番号の1冊
夏休みが終わると、図書館にはた〜〜〜くさんの本がかえってきました。
夏休み中は一人5冊借りることができたので、亀田東小のみんなが5冊借りたとすると・・・かえってきた本は約4000冊!! それを図書委員のメンバーが、いっしょうけんめい元の本棚にもどしてくれました。おかげで図書館は、また大勢のお客さんに来てもらえて、大にぎわいです。 ところで、本を元の本棚にもどす時、本のどこを見たらよいのでしょう? 答えは「本の背表紙についているシール」です。 亀田東小の図書館では、絵本には赤いシール・そのほかの本には四角いシールが付いています。四角いシールには、3ケタの数字(分類番号といいます)とひらがな一文字が書いてあります。この「3ケタの数字」には、実はヒミツがあるのです! 図書館には、本がたくさんあります。もし本がごちゃごちゃバラバラに本棚に入っていたら・・・読みたい本を見つけるのに、とっても時間がかかってしまいますね。そこで図書館では、本を内容(=どんなことが書いてあるか)で分けてならべ、数字をつけることにしました。 まず最初に、本の内容が物語などの“文学”なら、「9」をつけます。次に、その文学を“書いた人が日本人”なら、「9」の後ろに「1」をつけます。最後にその文学が“物語”なら「91」の後ろに「3」をつけます。 つまり「913」という分類番号には、“文学で、書いた人が日本人の物語”という意味がかくれているのです! この分類番号と意味がいっしょに書いてあるのが、この本です。 『日本十進分類法』(日本図書館協会:発行) この本は、図書館のどこかにそっ・・・と置いてあります。(なので今回は本の画像は無しです)ヒミツがみ〜んな書いてあるこの本、見つけられるかな!? 馬・・・・・・分類番号489.8 いちご・・・・分類番号479.75 古今和歌集・・分類番号911.1351 文責:図書館司書 伊藤かおり |
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