赤飯(3/14)
今日は平成25年度 給食最終日の学校があります。そこで、6年生の卒業とみなさんの進級をお祝いして,お赤飯を炊きました。
昔からお祝いといえば「赤飯」を食べますね。なぜ赤飯を食べるのでしょうか。 昔から赤い色は、災いを避ける力があると信じられてきました。魔よけの意味をこめてお祝いの席で赤飯が食べられるようになったということです。 赤飯は、うるち米(いつも食べているご飯です)ではなく、もち米にあずきやささげという豆を混ぜて蒸すことで赤い色になりますが、地域によっては甘納豆や落花生を入れるところもあり、食紅で赤い色をつけることもあります。 長岡市あたりの郷土料理に、しょうゆで味をつけた「しょうゆ赤飯」と呼ばれるものもありますが、これは赤くはなく、茶色い色をしています。 今日は小豆を混ぜた赤飯です。おいしくいただきましょう。 文責:栄養士 阿部 綾 献立の学習(3/13)
今日の献立は、亀田東小学校の6年MYさんが作ってくれた希望献立です。
〜MYさんのコメント〜 食品があまりかたよらないように気をつけて、値段的にも安くなるようにすることを考えてつくりました。 今日はみなさんが大好きなものを組み合わせたすてきな献立ですね。色合いもきれいでとてもおいしそうです。 また、今日の献立にはとてもたくさんの食品が使われています。なんと23種類もの食品を使っているんですよ。1日に30種類の食品を食べると体にいいといわれています。給食だけで半分以上使っているのはすごいですね。 こんなにいろいろな食品を組み合わせているのに、一食分の予算内にもきちんとおさまりました。食品の値段のことまで考えるのはとても難しいことだと思います。よく考えて作られたよい献立ですね。 平成25年度ももうすぐ終わり、6年生はいよいよ小学校を卒業します。小学校の給食を食べるのも後少しです。 今日の献立は、ふだんからリクエストが多い料理を組み合わせたものになっています。今日の給食が小学校の思い出の一つになると嬉しいですね。 文責:栄養士 阿部 綾 カツカレー(3/12)
今日は、ご飯の上にとんかつとカレーをいっしょに盛り付けて「カツカレー」にして食べてみてください。
「カツカレー」は、東京・銀座の洋食屋さん「グリルスイス」で生まれたとされています。 昭和23年頃、読売ジャイアンツにいた千葉茂さんが、おなかがすいているし、早く食べたい、でもカレーととんかつを別々に食べるのはめんどうだからと、カレーにとんかつをのせてもらったのが始まりだそうです。これがカレーライスに「トッピング」をした始まりで、その後いろいろなものをカレーにトッピングするお店もでてきました。 カツカレーは、「かつ」という言葉が入っているので、試合に勝つ、試験に勝つ(合格する)など縁起をかつぐ日に食べられることも多いですね。 本当は緊張することが多い試験や、大切な試合の前日などは、体調を整えるために油の多い「かつ」より、野菜を多めに使った食事のほうが体にやさしいのでおすすめです。でも、がんばろう!という気持ちを盛り上げるのには「かつ」もいいかもしれませんね。 文責:栄養士 阿部 綾 亀田みそ(3/11)
今からちょうど3年前の3月11日、とても大きな地震がおこりました。東日本大震災です。青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉県などで大きな被害があり、日本中に大きな影響がありました。
亀田でも停電の心配があり、4日間給食がなくなったのをおぼえている人はいるでしょうか。 あれからもう3年がたちました。食べ物をあたりまえに食べられることは幸せなことですね。今日は、あたたかい料理をおなかいっぱい食べられることに感謝していただきましよう。 今日の「キングサーモンのみそ漬け」は「亀田みそ」を使っています。それにちなんで「みそ」のお話です。 「みそ」はむかしから全国各地で作られていて、有名な武将がいた土地には、必ず有名な「みそ」がありました。 徳川家康の三河(みかわ)みそ、伊達政宗の仙台みそ、武田信玄の信州みそ、そして、上杉謙信の越後みそなどです。 「みそ」は調味料という役割もありますが、えいよう面からみれば、すぐれた健康食品ともいえます。それは、えいよう豊富な“だいず”からつくられた食品だからです。 さまざまな実験から、「みそ」には体を元気にして、いろいろな病気を防ぐ効果があることが分かっています。だいずそのものにふくまれる食物せんいはもちろんのこと、発酵の過程で乳酸菌も加わり、おなかの調子をよくする働きがあるのです。一日1杯みそ汁を飲みたいですね。 文責:栄養士 阿部 綾 ご当地グルメ「カリーナ」(3/10)
みなさんは「カリーナ」って知っていますか?
