最新更新日:2024/06/25
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「CHANGE(チェンジ)をCHANCE(チャンス)にCHALLENGE(チャレンジ)しよう」を合言葉に1年間がんばりましょう。

卒業式(校長 式辞)3/20

式辞 

校庭の桜の花が咲き始め、春の訪れを感じる季節となりました。このよき日に卒業を迎えられた五十四名の卒業生の皆さん、誠におめでとうございます。いつもなら大勢の来賓の方や在校生が見守る中で皆さんの門出をお祝いするわけですが、感染予防のためこのような形での卒業式となりました。この場に来られなかった方々も、きっとみなさんの卒業を心の中で祝ってくれていることでしょう。みなさんが3年生の終わりごろからコロナ禍に見舞われ、生活しづらい日々が今も続いています。しかし、それにめげず元気に明るく学校生活を送ってくれたこと、本当に嬉しく思っています。

さて、皆さんのことをふり返ってまず思い出されることが「勤勉なところ」です。授業中、ノートに自分の考えをまとめたり、友だちと考えを伝え合ったりして、一人一人が自ら進んで学んでいました。それが学級としての授業の雰囲気をさらによくしていました。次に思い出されることが「節度ある行動」です。皆さんは修学旅行で友だちと大いに楽しんでいましたが、お寺での座禅体験やホテル内での様子を見ていると、場に応じて節度ある行動ができることに、私は感激しました。4月からの中学校生活でも皆さんの長所であるこの「勤勉」「節度」を大切にして伸びてほしいと願っています。中学校では新たな友だちや教職員の方々との出会いがあるので、期待や不安もあるかと思います。
 
「すべての悩みは人間関係に始まる」これは、心理学者アルフレッド・アドラーの言葉です。確かにその通りで仕事や勉強などが忙しく大変なことは、自分の頑張りである程度は解決できます。しかし、人間関係というのは自分がよくしたいと思って働きかけてもうまくいかないことがあります。これまでに友人との関係で悩んだ子は卒業生の中にきっと何人もいるのではないでしょうか。そんな時、人に対して不満に思うだけでなく、自分を見つめ直すことができた人も数多くいることでしょう。人を変えることはできませんが自分を変えることはいつでもでき、そうすることで人間関係も変わっていきます。人は何歳になってもいつからでも、自分を変えて心を成長させることができるのです。困った時は皆さんの近くにいてくれる大人に相談したり、友達と励まし合ったりしながら、伸びやかに育ってほしいと心より願っております。6年間の小学校生活は今日終わりますが、4月からは笑顔で中学校生活を送り、大きく成長されることに期待しています。

終わりになりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。コロナ禍が3年続き制限がある生活の中、今日こうして卒業を迎えられたお子様の姿を見られ、感慨もひとしおのことと存じます。4月からは、いよいよ中学校生活が始まります。時には心悩まされることもあろうかと思いますが、お子様にとって最後の支えとなるのは保護者の皆様です。これまで以上にお子様の可能性と素直な心を信じられ、ともに歩まれてください。それでは、卒業生の皆さんの前途に幸多からんことをお祈りし、式辞といたします。
 
 令和五年三月二十日
 


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オンライン朝礼での校長先生のお話 3/6

先週の木曜日の午後、心温まるすばらしい卒業生を送る会が行われました。どうして心温まる会になったのか、私が気づいたことを今日はお話しします。

1〜5年生の子たちは、6年生に感謝の気持ちを込めながら、歌や楽器演奏、ダンスやクイズなどを披露してくれました。自分たちでよく考えて、もうすぐ卒業する6年生のことを大切にしながら心を込めて発信することができました。
また、それを受けとる側の6年生の姿勢もすばらしいものでした。目と耳でしっかりと見て聞いて、楽しむところは大いに笑い拍手で盛り上げる。言葉に少しつまった子がいたら「頑張って」と励ます。
6年生の子たちは今、この場でどういう態度をすればよいのかということがよくわかっている節度ある集団です。

卒業生を送る会は、発信する側と受け取る側がしっかりとかみ合った最高の時間になりましたね。

オンライン朝礼での校長先生のお話 3/1

【2月27日 朝礼でのお話】

西成東小学校の自慢できるところについて、今日はお話しします。

私は5年前に西成東小学校に転勤してきました。その時、4月の入学式の前日、新6年生の子達が式場準備のために登校してくれて、机や椅子を運んだり掃除をしてくれたりしました。その掃除の仕方の丁寧さに私は驚きました。両膝を床につけ隅々まで実に綺麗にしてくれて、なんと素晴らしい6年生の子たちなんだと感激しました。その後、授業が始まって毎日の掃除の時間の様子を見たら、なぜあんなに丁寧に掃除ができていたか、その理由がわかりました。毎日、高学年と低学年がペアになり、高学年の子は低学年の子にやり方を教え「それでいいよ」と認めながら活動していました。いつもできているから入学式前日もしっかりできていたんだな、と感じました。西成東小学校に転校してきた子はこの学校の掃除の素晴ら
しさに気づいたかもしれません。しかし、ずっと本校に通っている子は当たり前のことであって気づかないかもしれないので、今日は自慢できることとしてお話ししました。その時入学した子達が、今の5年生です。今日の5時間目には、体育館で机や椅子を運んで卒業式の準備をしてくれます。きっとしっかりと動いてくれることでしょう。

また、どの学年でも今卒業生を送る会の準備をしていますね。楽器の演奏やダンス、クイズなど、6年生に対して心を込めて練習していますね。お世話になった6年生に感謝の気持ちを込めて練習することで、自分自身の心もまた一回り大きく成長することができます。皆のそんな姿が見られることを楽しみにしています

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一宮市立西成東小学校
校長 竹元 巨
〒491-0003
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