【高浜・吉浜小】「ケータイ安全教室から考えること」
NTTドコモの方を招いて、5・6年生を対象に「ケータイ安全教室」を行いました。
教室では、携帯電話を安心安全に利用できるように、守らなければならないルールやマナー、トラブルへの対処方法、正しいコミュニケーションについて、実演をしながら説明していただきました。携帯電話はおもちゃではなく、正しく使えるようになることが大切であること、正しい使い方をしないと自分が被害者になる可能性も加害者になる可能性もあることを、しっかりと学びました。 事前のアンケートでは、携帯電話を持っている児童は202名中53名、うち19名は親と約束事を決めていないと回答していました。今後は児童のみではなく、保護者への啓発活動も考えていく必要があります。 【みよし・南部小】情報モラルを高める学習をしました1.「相手のことを思いやること」では インターネットを使ったコミュニケーションであっても、インターネットの向こう側にはあなたの友達がおり、そのことをわすれて、自分の都合や自分の感情ばかりをぶつければ、そのメッセージを受け取った相手はとても嫌な気持ちになります。たがいに、自分の感情を相手にぶつければ、けんかになったり、悲しくなったりするばかりだということもあります。楽しく安心してインターネットを使うためには、いつでも、「自分がしてもらってうれしいことをする。」、「自分がされて嫌なことはしない。」ことを心がけ、相手のことを思いやる気持ちがとても大切だということを学習しました。 2.「声や表情は伝わらない」では メールや掲示板、チャットなどで友達と話をするときは、文字が中心なので、声や表情が伝わらないという特徴があります。たとえば、冗談で書いたつもりの一言で友達を怒らせてしまうこともあります。また、友達からきたメールを読んで嫌な気分になったとしても、友達にはまったく悪気のないこともあるということもあります。そこで、友達と直接会って話すときは、友達の表情や声の感じからおこっているのか笑っているのか、本気なのか冗談なのかを知ることができます。インターネットを使って話すときには話したい内容、伝えたい内容を相手にきちんとわかってもらえないことがあるということについて指導しました。 今回の授業を通して、子どもたちから「メールは会って話をすることとは、違うんだとわかりました」や「相手が嫌だと思うことはインターネットでもしてはいけないと思いました。」というよう感想が出ました。子どもたちはインターネットや携帯電話を利用するときは、普段の生活と同じように、相手のことを思いやることが必要だということ、メールでは自分の意志とは違うように相手にとられてしまうこともあるということについて理解を深めることができたと思います。しかし、やはり大切なのは毎日の生活指導や道徳などで一人一人のモラルを高めていくことなのだと感じました。今後も引き続き道徳教育に力を入れるとともに、情報モラルの教育も進めていく予定です。 【愛西・佐屋西小】携帯のルールを考えよう
5年生の総合的な学習の時間で、情報モラルについての学習をしました。
携帯電話を持っていなかったり、メールの経験がなかったりする児童も多いため、実際にメールを交換する体験をしました。パソコンルームのコンピュータを使って、自分の次の出席番号の人や仲間同士でメールを送り合いました。メールのやり取りを実感した後、資料DVD「ちょっと待って、ケータイ」を視聴しました。メールの体験とDVDの視聴により、携帯電話の怖さを感じることができました。授業のまとめとして、メールの怖い点をみんなで出し合いました。「メールを送って返事がすぐに来ないと、どうして返してくれないか不安になる。」「メールが来ると、すぐに返信しないといけないような気になる。」など、返信することへの過剰な心遣いが問題になりました。そして、そういう心遣いはよくないという共通認識をもつことができました。また、使用時間や使用料金の問題にもふれることができました。 授業参観を活用したため、保護者の意識も高めることができ、有意義な授業となりました。 【田原・童浦小】インターネット上の掲示板を使う時に気をつけることについて学びました(6年生)6年生では8割以上の家庭でインターネットが接続されており、多くの児童が楽しんでいます。しかし、ネット上の掲示板やチャットについて知っている児童は3分の1程度でした。今後子どもたちが成長し、インターネットに習熟していくと、情報を受け取るだけでなく、自分が情報を発信する場面に遭遇することが考えられます。そこで、情報を発信する際の責任やマナーについて子どもたちに学ばせようと今回の授業を実施しました。 子どもたちは、「Netモラル」上のクリップや疑似体験、ドリルを通して掲示板を使用する際の、様々な場面での正しい判断について学びました。疑似体験は、仮想の掲示板に書き込まれた内容について4択で返答するもので、子どもたちは楽しみながら学習をすすめることができました。