったら、すぐに親に相談する」「著作権について知ることができた。プロが描いたマンガをインターネット上に出しただけで、数億円の損害を与えてしまうことにびっくりした。」「大人とか子どもとか関係なく、いたずらでインターネット上に書き込みをしただけで、犯罪になってしまうことがあることを知った。」などがありました。教師からは、「大人が考えている以上に携帯電話には、危険な面があることが分かった。」「情報モラル教室は今後も必要」という声がありました。

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【半田・青山中ならわ学園分校】インターネットの危険について理解しよう

 青山中学校ならわ学園分校3年生は、修学旅行記や卒業記念写真集などの作成を通して情報に関する技術を高めています。生徒は、日常生活であたりまえのようにインターネットを利用する習慣が身についていますが、そこに潜む危険については、身近な問題として認識していない傾向にあります。そこで卒業を間近に控えた1月に、インターネットの危険について今までの学習を振り返りながら再確認をしました。
 修学旅行記の作成の際、個人が特定できる画像を使用したり、Webサイトからの画像などを利用したりしましたが、もしそれを勝手にWeb上に公開すると、誰にどう迷惑がかかるのるか考えました。自分がされる側の立場になって考えると、この行為の恐ろしさが実感できます。さまざまな安易で無責任な情報発信が、著作権の問題や個人情報の漏えいの問題などにつながること、それは犯罪の一つであることなどを確認すると、生徒も少し驚いた様子でした。また、Webサイト上にあふれるさまざまな情報に真実ではないもの、偏ったものが含まれている可能性があることも確認しました。
総合的な学習の時間や教科の学習で、インターネットのさまざまな情報を利用してきましたが、その際にアクセスしたWebサイトにも、トラブルに巻き込まれる危険があることを復習しました。クリックするだけで詐欺にあったり、アンケートを装って個人情報を盗んだりする犯罪が氾濫する現実、また、チェーンメールや迷惑メールといった携帯電話の恐ろしい現実についても確認しました。
 生徒からは、「自分の個人情報が,知らないうちに流出しないようにしたい。」、「他の人に迷惑がかかるような情報公開に気をつけたい」、「詐欺にあわないようにしたい。」などの感想を聞くことができました。
 大人の社会に一歩踏み出そうとしている中学3年生。便利な現在社会に潜む危険について忘れることなく、安全な生活を続けていってほしいものです。

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【知多・旭南小】パソコンクラブを対象とした情報モラルの学習

 本校にはパソコンクラブがあり、年数回の活動日にキーボード練習、ホームページの作成、ペイントソフトによる描画などの活動をしている。今年度は9月に児童用のパソコンが更新され、情報モラルとコンピュータを学ぶソフトが導入された。そこで、パソコンクラブの児童を対象に、このソフトを利用して、情報モラルについての学習をさせた。
 このソフトでは、文部科学省が策定した「情報モラル指導モデルカリキュラム表」に対応した70のアニメーションと13の疑似体験で、様々な場面や事例を学習することができる。個人情報や著作権などの理解を助けるための提示資料や定着を図るためのワークシート、クイズ、確認テストなど、コンテンツも豊富である。児童は、クリックすると楽しいアニメーションが出てきたり、体験したりすることができるので、興味をもって学習を進めた。特に出会い系サイトの疑似体験では、このような場面に出合わないように気を付けることを学ぶことができた。
 今後、5年生が国語科と社会科の学習に、このソフトを使用する予定である。

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【あま・秋竹小】インターネットを使うときの注意点を知ろう

