14000さつのおひっこし その後![]() その姿を見て、「そういえば去年の仕分けは、図書館とは別の部屋でやったなぁ・・・」と思い出しました。 今の図書館は、およそ2クラス分の教室+廊下の広さがあります。前よりとても広くなったおかげで、図書館を使う人と委員会の活動をする人が、同じ部屋ですごせるようになりました。また授業の時間でも、調べ物をするクラスと読書用の本を借りるクラスが、同じ時間に図書館に来ることもできるようになりました。 新しい図書館では、毎日たくさんの人が来て、たくさんの本が使われています。こんなにすばらしい図書館になったのも、大勢の方々が力を貸してくださったおかげだと、改めて思います。 協力してくださった皆様、本当にありがとうございました! 14000さつのおひっこし その3![]() まず、同じ物語の本でも、文庫は専用の本棚があるので、場所が違います。また、文庫ではない本でも、日本の物語か外国の物語かで、場所が変わります。さらに、同じ日本の物語でも、ミステリーやホラー・低学年向けの本は、場所が異なり・・・もう目が回りそうです! 「先生!!この本の本棚、ここですか!?」 「・・・・・・ごめん。向こうです。」 「ええ〜〜〜っ!!」 と、図書館の端から端へ運びなおしたことも、何度かあったとかなかったとか・・・。あっちへこっちへそっちへと、本を運んでもらって、物語の本もすべて運ぶことができました。 こうして14000冊の引っ越しは、たった一日で終わったのでした! 13000さつのおひっこし その2![]() この時に運ぶのは、図鑑などの調べものの本。だいたい絵本より少し厚いくらいの本です。それなら一度にたくさん運んでも大丈夫・・・かと思いきや、見かけによらず重い!のです。 調べものの本は、ほとんどが図書館用に作られています。たくさんの人に使われても本が壊れにくいように、破れにくい紙や丈夫な紙で作ってあります。特別な紙を使っている分、本が重くなるのです。 しかし!いつも元気な東っ子には、そのくらいの重さなんて、なんのその。重い本をどっさり持って、新しい図書館にやってきます!「先生これどこ〜?早くしないと、本落ちちゃう〜」「・・・ごめん、それ、向こうの本棚だわ。」「え〜〜〜!?」というやりとりが、何度かあったとかなかったとか・・・。 こうしてあっという間に、調べものの本の引っ越しは終わったのでした。(つづく) 文責:図書館司書 伊藤 13000さつのおひっこし その1![]() 始業式が終わった2時間目。いつもはシ〜〜ンとしてだれもいない北校舎に、4年生が集まりました。「がんばるぞーー!」「オーー!」のかけ声がひびき、引っ越しスタートです! まずは絵本の引っ越しからです。約4000冊もある絵本を、4年生さんが新しい図書館へ、どんどん運んできてくれます。どんどんどんど・・・ん?「先生−!星のシールの本って、どこに入れたらいいですか−?」「ええ!!もう星シール!?」 星シールの本を運んだら、絵本の引っ越しは終わりです。わずか45分で、約4000冊の引っ越しが済んだのです!「・・・『くつやのこびと』のこびとさんみたい・・・」とのつぶやきがあったとかなかったとか・・・。(つづく) 新しい図書館です!![]() 休み時間になると、たくさんの子どもたちが来てくれました。「すごーい!ひろーい!!」「先生、あの本どこにあるの−?」図書館に、いろいろな声が響きます。司書にとって、子どもたちでにぎやかな図書館ほど、うれしいものはありません。 開館までには、いろいろな方々がご協力してくださいました。 ピカピカの図書館を作ってくださり、本棚を北校舎から新校舎へどっさり運んでくださった、業者の皆様。 イスやらあれやらこれやら、もろもろの小物を快く運んでくださった、先生方。 そしてなにより、おととい11日に、13000冊もの本を運んでくれた、4・5・6年生のみなさん。 すばらしい図書館を、今日開館することができました。本当にありがとうございました。 *11日の本の引っ越しの様子は、このブログで順次アップする予定です。 文責:図書館司書 伊藤かおり 長い本![]() では9月は・・・「長月(ながつき)」です。日が短くなり、夜が少しずつ長くなってくる「夜長月(よながづき)」を略して、「長月」になったといわれているのだそうです。(『ポプラディア情報館 年中行事』p120より) というわけで今回は、「長い」本の紹介です。 ●『これはのみのぴこ』(えほん こ) この本には、図書館にある本の中で、一番長〜い文がのっている!・・・かもしれません。最初のページにあるのは、「これはのみのぴこ」の一行。