「Netモラル」は、子どもたちの情報モラルを高めるための様々な工夫がされており、手軽に授業で活用することができます。 【小牧・小牧中】サイバー犯罪についての学習楽しさや便利さの裏側を正しく理解し,その上でこれらを利用できるようになるために,技術科の授業において中学1年生を対象に,警視庁が制作した情報セキュリティー対策ビデオ「サイバー犯罪事件簿2“危険なアクセス”」を視聴しました。 ビデオの内容は,家族が 父…フィッシング詐欺に遭う 息子…架空請求に悩まされる 娘…出会い系サイトで知り合った男にストーカー行為を受ける という被害を受けるというものです。 視聴した後に,サーバー犯罪に巻き込まれない方法と,巻き込まれたときの対処法についてグループで意見を交換しました。 【日進・日進中】情報モラルに関する取組内容は、主に 1 情報伝達の問題点 2個人情報と著作権の保護という2点に絞って学習をおこないました。「情報伝達の問題点」では情報伝達技術の発達の裏にある様々な問題点や危険性について考えました。「個人情報と著作権の保護」では、写真・絵画・音楽データなどの取り扱いについて身近な具体例を取り上げながら著作権の保護について考えました。 【豊明・三崎小】課外活動での取組みについて自分たちでサイトを探し、体験したことを4年生へ教えました。体験を通して、子どもたちは、次のような感想を持ちました。 <5年生部員> ・ネチケットは、とても大切なんだなと思いました。送られてきたゲームなどを勝手にやったりすると画面が、真っ白になったりするのは、とても大変だなと思いました。 ・ネチケットが大切なんだなと思いました。パソコンで知らない人に簡単にメールアドレス、住所などを教えちゃだめだなと思いました。僕はやってしまいそうなので気を付けようと思います。 <4年生部員> ・パソコンには、やってはいけないことがあるんだなと思いました。 ・ネチケットを勉強して楽しかった。そして、ネットでやってはいけないことや分からないくらいの小さい文字で有料と書いてお金を払わさせられる会社があることにびっくりしました。また、自分の情報や友だちの悪口などを書いたりしてはいけないことが、分かりました。 ・どらネットは、おもしろかったです。お話を進めながらゲームをしたりパソコンの正しい使い方を学べたりしたから次から正しい使い方をしたいです。 ・どらネットをやりながら勉強とか問題とかがあって遊びながらネチケットとかが分かったので楽しかったです。 【豊橋・豊岡中】携帯電話・インターネットの利用について学習しました携帯電話会社から配付されたDVDを見ながら学習を進めました。携帯電話の所有者は、全体のほぼ半数でしたが、インターネットの利用者は大半を占めており、自分の日々やっていることが他の人の迷惑になっていないか、法律的に違反していないかをふりかえる場となりました。 「だれもが簡単にインターネットを使えることは、便利だけど、逆に誰でも悪口を読んだり、書きこんだりできるので、使い方に気をつけたいと思いました。自分だけじゃなく、人に迷惑をかけるので、絶対にやらないようにしたいです。」「悪口などのことで、ひとに巻きこまれるのも嫌だし、ひとを巻き込むことがないようにしたい。」といった授業後の感想が見られました。 【瀬戸・長根小】情報モラル教育に関する取組始めに、疑似体験できる動画クリップを視聴しました。パソコンを使った授業で作った友だちの作品を無断で修正したことが、「落書きされた」と受け取られ、トラブルに発展する、という内容です。 視聴後に意見や感想を聞くと、 「自分の作品にかってに描かれて、いやな思いをしたと思う」 「描いた児童は、悪気があったわけじゃないけど、かってに描いたらいけないと思う」 など、いろいろな意見が出ました。 その後、人が作ったり描いたりしたものには、無断で使ったり変えたりしてはいけないこと、人の作品を大切にすること、などの指導をしました。 【あま・甚目寺南中】 日頃の取り組みと「インターネット利用安全・安心講座」
本校では、日頃から技術科の情報教育と並行して、各学級で道徳の時間や朝のSTなどで子どもたちに身近な事例の迷惑メールやいじめにつながる中傷メールを話題にして考えさせたり、学年集会で携帯電話やインターネットを利用したときに犯罪に巻き込まれる危険性について話をしたりして情報モラル教育を行っています。
また、10月8日の学校参観日には愛知県警察本部サイバー犯罪対策室の方の協力を得て「インターネット利用安全・安心講座」を行いました。保護者の方々も大勢参加され、携帯電話やパソコン使用のインターネットに関わるマナーやトラブルについて親子で考える機会となりました。その「インターネット利用安全・安心講座」では、講師の方から迷惑メール、出会い系サイト、チェーンメール、ブログ・掲示板での誹謗中傷・いじめ、学校裏サイトなど具体的なトラブルの事例を説明してもらい、自分が被害者にならないようには、自分が加害者にならないようにするにはどうしたらよいのか教えてもらい有意義な会になりました。 今後も引き続き、情報モラルをきちんともち情報社会に対応できる生徒を育てるために、情報モラル教育を生徒の発達段階や実態を踏まえ道徳の時間をはじめ、各教科・領域、総合的な時間、特別活動など、学校教育活動全体で取り組み進めていきます。また、教員自身も校内研修や授業研究を通して情報モラル教育を進めていきます。 【東郷・諸輪中】メールの安全な使い方について