 4年生児童を対象に『ネット社会の歩き方』というウェブサイトを活用し、情報モラルについての学習を行いました。
 「無料だと思って登録したら、途中から有料のサイトにつながっていた」事例では、無料の理由を確認する必要があること、一部は無料でも他は有料ということもあること、無料サイトには違法なものもあることを学びました。「プレゼントが欲しくて個人情報を入力したところ勧誘の案内が大量に来た」事例では、個人情報をむやみに入力すると危険であること、入力画面があるときは必ず家族に相談することを学びました。その他、ネットには間違った情報が掲載されていることもあることを学びました。
 事例ごとに、注意するべきことは何だったかをみんなで話し合いながら進めることで、インターネットの視聴には、便利なこともたくさんあるが同時に危険も潜んでいることを知ることができました。今後は、メールや書き込みなど発信についての学習を予定しています。

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【西尾・白浜小】メールの使い方に関する授業

 白浜小学校の3年生を対象に、「ネット社会の歩き方」を使って、メールの使い方の授業を行いました。
 本校の3年生は、個人所有の携帯電話を持っている児童はいません。しかし、保護者の携帯電話から電話やメールをした経験がある子がほとんどでした。塾で帰りの時間帯を伝えるために使う子や、子ども会の連絡としてメールを使う子がほとんどで、まだ、友だち同士でメールをやりとりする子はいませんでした。しかし、携帯電話のメールを使える子が多く、子どもたちに、メールの使い方を考える機会をつくろうと考えました。
 まず、子どもが日常生活の中で、メールをどのように使ったかを発表しました。
次に、「ネット社会の歩き方」の中にある指導資料「当番の仕事」を視聴しました。毎日当番の仕事をさぼっているタケル君が、今回もウサギ小屋の掃除をさぼり、ツバサくんがメールで友だち全員に、タケル君がさぼっていることをどう思っているか、質問するべきか迷っているという内容です。視聴が終わった後、子どもたちは、メールを送るか送らないかを考えました。子どもたちは、メールを送ると答えた人の中には、「仕事をさぼっていて、ずるい。」と答えました。また、メールを送らないと答えた人の中には、「悪口を言っているみたいで、タケル君のことを考えていない。」と発言しました。
 そこで、メールはどのように使えばよいか考えさせました。子どもたちからは、「メールで悪口を書きあっていると、悪口を書かれている子が仲間外れになってかわいそうだと思いました。」「もらった人のことを考えて、メールを書きたいと思いました。」と発表しました。子どもたちの考えをうけて、「メールは、表情が見えないコミュニケーションであり、なかなか自分の思いが伝わらないこともあること」を最後に説明しました。
 今回の授業を通して、子どもたちは、携帯電話のメールは、便利な道具であるが、使い方ひとつで、人を傷つけてしまる危険性があるということに気づくことができました。将来、子どもたちが携帯電話を持ち、メールを使うときに、正しい判断ができ、有効に活用できるようになってほしいと願っています。

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【瀬戸・西陵小】社会科の学習において

 5年生の社会科では「情報化した社会とわたしたちの生活」という単元の学習をします。本校でもNHK名古屋放送局に社会見学に行くなどしてメディアについての学習を深めました。
 この単元の最後には、情報を活用する際の問題点について学習をします。子どもたちは、パソコンや携帯電話が普及するにつれて、これらを利用したいじめや犯罪が増えていることを知りました。指導者が特にインターネットを使ったいじめ、例えばブログやブログへの書き込みで他人を中傷したり偽の情報を簡単に流したりできること、実際に多くのいじめが起きていることを話すと、子どもたちは真剣になって聞いていました。 また、携帯電話やメールを頻繁に使うと架空請求の犯罪に巻き込まれやすい、という事例では、子どもたちは神妙な表情をしていました。子どもたちの中には、インターネットを使ったいじめや犯罪の加害者になった場合、見つからないのではないか、という意見を出すこともありましたが、警察が捜し出せることを知り、さらに顔をこわばらせていました。そして、お父さんやお母さんがあまり携帯を持たせたくない理由は、犯罪に巻き込まれることを恐れているから、と伝えると、子どもたちは納得した表情に変わりました。
 授業の終わりには、まとめとして、情報を発信するときに気をつけることを書き出しました。