ページをめくると、「これはのみのぴこの」「すんでいるねこのごえもん」の二行。ページをめくるたびに行が増えて、最後のページではなんと15行!文を書いたのは、「スイミー」や「スヌーピー」を日本語に訳したことでも有名な、谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)さんです。 ●『長い長いお医者さんの話』(989/ち) この本には、『長い長いおまわりさんの話』というお話も入っています。 プラハの町のおまわりさんは、たいへんです。夜が明けるまで、町を交代でパトロールするのです。パトロール中も、いろいろな事件がおこります。ネコがケンカしていたり、スズメの子が巣から落ちていたり、リスに家をとられた“チビ・オニ”に呼ばれたり、お姫さまをさらった七つ頭のかいぶつがいたり・・・あれれ?・・・とにかく、プラハのおまわりさんは、たいへんなのです。文を書いたのは、カレル・チャペックさん。絵はお兄さんの、ヨセフ・チャペックさんが描いています。 ありがとうの本![]() 「おはようございます!」 が、あちらこちらで聞こえました。また今週は、国際委員会“世界ふしぎ知らせ隊”のみなさんが、ほかの国での「おはよう」を教えてくれました。タイの「サワッディー」に、アメリカの「グッドモーニング」。明日はどの国の「おはよう」でしょうか? そのあいさつの中から、今回は「ありがとう」の本を紹介します。 ●『ありがとうのおはなし』(913/も) このほんの中には、3つのおはなしが入っています。その中の一つは、子猫のチャーのはなし。チャーとおばあさんの住む家には、古いかきの木があります。二人とも、この木がだいすきです。でも、このかきの木、ただの木じゃないようです。なぜなら、ときどき木の上のほうから、「どうもありがとう」という小さな声が、チャーには聞こえるのです。さてさて、一体だれが言っているのでしょう? ●『ありがとうのえほん』(えほん あ) この本の中では、「ありがとう」が17回も出てきます。こんなにたくさん言えるかな?お家の人に言って、おとなりの家の人に言って、学校の先生に言って、クラスのとなりの席の人に言って、そのまたとなりの・・・う〜ん、足りない!はてさて、17回も一体だれに言っているのでしょう? とっておきの場所の本![]() というわけで今回は、そのとっておきの“場所”こと、少年探偵団の本を紹介します。 ●『こちらマガーク探偵団』(933/ひ) 「ウイリーという名前の少年が、自分の家の庭で、奇妙なことをしている。空っぽの箱を、頭からすっぽりかぶり、右や左や後ろを向いては、ウーンとうなっている。そしてその箱を捨てて、また別の箱をすっぽりかぶる。その繰り返しである。いったい何をしているのだろう?」 このナゾ、みなさんだったら、どうやって解きますか?名探偵・マガークには、このくらいのナゾ解きなんて簡単です。・・・ウイリー本人に「何してるの?」と聞いたのです。その一言がきっかけで、マガーク探偵団がたんじょうします。団員は、マガークに親友のロカウェイ・ウイリーにもう一人。探偵事務所もIDカードもある、なかなか立派な探偵団です。あとは事件が来るのを待つばかり。・・・ところでウイリーは、どうして箱をかぶっていたのでしょうね? ●『お江戸の百太郎』(913/な) 浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ・・・。蔵に大事にしまっていた宝物が、煙のように消えてしまったり。お屋敷への道を聞いてきたのは、ゆうれい!?だったり。花のお江戸は、あちらこちらで事件がおこります。それをばっさばっさと解決するのは、岡っ引きのむすこの百太郎。友だちのお千賀ちゃんや寅吉といっしょに、悪いやつをつかまえます!お話を書いたのは、あの「ズッコケ三人組シリーズ」で有名な、那須正幹(なす まさもと)さんです。 夏の本![]() 今回はその中から二つ、「お盆」と「花火」の本を紹介します。 *「お盆」とは、ご先祖さまの霊を家に迎えて、おまつりする行事です。ご先祖さまが迷わないように、玄関にちょうちんを飾って目印にしたり、「迎え火」をしたりします。また「盆菓子」という、赤や緑・白の花の形をしたお菓子をおそなえします。お店に行くと、そろそろ置いてあるかもしれませんよ。 ●『かえるのうらめしやさん』(えほん か) 「おもてめしや」という名前のご飯やさんをしている、かえるさん。夏が近くなるとうれしくなってきます。それは、大好きなおばあちゃんに会えるからです。いよいよその日、かえるさんは「おもてめしや」のかんばんを“うら”がえします。さあ!「うらめしや」の開店です!