私たちの年代の中学校時代、年度当初の体育は決まって行進や整列の仕方から入ったのではないでしょうか?校内陸上大会等では、式台の前を通る際に「頭、右!」などともやっていたように記憶しています。(かなり古くて恐縮です・・・)時代が変わるにつれ、何らかの理由であまり整列などは重視されないようになってきた傾向は否めません。しかしこの整列は、修学旅行を例に出すまでもなく、とても合理的で意味のあることなのです。
では、「整列」の際のキーワードとは何でしょうか。
・ 並ぶ順番を決める。
・ 並ぶ場所を決める。
・ 並ぶ時間を決める。
ことなのだそうです。そう考えると、清掃時の整列も、順番・場所ともいつも決まっており、時間も最終授業終了後と決められています。だからこそ、並べるのです。全校集会などは、身長順に各学年ごとにと決められています。
日本人にとっての整列は、今となってはあまり身近ではないのかもしれませんが、今回の震災で外国から評価されたのは、何事においても日本人がきちんと列を作って待っていたことです。つまり、日本人には何かをする際、整列することが合理的であるという情報が組み込まれているのでしょう。単に列を作ると言っても、水の配給などではたぶん、お年寄りなどを優先的に前にするなどの目に見えない配慮も行われていたに違いありません。
少し飛躍が過ぎたかもしれませんが、今日も守山中学校では整列してから掃除を始め、整列して終わります。文責:真船