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【豊明・沓掛中】全校で、ケータイ安全教室を実施しました

 5月20日(木曜日)にNTTドコモの協力を頂き、「ケータイ安全教室」を実施しました。中間テスト後に実施したにもかかわらず、生徒達は真剣に教室に参加しました。
 内容は、例年の内容以外に、携帯やパソコンで自分が加害者・被害者どちらの立場にもなることをわかりやすく説明をされ、改めて普段何気なく使っている携帯電話やパソコンの危険性を知ることができました。
 また、技術・家庭科の授業でも、パソコンを使用し、ネチケットや情報モラル教育を実践しています。

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【安城・祥南小】ちょっと待って、そのメールは!

 本校の5年生では、東日本大震災の直後「関西電力で働いている友だちからのお願い」というチェーンメールが関西・中部地方の各地で広がった問題を取り上げて、メールの正しい使い方や注意することなどについての授業を行った。
 まず「インターネットや携帯電話のメールが、使えなくなったらどう思うか。」という質問を投げかけた。ほとんどの児童は、「メールが使えなくなったら、とても不便。」「インターネットが使えなくなったら、自分で調べたいことができなくなる。」「今は使わないけど、大人になった時や働きに行くようになった時、とても困ると思う。」などという意見が出た。次に「インターネットやメールを使うことは、便利で楽しいですか?」という質問をした。9割の児童が楽しいと答えた。そこで、東日本大震災の直後のチェーンメールを紹介した。「電子メールを使うことは、決して楽しいことだけではなく、使い方が重要なのです。」と話し、「はむはむのオンライン教室」を使って、メールに関係する様々なトラブルについてのシュミレーションを行った。
 授業の感想には、「知らない人から来たメールは、開かず削除する。返事を出さない。ということが分かりました。」「インターネットを利用することは、コンピュータウィルスに感染したり、他人を困らせたりする可能性があるのでこれから気をつけたい。」と書かれていた。メールの使い方で注意することについては理解できた。しかし、インターネットに関係する犯罪は、年々巧妙化している。情報モラルの授業を継続的に行い、使う人の危機管理意識が向上するようにしていきたいと思う。
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【蟹江町教育委員会】「蟹江町学校ICTセキュリティー講習会」を開催しました

 「蟹江町学校ICTセキュリティー講習会」蟹江町教育委員会では、「蟹江町学校ICT環境整備事業セキュリティーポリシー」の周知徹底のため、町内各学校において、「ICTセキュリティー講習会」を開催しました。全教職員に対して以下の内容で講習会を行い、情報セキュリティーの意識を高めました。

第1部 「蟹江町ICTセキュリティ講習」
1 実際に発生した情報漏洩事故事例から学ぶべきことについて
2 事故発生の背景にある、情報セキュリティ意識の低さについて
3 漏えいした情報による被害と、その対策の必要性・重要性について
4 日常取り組むセキュリティ対策について
 情報資産の分類、暗号化USBメモリ、端末機器の持ち出し、プリンタFAX複写機の管理、情報資産の廃棄、コンピュータウィルス対策 など

第2部 「蟹江町スタンダード」
1 情報ファイルの保存方法について
2 Winny等のファイル交換ソフトの使用禁止について
3 情報の移動と社外に情報をメールする場合の添付ファイルの暗号化・パスワードの同封禁止について
4 「チェックしてみましょう  〜まわりで起きていませんか?〜」
 私的なメールアドレスの登録、生徒情報の無許可の持ち出し、放置プリント放置原稿、紙情報の社内放置、持ち出し申請がいつも事後である…等々

 参加者は、この講習会を通じて、改めて情報管理の責任の重大さを認識するとともに、その管理について、日頃からどのようなことに気をつけるべきかを具体的に学ぶことができました。教育委員会として、今後も情報モラルに関する研修を一層推進していきたいと思います。
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県教委