昔、といってもみなさんのお父さんやお母さんが、皆さんと同じくらいの年だった頃人気があった料理で、新潟市の巻地区を中心に53店舗ほどあった「ラーメンタカノ」というお店の定番メニューでした。 「カリーナ」とは焼きそばに、カレーミートソースをかけ、紅しょうがをトッピングした料理です。 一時はなくなってしまいましたが、最近、町おこしのため、「帰ってきたカリーナ」として「まき鯛車商店街」で新メニューとして復活販売されたのです。 今日の給食では、「カリーナ」を春巻きの皮で包んで揚げたカリーナ・スプリング・ロールをとりいれました。2012年の国際ご当地グルメグランプリで審査員特別賞をもらった料理ですが、亀田では初めて食べると言う人が多いと思います。 最近では次々と新製品が開発され、新しくて珍しい料理などを食べる機会が多くなりましたね。その反対に、今ある大好きな食べ物もいつかなくなってしまうかもしれません。 でも,たくさんの人に愛された懐かしい味は、一度なくなっても、また復活することもあるでしょう。給食もそんな思い出の一つになれたらいいなぁと思っています。 文責:栄養士 阿部 綾 じゃがいも(3/7)
じゃがいもは、野菜の仲間といわれることもありますが、実は米や、パンなどと同じエネルギー源になる黄色の食品の仲間です。
しかし、じゃがいもには多くのビタミンCも入っています。ビタミンCは熱に弱く、料理をすると壊れやすいのですが、じゃがいもにたくさん含まれているでんぷんがビタミンCを守ってくれるので、野菜と同じくらいビタミンCがとれるのです。 じゃがいもを収穫してからしばらくすると芽がでてきますが、この芽には「ソラニン」という毒が含まれているので注意が必要です。日にあたって緑色になった皮のあたりにも「ソラニン」があるので芽や緑色の部分はよく取り除いて料理をし、芽の部分は食べないようにしましょう。 文責:栄養士 阿部 綾 3つのスイッチを入れる「朝ごはん」(3/6)
今日は「朝ごはん」のお話です。
みなさんは毎日朝ごはんを食べて学校に来ていますか?また、食べたといっても「パンだけ」とか「バナナだけ」、あるいは「ふりかけごはんとお茶だけ」なんていう人はいませんか? 朝ごはんには、みなさんの「頭」と「体」と「おなか」をおこす3つのスイッチがあるといわれています。でも、食べる品数が少ないと,3つのスイッチが入らないことがあります。どんなものを食べたら、3つのスイッチがはいるのでしょうか。 頭をおこすのはパンやごはん、めんなどのきいろのグループの食べ物です。 体をおこすのは、たまごや魚、なっとうや肉などのあかのグループの食べ物です。 おなかをおこすのがやさいやくだものなどのみどりのグループの食べ物と、飲み物や、汁物です。 あか・き・みどりの3つのグループの食べ物と、のみものまたはしるものがそろっている朝ごはんを食べると,3つのスイッチが入って一日中元気に過ごすことができます。おうちの人にもぜひおしえてあげてください。 文責:栄養士 阿部 綾 ゆかりご飯(3/5)
今日の「ゆかりご飯」の「ゆかり」は亀田産の梅干を漬けた時にいっしょに漬けた「赤しそ」を乾燥させたものです。「赤しそ」は梅干に赤い色をつけるために入れるものですが、漬けている間に梅干の味が移ってとてもおいしくなります。梅干もおいしいですが、しそ漬けを混ぜたご飯もさっぱりとして、おいしく食べられますね。
今日のくだものは「いちご」です。 いちごにはたくさんのビタミンCがふくまれています。中ぐらいのもので8こくらい、大きめのものなら4こくらい食べると、一日に必要なビタミンCをとることができるほどです。 ビタミンCにはめんえき力を高めてかぜを予防したり、はだをすべすべにしたりする働きがあります。しんせんないちごほど、たくさんのビタミンCがふくまれています。 しかし、ビタミンCは水にとけやすいので、いちごを洗うときは、へたをつけたまま、手早く洗うようにしましょう。 文責:栄養士 阿部 綾 クリームソース(2/28)
今日のクリームソースには,牛乳が使われています。寒いと牛乳飲みたくないなと思う人もいると思いますが,成長期のみなさんには,毎日しっかりと飲んでもらいたいものです。一度に飲むとおなかが痛くなると思うので,少しずつ飲むようにしてください。骨の中の成分は,一生のうちで大きく変化します。20代前半でピークをむかえ,あとは年を重ねるごとに骨量が減っていきます。減ってしまうと骨がもろくなって骨折しやすい状態になってしまいます。骨の健康を維持するには,この20代前半の骨量を多くしておくことでその後の骨量の減少をできるだけおさえるしか方法がありません。そのため,子どものころからしっかりとカルシウムをとっておくことが重要です。カルシウムを多く含む食材は,牛乳のほかにも小魚や色の濃い野菜などいろいろありますが,吸収率を考えると牛乳が最も効果的です。ぜひ毎日残さず牛乳を飲んでくださいね。
