食事のあいさつ(5/16)
今日は、食事のマナーのひとつ、『食事のあいさつ』についてお話します。
食事をする前は『いただきます』、食事をした後は『ごちそうさまでした』といいますね。いただきますとは、わたしたちの命のために動物や植物の命をいただきますという意味です。古くから人間は、自然の恵みをもらって生きてきました。ごちそうさまとは、漢字で書くと、「ち」と「そう」は、どちらも走り回るということを表します。昔は、お客様をもてなすために、野山を走り回って獲物をとったり、山菜をとったりしました。そんな命がけの働きに対してお客様が心からの感謝の気持ちを表した言葉です。おうちでも給食でも感謝の心をもって食事のあいさつをしましょう。 文責:栄養士 六間口 毎月19日は「食育の日」(5/17)
あさって19日は,「食育の日」です。毎月19日は食育の日です。最近では,スーパーやテレビでも『食育の日』を宣伝しています。食育の日は,食に関することに興味を持ち,食事のマナーに気をつけたり,おうちで食事のお手伝いをしたり,何かできることに挑戦してくれるとうれしいです。あさっては,残念ながら日曜日のため給食がありません。そこで,今日は『食育の日』にちなんだメニューにしました。今月の目標の「日本型食生活を知ろう」にちなんで日本型食生活の基本である「こまごわやさしいメニュー」にしました。こまごわやさしいメニューとは,それぞれの頭文字の食材を一食に入れると栄養バランスがとれ,健康に過ごせるというメニューです。では,今日の給食に「こまごわやさしい」が入っているか確かめてみましょう。まず,こまごわやさしいの「こ」は,米です。「ま」は,豆類です。今日は,みそ汁にとうふが入っていますね。「ご」は,ごまなどの種実類,「わ」は,わかめなどの海藻類。今日は,くきわかめが出ています。「や」は,野菜。「さ」は,魚。さけが出ていますね。「し」は,しいたけなどのキノコ類。みそ汁の中にえのきたけが入っています。「い」は,いも類。みそ汁の中にじゃがいもが入っています。こまごわやさしいメニューを残さず食べてくださいね。
文責:栄養士 六間口 からがむきやすい卵は?(5/15)
今日の給食には、厚焼き卵が出ています。卵はビタミンCや食物繊維をのぞくほとんどの栄養素が含まれているため「食材の王様」ともいわれています。ゆで卵を作るとき、からがむきやすい卵はどれでしょう?
1.生まれてすぐの新鮮な卵 2.生まれて1日くらいたった卵 3.生まれて1週間くらいたった卵 若竹汁(5/14)
今日は、若竹汁が出ています。たけのこが入っていますね。たけのこは、漢字で書くと、竹かんむりに、「旬」と書いて、筍となり、まさに旬の味です。
たけのこは、種類によって違いがありますが、一日で20〜30cmものびます。成長が早く、芽がでて、10日もすると「竹」になってしまうそうです。たけのこは、ビタミンや食物繊維が多い食材です。みなさんも竹のようにぐんぐん成長できるように残さず食べてくださいね。 文責:栄養士 六間口 給食クイズ(5/13)
今日は、アスパラガスが出ています。普段は、緑色のアスパラガスを食べていると思いますが、白いアスパラガスもあります。どちらも同じ種類ですが、育て方が違います。さて、どのように育てると白色のアスパラガスできるのでしょうか?
1.白い肥料をやる 2.水をやらない 3.日光に当てない ハヤシライス(5/10)
今日のハヤシライスには、玉ねぎが使われています。ハヤシライスや、カレーライスの日は玉ねぎをたくさん使います。今日は全部で130kgも使いました。玉ねぎを調理しているとツンとして涙が出るのは、「アリシン」という成分があるからです。これは、辛味、香り、甘み、風味をつけるほか、薬効もあります。今日ものこさずおいしくいだだきましょう。
文責:栄養士 六間口 食器の持ち方(5/9)
今日は給食マナーのひとつ、『食器の持ち方』についてお話します。食器の正しい置き方は、手前の向かって左側がごはん茶碗です。パンやめんの日は、ごはんと同様のところに置きます。汁物は、ごはん茶碗の隣である、手前の向かって右側に置きます。おかずのお皿は奥に置きます。はしやスプーンは一番手前に置きます。牛乳は右の奥に置きます。毎日このように置いて給食を食べましょう。
文責:栄養士 六間口 給食クイズ(5/8)
<給食クイズ>
今日は、かきたま汁に卵が入っていますね。みなさんがよく食べている卵は、にわとりの卵です。さて、にわとりは、一年間に何個卵を産むでしょうか? 1,100個 2,300個 3,600個 もずく(5/7)
今日は、もずくのスープが出ています。もずくのぬめり成分のフコイダンには、コレステロールを排出したり、がん細胞に抵抗力を強める作用があります。
もずくには、がん細胞の活動を抑える成分があり,食物繊維も豊富なためおなかの中をきれいにしてくれる働きもあります。もずくは,沖縄もずくが有名ですが,県内では佐渡でとれます。今日も残さずいただきましょう。 文責:栄養士 六間口 5月の給食目標(5/2)
