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2009年7月5日(日)「学校評価研究会」

豊田市で、久しぶりの学校評価研究会を開催。遠くは東京からの参加もあって、総勢17名の会議。事務局である僕が、意味ある会議を開くためにやや迷うところがあって、停滞させてしまっていた会議。まず、そのことを謝罪して、事前会議の報告をして、仮に作ってもらったシステムを披露してもらった。これが実に凄い!我々の課題をすっきり解決できる手応え十分のシステム。もともと、我々が学校評価について問題点として挙げていたのは次の事柄。
学校評価は学校改善を目的として行うものだと分かっているが、ついつい学校評価をすることが目的となってしまう。
一般的に学校評価は「Plan(目標、計画)、Do(実践・実行)、Check(評価)、Action(改善)」のPDCAサイクルの中で行うべきだが、ややもすると「Check(評価)」の部分だけが浮いてしまう。
学校評価の項目づくりに始まり、アンケート実施、集計、分析、公表という評価ステップは多忙な学校現場にはなじまない。ましてや年に数回の学校評価は、とてもできるものではない。
これらを解決するためにICTを活用することを考え、次のようなシステム開発を提案してきた。
1 学校評価を行うための評価項目データベースを備えていて、各学校の教育目標に応じて評価項目を選択するだけで、教職員向けや保護者向けの学校評価アンケートが自動的に作成される。
2 学校評価者(教職員、保護者、地域代表など)に、評価して欲しい時期に、評価依頼メール(携帯メールも可能)を自動発信するように設定できる。
3 学校評価者には、届いたメールに記載されたネット上での評価フォームを利用して、評価をしてもらう。入力されたデータは自動的に集計される。
4 学校評価者に、正しい情報をもとに評価してもらえるよう、学校ホームページで発信した記事を参考資料として示す機能がある。
5 集計されたデータは、自動的にグラフ化され、これらをもとに分析したり、改善に向けて話し合ったりするための資料とすることができる。
6 学校評価結果は、学校ホームページに掲載できるように、自動加工される。また、このシステムを継続的に使用することで、同一評価項目での経年変化を表示することもできる。
このような提案をしてきたが、これらのことがほぼ実現できるシステムが紹介された。凄い!の一言。
ここまでシステムが出来上がってくると、一番肝心なのは学校評価の在り方そのもの。3つのグループに分かれて論議。この論議については、これ以上書くと長すぎるので、とても上手くまとめている友人のブログでお読みいただきたい。
(玉置 崇)
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