文責:栄養士 六間口真知子 3月の給食目標(3/4)
今月の目標は「一年間の食生活の反省をしよう」です。
これから、一年間の給食をふりかえる8つの質問をします。自分は○がいくつあるかなと、心の中でかぞえながら聞いてください。 1 食べる前には手洗いをして、きれいなハンカチでふきましたか。 2 感謝のきもちをこめて「いただきます」のあいさつをしましたか。 3 すききらいしないで、なんでも食べましたか。 4 よいしせいで、よくかんで食べましたか。 5 食事にふさわしい会話をしましたか。 6 心をこめて「ごちそうさまでした」のあいさつをいいましたか。 7 食べ終わってから、食器やごみをきちんとかたづけましたか。 8 給食当番の時は、当番の仕事を進んでやりましたか。 いくつ○がついたでしょうか。 ○の数が5つ以下という人は、4月からはもっと「よい食べ方」について関心をもって、まわりの人のことも考えるようにしましょう。○がふえるごとに、体が健康になって給食の時間がますます楽しくなるはずです。がんばりましょう。 ○が6から7という人はもう少しです。×が○になるように4月から気をつけてみてください。 8つ全部が○の人はパーフェクト!すばらしいです。4月からもこの調子でがんばりましょう。 文責:栄養士 阿部 綾 ひな祭り(3/3)
3月3日は「ひなまつり」ですね。ひな祭りには、ひな人形をかざり、ももの花やひしもちをそなえて、しろざけでおいわいをします。
ハマグリのお吸い物や、ちらしずしはむかしからひなまつりには欠かせないごちそうです。ちらしずしは、たくさんの具を混ぜるので、成長しても食べるものに困らないように願いがこめられているといわれています。 また、ひしもちや雛あられに使われている緑・白・赤の3つの色にも意味があります。3月といえば、高い山にはまだ雪が残っていますが、草木は新しい芽をつけ、ももの花がさこうとしています。ひしもちやひなあられの赤はももの花を、白は雪を、みどりは新しい芽をあらわしています。むかしの人はこの3つの色を食べることで、自然のエネルギーをさずかり、健やかに成長できると考えました。自然の恵みを食べ物にあらわすことで、生活をより楽しくしていたのですね。 文責:栄養士 阿部 綾 米粉パン(2/27)
主食には,ごはん,パン,麺などいろいろありますね。ごはんは米と水があればできますが,パンをつくるためには多くの材料を使います。今日の給食の揚げパンに使われているパンは,「米粉パン」です。米粉パンに使われている米粉は,新潟県産のコシヒカリ100%です。そのほか,パンをふくらませるためのイースト,イーストのえさとなる砂糖,パン生地を安定させる塩,パンの味に風味を加える脱脂粉乳,パン生地ののびを良くして出来上がりをふわっとさせるショートニングという材料が使われています。パンを作るためにはいろいろな材料が必要なんですね。米粉パンは,小麦粉パンに比べて油を吸いにくいので今日のような揚げパンには最適です。今日もゆっくりよくかんで食べましょう。
文責:栄養士 六間口真知子 ユネスコの無形文化遺産「和食」(2/26)
昨年の12月に日本の「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。日本は南北に長い地形を持ち,海,山,里の豊かな自然が広がっています。春夏秋冬の四季も明確で季節ごとに旬の食材を生かした料理がたくさんあります。おいしさの決め手となる「うまみ」が和食の特徴です。今日の給食のみそ汁は煮干しでだしをとったので,イノシン酸といううまみが出ています。昆布はグルタミン酸,かつおぶしはイノシン酸,しいたけはグアニル酸といううまみがふくまれており,これらを組み合わせて使うと相乗効果といって,お互いの良いところが合わさってよりおいしくなります。今日もうまみのきいた和食を味わいましょう。
文責:栄養士 六間口真知子 くるみ(2/25)