今月の給食目標は、「食事のマナーを身につけよう」と「日本型食生活を知ろう」です。
食事マナーは、たくさんあります。そこで、今月は食事のマナーについて詳しく放送していきたいと思います。 今日は、食べる時の姿勢についてお話します。 みなさんは、給食時間やおうちで食事をする時、どのような姿勢で食べていますか?基本的には、授業中と同じく、姿勢よく座って食べることが大切です。机と自分の体の間は、握りこぶしひとつ分あけるといいと思います。 背筋がのびると見た目が美しくなるだけでなく、消化や吸収がよくなります。 今日は、いちごがでています。『いちご』は、赤い食べられる部分とつぶつぶした部分がありますね。赤い部分が『いちごの実』だと思いがちですが、実は、つぶつぶの部分が『いちごの実』です。では、いちごの種はどこにあるのでしょうか?いちごの種は、このつぶつぶのいちごの実の中にあります。 文責:栄養士 六間口 端午の節句(5/1)
今日は子供の日メニューです。5月5日は「端午の節句」として、鯉のぼりを立てて、しょうぶやよもぎを軒にさし、ちまきや柏もちを食べて健康や豊作を祈りました。今日の給食には柏餅をつけました。『かしわの葉っぱは食べるのですか』という質問をよくされるのですが、かしわの葉っぱは食べません。かしわの葉が使われるのは、柏の葉が、新芽が出るまで葉が落ちないため、家系が絶えない、子孫繁栄という願いのこめられた縁起のいい葉っぱだからです。
みなさんが毎日健康で過ごせるように、残さずいただきましょう。 文責:栄養士 六間口 「もったいない」(4/30)
「もったいない」という言葉が世界で注目されています。エネルギーや生活に欠かせない資源を大切にするなど,環境問題を考えると確かに「もったいない」という言葉がでてきますが,食べるものも同じですね。私たちは、動物や、植物の命をいただいて生きています。食べ物を粗末にすることは、生き物の命を粗末にすることになります。嫌いだからとか、食べたくないからなど、深く考えず、食べ物を残して捨ててしまうことはありませんか?捨てられた命はもったいないですね。
そして、食事ができることに感謝の気持ちをこめて、「いただきます」「ごちそうさま」をいいましょう。 文責:栄養士 阿部 綾 「ラ・フォルジュルネ」にちなんで(4/26)
みなさんは「ラ・フォルジュルネ」って聞いたことがありますか?4月の26日から28日まで新潟で行われるクラシック音楽祭で,4月21日と今日は,プレ公演が行われます。世界中からアーティストが集まり,音楽を楽しむお祭りで,今年のテーマは,「モーツアルト」なのだそうです。モーツアルトは3歳でピアノに似た楽器を演奏し,5歳で作曲を始めた音楽の天才で,35歳で亡くなるまで700曲以上もの曲を作っています。代表曲もたくさんあり,トルコ行進曲や,アイネ・クライネ・ナハトムジーク,ジュピターなどみなさんがよく知っている曲も多いと思います。
そこで,給食でもモーツアルトの出身地オーストリア(ウイーン)の料理を紹介したいと思います。 オーストリアの首都ウィーンは,クラシック音楽が盛んで「音楽の都」とも呼ばれています。ヨーロッパの真ん中にある国で,隣り合っている国のハンガリー,チェコ,イタリア,ドイツなどさまざまな国の食材や料理を取り入れ,より洗練した独自の料理を作り上げ,また,他の国の料理にも影響を与えました。 ・フルーツデニッシュパン デニッシュとは,「デンマークが由来」という意味ですが,デンマークではデニッシュパンを「ウィーンのパン」と呼ぶそうです。バターを多めに使い,生地を何層にも重ねてさくさくした食感をだしたパンです。 ・ボーネンズッペ 「ボーネン」が「まめ」,「ズッペ」というのが「スープ」という意味です。オーストリアでは豆料理のときは,食べるとおなかが張るため,必ずボーネンクラウトというハーブを入れて緩和するそうです。残念ながら日本では手に入らなかったので,香りがよく似ている「タイム」というハーブを入れてみました。 ・ヴィーナーシュニッツェル 「ヴィーナー(ウィンナー)」というのは「ウィーンの」という意味です。イタリアからウィーンへ伝わった料理で,なんと日本のとんかつのもとになった料理だそうです。今日は豚肉で作りましたが,牛肉でも,鶏肉でもよいのだそうです。モーツアルトも大好きだった料理です。 ・カートッフェルザラート 「ザラート」というのが「サラダ」という意味だそうです。オーストリア料理では肉の付け合せはじゃがいもや,ポテトサラダが多いのだそうです。 文責:栄養士 阿部 綾 にんじん
にんじんは,どんな料理にも合い,一年中使われていますね。きれいなオレンジ色は,料理をおいしそうに見せてくれます。