このお店に来るのは、いつもとはちがうお客さんばかりです。かえるさんのおばあちゃんも、来てくれるでしょうか? ●『花火の図鑑』(790/い) 夏祭りといえば、やっぱり花火です!その花火には、「スターマイン」・「満星(まんぼし)」・「雷(らい)」など、それぞれ名前があることを、知ってましたか?この本には、花火の名前とその写真がた〜くさんのっています。また、花火の種類・花火の色のつくり方・花火の歴史などなど、花火についての話もた〜くさん書いてあります。この本があれば、花火博士になれること間違いなし!(かな??)新潟県の花火ものっています。 かえるの本![]() そしてもう一匹。彼(?)には、だれもエサや水をあげません。でも彼は、雨の日も雪の日も、いつでも中庭の入口のほうをながめています。まるで、中庭で遊ぶ子どもたちがケガをしないようにと、見守ってくれているようです。さて、彼とはいったい誰でしょう?・・・オバケ?・・・いえいえ。実は、カエルそっくりの大きな岩なのです。その名も「カエル岩」。校舎が新しくなるため、そのカエル岩とも、もうすぐお別れになるかもしれません。 カエル岩にありがとうの気持ちをこめて、今回はかえるの本です。 ●『どれみふぁけろけろ』(913/ひ) たっくんは、いつもプールの日は元気がありません。「ぼくも、かえるになりたいなあ」とつぶやいたら・・・かえるの学校のせいとになっちゃいました!かえるの学校って、どんなべんきょうをするのでしょうか?お話と絵をかいたのは、東君平(ひがし くんぺい)さん。かわいらしいかえるがいっぱいの本です。 ●『火よう日のごちそうはひきがえる』(933/え) そうじが大好きなウォートンと、りょうりが上手なモートンは、ヒキガエルの兄弟です。そのウォートンが、みみずくにつかまってしまいました!しかもみみずくは、「火曜日は、わしのたんじょう日。その日のごちそうが、おまえだよ。」と言うじゃありませんか!火曜日まであと5日。ウォートンは、ぶじに逃げられるのでしょうか?それとも食べられてしまうのでしょうか?それとも・・・? ここで一句。(本当は春の句。「蛙(かわず)」というのは、かえるのことです。) ゆうぜんとして山を見る蛙かな (小林一茶) 図書館の本![]() オープンまでには、ボランティアの保護者の方々・図書委員会のメンバー・先生方が、たくさんたくさん助けてくださいました。特にボランティアの保護者の皆様には、急なお願いにもかかわらず、大勢の方から参加してくださるとのお返事をいただきました。 皆様、本当にありがとうございました。 そこで今回はオープン記念!図書館の本を紹介します。 ●『ハルおばあさんのオルガン』(えほん は) ミドリノ村の丘には、音楽図書館があります。図書館の館長さんは、ハルおばあさん。この図書館には、受付のカウンターはありません。そのかわりに、オルガンが一台、うたの本がた〜〜くさんあります。おきゃくさんが本をかりるとき、ハルおばあさんは、本のバーコードをなぞったりしません。そのかわりに、オルガンのふたを開けてこう言います。「さあ、いっしょにうたいましょう!」こんな楽しい音楽図書館。実は、あるヒミツがあったのです。さてさて、そのヒミツとは・・・? ●『きょうりゅうが図書館にやってきた』(933/ふ) 今日から待ちに待った読書週間!トムたちはさっそく町の図書館のイベントに出かけました。そして図書館員のブラウンさんが、おはなし会を始めようとした、ちょうどその時。部屋に入ってきたのは・・・なんと恐竜の赤ん坊!それもイグアノドンという、木や草を食べる恐竜の赤ちゃんです。ところで、本は紙で出来ていますね。そして紙は、何で出来ているかというと・・・!? ちなみに亀田東小の図書館のろうかには、「白い馬」がいます。最近になって気が付いたのですが・・・いつ来たのかな??? 運動会の本![]() そう、東小では、もうすぐ運動会なのです!先日の大空集会では、運動会のスローガンが発表されました。紅組・白組それぞれのマスコットも、そろそろ決まります。今朝からは応援練習も始まって、運動会への雰囲気が、盛り上がってまいりました! というわけで、今回は運動会の本です。 ●『たぬきの たろべえの たこやきや』(913/に) 運動会といえば、かけっこ(徒競走)!この本でも、徒競走が登場します。登録選手は、東海道新幹線に、とうふに、とんびに、とんかつに、とっくり。遠くでは、鳥たちも、トップはだれか?と、トークしています。途中では、とんでもない、トラブルがあったり、ところどころで、停まったり。さてさて、トップでゴールするのは、どの選手!?同じ文字で始まることばが集まった、楽しいお話です。 ●『オタマジャクシのうんどうかい』(913/あ) ドーナツ池にあるオタマ学校でも、明日のうんどう会のために、かけっこの練習です。かけっこ、とはいっても、学校にいるのはみんなオタマジャクシ。だから、しっぽでいっしょうけんめい水をかいて、ゴールまで泳ぐのです。でもしっぽが半分しかないタマは、スピードが出ないのでいつもビリ。そこでみんなは「タマにしてあげられること」を考えます・・・さあ!タマのうんどう会のスタートです! ちなみに東小の運動会では、昨年・一昨年は赤組の優勝でした。今年も赤組の連勝か?それとも白組念願の優勝なるか?どちらもガンバレ!! 田畑の本![]() というわけで、今回は畑&田んぼの本です。 ●『ぜんべいじいさんのいちご』(えほん せ) 山に住んでいる、ぜんべいおじいさん。一番の楽しみは、おいしいいちごをたくさん作ることです。畑にいちごの苗を植えた後も、おじいさんにはまだまだ仕事があります。苗がかれないように、毎日畑を見回ったり、実が虫に食べられないように、わらをしいたりと、大いそがしです。さあ、今年のいちごはどんな味かな? ●『半日村』(えほん は) 半日村(はんにちむら)には、お日さまの光が半日しか当たりません。どうしてそんなに短い時間しか当たらないのかというと、村にとっても高〜い山があるから。お日さまの光がなかったら、お米もおとなも子どもも、元気にはなれません。ある日の朝、一人の子どもが、ふくろをもって、山に登っていきました・・・。絵をつくったのは、滝平二郎(たきだいら じろう)さん。紙に描く絵ではなく、木を彫ったり紙を切り抜いたりしてつくる、版画と切り絵による絵なんです。 お米も野菜も人間も、み〜〜んな元気に育ちますように!! ともだちの本![]() というわけで今回は、「ともだちの本」を紹介します。 ●『ともだちや』(えほん と ) 森のキツネがはじめた商売は、その名も「ともだちや」!一時間100円・二時間200円で、キツネがともだちになってくれます。さて、みなさんなら買いますか?買いませんか?それとも・・・?テレビでも放送された「ともだちや」シリーズの、一番目の本です。 ●『オオカミのともだち』(えほん お ) “ひとりでいるのが、いちばんきらくでいい。”この本に出てくるオオカミは、ずっとそう思っていました。今もやっぱりそう思っています。でも住みかの岩には、だれかさんの顔の絵が、貼ってあるんですよ。お話を書いたのは、「あらしのよるに」シリーズの作者の、木村裕一(きむら ゆういち)さん。絵を描いたのは、『おじぞうさん』・『ふきまんぶく』などで有名な、田島征三(たしま せいぞう)さんです。 一人の時間も楽しい、ともだちと一緒の時間ならもっと楽しい!ですよね! 文責:図書館司書 伊藤かおり 0るい・1るいの一冊![]() ここでは、亀田東小の図書館にある、あんな本こんな本をたくさん紹介しています。これまでの記事は、このページの左下にある「過去の記事」の「○○年度」をクリック→そのページの左にある「ブックラビット」をクリックすると、見ることができます。ぜひ読んでみてください! さて今回は、昨年11月から紹介してきた「○るいの本」の最終回です。 まず「1るいの本」は、道徳や宗教・占いなど「哲学」についての本です。そして「0るいの本」は、百科事典や図書館・博物館などの「総記(そうき)」の本です。 総記って何だろう?と思う人もいるかもしれませんね。図書館で使うことばです。その本の話が、これまで紹介してきた1るいから9るいの「どれも入っている本」と「どれにも入ってない本」を、まとめて「総記」と呼んでいます。「どれも入っている本」には、こんな一冊もありますよ。 『みぢかなぎもん図鑑』(030/み) *本の画像は見つかりませんでした。 これはシリーズの本で、1月から12月まであります。4月の本を見てみると・・・ ●春になるとなぜサクラがさくの? ●絵本はどうやってつくるの? ●どらやきはどうやってつくるの? など、その月にちなんだぎもんや、身の回りのものについての質問がのっています。サクラの話は4るい(植物)、絵本の作り方は7るい(工作)、どら焼きの作り方は5るい(料理)になりますね。 この本によると、どら焼きには「あるもの」が入っています。そのおかげで、皮があのこんがりしたキツネ色になるのだそうです。黒い色をしているのに「むらさき」と言ったり、漢字で「「正油」と書くけれど油じゃない「あるもの」とは・・・?答は、ぜひ本を読んでみてください! |
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