今日は,鶏肉と大豆のくるみからめが出ています。「くるみ」はアーモンドやごまなどと同じ仲間に分類されます。くるみは脂質が多いですがコレステロールを下げたり,血管をしなやかにしたりする成分がある脂質です。昔から,美しい髪の毛や美しい肌を作るとされてきました。最近の研究では,くるみを食べることで心臓病を防ぐ可能性があることや女性の2型糖尿病に効果があることが報告されています。生活習慣病の一つである糖尿病の患者は日本で890万人で,予備軍を含めると2210万人にも上ります。
このような生活習慣病を防ぐためにも栄養バランスを考え,残さず食べましょう。 文責:栄養士 六間口真知子 献立をたてる学習(2/24)
今日は,亀田西小学校の希望献立です。
今日の献立は,6年生のみなさんに,1食分の献立を考える授業で考えてもらったメニューのひとつです。6点の中から全校投票を行い,6年生のKさんのメニューに決まりました。栄養がかたよらないように,赤・黄・緑の食品をバランスよく考え,ビビンバはみんなに人気だからということで,このメニューを考えてくれたそうです。 ビビンバの肉とナムルをごはんにのせて残さずいただきましょう。 文責:栄養士 六間口真知子 私はだれでしょう?(2/21)
≪給食クイズ≫
今日の給食に使われている食材の「わたしはだれでしょう?クイズ」です。 ヒント1:わたしの原産地は中国です。 ヒント2:旬の時期は冬です。ビタミンCやカリウムを多くふくんでいます。ヒント3:ストレスで表面にごまのような「はんてん」ができることがあります。 さて,わたしはだれでしょう? 1.はくさい 2.もやし 3・さといも 200kgのじゃがいもを使って(2/20)
今日は、「にくじゃが」が出ています。にくじゃがには、「じゃがいも」をたくさん使います。今日は,200kgのじゃがいもを使いました。給食では汁物をつくるときは,たいてい煮干しやかつおぶしでだしをとりますが,にくじゃがはだしを使いません。だしを使わなくても素材の味が出てとてもおいしく仕上がります。じゃがいもは、でんぷんが多くエネルギー源となるため、黄色の食品に分類されますが、ビタミンⅭ、カリウム、食物繊維も豊富に含まれており野菜としての特徴もあります。今日も残さずおいしくいただきましょう。
文責:栄養士 六間口真知子 食育の日(2/19)
今日は,「食育の日」です。今月の給食目標にちなんで,「生活習慣病予防メニュー」にしました。生活習慣病とは,肥満や高血圧,脂質異常症,糖尿病など毎日の良くない生活習慣の積み重ねによってひきおこされる病気です。
今日つかわれている「さば」には血液の流れを良くする働きがあり,打ち豆や切り昆布には,食物繊維が多く含まれています。そして,今日の給食は長寿の合言葉「こまごわやさしい」の食材が使われています。「こ」は米,「ま」は打ち豆,「ご」はごま,「わ」はわかめなどの海藻の「こんぶ」,「や」は野菜,「さ」はサバ,「し」はしいたけなどのきのこ類である「えのきたけ」,「い」はいも類のじゃがいもです。 今日も良くかんで残さずいただきましょう。 文責:栄養士 六間口真知子 キーマカレー(2/18)
今日はキーマカレーが出ています。キーマカレーは,インドの料理で,「キーマ」とは,細かく切った肉のことを表しています。給食では豚ひき肉を使っています。日本人は,カレーを食べるとき,スプーンを使って食べることが多いですが,インドでは,スプーンを使わず,手で食べることが多いです。左手は「不浄」とされているため右手で食べます。インドのカレーは日本人がよく食べるカレーよりも水分が多くサラサラしたカレーが一般的です。しかし,右手の親指,人差し指,中指を使ってカレーとごはんを混ぜ合わせながら上手に食べます。世界にはいろいろな食文化があって興味深いですね。今日も残さずいただきましょう。
文責:栄養士 六間口真知子 ミネラルたっぷりの『日本型食生活』(2/17)
今日はカルシウムや鉄などのミネラルたっぷりの『日本型食生活』のメニューです。人間は,20代をピークにだんだん骨が弱っていきます。将来骨が弱くなって骨折しないためにも,今の成長期のうちにしっかりとカルシウムをとっておくことが大切です。カルシウムは強い骨を作るだけでなく,筋肉の伸縮や神経を安定する働きがあります。
ひじきの炒め煮は,残量が多くなりがちなメニューですが,成長期のみなさんにぜひ食べてもらいたい食材がたくさん入っています。白いご飯にのせて五目ごはんのようにして食べてもおいしく食べれると思います。ぜひ残さず食べてくださいね。 文責:栄養士 六間口真知子 |
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