どうして給食にはよくにんじんがでるのでしょうか。それは,みなさんの体に必要な栄養がたくさんあるからです。 にんじんにたくさん含まれている栄養素は,ビタミンAです。ビタミンAは,暗いところでよく目が見えるようにしてくれる働きや,鼻やのどを強くして,かぜをひかない体にしてくれる働き,つやつやで丈夫な皮膚を作る働きがあるのです。 文責:栄養士 阿部 綾 ゆかりごはんの「ゆかり」とは?(4/24)
「ゆかりごはん」の「ゆかり」とは紫色の別名のことです。ゆかりごはんに混ざっている紫色のものは,「赤しそ」という野菜です。「赤しそ」は,ヒマラヤやビルマ,中国が原産で,日本には中国から伝えられたといわれています。梅干に赤い色をつけるのも,この「赤しそ」です。しそは,独特の香りがあり,食べると食欲がでます。また,胃を丈夫にする働きもあり,食中毒の予防にもなるそうです。
中国にはこんなお話があります。昔,洛陽というところに住んでいた若者がかにを食べ過ぎて,食中毒を起こしてしまいました。そのとき,有名なお医者さまの「華陀」という人が,薬草を煎じ,紫色の薬を作りました。この薬を飲んで,若者は命を救われ,たちまち元気になったのです。そして,この薬草のことを,紫の蘇る葉という意味の漢字を使って「紫蘇」と呼ぶようになったということです。 文責:栄養士 阿部 綾 ヨーグルト(4/23)
ヨーグルトは、牛乳に乳酸菌を入れて30度くらいの温かいところに置いておくとできます。乳酸菌は、人や動物の胃や腸の中にもいて、体にとって毒になる細菌をやっつけてくれています。ヨーグルトを食べると体の中の乳酸菌が増えるので胃や腸の調子がよくなります。
最近では,乳酸菌の種類によって,インフルエンザを予防したり,花粉症などに対する免疫を強くしたりする効果のあるヨーグルトも出回るようになりました。今,とても,注目されている食品です。 文責:栄養士 阿部 綾 春キャベツを使った味噌汁(4/22)
今日は春キャベツを使ったみそ汁です。キャベツは一年中出回っていますが,春と,秋の2回たくさんとれる時期があります。特に春キャベツはみずみずしく柔らかいのが特徴です。
キャベツは、ギリシャ時代から薬として食べられてきました。ビタミンUという栄養素がたくさん入っていて、胃や腸の調子を整え、傷ついた胃をなおしてくれる働きがあるので、おなかが弱い人にはとてもいい野菜です。ビタミンUは加熱すると壊れてしまうので、生で食べるか、みそ汁やスープなどにして、汁ごと食べると、たくさんの量が食べられます。 文責:栄養士 阿部 綾 毎月19日は食育の日
毎月19日は食育の日です。みなさんに食べ物のことをよく考える日にしてほしいと思います。
今日は4月の旬,「たけのこ」を使ったたけのこご飯を紹介します。 筍という漢字の下の部分は,旬という漢字になっています。この漢字には10日という意味があります。芽生えて10日のうちに食べないと,固くて食べられなくなってしまうところからこんな漢字になったといわれています。たけのこは,「朝とったものをすぐに食べよ」といわれるほど,新鮮さが味を大きくかえてしまう食べ物です。水煮のたけのこや缶詰なども一年中出回っていますが,新鮮なたけのこの風味はこの時期にしか食べられないものです。春との出会いの味をみなさんにもよく味わってほしいですね。 文責:栄養士 阿部 綾 よい歯の日(4/18)
今日は4月18日です。4(よ)1(い)は(8)のごろあわせで「よい歯の日」だそうです。給食でも,みなさんによくかんでもらうために,「てっかみそ」を取り入れました。
鉄火とは「荒々しい」という意味です。ごぼうやにんじんを勢いよく炒める様子や炒めたときに出る音が荒々しさを感じさせたのでしょう。 鉄火みそに入っているごぼうは,野菜の中でもとくに食物繊維をたくさんふくんでいます。食物繊維は,人間の消化酵素では分解できないので,消化されず,体の外に出されてしまいます。こんな風に聞くと,何の役にも立たない余計なもののようですが,余分な脂肪の吸収を防いで,太りすぎを予防し,糖尿病や,動脈硬化などのこわい病気も予防してくれるすばらしい働きがあるのです。大豆と一緒に,ごぼうもよくかんで,食べてくださいね。 文責:栄養士 阿部 綾 メンチカツ(4/17)
メンチカツは洋食の一つで,牛肉や豚肉のひき肉にみじん切りのたまねぎ,塩,こしょうなどの調味料を混ぜ,パン粉をつけ,揚げて作ります。
明治時代に,東京・浅草の洋食店が,「ミンスミートカツレツ」という名前で販売したのが,だんだん縮まって「メンチカツ」と呼ばれるようになったといわれています。ミンスというのは英語でひき肉という意味です。このミンスがなまってメンチになったのかもしれませんね。 しかし,大阪や関西のほうでは「メンチカツ」ではなく,「ミンチカツ」と呼ばれているのだそうです。ミンチというのも肉をひくという意味なので同じ意味の言葉なのですが,日本の東西で同じ料理で呼び名が違うというのは,なんだかおもしろいですね。 文責:栄養士 阿部 綾 |
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