【安城・高棚小】携帯電話やインターネットのルールとマナーについて学習しましたはじめに携帯電話の便利な点について意見を出し合った後、別の学校で以前実際に起きた、携帯電話にまつわるトラブルの例を紹介しました。多くの子どもたちが携帯電話に興味を持ち、「欲しいな」「あると便利だな」と考えていたようでしたが、電話やメールがいたずらやいじめに利用されていることを知ると、とても驚いていました。その後、社会科や総合的な学習の時間などで利用する機会が増えるインターネットのルールとマナーについて、「ドラえもんのまんがでわかるルールとマナー集」を見ながら話し合いをしました。その中で、「けいじばんやうらサイトはだれが書きこんだのかが分からないので、とてもこわいなと思いました」「ブログにへんな言葉やいやがらせの言葉がとどかないように、自分で使うときはへんなブログを開かないようにしよう」「パスワードはとても大事なものなので、人に教えてはいけないということが分かりました」などの意見が出ました。 今後も情報モラルの授業を継続していくことで、携帯電話やインターネットのルールやマナーを正しく理解し、コンピュータなどを適切に活用できる子どもたちを育成していきたいと考えています。 【豊田・高岡中】『ケータイ安全教室』の実施全校生徒に事前アンケートを実施し、ケータイの所持率は1年生:約40%、2年生:約60%、3年生:約78%であり、過去にケータイによる被害にあった生徒が7%、被害を心配している生徒が41%いました。今後、被害を未然に防ぐために、どのような心構えや対策が有効であるか具体例をもとに学習しました。 「出会い系サイト」における事件はブログへのちょっとした書き込みによって、個人が特定されてしまう危険性を教えていただきました。ケータイを所持する生徒のうち、フィルタリングサービスの状況は、かけている生徒:46%、かけていない生徒:23%、知らない生徒:31%という結果でした。生徒たちの現状は無防備な状況で、講師の方から改めてフィルタリングサービスの積極的な利用を呼び掛けられました。 『ケータイ安全教室』を受けた3年生徒からは、「身近な問題として有意義な1時間だった」「チェーンメールは私で止め、回さない」という具体的な感想がありました。また保護者からは「将来に向けて役立つ勉強をすることができましたね。ケータイは道具です。それに振り回されないようにね」「顔を見て話すことが人間関係づくりの基本ですよ」などという感想が寄せられました。 平成22年度も昨年度に引き続き、10月8日(金)にNTTドコモから講師をお招きし、3年生と保護者を対象に『ケータイ安全教室』を開催し、情報モラルについて学習を深めていきます。 【西尾・寺津中】道徳において、『情報モラルを学ぼう』という題名で授業を行いました授業はコンピューター室で行われ、情報モラル教育支援ソフト『事例で学ぶNetモラル』を活用しました。事例は『プロフ(自己紹介サイト)女の子だと思っていたら…』を取り上げました。 プロフで知り合った人が実は悪い男の人で、会いたいという誘いにのってこない主人公に対し、「友達の個人情報をさらす(ばらまく)ぞ」と脅してくる内容でした。生徒たちは、身近に起こりそうな内容であると感じ、その危険性ををあらためて自覚することができました。 【豊田・道慈小】DVD教材を活用した取組ケータイの掲示板上でいじめに遭ったケースを取り上げ、掲示板上に書いてはいけないことや書いてもよいことについて学習した。 このドラマは、まさに6年生の抱えている問題とリンクしているところがあった。導入の「友達から言われた言葉やされたことで、すごくいやだったことはありませんか。」という質問に対して「ウザイ、バカ、アホ、シネ、陰口、悪口、仲間はずれ、無視・・・」などと、たくさんの意見が全員から出された。 主人公の啓太が、ネットに「ウザイ」と書き込みされ、うわさがどんどん広まっていくさまを、食い入るように見ていた。たった一人で抱え込み、孤立していた啓太。啓太がいじめに遭っていることを知った両親が学校に相談に行き、先生や友達に助けられる場面では、クラス全員がそれぞれの状況と重ねて観ているようだった。ドラマの中で、男性教師が全体の場で、「掲示板でいじめるやつは卑怯だ。周りの人は、知っていても知らん顔するのではなく、助けてあげよう。」と言う呼びかけをした。道慈小でも同じことを指導しているので、ダイレクトに訴えてくるものがあった。 まとめでは、3つのポイントを押さえた。 1.相手の気持ちを考える 2.自分の発言に責任を持つ 3.家族や友だちと話し合う この学習は、いじめに遭った子を勇気づけ、いじめている子に警告を発しているように思われた。学習が終わると、なぜか、A男やB男の表情が明るくなり、全員の男子が顔を寄せ合うようにして会話を楽しんでいる光景があった。この授業をしてよかったと思った。 【豊田・幸海小】電子メールのルール教科:道徳『電子メールのルール メールって便利だね でもマナーも大切』 1.パソコンや携帯電話のメール機能についての、利用経験をたずねる。 ・5名、メール機能の経験がある。1人は自分専用の携帯電話を持っている。 ・親の携帯電話を使ってメールの送受信をしたことがある者が、8割程度。 2.ビデオを見て、メールをするときに気をつけなければならないことを考える。 ・友達の悪口をメールで送らない。 ・時間を考えて、遅い時間にはメールを送らない。 □児童・生徒の様子 ・自分専用の携帯電話は持っていなくても、家族関係からメールのやりとりに関して身近に感じているようだ。中学生になったら携帯電話を持ちたいか、とたずねると7割程の児童が挙手をした。やはり携帯電話に対する憧れは強いようだった。 ・今回のビデオを見て考えられる「気をつけなければならないこと」は、上記のようなものが挙げられた。その他にも、家族での体験談や、私自身の体験談も交えて気をつけなければならないことを話し合った。「メールを読む相手が気分を害するような、適当な返事を返さない。」「送られてきた文の量に見合うだけの文の量で返すのが望ましい。」「丁寧な言葉遣いをする。」「どうしても夜遅くに伝えなければならないことができたときは『夜分遅くにすいません』といった断りの内容をいれる」といったことを確認しあうことができた。 □成果と今後の課題 現在、携帯電話を持っている児童が少ないが、中学に進学すると全員が自転車通学 ということもあり、携帯電話を持つ者は一気に増えると考えられる。数年後に使うと分かっているメール機能のマナーについて少しでも、理解することができた。実際に使い始めたときにも同じような、授業をできたら良いと思うが、今回のこの授業がその時に少しでも思い出されれば、この授業の成果はあったのだと思う。この授業のあとにも、情報モラルに関する授業を行った。たくさんの情報や通信手段が存在する現代だからこそ、必要となる自分を守る力の「情報モラル」について、今後もこまめに指導していきたい。 愛知県の生涯学習情報誌「まなびぃあいち」で情報モラルを特集しました。愛知県生涯学習推進センターで年4回発行している生涯学習情報誌です。 平成22年3月末に発行した28号では、「情報モラル」を特集しました。 「愛知情報モラル対応講座」の様子や、情報モラルについての学校や県の取り組み、家庭教育のポイントが掲載されています。 携帯電話購入のシーズンです。子どもに携帯電話を持たせるにあたって、保護者として知っておかなくてはいけないことややるべきことが書かれています。子どもを賢い携帯利用者にするためにも是非参考にしてください。 ≪ご覧になりたい方は…≫ お近くの市町村、図書館、県関係機関等で配布しています。 また、愛知県生涯学習情報システム「学びネットあいち」で公開しています。 「まなびぃあいち」http://www.manabi.pref.aichi.jp/center/manabee/... |