8月2日(月)の出校日に、学年集会でメールの安全な使い方について、学年主任が指導を行った。
初めに、いたずらで友達の悪口をメールで送ったり、インターネットの掲示板に書き込んだり、ウソの情報をインターネットの情報を書き込んだりしたとき、どのようなトラブルに発展するのかをクイズ形式で考えさせたところ、生徒は積極的に発言をしてそれぞれの考えを述べていた。 次に、インターネットのプロフサイトに顔写真や名前、住所などを載せてしまったとき、思わぬ事件に巻き込まれた例を話した。さらに、チェーンメール、有害サイト、音楽のダウンロード、音楽やアニメをインターネットに載せることなど、日ごろから生徒が関心をもっている内容について、正しい対応をしないと事件に巻き込まれて被害者になるだけでなく、自分が加害者となる可能性があることを話した。 生徒たちは、大変真剣に聞き入っており、「メールは、正しい知識と判断力のもとに行うことが大切だ。」「メールは、気軽な気持ち扱うものではない。」などの感想が聞かれた。 中学生になって交友関係が広がり、携帯電話やパソコンでメールのやりとりをする生徒が増えてきたこの時期に、有意義な会であったと感じた。 【高浜・高浜小】 ケータイ安全教室けいたい電話の便利なところ、危険なところをわかりやすく説明していただきました。また、実際に起こった事例などを聞くことができ、とても有意義な教室になりました。 (児童の感想) 『私はケータイ安全教室を受けて、勝手に個人情報を出してしまったりするのは、本当にこわいことだと思いました。女の子がメールでのやりとり先の人から、被害を受けてしまったという話を聞いてお母さんが「絶対に高校までだめ」と言っていたことの意味がわかりました。・・・携帯電話は人の人生を壊してしまう力があると思いました。すごく便利な物だけど、間違った使い方をすると、とんでもないことになってしまう。人を傷つけてしまう。ちゃんと考えてから使わないといけないと思いました。』 【蒲郡・形原小】メールを正しく使うためにまだ、メールの送受信をしたことがない子どものため、教室でメールごっこをすることにした。「温かい言葉をつくって送ろう」と短い言葉を紙に書かせ、『座席番号のアドレス○・□』(教室の座席の左から○番め、前から□列め)の子へ届けてもらうことにした。「マラソン大会でがんばって」「かけ足訓練いっしょに走ろう」など誰からかわからないが、温かなメッセージに「やさしい言葉にうれしくなったよ」「もらってよかった」という声がきかれた。次に座席番号を1→2→3→4→1というように書き換えて、全く別人にわたるようにして配達させた。適当にまわされたものなのに、「やっぱりもらって悪い気はしなかった」「うれしい感じがしてくるよ」「メールっていいものだね」という感想が聞かれた。 そこで、不幸の手紙のように、不特定多数の人々の間を増殖しながら転送されていくことを目的とした『チェーンメール』や『なりすまし』『誹謗中傷』があることを伝えると、「ストレス発散をしているのかな」「いたずらだ、かまってほしいのかな」という感想が聞かれた。チェーンメールを受け取った際には止めるのがマナーであり、内容に関わらず他人に転送してはならないことを知らせてまとめとした。 【尾張旭・瑞鳳小】子どもの携帯・ネット環境を学ぶ「中学生に携帯を買ったが、使い方やフィルタリングなどについて詳しく話を聞けた」「親子でよく話し合って、使い方のルールなどを決めておきたい」「家庭でのコミュニケーションが大切だと感じた」「大人にも参考になった」などの感想が寄せられました。 【蒲郡・三谷東小】6年「考えよう、携帯電話のダークサイド」携帯電話にまつわるトラブルに巻き込まれないために、携帯電話利用についての危険性やその予防の仕方、そして、人とのコミュニケーションの取り方、モラルの大切さについて道徳の時間に指導した。 授業では、特に、「携帯電話のメール機能を使用しているときのトラブル」について、実際に学級の子どもが受けた体験を提示して、それを軸に授業展開をした。「メールが来たら3分以内に返信しないと失礼になる」という考えから、「深夜になっても携帯の待ち受け画面を見続けていて、寝不足になった」という声や、「相手が書き込んだひどい文面」にショックを受けたとの意見が出された。 教師は、授業展開の中で、 ・メールを書く際に、読み手の気持ちを考える。 ・表現の中に、自分の気持ちを一方的に伝える文面が出ていないか再度読み返す。 ・普段は言っていないような、乱暴な言葉を使っていないか、一呼吸おいてチェックする。 ということを意識させた。 そして、普段からの人間関係の延長上に電話やメールもあるはずだから、相手の気持ちを思いやることの大切さを考えさせる学習をおこなった。 (文責 近藤) 資料 雑誌「道徳教育」2010年2月号 特集「情報モラル」高学年の押さえどころと道徳授業 携帯電話の世界をのぞいてみよう−手作り資料の活用− 高田幸男(東京都立川市立南砂小学校) 【北名古屋・白木中】「携帯電話安全教室」による情報モラル学習次に,本校生徒の携帯電話に関するアンケートから現状を確認し,携帯電話の使用状況やメールの使用状況を示し,危険な点を確認した。その後,NTTdocomoから提供されているDVD「ケータイ安全教室」を視聴し,携帯電話に関わる様々なトラブルについて確認した。最後に,被害者にも加害者にもならないポイントをまとめた。技術の情報分野での情報モラル教育を含め,今後も生徒が危険に遭わないよう教材を考えていきたい。 【瀬戸・南山中】ケータイ安全教室を行いましたNTTドコモの方を講師として招き,携帯電話の使い方についてレクチャーを受けました。 実際に中学生が巻き込まれた金銭トラブルや危ない目にあった出来事などをドラマで分かりやすく見た後,どのように対処すべきかを分かりやすく具体的に聴くことが出来ました。 家庭でも携帯電話の使い方について話し合って見てくださいというお言葉をいただき、携帯電話の怖さを知るよい機会となりました。 【みよし・天王小】インターネットの検索エンジン(Yahoo、gooなど)を使うときの注意点を学習した1.アンケートに答えるだけでプレゼントがもらえる。 2.大人向けのサイトや自分の知らないサイトにいってしまった。 この2通りを学習した。 1の場合、何人かの子どもたちが「そういうホームページ見たことある。」と答えた。ただ3年生であったため、個人情報を書き込むことができず、トラブルにはならなかった。しかし「おもちゃやゲームがもらえるならやってみたい。」と答える子も存在した。そこで住所や電話番号などの個人情報を教えてしまうと、迷惑電話がかかってきたり、家に知らない人が押し売りにきたりするというトラブルがあるということを学習した。子どもたちの反応はとても大きく、「パソコン触っただけなのに、なんでそんなことになるんだろう。」というものであった。子どもたちの認識としては、「パソコンを触っただけだから安全。」というものがあったことが分かった。個人情報を漏らすことはいけないということを知り、書きこむサイトがある場合、大人と相談してから書きこむということを学習した。 2の場合、「クリックするだけでいろいろなページにとぶことがある。」「知らないうちに、変なサイトに来てしまったことがある。」と答える子が多く、今までにも似たような経験をした子がいることが分かった。「こうなってしまったらどうすればいいと思う?」と子どもに投げかけたところ、「分からない」と答えた子が一番多く、どうすればいいか分からないという実態が分かった。この場合には、ブラウザの右上の「×」を押してサイトを閉じたり、大人に相談したりすればいいということを学習した。 今回の授業を通して、インターネットは便利であるけれども、それを使いこなすことは難しく、家族や教師に相談をして使うことや、困ったときはすぐに大人に相談するということを学ぶことができた。 【尾張旭・旭小】携帯電話の正しい使い方とマナーについての授業講師の方は,携帯電話を使いながら自転車に乗っていて起きた事故のことや,メールによる行き違いなど,具体的な例を交えてお話をしてくださいました。 小学校卒業後,中学生になって携帯電話を持つ児童も増えていくことでしょう。今後も機会をとらえて情報モラルの大切さについて指導していきたいと思います。 【豊田・浄水小】学年の発達段階に応じた情報モラル教育昨年度配付された情報モラル教材「春野家ケータイ物語」を活用し各、携帯電話の使い方を通して、「ルールやマナーを守る」「個人情報を保護する」「情報発信で守ること」などの内容を学習している。 この教材は、家族の物語となっており、家族で問題解決していく姿を学ぶことができる。またメディアをニュートラルなものとして捉え、正しい使い方を考えさせる内容になっている。3年生では道徳で「忘れずに マナーもいっしょに ケータイしよう」(法の理解と遵守、公共的なネットワーク社会の構築)を学習した。 ドラマの視聴から、ケータイの良さとともに周りに迷惑をかけることもあることを知り、マナーやルールはお互いに気持ちよく暮らすため、また安心・安全に暮らすためにあることを具体的な場面について話し合って理解を深めた。実際にメディアに触れる機会が少ない低・中学年でも、道徳的な価値からモラルを守る意識を高めていく学習になっていくようにカリキュラムに組み込んでいる。 |