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2010年2月11日(木)「学校評価研究会」

今日は久々の学校評価研究会。早朝に起きて要項と資料作り。研究会をステップアップするための提案を考える。皆さんの意見を楽しみにして出かける。
始めに国際大学・豊福先生から最新研究情報をお聞きする。新潟市立亀田東小学校のホームページと学校評価を連動させた実践と、ご自身の学校関係者評価経験からの知見を紹介していただいた。今後の研究会の方向性をしっかりと定めることができる情報を提供いただいた。
亀田東小学校の学校評価について興味がある方は、例えば、このページ「学習について」をご覧になるとよい。ページ上部には「学習について」の達成目標や進捗状況が記されている。下部にはその関連情報が写真とテキスト文で表示されている。実は亀田東小学校ホームページの記事の一つ一つには、タグがつけられていて、すべての記事から達成目標に関連した記事を集めてくることや、再表示することが容易にできるようになっている。このように評価をするための根拠(関連)情報が簡単に作成できるのは画期的なことだ。真剣に学校評価を考えている学校(管理職)は、この価値が実感できると思う。保護者が学校評価をする際に、こうした情報をもとに評価する場合と、何ら情報を持たず評価をする場合を考えると、どちらが妥当性ある評価となるかは明白だからだ。
続いて僕からの提案。新システムを活用しての「小刻み(マイクロ)学校評価」の実践化について。研究会で1年余考えてきた学校評価システムを実際に使い、さらに実効性のある学校評価を生み出すための組織作りと進め方について提案した。合わせて成果発表の場の持ち方についても、共通理解が得られ、確かな一歩を進めることができた。今日も皆さんに感謝。
(玉置 崇)

2009年9月6日(日)「学校評価研究会」

学校評価研究会は前回同様、グループ協議から。各自持参のレポートをもとに、新システムにのせる各種学校評価項目について検討。全体協議では、あらためて学校評価の目的から確認し、評価項目例について論議。この論議がいつも面白い。メンバーの意識と質の高さを感じる論議が続く。あまり高度すぎて、司会役を変わって欲しいと思うこともしばしば。今回も同様。結局、うまく収束できず、お詫びに自分でまとめのレポートを書くことを提案して会議終了。今の僕は「新システム」と「学校評価研究会提案:学校評価のあり方」の2つセットで世に問いたい気分。
(玉置 崇)

2009年7月5日(日)「学校評価研究会」

豊田市で、久しぶりの学校評価研究会を開催。遠くは東京からの参加もあって、総勢17名の会議。事務局である僕が、意味ある会議を開くためにやや迷うところがあって、停滞させてしまっていた会議。まず、そのことを謝罪して、事前会議の報告をして、仮に作ってもらったシステムを披露してもらった。これが実に凄い!我々の課題をすっきり解決できる手応え十分のシステム。もともと、我々が学校評価について問題点として挙げていたのは次の事柄。
学校評価は学校改善を目的として行うものだと分かっているが、ついつい学校評価をすることが目的となってしまう。
一般的に学校評価は「Plan(目標、計画)、Do(実践・実行)、Check(評価)、Action(改善)」のPDCAサイクルの中で行うべきだが、ややもすると「Check(評価)」の部分だけが浮いてしまう。
学校評価の項目づくりに始まり、アンケート実施、集計、分析、公表という評価ステップは多忙な学校現場にはなじまない。ましてや年に数回の学校評価は、とてもできるものではない。
これらを解決するためにICTを活用することを考え、次のようなシステム開発を提案してきた。
1 学校評価を行うための評価項目データベースを備えていて、各学校の教育目標に応じて評価項目を選択するだけで、教職員向けや保護者向けの学校評価アンケートが自動的に作成される。
2 学校評価者(教職員、保護者、地域代表など)に、評価して欲しい時期に、評価依頼メール(携帯メールも可能)を自動発信するように設定できる。
3 学校評価者には、届いたメールに記載されたネット上での評価フォームを利用して、評価をしてもらう。入力されたデータは自動的に集計される。
4 学校評価者に、正しい情報をもとに評価してもらえるよう、学校ホームページで発信した記事を参考資料として示す機能がある。
5 集計されたデータは、自動的にグラフ化され、これらをもとに分析したり、改善に向けて話し合ったりするための資料とすることができる。
6 学校評価結果は、学校ホームページに掲載できるように、自動加工される。また、このシステムを継続的に使用することで、同一評価項目での経年変化を表示することもできる。
このような提案をしてきたが、これらのことがほぼ実現できるシステムが紹介された。凄い!の一言。
ここまでシステムが出来上がってくると、一番肝心なのは学校評価の在り方そのもの。3つのグループに分かれて論議。この論議については、これ以上書くと長すぎるので、とても上手くまとめている友人のブログでお読みいただきたい。
(玉置 崇)
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