4年総合 ともに手を取り合って〜塩田優子さんに出会った優子さんが目が見えなくなってからの、家庭や学校やいろいろな場所でのつらかった出来事、病気に負けずに苦労に打ち勝ってきた努力や気持ち、学習やスポーツのやり方、バリアフリーの施設やユニバーサルデザインで作られた様々な道具の工夫などについて、詳しく話していただきました。 中でも、実物で使い方を実演しながら、白杖・音の出る電卓・拡大鏡・点字の付いた物などを見せたり、質問したみんなの名前をその場で点字で打ったり、点字絵本を両手でドンドン探りながらすらすらと読んで聞かせたりしてくれて、みな、感心して見入っていました。 さらに、お料理が趣味で魚もさばけること、目が見えなくても編み物もできることなど、家事を何でもこなし、生きることをとても楽しんでいる様子を聞いて、驚き、感動の声があがりました。 何よりも、「病気が恥ずかしいのではなく、病気に負けることが恥ずかしい。」「世界中の宝物を全て集めたよりも、命は重い。」といった言葉を聞いて、『これから生きていくのに大切なことを教えてくれた。』という思いまで持ったようでした。 最後に、お話を聞いた感想をその場で伝えました。次々とたくさんの子ども達が手を挙げ、感謝の気持ちとともにそれぞれの感動を伝えることができました。優子さんからは、「即座にこれだけの感想を話せるとは、桜小の子ども達はすばらしい。」と、お褒めの言葉をいただきました。言えなかった子どももお礼の手紙を書いたので、優子さんに送る予定です。 図書室で自分達が調べた、障害を持つ人々の苦労や助ける道具などに加えて、実際に障害を持つ優子さんと接したことで、これから、自分達にできることを実践していきたいという気持ちが高まったようでした。 4年社会・総合 安積開拓調査in開成館・開成山公園開成山までの往復の道のりはちょっとつらかったのですが、秋晴れと紅葉の中、全員がしっかりと学習を深めて、ちょっぴり遊んで、無事帰ってくることができました。 開成館ではクラス毎にボランティアの方が案内をしてくださり、1階から3階までや、外の建物の紹介を詳しくしてくださいました。 子ども達は、農機具や暮らしの道具、明治時代に郡山の大きな産業であった生糸生産の道具など、実物はやっぱりすごいと感心していました。中條政恒を始めとする、郡山の安積開拓を懸命に進めてくれた先人達の苦労や仕事についても詳しく学びました。安積疏水が必要だったわけも、実感できたのではないでしょうか。 開拓者達の家では、障子1枚しか外の雪や雨を防ぐかべのない家や、3畳ほどのせまい部屋で家族全員が寝起きをしていた貧しい暮らしや苦労を、実感できたようでした。 安積開拓オリエンテーリングでは、開成山公園や開成山大神宮の敷地内にある様々な石碑や銅像、施設を探し歩き、安積開拓に携わった先人をたたえ、未来に伝える物がいろいろあることに気づき、開拓のつらさを慰める句が、たくさん歌われていることにも気づけたことでしょう。 明治の様々な人々(安積地方の民間人・遠くから入植した人々・福島県・国)が協力し合って、安積地方の発展を夢見て努力したことを学んだ一日でした。 |
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